成果報告書要約版平成26年度地産地消型再生可能エネルギー面的利用等推進事業費補助金構想普及支援事業（Ⅰ事業化可能性調査）補助事業の名称：自治体広域連携による地産地消エネルギーの面的利用が地域経済と住民に与える効果についての調査事業者名：みやまスマートエネルギー株式会社対象地域：福岡県みやま市・八女市・大川市・長崎県島原市※ ・熊本県合志市・鹿児島県いちき串木野市実施期間：平成27年8月～平成28年2月３．調査の結果事業化の可否の結論：可検討項目１．事業の背景・目的地域に多数存在する分散型の再生可能エネルギーを面的に利用するビジネスモデルは、事業ベースとして全国へ広げる為に、自治体が広域に連携しエネルギーコストのミニマム化、管理・運営リスクの極小化、再エネの導入拡大の具体化、住民サービスとの連動による普及などを図る必要があり、その為に必要な全ての情報を収集(調査)して事業化可能性計画としてまとめます。複数の自治体が協調してPPS事業を展開し、各地域及び広域連携でエネルギーの需給を管理・調整し、かつ地産地消型エネルギー利用の事業効率を高め自治体機能を補完する目的で設置する蓄電池を広域制御する技術を導入する時の事業全体として投資効果を明確にする為に必要な調査を行なう。又、同時に再生可能エネルギーの導入拡大に資する住民サービスを提供し事業採算性を向上させる方策の調査を行う。実施方法検討結果 ①ＥＭＳの構成本事業期間中は、高圧需要家用需給管理システムとCISシステムにて管理業務を実施他市向けは、来年度に当社が導入を計画しているシステムでの機能のとして、取次店から小売事業者への展開対応を確認 ②ＥＭＳの効果エネルギーマネジメントの効果は、事業性評価にて実施契約電力5,000kw以上で事業採算性あり、公共施設＋民間企業への供給で実現可 ③再生可能エネルギーに関する調査（任意）２．補助事業の概要事業化予定時期：平成２８年６月～（準備でき次第開始）（未実施） ④事業実施体制・事業スキーム・スケジュール ⅰ小売電気事業者であり、自ら需給管理業務を実施する利用方法 ⅱ小売電気事業者であるが、需給管理業務を代表利用者に業務委託する利用方法 ⅲ将来、小売電気事業者を予定しているが、当面は、代表利用者の取次会社として電力事業を行う利用方法の全てに対し、来年度の開始可能となり、一部自治体は、６月より事業開始 ⑤事業採算性評価本事業では、全ての自治体で事業採算性ありと評価但し、契約電力が3,000kw以下の自治体では、地域電力の地産地消比率は１割程度であるが、採算性ありと評価民間企業への電力供給でさらに収益性向上が期待可能。 ⑥他地域への展開他地域への展開には、以下の考察を行っていない１）積雪の影響２）太陽光発電以外の再生可能エネルギー利用但し、１）２）とも影響および発電特性を教授頂く事で、事業評価対象の拡大と事業支援は可能と判断。 ⑦今後の展望・課題・対策小売電気事業者登録および各種申請支援を行う事で本事業参加自治体の事業開始支援を進める予定４．地産地消型エネルギーシステムの概要需要家との契約と電力需給管理役割構成ｼｽﾃﾑ・ﾃﾞｰﾀ管理代表利用者みやまスマートエネルギー株式会社クラウド利用パターン① パターン② パターン③ 共同利用者Ａ市小売電気事業者需要家Ａ市企業・個人Ｂ市小売電気事業者（需給管理実施）Ｂ市企業・個人Ｃ市小売電気事業者（需給管理実施）Ｃ市企業・個人委託Ｄ市小売電気事業者Ｄ市企業・個人 F市（小売電気事業者） B,C市（小売電気事業者）Ｅ市小売電気事業者Ｅ市企業・個人Ｆ市小売電気事業者（当初は取次会社将来小売業変更）Ｆ市企業・個人需要家需要家 ◇右記、①～③のどの構成であっても、みやまスマートエネルギー社が既に投資しているシステムをクラウド利用する事で、自治体が電力事業を始める場合の初期投資を抑えた事業開始が可能となります。みやまスマートエネルギー株式会社みやまスマートエネルギー株式会社みやまスマートエネルギー株式会社 F市（取次会社）需要家＜凡例＞：需給管理業務が必要な事業者：需給管理業務を行っている事業者：需給管理業務を委託している事業者【エネルギーマネジメントシステムの構成】アイテム対象需要ＥＭＳシステム電源・熱源設備概要（出力、容量、用途、台数等）エネルギーマネジメントの対象需要、規模：４県６市にて、約３５，０００ｋＷ３０分同時同量、需給管理システム、およびCIS管理システム（広域機関との電力データ利用にて実施）太陽光４県６市にて、４２０Mｗの発電規模が地域で稼働中風力１９ｋｗが稼働中バイオマス５０Mｗが稼働中水力なしコジェネ等なし蓄電池その他なし導入予定時期（既設or新設）みやま市は導入済