ライオンズクラブ国際協会 グローバル指導力育成チーム 複合地区 情報ガイド 2014~2015 年度 ライオンズクラブ国際協会グローバル指導力育成チーム(GLT)へようこそ。GLT に加わることにより、あ なたは大きな重要性を持つとともに、エキサイティングでやりがいのある役職を担われることになりました。 本情報ガイドは、あなたがこの新たな任務に取りかかるために必要な情報を提供するものです。GLT の起こ り、構造、目的だけでなく、利用できるアイディア、ツール、資料も含まれています。こうした情報は、新た な指導者を育成し、会員増強と奉仕を促進・支援し、究極的にはクラブと会員がライオンズとして最大の力を 発揮できるよう手助けするために役立つでしょう。 就任に当たり本ガイドを熟読した上で、任期中の情報源としてご活用ください。 情報や資料についてのご質問、あるいは GLT に関する疑問やご意見がありましたら、 [email protected] までご連絡ください。 質の高いリーダーシップへのご献身に感謝申し上げるとともに、今後のご成功をお祈りいたします! 2014~2015 2 複合地区 GLT 情報ガイド 目次 グローバル指導力育成チーム はじめに 3 構造 4 目標、目的、責任 7 協力:GMT と GLT 10 コミュニケーション 12 指導者の発掘 14 ニーズ調査と計画立案 15 指導力育成プログラムおよび資料 16 研修ワークショップの企画 ライオンズの研修の効果的な進行 講師の選択 ウェビナー 推奨される複合地区レベルの研修 地区 GLT オリエンテーションの日程案 推奨される地区レベルの研修 推奨されるクラブレベルの研修 17 21 23 24 26 27 29 30 付録 31 上級(上位)ライオンズ・リーダーシップ研究会 32 講師育成研究会 33 講師育成エクセレンスシリーズ 34 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会 35 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会 36 複合地区指導力育成資金援助プログラム 38 GLT 地区資金援助プログラム 39 第二副地区ガバナー研修 40 ゾーン・チェアパーソン研修 41 ライオンズ学習センター・オンラインコース 42 クラブ役員オリエンテーション・プログラム情報 44 会員オリエンテーション 45 ライオンズ・メンター・プログラム 46 クラブ向上プロセス(CEP)プロ ファシリテーター情報 47 クラブ向上プロセス(CEP) 49 公認ガイディング・ライオン・プログラム 51 クラブ健康診断レポート 52 クラブ健康診断レポートを活用した行動戦略 53 2014~2015 3 グローバル指導力育成チーム はじめに 背景 あらゆる組織にとって、全体的な成功のためには有能な指導者の存在が不可欠です。優れた指導者チームは、 ライオンズクラブ国際協会が国際社会に質の高い有意義な奉仕を提供し、その使命を果たし続けていくために 必要なビジョン、指針、意欲を与えてくれます。 国際協会では長年の間、主に既存のクラブの会員増強と新クラブの結成に力を注いできました。しかし、効果 的なリーダーシップに基づく確固とした基盤がなければ、増やした会員を維持し、その力を最大限に発揮させ ることはできません。グローバル指導力育成チーム(GLT)はこうした問題に直接取り組むために組織されま した。 GLT は、グローバル会員増強チーム(GMT)と並行して相互に支援しながら活動する専門チームとして想定 されています。指導力育成は国際協会のあらゆるプログラムの成功と組織としての将来の活力にとって不可欠 であり、GLT はその取り組みを強化し支援するために設けられました。 GLT の目的は、効果が立証されている既存の枠組みを活用しながら、国際協会の指導者層を拡充していく着 実かつ長期的なアプローチを確立することです。それにより、ライオンズ指導者の発掘、研修、育成、意欲喚 起、活用への取り組みが大きく強化されることになるでしょう。 GLT の概要 グローバル指導力育成チーム(GLT)は、ライオンズクラブ国際協会の今後の発展にとって確固とした基盤た りうる、積極的な指導力育成のために必要な指針を提供します。また、必要な情報と助言を提供し、意欲を喚 起することにより、国際協会のあらゆるレベルにおける指導者の発掘と育成を促進します。GLT は、複合地 区および地区レベルを代表するコーディネーターとともに、地区ガバナー・チームとリジョン/ゾーン・チェ アパーソンを含めて構成されます。したがって、地域ごとのニーズに応じた研修・育成方法を促進しつつ、ク ラブレベルから上のレベルへと、より適格な指導者を育成するための包括的でグローバルな基盤を提供します。 また、グローバル会員増強チーム(GMT)との一貫した継続的な対話と協力は、双方の効果を高めるために 不可欠です。 GLT は、適格な指導者を発掘し、意欲を喚起し、効果的に採用するとともに、その機能・運営面での研修や 教育に力を注ぐことを可能にします。結果的にリーダーシップの効果的な引き継ぎを計画する能力が高まり、 スキルを備えたライオンズ指導者の層が拡大することで、国際協会には大きなメリットがもたらされます。 それぞれの地域のニーズと国際協会の指導力育成の機会に精通し、コミュニケーションと意欲喚起の能力を持 つ経験豊かで適格なライオンズ指導者は、最も重要なレベル、つまり個々のライオンズクラブでの GLT の効 果を高めることになるでしょう。