平成28年度一般会計予算 ほか

依存財
69.7%)
(
源
投
資
平成 年度一般会計予算額は
285億6600万円
の内訳
市税
%)
30.3
源(
で集めるお金
▽依存財源=国や県の意思で定められた額
の交付や割り当てられて入るお金
▽地方交付税=標準的な行財政運営に必要
な経費を補うために国から交付されるお金
▽国県支出金=事業など特定の目的の費用
として、国や県から交付されるお金
▽市債=大きな事業を行うために、国や金
融機関から借り入れるお金
▽議会費=議員報酬や議会運営に使うお金
【歳出】
▽総務費=課税徴収や市民窓口、選挙など
に使うお金
▽民生費=高齢者、障害者、子育て、生活
保護などに使うお金
▽衛生費=健康診断、予防接種、ごみ処理
などに使うお金
▽農林水産業費=農業や水産業振興などに
使うお金
▽商工費=商工業、観光事業などに使うお金
▽土木費=道路整備、区画整理などに使う
お金
▽消防費=消防活動、消防施設の整備など
に使うお金
▽教育費=学校、生涯学習施設、文化事業
などに使うお金
▽公債費=市債の返済のために使うお金
▽扶助費=生活保護法、児童福祉法、老人福
祉法などの法令で被扶助者に支給するお金
▽物件費=市が行う行政サービスの中で効
%)
.3
果が短期間のものや、旅費、需用費、役務
費などのような消費的性質のお金
▽普通建設事業費=道路、水路、学校など
の公共施設の整備などに使うお金
▽繰出金=一般会計と特別会計など会計相
互間で支出されるお金
▽義務的経費=経常的に支出が義務付けら
れ、任意に削減することができないお金
1 億円(0.4%)
年度の一般会計予算が、3月の第1回市議会定例会で可決、成立しました。
平成
今年度は、昨年 月に作成した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の目標達成や「お
もてなしの心日本一」を目指すための具体的な取り組みを重点事項と位置付けて予算
億27
用語解説
寄付金
※ 28 年 2 月 29 日 現 在 の 人 口、6
万 8529 人で算出
3761 万円(0.1%)
▽自主財源=市税や諸収入など、市が自力
【歳入】
3 億 8474 万円(1.4%)
625 円、市民税 3 万 9502
円、 市 た ば こ 税 6712 円、
使用料・手数料
編成を行いました。予算総額は、前年度当初予算と比べて6億8600万円、2・3%
合併特例事業債は、
義務的経費は1億9104
万円増の157億9198万
繰越金
減の285億6600万円となりました。
では、今年度の予算について、歳入歳出別に前年度と比較しながら特徴を説明します。
【問】市財政課財政係(☎ ・8432)
歳 入
上しています。
市債は8億8130万円の減
■市税
市営住宅東宮永団地建設事
業が終了したことなどで、前
■市債
年度より8億8130万円少
前年度の収納見込み、固定
資産税にかかる家屋の新増築
億
ない 億8640万円を計上。
の影響などを考え、前年度よ
り1億7120万円増の
4811万円を計上していま
限り、特例として認められる
このうち、合併した市町村に
■地方交付税
20万円です
( ページ参照)。
やまとのトレーニングルーム
円を計上しています。
6 億 3658 万円(2.2%)
軽自動車税 2780 円、その
他 96 円です。
1 億円(0.4%)
地方交付税
8 億 390 万円(2.8%)
歳入内訳
財産収入
86 億 5000 万円
(30.3%)
繰入金
8 万 9715 円
分担金・負担金
市民1人当たりの市税額は
4 億 3865 万円(1.5%)
285 億
6600 万円
国庫支出金
す。
前年度より4億5000万
円減の 億5000万円を計
年度予算
歳 出
開設にかかる経費を計上した
■扶助費
【性質別】
ています。
増の7億8366万円となっ
民生費は3億7650万円の増
【目的別】
■民生費
認定こども園として教育・保
育を行う幼稚園が増えたこと、
ことなどで、前 年 度 よ り 3 億
その他 661 万円(0.0%)
(
費
的経 55
務
県支出金
8%)
15.
