交付金交付要綱 [PDFファイル/91KB]

○村上市雇用創出型創業チャレンジ事業交付金交付要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、事業者等が市内で創業をする際の初期資金の一部を支援し、地域に物や
資金の循環を促すとともに、仕事をつくり地域経済を活性化しながら安定的な雇用を生み出
すことを目的として予算の範囲内で交付金を交付するものとし、その交付に関しては、村上
市補助金等交付規則(平成20年村上市規則第50号)に規定するもののほか、この要綱に定める
ところによる。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 新規雇用者
(2) 協定金融機関
創業することにより新たに雇用する者をいう。
市と当該交付金のために協定を締結した金融機関をいう。
(交付対象者)
第3条
交付金の交付対象となる者(以下「対象事業者」という。)は、市内に在住する個人
(創業までに市内に住所を置く個人を含む。)又は市内に本店等を置く事業者(創業までに
市内に本店等を置く事業者を含む。)で、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
(1) 中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項に定める中小企業者及び小規模企
業者
(2) 農業協同組合法(昭和22年法律第132号)第72条の8に定める農事組合法人
(3) 市長が特に必要と認めた者
(交付対象事業)
第4条
交付金の対象となる事業(以下「交付対象事業」という。)は、対象事業者が市内で
新たに創業する事業のうち、中小小売商業振興法(昭和48年法律第101号)第4条に定める連
鎖化事業若しくは同法第11条に定める特定連鎖化事業に該当又は類似すると市長が認めるも
のを除き、次のいずれにも該当するものとする。
(1) 新規雇用者を3年間以上継続して雇用すること。
(2) 創業に要する費用について、協定金融機関から償還期間3年以上の融資を受けること。
(3) 当該事業について、市の支出が含まれる補助金等の交付を受けないものであること。
(交付金の額)
第5条
交付金の額は、村上市雇用創出型創業チャレンジ事業において、新規雇用者の人数に
応じ、次に定める金額を上限として必要な額を交付する。
(1) 新規雇用者1名のときは、200万円を限度とする。
(2) 新規雇用者2名以上のときは、400万円を限度とする。
(交付対象経費)
第6条
2
交付対象経費は、別表に掲げる費用とし、当該年度に必要な費用とする。
前項に規定する費用は、創業にかかる初期費用とし、初回申請年度の費用のみ適用するも
のとする。
(交付申請)
第7条
対象事業者が交付金を受けようとするときは、村上市雇用創出型創業チャレンジ事業
交付金交付申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)に、次の書類を添えて市長に提
出しなければならない。
(1)
事業計画書
(2)
収支予算書
(3)
交付額積算明細書
(4)
新規雇用計画書
(5)
協定金融機関の融資を受けたことがわかる書類の写し
(6)
その他市長が必要と認める書類
(交付金の決定)
第8条
市長は、前条に規定する申請書及び関係書類が提出されたときは、その内容を審査し、
交付を決定したときは、村上市雇用創出型創業チャレンジ事業交付金交付決定通知書(様式
第2号)により、交付しない旨の決定をしたときは、その理由を付して村上市雇用創出型創
業チャレンジ事業交付金不交付決定通知書(様式第3号)により、当該申請をした対象事業
者(以下「交付金事業者」という。)に通知するものとする。
(交付金の概算払)
第9条
市長は、交付金事業者が創業するために必要があると認めたときは、新規雇用者の雇
用の事実を確認後に交付金の概算払をすることができる。
2
前項の規定により、交付金事業者が交付金の概算払を受けようとするときは、村上市雇用
創出型創業チャレンジ事業交付金概算払請求書(様式第4号)を市長に提出しなければなら
ない。