有能な指導者の必要性に対する認識を高め、スキルを備えた指導者候補を発 掘し、国際協会のあらゆるレベルで指導力育成の機会を促進することは、ライオンズクラブ国際協会のリーダ ーシップ基盤の質を高めることにつながります。 2014~2015 4 構造 GLT/GMT の構造 GMT と GLT は、会員増強と指導力育成の強化に向けて並行して機能します。二つの組織は、執行協議会によ り国際レベルで結びつき、かつ調整されます。GMT/GLT 執行協議会では、国際会長の指揮のもと、国際第一 副会長と国際第二副会長がそれぞれ GMT と GLT を監督および指導します。GMT と GLT はさらに、二人の国 際コーディネーター、家族及び女性国際コーディネーター、国際理事会の会員増強委員会・リーダーシップ委 員会・地区及びクラブ・サービス委員会の委員長で構成される合同運営委員会、および各会則地域リーダーか らも支援を受けます。 GLT の構造は一般に GMT の構造と対をなしています。これにより、両チームが効果的に協力し、研修・指導 力育成ニーズを徹底的に調査し、個々の地域特有のニーズを満たすことが可能になります。ただし、地域によ っては、一人の有資格のライオンが GLT と GMT の代表を兼務することもあります。 2014~2015 5 GLT の構造 GLT は、特定の会則地域またはエリアを担当するライオンズ指導者により構成されます。地域のニーズを十 分に分析して適切なプログラムを開発・実施できるよう、GLT メンバーは 3 年の任期を務めます。GLT メン バーは 1 年ごとに全員が評価を受け、実績に基づき再任または解任が決定されます。 執行協議会:GMT/GLT 執行協議会は以下によって構成されます。 o 議長として国際会長 o GMT リエゾンとして国際第一副会長 o GLT リエゾンとして国際第二副会長 o リーダーシップ委員会、会員増強委員会、地区及びクラブ・サービス委員会の委員長 o 任命された GLT 国際コーディネーター o 任命された GMT 国際コーディネーター o 女性及び家族国際コーディネーター o ライオンズクラブ国際協会事務総長 GLT 国際コーディネーター:GLT 国際コーディネーターは GMT/GLT 執行協議会の任命されたメンバ ーであり、第二副会長と GLT の世界的な組織との連絡窓口として機能します。また、執行役員に報告 を行い、GLT 会則地域リーダーを支援し、地域のニーズを調査して優先順位を設定し、GLT エリアリ ーダーおよびアドバイザーを励まし、世界各地で行われる多様な会議や行事で GLT の代表を務めます。 さらに、国際本部リーダーシップ部のスタッフと協力し、GLT の目標と目的の達成を促します。 GLT家族・女性コーディネーター:GLT家族・女性コーディネーターの役割は、ライオンズ指導者と しての女性の育成と参加を促しながら、GLTが女性指導者の増強に一貫して取り組んでいくよう働き かけることです。この役職は、指導力育成に関する事項をGLT国際コーディネーターに報告し、その 指示を仰ぎます。 GLT会則地域リーダー:GMTとGLTのそれぞれに対し、世界全体で11名まで(各会則地域につき少な くとも1名を含む)の会則地域リーダーが配置されます。地域の規模や特殊なニーズを考慮し、アメリ カ合衆国、その領域、バミューダ、バハマ諸島には2名まで、東洋東南アジアには3名まで、アフリカ 大陸には1名の会則地域リーダーを、各チームに任命できます。協調と協力によって最大の効果が得ら れるよう、GMTとGLTでは同じ割り当て区域に同じ人数の会則地域リーダーが配置されます。ただし、 地域によっては、一人の有資格のライオンがGLTとGMTの代表を兼務することもあります。GMTおよ びGLT会則地域リーダーの任命は、国際会長が国際第一・第二副会長および地域の指導者と相談して 行います。その任期は3年ですが、1年ごとに評価を受け、実績に基づき再任または解任が決定されま す。 GLT エリアリーダー:世界全体で GLT エリアリーダーの数は約 41 人。GLT には GMT のエリアリー ダーと同じ地域構成のもと、同じ人数のエリアリーダーが選任されています。ただし、地域によって は、一人の有資格のライオンが GLT と GMT の代表を兼務することもあります。遠隔地や特殊な地理 的地域での指導力育成の取り組みを支援するため、特別エリア・アドバイザーが配置される場合もあ ります。同じ地域を担当する GLT と GMT それぞれのエリアリーダーは、地域のニーズに効果的に対 応するため、継続的に連絡を取り合います。GLT エリアリーダーの任命は、国際会長が国際第一・第 二副会長および会則地域リーダーと相談して行います。 2014~2015 6 複合地区GLT:二つ以上の複合地区で構成されるGMT/GLTエリアまたは特別エリアに割り当てられた 各複合地区でGLT(複合地区GLT)が編成され、複合地区GLTコーディネーター、協議会議長、およ び指導力育成に見識の高い適格なライオン(3名まで)により構成されます。複合地区GLTコーディネ ーターは、当該エリアを管轄するGMT/GLTエリアリーダーまたは特別エリア・アドバイザーが一つの 複合地区しか担当していない場合には設けられません。この場合には、担当のGLTエリアリーダーま たは特別エリア・アドバイザーが複合地区レベルの任務も遂行することになります。複合地区GLTは 複合地区GMTと連携して活動します。 地区 GLT:各地区で GLT が編成され、地区 GLT コーディネーターと地区ガバナー・チーム(第二副 地区ガバナーをリエゾンとする)により構成されます。