(
費
経
的
23 億 8640 万円
(8.4%)
内訳は、固定資産税 4 万
47 億 2353 万円
(16.5%)
61 億 4811 万円
(21.5%)
自主
財
内訳
税の
市 諸収入
24 億
6548 万円
(8.6%)
市税
市債
公債費
総務費
公債費
学童保育の時間延長、まほろば
7650万円増の115億9
億306万
認定こども園運営費、保育
所運営費の増加などで3億1
714万円増の
302万円となっています。
■教育費
■人件費
一般職員人件費の減少など
で7888万円減の 億76
円を計上しています。
各中学校への空調施設整
備、児童や生徒の学力向上の
の、小中学校体育館吊り天井
14万円を計上しています。
ための経費を計上したもの
改修事業費が終了したことな
■普通建設事業費
億3624万円
どで、前年度より2億216
6万円減の
億1916万円
市営住宅東宮永団地建設事
業の終了などで、 億937
3万円減の
となっています。
■商工費
■繰出金
国民健康保険基盤安定制度
負担金の増加などで、1億1
を計上しています。
地方版DMOによる滞在力
強化事業、東京浅草の商業ビ
いての柳川市の情報発信にか
963万円増の
ル「まるごとにっぽん」にお
かる経費を計上したことなど
万円を計上しています。
億6476
で、前年度より8961万円
25 億 3624 万円
(8.9%)
2 億 500 万円(0.7%)
地方消費税交付金
教育費
投
経 資的
費
26 億 5900 万円 33 億 835 万円
(11.6%)
(9.3%)
33 億 1277 万円
(11.6%)
33 億 1916 万円
(11.6%)
12 億円(4.2%)
48 億 7614 万円
(17.1%)
普通建設事業費
その他
2 億 8600 万円(1.0%)
285 億
6600 万円
23 億 7687 万円
(8.3%)
繰出金
人件費
地方譲与税
115 億 9302 万円
(40.6%)
27 億 8400 万円
(9.7%)
19 億 9154 万円
(7.0%)
扶助費
目的別歳出
性質別歳出
軽自動車税
固定資産税
衛生費
17 億 5616 万円
(6.2%)
民生費
77
8 億 2524 万円
(2.9%)
補助費等
市税
土木費
市たばこ税
市民税
1 億 9050 万円
(0.7%)
物件費
23
4 億 6000 万円
(1.6%)
27 億 700 万円
(9.5%)
商工費 7 億 8366 万円(2.7%)
議会費 2 億 3415 万円(0.8%)
その他 6687 万円(0.2%)
消防費
8 億 5240 万円(2.9%)
13
48
12
農林水産業費
285 億
6600 万円
34 億 6476 万円
(12.1%)
33
21 億 9106 万円
(7.7%)
10
61
28
10
広報やながわ 2016.4.1
広報やながわ 2016.4.1
11
その他 10 億 8468 万円(3.7%)
その他
13
76
34
義
28
25
76 億 306 万円
(26.6%)
33 億 8154 万円
(11.9%)
28
86
合併特例債は 15 事業に
予算を「家計」に例えると…
市の予算と家計では、お金の使い道が違うため
単純に比べられませんが、予算額を 10 万分の 1
整備事業や道路整備事業など 15 事業に活用する予
定です。なお、この合併特例事業債は 70%が地方
交付税として交付される有利な地方債です。
の「28 万 6000 円」として、1 か月の家計簿に置
き換えてみました。
▷柳川庁舎耐震改修等事業
570 万円
▷柳川市・みやま市一般廃棄物処理施設整備事業 3600 万円
▷新火葬施設整備等事業
3420 万円
▷排水路整備事業
▷漁港整備事業
