阪神地区高等学校における福祉科(仮称)整備事業(PDF:74KB)

投資事業評価調書(新規)
部 局
課室名
1
記入者
職氏名
高校教育課長 清瀬 欣之
(副課長兼管理班長 杉谷 康志)
事業の概要
事業名
所 在 地
事業目的
事業内容
事業スケ
ジュール
2
教育委員会事務局
高校教育課
阪神地区高等学校における福祉科
(仮称)整備事業
528,597 千円
63,130 千円
尼崎市武庫之荘8-31-1 兵庫県立武庫荘総合高等学校
人口密度が高く、また、福祉科が設置されていない阪神地区の県立高校に介護福祉士
養成課程を有する学科を設置し、人材不足が懸念される福祉分野に就業する人材を育成
する。
(予定地) 武庫荘総合高等学校(尼崎市武庫之荘)
(設置学科)介護福祉士養成課程を有する学科 (現状:総合学科)
(規 模) 120名(40名×1クラス×3学年)
(学 区) 全県学区
(整備内容)約 2,244 ㎡(4階建1棟)
「福祉系高等学校等設置及び運営に係る指針」により必要となる教室整備のため、
既存の溶接実習棟を福祉・溶接実習棟に改修
介護実習室、入浴実習室・準備室、更衣室、演習室、学生相談室、レクレーション実
習室、ソーシャルワーク室、福祉機材室、福祉準備室 等
アーク溶接実習室、ガス溶接実習室、管理室 等
平成 28 年4月~ 建築工事、解体撤去工事設計
平成 28 年 10 月~ 解体撤去工事
12 月 工事入札・契約
平成 29 年 1月
建築工事着工
3月
福祉系高等学校等設置計画書を文科省・厚生労働省へ提出
10 月 福祉系高等学校等指定申請書を文科省・厚生労働省へ提出
平成 30 年 1月
建築工事完成(予定)
4月
福祉科開設
基準に基づく評価
項 目
必要性
総事業費
28 年度当初
予算計上額
説
明
介護従事者の状況については、人手不足が慢性的であり、将来的にも不足が懸念され
る。人口密度が高く、また、福祉科が設置されていない阪神地区の県立高校に介護福祉
士養成課程を有する学科を設置することで、懸念される人手不足を解消するための人材
を育成に資する。
①兵庫県における 2025 年に向けた介護人材需給推計(H27.6.24 厚生労働省発表)
2017 年度 2020 年度 2025 年度
需要見込み(人)
97,577
107,345
121,812
(うち介護福祉士)
(34,091) (38,079)
(43,098)
供給見込み(人)
84,614
93,355
98,649
充足率
86.7%
87.0%
81.0%
需給ギャップ(人)
12,963
13,990
23,163
②兵庫県における職業別職業紹介状況
(H27.11 厚生労働省兵庫労働局職業安定部発表)
家庭生活支援サービス
の職業
介護サービスの職業
有効性
・
効率性
環 境
適合性
優先性
審査会
意 見
新規
求人数
有効
求人数
新規
求職者数
有効
求職者数
充足
数
有効求人
倍率
98
144
10
38
3
3.79
2,578
8,258
583
2,694
289
全ての職業
3.07
0.94
県立高校福祉科出身者は、高校選択において福祉の道を選び、資格取得にも意欲的に
取り組むため、結果として福祉関連施設等への就職率が高く、即戦力として活躍すると
ともに、離職率も低く、福祉関係者からは精神面での強さがあるなどの評価を受けてい
る。(県立高等学校介護福祉士養成課程の福祉関係就職率 94.6%(H26 年度卒業者)
)
整備は既存の溶接実習棟を福祉・溶接実習棟に改修となるため、新たに周辺環境に配
慮すべき特段の影響はない。
介護従事者の状況については、人手不足が慢性的であり、将来的にも不足が懸念され
ており、本県においても介護人材不足が懸念されるため早急な対応が求められる。
事業の必要性、有効性及び優先性が認められることから、整備を推進することは、妥
当である。