ゾーン・チェアパーソンとリジョン・チェア パーソンも、2013 年 7 月より地区 GLT および GMT に加えられました。必要に応じて他の適格なライ オンをチームに加えることができます。地区 GLT は地区 GMT と協力して活動します(地区ガバナ ー・チームは、地区レベルの GLT/GMT 双方の中心的なメンバーとなります)。地区 GLT コーディネ ーターその他の GLT メンバーの任命は、地区ガバナーが GLT エリアリーダー、複合地区 GLT コーデ ィネーター(該当する場合)、および第一・第二副地区ガバナーと相談して行います。 目標、目的、責任 GLT は複数レベルの指導者によって構成されていますが、以下の目標と目的は常に一貫しています。 • すべてのレベルで新たなライオンズ指導者を発掘し、育成する • 指導力育成ニーズを調査し、それを満たすための資料を特定することにより、国際協会の研修・育成 プログラムの適切性と効果を高める • 国際協会のすべてのレベルで研修を増やす • 研修・育成の機会を地域のニーズに適合させる • 地域間で成功事例を共有する • 新しい研修ツールの導入を奨励する • 質の高いリーダーシップの決定的重要性に対するライオンズの理解を高める GLT の各レベルの具体的な責任は以下の通りです。 GLT 国際コーディネーター 責任 o 国際協会のすべてのレベルで指導者を育成し、成功することの必要性に対する認識と理解を高 める o GLT 会則地域リーダーを監督および支援し、意欲を喚起する o GLT 会則地域会議に出席してニーズを見極め、戦略を練り、情報を交換し、指導力育成プログ ラムを奨励および推奨する o GLT 会則地域リーダーの報告に基づき地域のニーズを調査して優先順位を設定し、リーダーシ ップ部と協力してニーズに対応する o GLT 会則地域リーダーの四半期報告書が確実に提出されるようにする o 各会則地域のリーダーシップ育成・報告計画の遂行を支援する o 複合地区、地区、クラブが指導力育成目標を達成できるよう、GLT エリアリーダーに支援の提 供を奨励する o 提出された GLT 会則地域リーダーの四半期報告書に基づき、各会則地域の指導力育成ニーズと 進捗状況について国際第二副会長に報告する o 各会則地域の指導力育成ニーズと進捗状況について国際理事会のリーダーシップ委員会に報告 するとともに、年に 1 回理事会会議に出席し、理事会全体のゼネラル・セッション(理事会プ ログラムによる)または合同委員会会議で GLT の状況報告を行う 2014~2015 7 GLT 会則地域リーダーの実績を評価し、執行役員に再任/解任を勧告する ウェビナーを実施および参加することにより、状況報告を促し、情報を提供し、具体的な行動 を奨励する o フォーラム、大会、その他の行事で GLT の代表を務める(エリア・フォーラムは所属エリアのフ ォーラムを含めて年に 3 回以上) o 対立が存在する地域や GLT エリアリーダーが支援を必要としている地域については、複合地区 および地区 GLT コーディネーター任命の調停を支援する o 適性、経験、関心に基づきライオンズ指導者候補を発掘し、指導力向上を奨励する o o GLT 家族・女性コーディネーター 責任 o 国際協会のすべてのレベルにおける女性および家族会員の指導力向上の必要性について、認識 と理解を高める o 女性および家族会員の研修・育成ニーズを調査する o 見極めた研修・指導力育成ニーズを GLT 国際コーディネーターに報告する o 女性および家族会員の中から適性、経験、関心に基づきライオンズ指導者候補を発掘し、指導 力向上を奨励する o 国際協会の研修・指導力育成プログラムおよび資料に関する実用的な知識を維持する o 国際協会全体において適格な女性および家族会員が積極的に指導的責任を担うよう奨励する o 女性および家族会員の指導力研修・育成を積極的に推進する GLT 会則地域リーダー 責任 o GLT エリアリーダーを監督および支援し、意欲を喚起する o エリア・フォーラムで指導力研修・育成に重点が置かれるようにする o 国際協会のすべてのレベルにおける質の高いリーダーシップの必要性について、認識と理解を 高める o GLT エリアリーダーからの報告に基づき、会則地域のニーズを調査する o 指導力育成ニーズと進捗状況について執行協議会とリーダーシップ部に報告する o 同位の GMT メンバーと協力してニーズを見極め、適切な研修が行われるようにする o 適性、経験、関心に基づき有望な指導者候補を発掘し、指導力向上を奨励する GLT エリアリーダー/特別エリア・アドバイザー 責任 o 複合地区、単一地区、または複合地区 GLT の設置が必要とされない地区の GLT を監督および 支援し、意欲を喚起する o 複合地区/地区 GLT の報告に基づき、エリアのニーズを調査する o 会員増強の取り組みも支援しながら、ライオンズ指導者を効果的に発掘し育成することを目標 に、エリアのニーズに即した研修・指導力育成計画を立てる o エリア全体において指導力研修・育成が奨励されるようにする o 国際協会のすべてのレベルにおける質の高いリーダーシップの必要性について、認識と理解を 高める o 研修・指導力育成ニーズと進捗状況について会則地域リーダー(特別エリア・アドバイザーの 場合はエリアリーダー)とリーダーシップ部に報告する o 同位の GMT メンバーと協力してニーズを見極め、適切な研修が行われるようにする o 適性、経験、関心に基づき指導者候補を発掘し、指導力向上を奨励するとともに、有資格の候 