4月1日号を掲載しました。

JA全厚連情報
(毎月 1日
発行)
№1042 2016 年 4 月 1 日
目
□
次
制度開始後のマイナンバーへの対応について学ぶ.......................
1
労務関連セミナーを開催
□
平成 28 年度事業の展開について協議..................................
2
事業企画委員会を開催
□
第8次3ヵ年計画等、全議案を原案通り決定...........................
3
臨時総会を開催
通信員だより
市民公開講座「覚えておきたい‼感染予防のい・ろ・は」開催(秋田厚生医療センター) 5
火災現場で人命救助(かづの厚生病院)
総合病院土浦協同病院新病院が開院しました(総合病院土浦協同病院)
希望を胸に 81 人巣立つ(土浦協同病院附属看護専門学校)
2016 年度新採用職員研修会を実施(JA茨城県厚生連)
「100 歳プロジェクト」の講演会を開催(相模原協同病院)
83 人の卒業生 看護の道へ JA長野厚生連佐久看護専門学校卒業式(佐久総合病院看護専門学校)
患者さんへより良いサービスを JA長野県厚生連QCサークル発表大会(JA長野厚生連)
地域医療フォーラム in ながの(第 28 回地域医療懇談会)を開催しました
(長野松代総合病院)
新規採用職員4月からは地域医療の支えに
JA長野厚生連 平成 28 年度新規採用職員研修会(JA長野厚生連)
看護学校卒業式 JA静岡厚生連看護専門学校 JA静岡厚生連するが看護専門学校
(JA静岡厚生連)
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お知らせ
◇会議日程
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全国厚生農業協同組合連合会
JA全厚連
〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル
TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008
E-Mail: [email protected]
(経営支援グループ)
http://www.ja-zenkouren.or.jp
編集責任者 瀧 幹男
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№1042 2016 年 4 月 1 日
制度開始後のマイナンバーへの対応について学ぶ
労務関連セミナーを開催
本会は2月 25 日、東京・大手町の「TKP東京駅大手町カンファレンスセン
ター」において労務関連セミナーを開催し、13 厚生連から 14 名が出席した。
当日は、「マイナンバー制度への対応について」
(大場敏行・デロイト トーマツ リスクサービス株
式会社 マネージャー)の講演が行われた。
昨年8月 20 日に開催した「コンプライアンス・リ
スクマネジメントセミナー」において、マイナンバ
ー制度が始まる前段階として講演が行われたが、今
大場氏による講演
回の講演は、制度開始後の疑問点や変更になった点
について、大場氏より再度講演があり、前回同様参加者から取りまとめたマイ
ナンバー制度に関する質問事項について、講演終了後解説が行われた。
つづいて報告事項として(1)本会顧問弁護士への相談について等に関する
説明を行った。
その後の情報交換では、各厚生連からマイナンバー制度における取り組み状
況や課題について報告があり、参加者間で有意義な情報共有が行われた。
セミナーの様子
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平成 28 年度事業の展開について協議
事業企画委員会を開催
本会は3月9日、東京・大手町のJAビルにおいて事業企画委員会を開催した。
協議事項では、(1)平成 28 年度事業の展開、(2)特例年金の給付完了までの取
組み―について協議を行った。
(1)では、地域医療構想への対応支援として、病床機能報告やDPCデータ、地
域医療構想における必要病床数等の情報をもとに、各厚生連病院が地域における
ニーズを踏まえているか等を中心に分析・検討を行うこととした。
また、将来に向けた保健事業のあり方を検討するため、人口減少や諸制度の見
直し等の環境変化が、厚生連の保健事業に与える影響とそれに伴う問題について
整理することとした。
(2)では、厚生連グループとして、今後とも、「負担のあり方」について具体的
な検討を農林年金に求めていく方針を確認した。
報告事項では、(1)埼玉県厚生連の病院譲渡、(2)出産手当金の活用―について
報告を行った。
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第8次3ヵ年計画等、全議案を原案どおり決定
臨時総会を開催
本会は3月3日、東京・大手町のJA
ビルにおいて臨時総会を開催した。
長が挨拶に立ち「JA厚生事業を取り巻
く環境は、依然として厳しい状況が続い
ている。こうした中でも、保健・医療・
