検定年度中の教科書閲覧問題に関する学校職員の処分等

記 者 発 表 資 料
平成28年3月30日
(担当)教育局教職員課
( 内 線 )7 2 0 - 4 3 2 0
(直通)214-8870
検定年度中の教科書閲覧問題に関する学校職員の処分等について
教科書発行者が教員に検定中の教科書を見せた上、謝金等を渡していた問題で、
仙台市分を調査した結果、該当者が21名いました。(3月15日発表)
該当者について、教科書採択への影響はなかったと判断したものの、教科書採択
制 度 に 対 す る 信 頼 を 揺 る が し か ね な い 事 態 を 招 い た こ と や 、営 利 企 業 従 事 ※ 許 可 の 届
出 を 怠 っ た こ と 等 か ら 、す で に 退 職 し て い る 者 2 名 、な ら び に 現 在 海 外 勤 務 の 者 1 名
を除いた18名に対して、本日処分等を行いました。
1
処分等の概要
事案発生時の
職位
2
処
訓告
分
等
文書厳重注意 口頭厳重注意
校長
2
0
0
教頭
2
3
0
教諭
0
4
7
計
4
7
7
再発防止に向けた取り組み
(1)服務規律の徹底について
①2月8日に開催した合同校長会で、営利企業従事の届出等については事前に
文書で申請し、教育委員会より許可を受けるように指示した。
②3月16日付通知文書「教科書検定・採択に係る職員の服務規律の徹底につ い
て」にて、教科書検定期間中および採択期間中における教科書発行者との接触
にあたっては、市民から不信や疑念を持たれることがないように注意すること
を重ねて校長に指示した。
(2)コンプライアンス研修の一層の充実
今後の合同校長会等の場において、各学校設置のスクール・コンプライアン
ス委員会やコンプライアンス研修において、営利企業従事や教科書採択制度に
おける留意点等について学校職員一人一人が認識を深める指導を行うよう、指
示する。
※営利企業従事(兼職及び他の事業等の従事)
教育公務員は教育に関する他の職を兼ね又は教育に関する他の事業若しくは事務に
従 事 す る こ と が 本 務 の 遂 行 に 支 障 が な い と 任 命 権 者 に お い て 認 め る 場 合 に は 、給 与 を 受
け 又 は 給 与 を 受 け な い で そ の 職 を 兼 ね 、又 は そ の 事 業 若 し く は 事 務 に 従 事 す る こ と が で
きる(教育公務員特例法第17条)