補者をライオンズ・リーダーシップ研究会や講師育成研究会に推薦し、修了者の積極的な参加 を奨励する o 地域の研修プログラムの効果を監視する 2014~2015 8 o o o カリキュラムに関する意見をリーダーシップ部に提供する 地区ガバナーエレクト・セミナーのグループリーダーが行う事前準備を支援し、担当のすべて の複合地区および単一地区で地区ガバナーエレクト研修が適切な時期に効果的に行われるよう にする リーダーシップ部と協力し、講師による研修やインターネットベースの研修を提供する GLT 複合地区:複合地区 GLT コーディネーター 責任 o 地区 GLT を支援し、意欲を喚起する o 複合地区の研修・指導力育成ニーズを調査し、エリアリーダーに伝達する o エリアリーダーの指導に基づき、複合地区の研修・育成計画を策定する o 複合地区の会議や大会で研修を企画し、参加を呼びかける o 同位の GMT メンバーと協力してニーズを見極め、適切な研修が行われるようにする o 国際協会の指導力育成プログラム、ツール、資料に関する情報を複合地区内のライオンズに提 供し、その活用を奨励する o 第一および第二副地区ガバナー研修を企画・実施する o 複合地区における研修・育成プログラムを評価し、エリアリーダーとリーダーシップ部に意見 を提供する o 適性、経験、関心に基づき指導者候補を発掘し、指導力向上を奨励するとともに、有資格の候 補者をライオンズ・リーダーシップ研究会や講師育成研究会に推薦し、修了者の積極的な参加 を奨励する o 複合地区全体において指導力研修・育成が重視されるようにする o 国際協会のすべてのレベルにおける質の高いリーダーシップの必要性について、認識と理解を 高める 地区 GLT:地区 GLT コーディネーター 責任 o ゾーンおよびクラブの指導者を支援し、意欲を喚起する o 地区の研修・指導力育成ニーズを調査し、地区に伝達する o 複合地区 GLT または適切な場合には GLT エリアリーダーの指導に基づき、地区 GLT のメンバ ーと協力して地区の研修・育成計画を策定する o 地区の会議や大会で研修を企画し、参加を呼びかける o 同位の GMT メンバーと協力してニーズを見極め、適切な研修が行われるようにする o 国際協会の指導力育成プログラム、ツール、資料に関する情報を地区内のライオンズに提供し、 その活用を奨励する o ゾーン・チェアパーソン研修およびクラブ役員研修を企画・実施する o 公認ガイディング・ライオン研修を企画・実施し、彼らに支援と助言を提供する o クラブ向上プロセス・ワークショップを企画・実施する o 新会員オリエンテーションが効果的に行われるようにする o 地区における研修・育成プログラムを評価し、複合地区 GLT または適切な場合には GLT エリ アリーダーとリーダーシップ部に意見を提供する o 適性、経験、関心に基づき指導者候補を発掘し、指導力向上を奨励するとともに、有資格の候 補者をさらなる育成の機会に推薦し、ライオンズ・メンター・プログラムへの参加を奨励する o 勧誘すべき地域の指導者を特定し、フォローアップできるよう GMT に紹介する o 地区全体において指導力研修・育成が重視されるようにする o 国際協会のすべてのレベルにおける質の高いリーダーシップの必要性について、認識と理解を 高める 2014~2015 9 協力:GMT と GLT ライオンズクラブ国際協会が高まり続ける地域社会のニーズに対応するには、会員を増強することが重要です。 有能な指導者チームは、会員が質の高い有意義な奉仕を行えるよう、不可欠な情報や指導を提供して意欲を喚 起します。 会員増強と指導力育成は、必要とされる地域社会奉仕を提供し、ライオンズとして「われわれは奉仕する」と いう使命を果たしていく能力を維持する上で極めて重要です。グローバル会員増強チーム(GMT)とグロー バル指導力育成チーム(GLT)が設置されたのはそのためです。 両チームは、以下の三つの基本的な目標を共有しています。 • 継続的な会員増強 • クラブのさらなる向上 • リーダーシップの質の向上 GMT と GLT は並行して存在する二つの独立したチームでありながら、それぞれの効果は協力して取り組むこ とによってのみ最大化されます。 個々の才能は協力することでより効果的に発揮されます。会員の増強とリーダーシップの質の向上に必要な知 識、スキル、経験をすべて持ち合わせたライオンは誰一人として存在しません。力を合わせることで、GMT と GLT がそれぞれに有する特別な知識とスキルが活かされ、双方の効果を最大限に高めることができるので す。 例:GMT がクラブや会員の課題と利用できる支援プログラムについての知識を活かし、会員の満足感 を高めたいと考えているクラブをいくつか特定する。GMT は彼らにクラブ向上プロセス(CEP)に参 加するよう奨励し、クラブが CEP に関心を持っていることを GLT に伝える。研修や対話型の進行に 関する専門知識を持つ GLT は、CEP ワークショップを計画し、それが効果的に実施されるように計ら う。 協力は刺激と独創性の源です。常に率直に情報を交換し、課題、機会、アイディアを分かち合うことで、一人 では発見できない新たな知見や視点が生まれることもあります。GMT と GLT は互いに助け合って最も効果的 な計画を立てることにより、問題を解決し課題に取り組むことができます。 例:GMT が直ちに新たなライオンズクラブを結成できそうな地域を特定する。GMT コーディネータ ーは、その地域のガイディング・ライオンの経験が比較的浅いことから、新クラブが結成されてから の支援や指導に不安を感じている。