高齢者福祉事業を通じ、懸命に組合員や
挨拶する加倉井豊 ・経営管理委員会会長
地域住民の方々に貢献されていることに
対し、改めて敬意を表するとともに、今後とも公的医療機関として事業を発展
いただくようお願い申しあげる。TPPについては、2月に調印式が執り行わ
れたが、医薬品の知的財産権保護など、日本の医療に与える影響が不透明な部
分もあるので、引き続きその動向を注視していきたい。また、2025 年の医療・
介護提供体制の構築に向け、都道府県毎に「地域医療構想」の策定が進んでお
り、本会は厚生連に対し、将来像の検討にかかる分析・助言等支援を行ってい
く」と述べた。
続いて、来賓として、自由民主党議員連盟「農
民の健康を創る会」の宮腰光寛会長(衆議院議員・
富山2区)および奥野長衛・JA全中会長が祝辞
を述べた。この中で宮腰会長は「年末の税制改正
に向けて、損税
の解消に向けて
取り組んでいき
たい」と述べた。
祝辞を述べる宮腰光寛・衆議院議員
また、奥野会長は「地方の過疎化が進む中
で、厚生連は地域の医療を担っていく必要が
ある。JAグループをあげて応援したい」と
祝辞を述べる奥野長衛・JA全中会長
述べた。
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この後、宮武利弘・JA香川厚生連経営管理委員会会長・JA新聞連代表理
事会長を議長に選任して議事に入り、第1号議案「第8次3ヵ年計画の設定に
関する件」、第2号議案「平成 28 年度(第 69 年度)事業計画の設定に関する件」
、
第3号議案「平成 28 年度経費の賦課および徴収方法に関する件」
、第4号議案
「平成 28 年度役員報酬に関する件」―について上程し、全て原案どおり決定さ
れた。
このうち、第1号議案の「第8次3ヵ年計画」では、厳しい経営環境が続く
中で、厚生連長期ビジョンに掲げた課題に対応し、JA厚生事業の発展を期す
ため、①2025 年に向けたサービス提供体制構築、②経営健全化、③事業実施条
件の整備を事業活動の基本に掲げ、着実に実行していくとした。
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市民公開講座「覚えておきたい‼感染予防のい・ろ・は」開催
(秋田厚生医療センター)
JA秋田厚生連・秋田厚生医療センター(阿部栄二病院長)では、平成 26
年度から地域の施設や在宅での医療・看護・福祉に携わる方を対象にした「施
設・在宅ケア研修会」を定期開催しています。今回の市民公開講座は一人でも
多くの住民参加と地域の多職種連携を進めるため、近隣の地域包括支援センタ
ー主催の多職種ネットワーク「いいとこ(飯土港)ねっと」様と共同開催によ
り平成 27 年 11 月 21 日に開催しました。
講師は、当センター感染管理認定看護師の
水野住恵氏が担当し、テーマは季節柄流行が
予測される「感染症予防」について取り上げ
ました。本講座では、予防対策を分かりやす
く講義した後、蛍光塗料を手に付けて手洗い
を行いました。ブラックライトで汚れの落と
し忘れがよく分かり、自分の手洗いの癖や注
意点を確認してもらうことができました。今
回の学習により、自分を守る感染予防と他人
に移さないためのマナーの両面から学んで頂
き、少しでも地域の集団発生の予防に繋がれ
ば良いと考えます。
今後も地域の方々の必要とする健康情報について病院の一方向からの視点で
はなく、多職種及び住民目線を大切にした情報提供、勉強会を地域で協働でき
るように努めていきたいと思います。
(川上紗綾通信員)
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火災現場で人命救助
(かづの厚生病院)
JA秋田厚生連・かづの厚生病院(松谷富美夫病院長)に在籍する消化器内
科の小豆嶋立頼医師が平成 27 年 12 月 27 日に鹿角市内で発生した住宅火災の際
に人命救助に貢献したとして、鹿角警察署と鹿角広域行政組合消防署から表彰
されました。
小豆嶋医師は帰宅途中で黒
煙に気付き現場に向かいまし
た。現場では、家屋が火に包
まれており 119 番通報し、そ
の数分後に「助けて」という
叫び声が聞こえ、家屋付近に
倒れ込んでいる女性を発見し
ました。その女性は敷地内で
けがを負い動く事が出来ずに
座り込んでいたため、小豆嶋
医師は女性を抱えながら安全な場所へ移動し、近隣住民と協力して介抱すると
ともに、到着した救急車に同乗して女性の初期治療も行いました。
小豆嶋医師は、
「恐怖心はあったが、なんとか助けないと、と夢中でした。当
時は吹雪だったが、女性が風上にいたことも幸いするなど偶然が重なったと思
います。
」と振り返り、
「女性のけがも軽くすんで安心しました。
」と胸をなで下
ろしていました。
鹿角警察署長からは、
「日頃から人命に関わる仕事をしているので火災現場で
も命の危険を察知し、いち早く女性を現場から離すなど的確な判断が人命救助
につながったものと思います。本当に勇気のある行動で感謝しています。
」と称
えられました。
同様に鹿角広域行政組合消防署からも表彰を受け、私たち職員一同も同席さ
