コンプリートデンチャー特論 担当教員:佐藤幸司 臨床教授、丸山 満 講師 授業時間:30 時間 領域 関連性 関心・意欲 ◎ 態度 ◎ 知識・理解 ◎ 思考・判断・表現 ◎ 技能 ◎ 授業科目概要 治療義歯製作カテゴリー(入門編)と機能回復義歯の製作カテゴリー(応用・発展編)について、エ ビデンスに基づいた総義歯製作法を勉強します。 学習目標(一般目標) ・総義歯に求められる咬合理論を理解する ・治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)と完成義歯(ファイナルデンチャー)について最新理論と 技法を理解する ・総義歯製作における臨床技工のガイドラインを実習から学ぶ ・医療専門職として自らのキャリア設計を身につける 学習目標(到達目標) ・科学的根拠を持ちながら総義歯製作を行うことの必要性を理解できる ・根拠を導き出すためのガイドラインの重要性を理解できる ・歯科医療人としての自律的な態度と広い視野で専門的キャリア設計ができる 成績評価方法 実習評価(50%)、レポート評価(50%) 成績評価基準 講座を通じて、臨床学の能力が伸びているかをメジャーメントする 学修成果 主訴に対する臨床的術式が、より客観的に理解でき思考能力の判断が出来る。 予習 参考書に目を通して頂く。 復習 講座レポートを作成する。 指定教科書 特になし。 参考図書等 初心者のための総義歯製作法(クインテッセンス出版) 効率的な総義歯製作の技法(第一歯科出版) 4-step で完成 B.P.S110 パーフェクトマニュアル全無歯顎症例に対応(クインテッセンス出版) 授業計画 第 1~2 回(5/28) (実務家教員による座学)1 時間×2 回=2 時間 第 3 回(5/28) 概論 オリエンテーション 歯科技工士も学んでおきたい ・Case History (患者の既往歴) ・Oral Examination (口腔内観察) ・Model Examination (模型観察) (実務家教員による座学・実習)1 時間 第 4~7 回(5/28) コースオリエンテーション レクチャー&プレゼンテーション 臨床模型の考察 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー) 総義歯学の咬合論と製作考察 (実務家教員による実習)1 時間×4 回=4 時間 第 8 回(5/29) 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)の製作 ・ベースプレート・咬合床製作と咬合器への模型装着 ・咬合論と製作ガイドライン ・前歯部人工歯排列のポイントと咬合(機能的・審美的)ポジション ・ガイドラインとなる咬合平面(カンペル)板を用いた排列 ・上下顎の臼歯部人工歯排列と歯肉形成 (実務家教員による実習・双方向)1 時間 咬合チェックと完成 まとめディスカッション 第 9~15 回(5/29) (実務家教員による実習)1 時間×7 回=7 時間 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)について学習 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)の重合 第 16~20 回(7/2) (実務家教員による実習)1 時間×7 回=7 時間 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)について学習 治療用義歯(プロビジョナルデンチャー)の重合 完成義歯製作の為の模型の咬合器装着 第 22 回(7/2) (実務家教員による座学)2 時間 レクチャー&プレゼンテーション 機能回復後の完成義歯(ファイナルデンチャー) 総義歯学の咬合論と製作考察 (実務家教員による座学)2 時間 第 23 回(7/2) 研究考察 総義歯製作に必要な解剖学 筋肉及び粘膜組織を考察した模型の読み方 (実務家教員による座学)2 時間 第 21 回(7/2) 研究考察・(咬合理論) 有歯顎・無歯顎の咬合と咬合様式 第 24~27 回(7/3) 第 28 回(7/3) (実務家教員による実習)2 時間×4 回=8 時間 機能回復後の完成義歯(ファイナルデンチャー)の製作 ・Gothic Arch(ゴシックアーチ描記)の設定基準と読み取り方 ・人工歯選択の基準(前歯部、臼歯部) ・Angll の分類 class1,class2,class3 の症例別考察 ・2-D,3-D のテンプレートを用いた症例別人工歯排列法を前歯部から行 う。(咬合理論に基づいて排列する) ・各症例別に基準、ガイドラインに基づいて個性排列を下顎臼歯、上顎臼 歯と行う。 (デンチャースペースを考慮) ・周囲筋肉に調和させた歯肉形成を生理的、機能的考察を行いながら実 習する。 ・デンチャーステインテクニックについて(表面ステインと内部ステインを考 察) (実務家教員・双方向) まとめ、ディスカッション(質疑応答) 第 29~30 回(7/3) (座学) 完成義歯・治療義歯についての自主学習、 レポート作成 要件授業時間数 16/30
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