そこで GLT コーディネーターに相談すると、GLT が近隣の地区で 公認ガイディング・ライオン研修を行ったばかりで、その講師の一人が非常に有能な公認ガイディン グ・ライオンであったことが分かる。GMT コーディネーターと GLT コーディネーターはともに、講 師を務めたこの公認ガイディング・ライオンと経験の浅いガイディング・ライオンの間にメンタリン グ関係を結ばせようと決める。 協力は目標達成の時期を早めるために役立ちます。GMT と GLT は具体的な目的を伝え合うことにより、それ ぞれの責務に集中しながら他方の努力を補うことができます。結果的に、予定よりも短期間で目標を達成する ことができるでしょう。 例:GLT の目的の一つは新たな指導者候補の発掘である。GMT がゾーン・チェアパーソンと連絡を取 り合う中で、あるゾーン・チェアパーソンの熱意と能力に感心する。このゾーン・チェアパーソンに 地域で行われる研修行事に参加するよう勧めるが、時間的なゆとりがないからという理由で応じても らえない。GMT がこのことを GLT に伝えると、GLT はこのゾーン・チェアパーソンに連絡してさま 2014~2015 10 ざまな選択肢について話し合い、適切なオンライン研修や指導力向上の機会を提案する。 GMT には、新会員の確保、新クラブの結成、クラブの成功を促すことによる会員維持率の向上を通して、会 員を増強する責任があります。GLT は、新たなライオンズ指導者候補を発掘してその指導力向上を奨励する とともに、適切な研修・育成プログラムの提供によってリーダーシップの質を高め、成果と国際協会の成功を 最大化することを目指します。連携して活動する両チームが効果的に協力すれば、全体的な効果は部分の総和 を上回ることになるはずです。 人は一人ひとりでは一滴の滴のような存在にすぎないが、結集すれば大海のごとき大きな力を成す サトロ・リュウノスケ 2014~2015 11 コミュニケーション GLT の成功にとって、コミュニケーションは重要であるばかりか不可欠です。GLT ではチームワークと協力 が重視され、その目標を達成するにはさまざまなライオンとの意思疎通が必要です。 最も有能な GLT メンバーは、なすべきこと、その方法、担当者、必要な資源、期限の設定を含めて、目標、 行動計画、具体的な作業に関する情報を交換します。効果的なコミュニケーションが欠けていれば、GLT の 取り組みがその目的を果たすことは不可能でしょう。 地区レベルでは、地区ガバナー、第一副地区ガバナー、第二副地区ガバナー、地区 GLT コーディネーター、 リジョンおよびゾーン・チェアパーソン、その他を含む地区 GLT メンバーが定期的に連絡を取り合い、地区 GLT の目標の達成にメンバー全員が確実に集中し続けるようにすべきです。目標は全員で設定すべきであり、 一人ひとりがチームで立てた行動計画を全面的に支援し、その遂行に尽力しなければなりません。チームの話 し合いはメンバーの決定に従い、直接会って行うこともできれば、電話やインターネットを利用することもで きます。その方法は問わず、チームと地区のためにはこのような定期的なコミュニケーションが欠かせません。 地区 GLT コーディネーターは複合地区 GLT コーディネーター(単一地区の場合は GLT エリアリーダー)と 連絡を取り合います。その方法と頻度は複合地区 GLT、GLT エリアリーダー、または特別エリア・アドバイ ザーが決定します(エリアリーダーの決定によっては複合地区四半期報告書を利用することもできます。研 修・育成上の優先事項、ツール、資料に関する最新の知識を維持するためには、この情報交換が不可欠です。 複合地区 GLT および/またはエリアリーダーは助言を提供し、課題の整理とそれらに対応するための選択肢の 特定を支援し、他の地域で効果を発揮した成功事例を伝達することができます。 例えば以下を含め、幅広いトピックについて情報を交換すべきです。 • • • • • • • • 地区 GLT の目標、同様に複合地区 GLT の目標(これらは相関を持つべきです) 地区 GLT および複合地区 GLT の行動計画 進捗状況の報告(そのために複合地区四半期報告書が用意されています) 地区で利用できる研修・育成プログラムおよび資料に関する情報 地区 GLT のスキル強化を促すための研修・育成プログラムおよび資料に関する情報 具体的な課題や機会 GLT の成功事例 意欲喚起 GLT エリアリーダーには GLT 会則地域リーダーと国際協会に進捗状況を報告する責任があり、GLT の活動、 その効果、克服すべき障害に関する情報を常に分かち合うことが重要です。そうすれば、GLT と国際協会は 各地域のニーズを満たすために必要なツールや資料を協力して提供することができるはずです。そのすべては、 ライオンズが必要な奉仕を各地域社会に効果的に提供し続けられるよう、ライオンズのリーダーシップの質を 全体的に高めることを目的としています。 四半期報告書の提出期限は下記の通りです。 • 地区から複合地区へ – 10 月、1 月、4 月、および 6 月 1 日 • 複合地区からエリアリーダーへ – 10 月、1 月、4 月、および 6 月 10 日 • エリアリーダーから会則地域リーダーへ – 10 月、1 月、4 月、および 6 月 15 日 当然ながら、コミュニケーションの範囲は上記に限られるべきではありません。GMT との協力が不可欠であ るため、同位の GMT メンバーをコミュニケーションの輪に含める必要があります。