せてもらい、小豆嶋医師の勇気ある行動を改めて心に刻み、医療に携わる者と
しての心構えを学びました。
(川上紗綾通信員)
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総合病院土浦協同病院新病院が開院しました
(総合病院土浦協同病院)
JA茨城県厚生連・総合病院土浦協同病院(家坂義人病院長)新病院が3月
1日、外来診療を始め、地域医療を支える拠点として新たなスタートを切りま
した。
同病院玄関前で行われたオープ
ニングセレモニーには、同厚生連
の高橋惠一理事長をはじめ、菊地
功専務、同病院の家坂義人院長、
藤原秀臣名誉院長など、医師や職
員ら関係者約 120 人が参加しまし
た。
テープカットで開院を祝う関係者ら
家坂院長が「新病院には、幅広
く多くの患者さんを迎え入れる機能を全て整備した。いつでも誰でも安心して
受けられる高度医療とあらゆるニーズに対応できる地域医療を実現する拠点病
院として精一杯頑張っていく」と挨拶し、関係者らがテープカットで開院を祝
いました。
新病院は、
免震構造地上 10 階建
て、31 の診療科と 800 床の病床を
有します。救命救急センター、大
型ヘリが離発着できる地上型ヘリ
ポートを備え、広域搬送にも対応
できる県下最大規模の急性期総合
病院です。地域がん診療連携拠点
病院や総合周産期母子医療センタ
新病院外観
ーなどの指定も受け、高規格診療
機器等を設置し、地域中核病院として広域での高度医療と包括的地域医療を実
践します。駐車場は約 2,000 台を整備しました。外来診療は原則予約制とし診
療待ち時間の短縮を図ります。
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高橋理事長は「道路と駐車場は出勤時間の一時的な集中が心配されるが、幅
広い予約枠を設け、時間通りに診察できる体制を整備した。混雑なく快適に来
院できるよう、予約時間に合わせて来院していただきたい」と話しました。
総合受付(中央ホール)
(内田大輔通信員)
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№1042 2016 年 4 月 1 日
希望を胸に 81 人巣立つ
(土浦協同病院附属看護専門学校)
JA茨城県厚生連・土浦協同病院附属看護専門学校(藤原秀臣学校長)は3
月4日、石岡市の同校で平成 27 年度卒業式を開き、第 41 期生 81 人(うち男性
12 人)が卒業しました。4月から県内のJA県厚生連各病院で、看護師として
新たな道を進みます。
卒業式には、藤原秀臣学校長をは
じめ、関係者、保護者、在校生など
約 400 人が出席し、藤原学校長が一
人ひとりに卒業証書を手渡しました。
藤原学校長は式辞で「多くの卒業
生が現場で活躍している。皆さんも
この学校で勉学に励み、辛かったこ
と楽しかったことを胸にとめ、人へ
の感謝の気持ちを忘れず、看護師と
卒業証書を受け取る卒業生
して新しい道に力強く第一歩を踏み出してほしい」と激励しました。
卒業生を代表して倉橋香さんは「これから新たな場所で看護の道を歩み始め
るが、学校生活での学びや生命の尊さを忘れることなく常に真摯に向き合い努
力し続ける」と決意を語りました。
現在同校は、土浦市おおつ野に新築開院した総合病院土浦協同病院(家坂義
人病院長)
の隣接地に新校舎を建設しています。
教育体制を強化するとともに、
2016 年度から一学年定員を 80 人から 120 人に増やし、優秀な看護師の育成と
県内の看護師不足の解消を図ります。開校は今年8月を予定しています。
(内田大輔通信員)
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№1042 2016 年 4 月 1 日
2016 年度新採用職員研修会を実施
(JA茨城県厚生連)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は3月9日~10 日、15 日~
16 日の2回に分けて、水戸市の県JA会館で、2016 年度新採用職員研修会を開
きました。医師を除く 314 人が参加し、病院等へ勤務する前に、それぞれ2日
間に渡り、ビジネスマナーやJAグループ・厚生連の一員としての意識を醸成
しました。
研修では、参加者全員でJA組合員・役職員
の共通理念である「JA綱領」
を唱和しました。
その後、清水秀昭参事兼総務部長が「厚生連の
役割と事業概要」を、橋本昌司管理部長が「就
業規則」
「コンプライアンス」を、笹目恭子業務
部長が「病院経営の仕組みと各部門」について
挨拶で新採用職員を激励する高橋理事長
説明しました。
講義では、
(株)ライブリーの山下郁子さんと
ビジネス心理コンサルタントの伊藤康夫さんを講師に、医療現場で活かせる接
遇のポイントや、活気ある職場を作るコミュニケーションの必要性、職場での
メンタルヘルス対策の重要性などを学びました。参加者は、講師の説明に真剣
に耳を傾け、活発に意見を交わしました。
高橋理事長は「医療サービスは究極の
サービス業の一つである。6つの病院合