(事業計画等の変更)
第10条
交付金事業者は、交付対象事業の内容に変更があるときは、村上市雇用創出型創業チ
ャレンジ事業交付金変更交付申請書(様式第5号。以下「変更交付申請書」という。)を市
長に提出しなければならない。ただし、交付決定額に変更がなく、軽微な変更と認められる
ときは、この限りではない。
2
市長は、前項の規定に基づく申請書を受理したときは、これを審査し、内容が適正である
と認めたときは、村上市雇用創出型創業チャレンジ事業交付金変更交付決定通知書(様式第
6号)により交付金事業者に通知するものとする。
(実績報告)
第11条
交付金事業者は、当該年度終了後30日以内に村上市雇用創出型創業チャレンジ事業交
付金実績報告書(様式第7号)に、次に掲げる書類を添えて市長に提出しなければならない。
(1)
事業報告書
(2)
収支決算書
(3)
その他市長が必要と認める書類
(交付金額の確定)
第12条
市長は、前条の規定による実績報告があったときは、その内容を審査し、交付金の額
を確定するものとする。
2
市長は、前項の規定により交付金の額を確定したときは、村上市雇用創出型創業チャレン
ジ事業交付金交付額確定通知書(様式第8号)により交付金事業者に通知するものとする。
(交付金の精算)
第13条
交付金事業者は、前条の規定による確定通知を受けたときは、速やかに交付金を精算
しなければならない。
(交付金の取消及び返還)
第14条
市長は、次のいずれかに該当すると認められたときは、交付金の交付決定を取消し、
交付金の全額又は一部の返還を命じることができる。
2
(1)
偽りその他不正な行為によって交付金を受けたとき。
(2)
交付金事業者の都合により、創業から3年未満で事業を廃止するとき。
(3)
交付申請時の事業計画と異なる事業内容で創業していると認めたとき。
(4)
その他当該交付金の目的に適合しないと認められたとき
市長は、前項の規定により、交付金の交付の決定を取消し、交付金の全額又は一部の返還
を命じるときは、交付金事業者に対し、村上市雇用創出型創業チャレンジ事業交付金返還(取
消)通知書(様式第9号)により通知するものとする。
3
前項の規定により交付金の返還命令を受けた交付金事業者は、指定された期日までに交付
金を返還しなければならない。
(雇用状況等報告)
第15条
交付金事業者は、創業に際し新規雇用した年から3年間にわたり、新規雇用者の雇用
状況等について市長に報告するものとする。
(その他)
第16条
この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附
則
この要綱は、平成 28 年4月1日から施行する。
別表(第6条関係)
交付対象経費
対象となる経費
説明
(1)
事前調査費
事業を実施するための事前の調査に係る経費
(2)
設計費
事業で用いるシステムや設備の設計に係る経費
(3)
工事監理費
(4)
建築・設備工事費
(5)
設備購入費
事業の遂行に必要な設備の購入に係る経費
(6)
原材料・商品仕入れ費
事業の遂行に必要な原材料及び商品の調達に係る経費
(7)
修繕費
事業の遂行に必要な施設や設備の修繕に係る経費
(8)
光熱水費
事業の遂行に必要な施設や設備の光熱水費
(9)
備品費
事業の遂行に必要な備品の購入に係る経費
(10) リース・レンタル費
事業の遂行に必要な施設の整備工事や機械装置設置工
事の監理に係る経費
事業の遂行に必要な施設の建築工事や設備工事に係る
経費
事業の遂行に必要な設備のリース・レンタルに係る経費
事業の遂行に必要な情報、意見等の交換、検討のための
(11) 会議費・旅費・交通費
会議の開催や視察に要する経費で、事業に関係しない飲
食費用を除いた経費
(12) 通信運搬費
(13) 広告宣伝費
事業に直接要する通信回線回線の月々の使用料及び資
料等の郵便発送料等
事業に必要な情報を発信するために必要な経費
(14) 人件費
備考
給与、賃金、諸手当及び社会保険料等の雇用に係る経費
の内、事業者本人及びその家族以外の経費
対象となる経費が他の補助金等の対象経費に算入されている場合は、当該交付金の交
付対象経費として算定しないものとする。