▷県営農村総合整備事業負担金
2 億 4910 万円
3980 万円
4750 万円
▷道路整備事業
3 億 4330 万円
▷柳川駅東部土地区画整理事業
1 億 4870 万円
▷柳河・城内地区都市再生整備事業 1 億 580 万円
▷密集住宅市街地整備事業
2530 万円
▷都市計画街路事業負担金
710 万円
▷昭代第一小学校校舎大規模改修事業 1340 万円
▷柳城中学校外5校空調設備設置事業 1億9140万円
▷垂見小学校グラウンド夜間照明整備事業 1250 万円
▷市民文化会館(仮称)整備推進事業 6740 万円
■収入(かっこ内は予算科目)
▷給与
基本給(市税、使用料など) ………… 7 万 4000 円
諸手当(地方交付税など) …………… 9 万 2000 円
▷親からの仕送り(国県補助金など)… 8 万 9000 円
▷銀行からの借入(市債) …………… 2 万 4000 円
▷預金の取り崩し(繰入金)………………… 6000 円
▷前年度の残金(繰越金) …………………… 1000 円
■支出(かっこ内は予算科目)
▷食費(人件費) ……………………… 4 万 9000 円
▷医療費、保育料など(扶助費) ………7 万 6000 円
▷水道光熱費、物品購入費用(物件費)… 3 万 4000 円
▷家や車などの修理、電気製品などの購入費用
(維持補修費、投資的経費) ………… 3 万 5000 円
▷家族への仕送り、自治会費など(繰出金、補助費等)
…………… 5 万 2000 円
▷借入金の返済(公債費) …………… 3 万 3000 円
▷友達に貸すお金(貸付金) ………………… 4000 円
▷雑費(その他)
………………… 3000 円
特別会計
特別会計は、特定の事業を行うために、特定の歳入、歳出を一般会計とは区別して経理する会計です。市には 5
つの特別会計と水道事業会計があり、それぞれの会計の歳入、歳出予算額(1 万円未満四捨五入)は次のとおりです。
特別会計
予算額
内容
自営業者や農漁業者など、国民健康保険加入者の医療費を支払
う会計。【主な歳入】国民健康保険税 18 億 7705 万円、国庫
国民健康保険特別会計
105 億 3500 万円 支出金 24 億 6822 万円【主な歳出】医療や出産育児一時金な
どの保険給付費 62 億 1119 万円、後期高齢者支援金等 10 億
498 万円、共同事業拠出金 26 億 2728 万円
後期高齢者医療特別会計
下水道事業特別会計
住宅新築資金等特別会計
公共用地先行取得等特別会計
収益的収入
水道事業会計
【企業会計】
収益的支出
資本的収入
資本的支出
13
広報やながわ 2016.4.1
75 歳以上の高齢者の医療費の支払いは、県内の全市町村が加
入している県後期高齢者医療広域連合で実施。【主な歳入】保
9 億 7900 万円
険料 6 億 2922 万円、一般会計からの繰入金 3 億 4417 万円【主
な歳出】同連合に支払う納付金 9 億 4934 万円
【主な歳入】利用者からの使用料 1 億 5600 万円、一般会計か
らの繰入金 5 億 500 万円、市債 3 億 3290 万円【主な歳出】
12 億 1257 万円
事業費や維持管理費を含む下水道費 6 億 7745 万円、公債費 4
億 9200 万円
66 万円
住宅新築資金等の貸付事業は終了。現在は、貸付金の回収事務、
事業を行うために借りていたお金を返すための事務を実施
公共事業を円滑に進めるため、用地を先行取得するときに活用
0.5 万円
する会計。活用に備えて歳入、歳出とも 5000 円だけを計上
14 億 710 万円【主な収益的収入】水道料金 12 億 4957 万円【主な収益的支出】
13 億 7291 万円 県南水道企業団から水を買うための費用 4 億 9294 万円、人件費