元指導者、現指導者、あ らゆるレベルのメンバーを含めた他のライオンも、GLT の活動に役立つ貴重な情報を与えてくれる可能性が あります。常に率直に情報を交換していれば、確実にあらゆる機会を活かしてリーダーシップの質の向上を促 進することができるでしょう。次のすばらしいアイディアがどこから訪れるかは、誰にも分からないものなの です。 2014~2015 12 指導者の発掘 優れたライオンズ指導者の特徴は数多くあります。ライオニズムに関する幅広い知識、熱意、決意、団結心、きめ 細やかな委任、対立処理のスキル、奉仕への献身など、挙げればきりがないほどです。しかし、すばらしい指導者 になりたいと願うなら、下記の 5 つの不可欠な特徴を身に付ける必要があります。さまざまな研修セミナー、ワー クショップ、会議その他の訪問先で有望な指導者候補を発掘しようとする時は、これらの重要な特徴を備えたライ オンを探してください。 共感:他者の感情、状況、目標への理解と同調。困難な状況にあっても共感を示すことで、仲間から 尊敬を集めることができます。優れた指導者には、対立が生じても双方の当事者の気持ちを理解し、 話し合いによって友好的に解決させる力があります。指導者が共感を示す時、チームが発揮する効果 は大いに高まるでしょう。 固い決意:障害にぶつかっても、決して揺らぐことのない強い決意。こうした決意と前向きな態度を もってすれば、不可能のように見える状況を一転させることができ、他者に明るい未来を思い描かせ、 最終結果を念頭に当面の作業を続行させることが可能となります。 客観性:自らを状況から切り離し、公平に状況を分析できる能力。有能な指導者は、先が見えない事態に 直面しても冷静で落ち着いているものです。このような安定した態度は人柄を感じさせ、ともすると動揺 しかねない他者に安心感を与えます。それはチームの前進を可能にするでしょう。 優れたコミュニケーション能力:有能な指導者は、難なく会議を運営し、生産的な討論を円滑に進め、 発表や説明を行えなければなりません。優れたプレゼンテーションのスキルを持ち、当面の課題の要 点を正確に伝えるとともに、不明瞭な部分があれば表面化する前に対処できることが必要です。 知識豊富:さまざまな知識を持ち、必要とされる情報や支援を見つける能力。あらゆる事柄を熟知す ることは不可能でも、自分よりも知識があり、必要に応じて資料を集めてくれそうな人に助力を求め ることができるはずです。 GLT のメンバーとして、上記の特徴を備えたライオンを探し、指導力を高めるよう奨励してください。指導 者候補が見つかったら、個々の育成ニーズとそれに応じて取るべき手順を見極め、進捗状況を追跡するために、 ツール「ライオンズ・リーダーシップ・プロフィールが役立つでしょう。 上記の特徴は現在の指導者とその候補者を問わず、継続的な努力と実践によって誰もが習得できるものであり、 そのことを忘れてはなりません。 リーダーシップと学ぶこととは切っても切り離せないものである。 ジョン F. ケネディ 2014~2015 13 ニーズ調査と計画立案 私たちはライオニズムの国際性を理解していますが、地域によって課題や機会はさまざまであることも知って います。こうした課題に対処し、機会をうまく利用できるかは、指導者の能力によって大きく左右されます。 意欲を喚起し支援を提供できる指導者がいなければ、どんな組織もその努力を効果的に結集することはできま せん。したがって、地域ごとのニーズを満たす指導力育成に重点的に取り組むことが不可欠です。 GLT の構造における重要な要素は、各地区、複合地区、会則地域がそれぞれ特有のニーズに応じて指導力育 成に取り組めるようにしていることです。こうしたニーズを見極めた上で、それを満たす研修を企画し資料を 提供するプロセスは、指導力育成ニーズを調査することから始まります。 ニーズ調査とは、現在の状況を批判的に分析し、あるべき状況との間にギャップが存在しないかを見極めるこ とです。指導力育成ニーズの調査が適切に行われた場合、その結果は指導力育成計画を策定する際の基盤とな ります。既存の研修資料の利用や、国際協会が確実に有能な指導者を輩出し続けるために必要な新たな資料の 作成など、それに具体的な詳細を加えるとよいでしょう。 GLT プログラムの一環として、調査は地区と複合地区の各レベルで行われることになります。両レベルで調 査を行う目的は、指導力育成の具体的な取り組みの有無と頻度、指導力育成プログラム/大会/フォーラムに参 加したクラブと会員の数、現存と将来の研修を担当する有資格のライオンズ講師の存在、地区または複合地区 の指導力育成計画の存在などを確認することです。 地区 GLT コーディネーターは、地区ガバナー・チームを含む地区 GLT のメンバーと協議し、ゾーン・チェア パーソンとも相談の上、複合地区リーダーシップ評価表を記入すべきです。記入し終えた評価表は、複合地区 GLT コーディネーター(単一地区の場合は GLT エリアリーダー)にもお渡しください。 各地区および複合地区では、少なくとも年に 1 回はニーズ調査を行うべきです。ツール「複合地区リーダーシ ップ評価表」が用意されておりますので、ご利用ください。 ニーズを満たすための計画 地区および複合地区で調査を行う目的は、その結果を役立てて指導力育成計画を策定することで、現行の効果 的なプログラムが継続され、行われていないプログラムや効果の不十分なプログラムがあれば追加のプログラ ムが導入されるようにすることです。この計画では、特定のプログラムを組み合わせることや、自主学習を促 す戦略を立てることができます。 地区の指導力育成計画の焦点としては、以下が挙げられます。 • • • ゾーンおよびクラブレベルでの研修 すべてのクラブにおける会員オリエンテーション 新クラブを支援できる有能なライオンを十分に確保し、オンラインの「リーダーシップ情報センタ ー」の利用を促進するための公認ガイディング・ライオン研修 どんな指導力育成計画にも、トピック、対象、目的など、具体的なガイドラインを含めるべきです。心得てお くべき重要なことは、計画は個々に異なっていてもよいということです。あらゆる状況は独特のものであり、 GLT の責任は、担当地域のライオンズのニーズを満たすとともに、機会に基づく指導力育成計画を策定する ことです。 国際協会ではテンプレート複合地区指導力育成計画書」を用意しておりますので、計画立案の際にお役立てく ださい。 2014~2015 14 指導力育成プログラムおよび資料 指導力育成計画を立てたら、関連の資料を集める必要があります。国際協会では、計画の遂行に役立つまざま なプログラムやツールを用意しています。その多くは、担当地域特有のニーズを満たすものへと容易に調整で きるものです。 地区 GLT コーディネーターは、複合地区、地区、クラブの取り組みを含めて、地域に存在するその他の研修 資料を熟知しておくべきです。仲間の GLT メンバーや、GMT メンバーその他のライオンと意見を交換するこ とにより、指導力育成に利用できるお手元の資料を増やしてください。そうすることで、新たな研修ニーズに 迅速に対応する準備が整うでしょう。 研修・指導力育成に役立つ重要なプログラムやツールに関する基本的な情報は付録に記載されていますが、詳 細は国際協会ウェブサイトでご確認ください。以下にいくつか例を挙げます。 • • • • • • • • • • • 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会 講師育成研究会 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会 ライオンズ学習センター・オンラインコース クラブ役員オリエンテーション・プログラム情報 会員オリエンテーション ライオンズ・メンター・プログラム ゾーン・チェアパーソン研修およびゾーン・チェアパーソン・マニュアル クラブ役員研修およびクラブ役員マニュアル 地区ガバナーエレクト(DGE)研修および地区ガバナー・ チーム・マニュアル 第二副地区ガバナー研修 研修・育成の取り組みに役立つ資料は上記以外にも用意されています。詳細およびカリキュラム教材について は、リーダーシップ情報センターをご覧ください。 GLT の責任は、クラブの健康を促進し、会員の満足度を高め、究極的にはライオンズの能力を強化して地域 社会が必要としている有意義な奉仕を提供できるよう、国際協会のすべてのレベルでライオンズ指導者の質を 高めることです。ライオンズ指導者はこの目的を達成するため、クラブへの支援に尽力しなければなりません。 そのために役立つ重要なツールに関する基本的な情報は付録に記載されていますが、詳細は国際協会ウェブサ イトでご確認ください。以下にいくつか例を挙げます。 • • • • クラブ向上プロセス(CEP) 公認ガイディング・ライオン クラブ健康診断レポート クラブ強化への青写真 2014~2015 15 研修ワークショップの企画 研修への取り組みはそれが有意義なものとなるよう、まずニーズを調査することから始めるべきです。研修・ 育成プログラムはすべて、調査によって見極めた具体的なニーズを満たすものでなければなりません。 ニーズを満たすために研修ワークショップが必要であると判断したら、ワークショップの計画立案に着手しま す。その際には、ワークショップの議題(ニーズ調査で特定したトピックを含む)、日程と各セッションの長 さ、適切な会場、室内配置、休憩と食事などについて決定します。最大限の成功を収められるよう、最適任の 講師を確保するとともに、ワークショップの対象者に十分に前もって参加を呼びかけることも忘れないでくだ さい。 プログラム 調査結果に基づきワークショップの内容を計画し、見極めたニーズを満たすト ピックや課題を盛り込みます。リーダーシップ情報センターには、マニュア ル、プリント、パワーポイント・スライドなど、講師がダウンロードして利用 できるさまざまな資料が用意されています。これらの資料は、地域に適したも のへと容易に変更できます。 ワークショップで取り上げるトピックは、GLT メンバーその他のライオンにも 伝えてください。彼らはカリキュラムの土台にできるその他の資料を入手でき るかもしれません。 長さ ワークショップの長さを検討し、含めるべきトピックに基づき決定してくださ い。参加者候補が取れる時間に加えて、休憩や食事の時間を考慮に入れます。 場合によっては、研修内容をいくつかの要素に分けて、別々の日に行えるよう にする必要が生じるでしょう。 例えば、クラブ役員研修については、各役職(会長、幹事、会計)に特化した 丸一日の研修を計画できます。また、三役それぞれの研修を別々の部屋で別々 の講師によって同時に提供するなど、研修をすべて一日で行うというアプロー チも可能です。あるいは、3 回の週末をかけて研修を提供し、各回で特定のトピ ックを取り上げることを検討してもよいでしょう。 開催日時については、出席すべき全員の都合を考慮する必要があります。決定する 前に、仕事の予定や祝祭日を考慮してください。 講師の選択 2014~2015 ワークショップの全体的な効果は、講師に誰を選ぶかによって大いに左右され ます。詳細については「講師の選択」(22 ページ)を参照してください。 16 予算 総費用の見積もりと資金源を決定します。