せて厚生連だということを十分理解し、
組織の一員として自分たちの力を主体的
に発揮してほしい。期待している」と激
講師の話に真剣に耳を傾ける新採用職員
励しました。
研修会に参加した事務員の伊藤美奈子さんは「仕事上での接遇とメンタルヘ
ルスの重要性を学べ、社会人としての自覚を改めてもつことができた。他職種
の同期と交流でき充実した2日間だった」と話していました。
(内田大輔通信員)
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「100 歳プロジェクト」の講演会を開催
(相模原協同病院)
「運動」「食事」「健診・介護・医療」を中心に健康寿命を伸ばしてゆとりと
生きがいのあるくらしを目指そうと、JAグループ神奈川が「JA健康寿命 100
歳プロジェクト」に取り組んでおり、その一環として県下JA組合員の健康寿
命の促進に寄与するため、講演を行っています。
今回は、JA神奈川県厚生連・相模原協同病院(高野靖悟病院長)が2月9
日に「JAセレサ川崎
ビリテーション室
チャットの会『おでかけ倶楽部』
」のイベントで、リハ
理学療法士
直井大地さんによる「転倒予防体操」の講演
を行いました。
「転倒」について説明した後、参加者全員で身体を動かすなど軽い運動も実
践し、参加型講演会となりました。参加者のみなさんは講師の説明に熱心に耳
を傾け、とても分かりやすかったとの言葉をいただきました。
これからも、JA神奈川県厚生連(竹内仁・代表理事理事長)は「JA健康
寿命 100 歳プロジェクト」に、積極的に取り組んでいきます。
(浅川美有希通信員)
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№1042 2016 年 4 月 1 日
83 人の卒業生 看護の道へ
JA長野厚生連佐久看護専門学校卒業式
(佐久総合病院看護専門学校)
JA長野厚生連・佐久総合病院看護専門学校(伊澤敏学校長)第 54 期生 83
人の卒業式が、3月3日同校で行われました。
伊澤敏学校長は式典で「看護と
いう仕事は患者さんの命を預かる
仕事。やりがいがある反面、一歩
間違えると患者さんの身に大変な
ことが起こる。若月俊一先生が『愛
情こそ最高の医療技術だ』とおっ
しゃったように、大きな愛情と、
とてつもない想像力を必要とする
伊澤学校長から一人ひとりに卒業証書が手渡されました
仕事でもある。皆さんは、人の役に立てる大変恵まれた状況にあるといえる。
この学校で培ったこと、愛情、想像力を生かして患者さんのためになる看護を
続けてください」と挨拶しました。
また、本会の油井博一代表理事
専務理事は、一昨年、看護師資格
国家試験の前日に見舞われた大雪
の出来事に触れ、
「3年生を試験に
送りだすために、夜を徹して雪か
きをした1年生。その皆さんが今
日そろって卒業を迎えることとな
った。私たちは皆さんを心から誇
笑顔を浮かべる卒業生
りに思う。人の命と健康を守る職業のプロとして、思いやりの優しい心をもっ
て仕事に取り組んでください。皆さんが来る日を待っています」と激励しまし
た。
在校生の峯村佳美さんからは「苦しくなったとき、必死に頑張る先輩方の姿
から刺激をうけ、やる気をもらえた。この先に待つ長い実習を皆さんのように
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№1042 2016 年 4 月 1 日
乗り越えていけるのか不安もあるが、
より良い看護をめざして励んでいきます」
と今まで受けた指導に感謝の意を示しました。
卒業生を代表して東海林まり絵さんは答辞で、多くの実習や看護師になる意
思を再確認した戴帽式など、3年間の学生生活を振り返り「弱音を言いつつも
今日も頑張ろうとお互いを励まし合ったことを今でもよく覚えている。メンバ
ーや先生方の存在の大きさを強く感じた。弱音を吐いて、たくさん泣いて、ゆ
っくりでも自分の道を進み、人を支えられる看護師になりたい」と述べ、支え
てくれた方々への感謝とこれからの意気込みを語りました。
83 人の卒業生は4月から県内の各厚生連病院で勤務し、看護師として地域住
民のために貢献していきます。
(高野里菜通信員)
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№1042 2016 年 4 月 1 日
患者さんへより良いサービスを
JA長野県厚生連QCサークル発表大会
(JA長野厚生連)
JA長野厚生連(内堀茂・代表理事理事長)は、3月 10 日JA長野県ビルア
クティホールにて、JA長野厚生連QCサークル発表大会を開催し、約 194 人
が参加しました。
本会では、医療サービスの質
の向上と業務の改善をめざして、
仕事をしながら具体的な問題の
改善に取り組む『QC活動』を
毎年全事業所で行っています。
28 回目となる今年度は 152 サ
ークルが活動し、大会では各事
業所の代表に選ばれた 11 サー
多くの参加者に会場はいっぱいになりました
クルが発表を行いました。
最優秀賞を受賞したのは、手術室でのタオルの使用枚数削減に取り組んだ佐