8996 万円【主な資本的収入】事業を行うために借り入れる企業
4 億 7420 万円 債 2 億 8890 万円【主な資本的支出】配水管の布設替えに要す
8 億 7543 万円 る工事費など 6 億 4986 万円、企業債の償還金 2 億 884 万円
今年度の主な事業
年度予算
28
合併した市町村に特例として認められる合併特
例事業債は、13 億 2720 万円を借り入れ、排水路
※太字は新規事業
◆社会基盤の整備
◆産業の振興
▷高橋中牟田線道路整備事業費= 1 億 3142 万円▷公共下
▷活力ある高収益型園芸産地育成事業補助金= 7774 万円
水道繰出金= 5 億 500 万円▷柳河・城内地区都市再生整
▷有明地区ノリ共同加工施設整備事業補助金= 2 億 9183
備事業費= 1 億 8568 万円▷塩塚川高潮対策番所橋架替事
万円▷中小企業者等融資預託金= 4 億円▷有明海柳川産海
業費= 1 億 2316 万円▷柳川駅東部土地区画整理事業費=
苔ブランド化事業費= 180 万円▷農地・水保全対策事業
2 億 7076 万円▷密集住宅市街地整備事業費= 7339 万円
費= 1 億 8640 万円▷新規起業・創業支援事業費= 2182
万円▷地域 DMO による滞在力強化事業費= 1186 万円
◆健康づくり・生活環境の保全
▷まるごと柳川情報発信事業費= 747 万円(写真左下)
▷予防接種事業費= 1 億 8138 万円▷小型合併処理浄化槽
設置事業補助金= 1 億 3997 万円▷クリーンセンター維持
◆教育・福祉の充実
補修工事費= 1 億 4000 万円▷新火葬場整備事業費= 5552
▷昭代第一小学校校舎大規模改修事業費= 1414 万円▷
万円▷柳川市・みやま市一般廃棄物処理施設整備事業費 1 億
垂見小学校グラウンド夜間照明設置事業費= 1320 万円
7606 万円▷大和トレーニングルーム開設事業費= 479 万円
▷生活保護費(扶助費)= 16 億 8000 万円▷認定こど
も園運営等事業費= 2 億 9775 万円▷学力向上支援事業
◆その他
費(小学校導入分)= 200 万円▷中学校空調設置事業費=
▷ふるさと寄付金推進費= 5929 万円▷柳川市地域公共
2 億 150 万円▷市民文化会館(仮称)整備推進費= 1 億
交通協議会負担金= 800 万円▷“おもてなし柳川”市民
1625 万円▷自立支援給付費(介護給付費等)= 12 億
会議負担金= 200 万円▷公共施設等総合管理計画策定・
4913 万円▷学童保育事業費= 1 億 876 万円▷ ICT を活
固定資産台帳整備等事業費= 1600 万円▷参議院議員通
用した実証事業委託事業費= 690 万円(写真右下)
常選挙費= 2557 万円▷消防自動車購入費= 3568 万円
【まるごと柳川情報発信事業】東京浅草の商業ビ
ル「まるごとにっぽん」に昨年 12 月から柳川の
情報発信拠点を開設
【ICT を活用した実証事業委託事業】カメラとイ
ンターネットを使って他校へ学習成果を発表する
児童(写真は豊原小学校)
基金・市債残高の推移(一般会計)
※ H27、28 は見込額
◆基金残高
(億円)
150
120
90
その他の基金
財政調整基金
0
その他の地方債
合併特例債
臨時財政対策債
(億円)
124
70
131
128
137
132
400
350
300
76
72
80
79
250
200
150
60
30
◆市債残高
54
55
56
57
53
H25
H26
H27
H28
331
339
348
342
124
107
95
87
77
100
112
127
140
143
105
112
117
121
122
H24
H25
H26
H27
H28
100
50
0
H24
329
広報やながわ 2016.4.1
12