SHIBAURA INSTITUTE OFTECHNOLOGY

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2016 年 3 月 29 日
~空き家問題の解決を通じて、地域と人をつなぐ~
学生が伊豆の消防団跡地をリノベーション
「まちのシェアキッチン」オープン
芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上雅人)の学生プロジェクト団体「空き家改修プロジェクト」が
取り組んでいた、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にある地元消防団「第六分団」の器具置き場跡地をシェアキッチ
ンへと改修するプロジェクトが完成を迎え、
「ダイロクキッチン※」と名付けられ 2 月 27 日・28 日にオープニ
ングイベントを開催しました。※東伊豆町消防団の第六分団器具置き場だったことから「ダイロク」と命名
地域住民、観光客、学生など、この地を訪れるひとびとを「食」でつなぐコミュニティの場とすることを目指して
つくられたこのシェアキッチン。東伊豆町から補助金を得て、学生たちの手で 1 年かけて改修作業を行ってきました。
改修前
改修後
【オープニングイベントの様子】
オープニングイベントでは、東伊豆町長などとともにテープカットを行い、地場産野菜や静岡県立稲取高校の生徒
がつくったケーキなどの販売をはじめ、地元グルメ「かき菜の雑煮」の無料配布などを実施。
この他にも夜には酒場を開き、地元のお酒を提供して人々の交流の場を持ったり、稲取を舞台にした映画の上映会
を行うなどの企画を実施し、地元自治体や学校、住民などと一体になって完成のお披露目を行いました。期間中は、
地元住民や観光客などが多く立ち寄り、交流を行う場面が多く見られました。
キッチン設備を整え、「食」を通じて
地域の交流促進を目指していく
町内外から多くの来場者が訪れ、互
いに交流する機会となった
地元の高校生も出店するなど、地域と
一緒になってイベントを実施
【今後の予定】
今後は、プロジェクトの学生を中心に NPO 法人を立ち上げて管理・運営を行っていき、希望者を募って期間限定の
ショップを開けるような場所として機能させたり、定期的にイベントを開催して稲取を盛り上げていく拠点づくりを
続けていく予定です。
全国的に増加している空き家問題を解決し、まちの活性化を目指す建築系を専攻する学生メンバー。2014 年度は東
伊豆町稲取の住宅地にある空き家を地域のコミュニティスペースへと改修し、今回が 2 軒目。
地域の特性を生かした空き家の利活用方法として、この学生発の取り組みが、全国的に抱える空き家問題を解決す
るモデルとして広がっていくことが期待されます。
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