久総合病院(伊澤敏統括院長)の「マスクボーイズ&ガールズ」サークル。手
術室スタッフから挙げられた「バスタオルの使用枚数が多い」
という意見から、
必要以上の枚数が使用され年間のタオル経費は手術室だけで 100 万円近い現状
を把握し、使用枚数の削減に取り組みました。対策として、コストへの意識づ
け、教育・指導方法の見直し、看護物品の活用などを実施し、1手術平均5.
6枚だった使用枚数を3.8枚
まで減らすことに成功しました。
それに伴うコスト削減も見込ま
れ、高い評価を受けました。
優秀賞は内視鏡検査に関わる
医師・看護師のメンバー全員が
手を止めて患者及び検査内容を
職員からは活発な質問がだされました
確認し合う「タイムアウト」を
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№1042 2016 年 4 月 1 日
導入し、安全な検査・治療提供に取り組んだ、北アルプス医療センターあづみ
病院(西澤理統括院長)「フリーズ&リリース」
。優良賞は、院内非採用の持参
薬に関する業務の問題に着目し、スタッフへの意識づけや新たな院内採用への
提案などから、非採用薬処方の削減と院業務の効率化を図った小諸厚生総合病
院(黒栁隆之病院長)の「サンデーズ」が受賞しました。
油井博一代表理事専務理事は、
「どのサークルも大変レベルの高いものとなっ
ている。この活動は職員教育にもつながるため、病院で広げ続けていってほし
い。
」と今後の活動への期待を込め、幕を閉じました。
(高野里菜通信員)
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№1042 2016 年 4 月 1 日
地域医療フォーラム in ながの
(第 28 回地域医療懇談会)を開催しました
(長野松代総合病院)
JA長野厚生連・長野松代総合病院(秋月章統括院長)は、地域住民向けに
医療や健康に関する話題を提供し意見交換を行う
「地域医療フォーラム in なが
の(第 28 回地域医療懇談会)」を開催し、地域住民約 200 名を含む約 300 名が
参加しました。
医療講演では、中村裕一副統括院長・脳
神経外科統括部長より『認知症~最新治療
と予防について~』と題して、認知症の種
類から治療法・予防について講演をいただ
きました。認知症の治療はできるだけ早期
に受診することが重要であり、さまざまな
タイプの認知症を鑑別して診断をつけるこ
とが必要との説明があり、また、認知症予
防に有効な生活習慣も紹介されました。
通院における地域の交通事情に関する討
論では、
「車が運転できなくなった、あるい
は運転免許を返納したらどのように通院す
講演会場の様子
るか」について議論されました。近年、高齢者が当事者になる交通事故や運転
免許の自主返納が注目されており、車に替わる通院手段の確保が大きな課題と
なっています。交通事業者からは公共交通機関の割引制度や福祉自動車による
送迎など、利便性のよいサービスが紹介されました。また長野市・千曲市の公
共交通担当者によると、公共交通機関の利用者減少により行政の負担が増大し
ている状況があり、現在の公共交通を維持するためには地域住民の積極的な利
用と、一人ひとりが地域の公共交通を守るという意識を持つことが必要との意
見が出されました。
この他にも院内ツアーやリハビリテーション部による運動指導では、簡単な
言葉を覚えるテストや頭を使った体操などが紹介され、参加者は楽しみながら
取り組んでいました。
(高野里菜通信員)
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JA全厚連情報
№1042 2016 年 4 月 1 日
新規採用職員4月からは地域医療の支えに
JA長野厚生連 平成 28 年度新規採用職員研修会
(JA長野厚生連)
JA長野厚生連(内堀茂・代表理事理事長)は3月9日、JA長野県ビルで
来年度の新規採用職員を対象に研修会を開催し、看護師、薬剤師、事務職など
約 250 人が参加しました。4月からの県下厚生連病院への勤務を前に、協同組
合と厚生連医療運動やビジネスマナーなど社会人としての心構えを学び、意識
を高めました。
油井博一代表理事専務理事は
開会の挨拶で「4月から約 400
人が新たに厚生連の一員となる。
厚生連は、支えあいと助け合い
の協同の理念を軸として、農業
を行なう地域、過疎化が進む地
域の命を守っている。その誇り
講演を聞く新規採用職員
を胸に、私たちの仲間として仕
事にあたってほしい」と激励の挨拶を述べました。
はじめに本会の渡邉康幸参事から協同組織と厚生連医療の役割について講演
いただき、組合員・役職員の共通の理念である『JA綱領』について、その考
えが日々の活動の基本となっているとの説明がありました。また、厚生連理念
についても触れ、
「医療人として社会全体から求められ、地域の健康を守ってい
く」という役割を担っていることが話されました。そのほか、楯利彦総務部長
兼人事部長から本会全体の視点に立って人材育成する目標マネジメント、コン
プライアンスの取り組みについての講演がありました。午後の研修会では、J
