尼崎市業務プロセス分析業務委託基本仕様書

尼崎市業務プロセス分析業務委託基本仕様書
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業務名称
尼崎市業務プロセス分析業務
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目的
本市ではこれまで非常に厳しい財政状況の下、サービスの質の確保と効率化、更に
は行政範囲の再編成の契機ともすべく、経営再建プログラム、行財政構造改革推進プ
ラン、「未来へつなぐ」プロジェクトなどに基づき、事務事業や公の施設の管理運営
について積極的にアウトソーシングの導入に努めてきたところである。
しかしながら、今後来るべき超少子高齢社会によって、より一層社会的ニーズの量
が拡大・多様化することが予想されることから、これに対応していくため、平成27
年10月に今後の行政執行体制の在り方、特にアウトソーシングの更なる導入につい
ての方針となる「今後の超少子高齢社会に対応するための行政執行体制の在り方につ
いて
∼更なるアウトソーシングの導入に向けた基本的方向性∼」を策定したところ
である。
この方針の基本的な考え方として、各課で行われている事務事業については、原則
としてすべての課の業務を対象に業務の分析を行い、効率的な業務執行体制の構築に
向けた検討を行うとともに、一連の業務の中でも、職員が実施しなければならない業
務とアウトソーシング可能な業務に切り分け、分類を行った上で、行政でなければ執
行できない業務を除き、基本的にアウトソーシングを導入する方向で検討を行うこと
としている。
このように、尼崎市業務プロセス分析業務については、今後本市が全庁的なアウト
ソーシングを進めていく前段階として、本市の事務事業についてその一連の業務プロ
セスを分析し、非効率な業務の流れや手法を洗い出した上で、効率的な業務執行体制
の構築に向けた検討を行うとともに、アウトソーシング可能なものと不可能なものに
切り分ける業務を、他自治体や他業種のアウトソーシングに精通した民間コンサルテ
ィング事業者等の知見を活用し、行うものである。
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業務内容
(1) 業務プロセスの分析
本市の全課の事務事業を対象に、専門性の有無・定型性の有無といった視点から一
連の業務を切り分けて業務分析を行い、非効率な業務の流れや手法を洗い出す。
(2) 業務執行体制の見直しの検討
業務プロセスの分析結果に基づき、次の視点から業務執行体制の見直しを検討する。
ア
アウトソーシングの可否について検討する。
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なお、アウトソーシングが可能とされた業務については、本市において平成30
年度以降に順次、業務委託または業務委託に向けた業務標準化のための派遣職員の
受け入れを行う予定としていることから、概算の委託料及びその内訳(人工数等)
等を参考に提示する。
イ
アウトソーシングができない業務については、担い手(正規職員、非正規職員等)
が適切か精査する。
ウ
その他、非効率な業務の流れや手法についての改善案を検討する。
(3) 報告書の作成
上記(1)及び(2)の内容について報告書を作成する。
また、委託期間中に並行して、庁内検討会議を本市において運営していくことから
(平成28年10月∼)、平成28年10月中までには業務分析案(中間報告)を示
すとともに、進捗状況については当課に適宜報告を行い、当課が必要とする場合は、
庁内検討会議の場で報告を行うこと。
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更なるアウトソーシングの導入に向けた基本的方向性
更なるアウトソーシングの導入に向けた基本的方向性は次のとおりである。詳細は、
資料「今後の超少子高齢社会に対応するための行政執行体制の在り方について
∼更
なるアウトソーシングの導入に向けた基本的方向性∼」を確認すること。
なお、業務プロセスの分析に当たっては、必ずしも次の4分類に分類する必要はな
い。
分類
ア
業務の性質
アウトソーシングの方向性
専 門 ・ 政策企画業務、公権力の行使、高 アウトソーシングは行わない。
非定型業務
度な専門性を必要とする業務な
どで、管理職層による広範な指揮
命令の下でなければ遂行しえな
い業務。
イ
専 門 ・ 行政特有の専門性が求められる 業務執行がより効率的になるか
定型業務
ものの、定型的な処理を繰り返す どうか、事業者等の専門性が発揮
業務。
ウ
できるか否かの観点で、アウトソ
単 純 ・ 行政特有の専門性は認められな ーシングの是非について検討を
非定型業務
いが、臨機応変な対応が求められ 行う。
る業務。
エ
単 純 ・ 行政特有の専門性は求められず、 全ての業務をアウトソーシング
定型業務
おおむね定型的な処理を着実に の対象として検討を行う。
繰り返さなければならない業務。
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想定する業務工程及びスケジュール(参考)
「3 業務内容」を達成するために、当課で想定する業務工程とスケジュールを参
考に記載すると次のとおりである。
項目
ア
事前調整
内容
時期
当課と業務の進め方の詳細について調 6月中
整する
イ
説明会の実施
全課を対象にヒアリングの実施と資料 7月上旬
作成の説明会を行う。
(各課対応)
(2回実施)
各課においてヒアリング用の資料を作 7月中
成する。
ウ
1次ヒアリング 全課と1次ヒアリングを行う。
8月∼9月
の実施
エ
業務分析案の作 業務分析案(中間報告)を作成する。
∼10月
成
オ
2次ヒアリング 2次ヒアリング及び業務執行体制の見 ∼1月
の実施及び業務執 直しの検討を行う。
行体制の見直しの ①作成した業務分析案の確認。
検討
②アウトソーシングの可否について検
討。
③アウトソーシングができない業務に
ついて、担い手(正規職員、非正規職員
等)が適切か精査。
④
その他、非効率な業務の流れや手法
についての改善案を検討。
カ
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報告書の作成
報告書を作成する。
∼3月中旬
分析対象
水道局、公営事業局を除いた本市の全所属の事務事業(約200課、1000事業)
(なお、政策立案を専ら担当するなど、専門・非定型業務のみを担い、明らかに委
託の余地がない所属等については、当課との協議の上、ヒアリング等を省略する
ことができるものとする。)
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委託期間
契約締結日から平成29年3月31日まで。
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成果物の提出
(1) 成果物及び提出時期
ア
業務プロセス分析案(中間報告)
平成28年10月中
イ
業務プロセス分析業務結果報告書
平成29年3月中旬
ウ
業務プロセス分析業務結果報告書(概要版)
平成29年3月中旬
(2) 報告書の様式
ア
様式は、A4縦で横書きを基本とする。
イ
作成は、Microsoft Word とする。
ウ
電子媒体で提出する。
(3) 著作権
受託者が本契約に従い委託者に提出する成果物に関する著作権は、委託者による委
託料の支払いと引き換えに、委託者に移転するものとする。
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業務主任担当者
(1) 受託者は、委託者と連絡及び調整を行う一元的な窓口となる業務主任担当者を選任
し、本契約締結後7日以内に書面により委託者に通知する。
(2) 受託者は、業務主任担当者を変更する場合は、事前に委託者へ通知する。
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業務実施計画書
受託者は、本契約締結後14日以内に、受託者の業務内容、業務の進め方について
記載した業務実施計画書を提出する。
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支払条件
業務完了後、適法な請求を受けた日から30日以内に一括払い。
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ア
参考資料
今後の超少子高齢社会に対応するための行政執行体制の在り方について
∼ 更なるアウトソーシングの導入に向けた基本的方向性 ∼
イ
平成28年度尼崎市組織図
ウ
(リンク)事務事業評価表(平成26年度決算)
エ
本市の主なアウトソーシング導入実績(平成15年度∼平成28年度)
以
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上