A長野中央会の新井千恵子調査役を講師に迎え、社会における報告・連絡・相
談の必要性と信頼されるビジネスマナーについて説明しました。
新規採用職員があらためて本会職員として、地域のために働く自覚が芽生え
た研修会となりました。
(高野里菜通信員)
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JA全厚連情報
№1042 2016 年 4 月 1 日
看護学校卒業式
静岡県厚生連看護専門学校
JA静岡厚生連するが看護専門学校
(JA静岡厚生連)
浜松市東区の静岡県厚生連看護専門学校(松浦千穂子学校長)は4日、第 44
回卒業式を浜松市中区のアクトシティ浜松で行い、JA静岡厚生連・宮瀬雅司
代表理事理事長をはじめとする来賓や保護者、在校生が見守る中、38 名が卒業
しました。
同校の松浦千穂子学校長は
「今日の社会制度の変化に伴い、
看護師には高度な専門知識、異
なる施設や職種間をつなぐ力が
求められる。この学校で培った
学びを基に、それぞれの地域で
人々の健康と暮らしを支える看
護師として成長してほしい。」と
卒業生代表挨拶
激励しました。
卒業生を代表し森下友里加さんは「この3年間多くの人と出会い看護だけで
なく人としても成長した。人の温かさ、命の尊さを忘れず目指す看護師像に向
かって精進したい。
」
と挨拶しま
した。
7日には姉妹校であるするが
看護専門学校
(諸星浩美学校長)
でも第2回卒業式が行われ 35
名が卒業しました。両校の卒業
生はJA静岡厚生連の4病院を
はじめとする各病院への配属が
卒業証書を受け取る卒業生
決まっており、この春から看護
師としての活躍が期待されます。
(中西彩乃通信員)
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JA全厚連情報
№1042 2016 年 4 月 1 日
□会議日程
平成28年
4月14日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
4月22日(金) 経営管理委員会
10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
5月17日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
5月26日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(場所未定)
6月15日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
6月22日(水) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月 7日(木) 理事会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月15日(金) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月27日(水) 通常総会 11時から(場所未定)
9月14日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
9月29日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(場所未定)
10月13日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
10月21日(金) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
11月16日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月1日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月6日(火) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
平成29年
1月17日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
1月25日(水) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(場所未定)
2月 8日(水) 厚生連会長会議 13時から(場所未定)
2月16日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
2月21日(火) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
3月 8日(水) 臨時総会 11時から(場所未定)
3月15日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
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