その際には、主に以下を考慮しまし ょう。 • • • • • • • 参加者 – 予定している参加者は何人か?主催側はどのような参加者経費 を負担するか?各参加者から参加費を集めるか? 講師 – 何人の講師が必要か?主催側はどのような関連経費を負担する か? 会議室 – 必要なすべての会議室の使用料はいくらか(グループ別の会議 用に追加の部屋が必要か)? 宿泊施設 - 宿泊の必要な講師および/または参加者がいるか?相部屋でも かまわないか?一部屋の宿泊料金はいくらか? 飲食物 – 休憩時間に飲み物を用意し、ワークショップ開催中に食事を出 すか?その場合、かかる費用はいくらか(サービス料などを含めて)? 視聴覚機材 -- 液晶プロジェクター、スクリーン、コンピューター、マイ ク/音響設備などを借りる必要があるか?ワークショップ開催中、料金を 支払えば会場でのコピーやスキャンが可能か? 必要な用具や文具 – フリップチャート、フリップチャート用のマーカ ー、ペン/鉛筆、名札、証書、ガムテープ、プリント、バインダー、その 他の事務用品などにかかる費用は? 人によっては必要な機器、飲み物、文具などを無料で調達できる場合があるの で、これらについては GLT メンバーその他のライオンと相談するとよいでしょ う。 2014~2015 17 会場 – 研修の 場所 適切な研修施設を選ぶことも非常に重要です。参加者は、会議室を機能的で心 地よいものにしたり、おいしい食事を手配したり、全体的に行き届いた研修に するために払われた努力には気付かなくても、これらの要素が欠けていた場合 には忘れないものです。 要件に基づきさまざまな会場に問い合わせてください。学校、教会、公民館や 官公庁舎、大学寮などの無料の研修室を探してみましょう。考慮すべき事項と しては以下が挙げられます。 • • • • • • • • • 2014~2015 交通の便 – 会場は参加者が行きやすい中心地にあるか? 会議室 - 研修の目的、参加人数、プログラムの内容、視聴覚機材/教材/資 料の使用に適した十分なスペースがあるか? 技術上のニーズ – 必要なコンピューター、液晶プロジェクター、スクリ ーン、マイク、演壇などを会場の方で用意してもらえるか?視聴覚機器 を使うためのコンセントが十分にあるか? 飲食物 – 会場には食事や飲み物を出す設備があるか? 評判 – スタッフが協力的である、奉仕団体には割引をしてくれるなど、 施設の評判は良いか? 室内環境 – 壁に掲示物を留めたり、テープで張ったりできるか?換気や 照明は会議室の大きさに合っているか? スタッフ配置 – 担当者として速やかに支援してくれるスタッフが配置さ れるか? 特別なニーズ – 会場は特別なニーズのある講師や参加者に対応できる か? 費用 – 会場は予算内で利用できるか? 18 参加の呼びか け ワークショップに関するありきたりの通知で参加者を集められると思ってはい けません。参加を呼びかける際には、何らかの「商品」を売り込む場合と同じ 原理に忠実に従うべきです。こうした原理としては以下が挙げられます。 • • • • 対象とする参加者を知ること。参加者とその研修ニーズを正確に把握す ればするほど、ワークショップに出席すべき理由を強く相手に訴え、意 欲を喚起することができるようになります。 内容がもたらすメリットを知ること。参加者がライオンズの会員であ り、ワークショップがライオニズムに関するものであるというだけで は、時間を割いて出席しようという気持ちにさせることはできません。 ニーズ調査の結果を踏まえて企画したワークショップであれば、それが もたらすメリットは分かっているはずです。その情報を伝えれば、出席 を促すことができるでしょう。 効果的なメッセージを作成すること。参加を呼びかけるメッセージに は、ワークショップの日程と内容の概要とともに、なぜ出席すべきなの か、説得力のある理由を含める必要があります。 情報を広めること。開催日の 3 週間前までにワークショップに関する情 報を対象者に配信する最良の方法を決定します。案内を送るのが早すぎ ると相手がそのことを忘れてしまい、遅すぎると別の行事で予定が埋ま ってしまっているかもしれません。開催日の 1 週間前にも、再度通知を 行うことをお勧めします。 ワークショップの情報は、同位の GMT メンバーを含む地域のライオンズ指導者 にも伝えておくとよいでしょう。 評価 評価を行わないで終わる研修行事は存在せず、このワークショップも例外では ありません。参加者と講師の意見や感想は、今後の研修ワークショップを企画 する際の参考として役立つはずです。評価に含めるべき具体的な項目としては 以下が挙げられます。 • • • • • • 参加者はどのような知識を身に付けたか? 参加者は学んだことをどのように活用してクラブや地区を支援していく か? 参加者は資料が役に立ったと感じているか? 参加者は講師が効果的にワークショップを行ったと感じているか? 今後のワークショップをより良いものとするために、参加者から何か提 案があるか? 今後のワークショップをより良いものとするために、講師から何か提案 があるか? 研修ワークショップの企画・実施は、一見とても複雑に見えるかもしれませんが、非常に論理的なプロセスで す。時間と労力をかけて具体的な要件を明確にし、選択肢を入念に検討すれば、緻密に計画された効果的なワ ークショップに多くの参加者を集めることができるでしょう。 2014~2015 19 ライオンズの研修の効果的な進行 真に有能な講師は取り上げているトピックについて専門知識を持つのみならず、学習に影響を及ぼす特定の要 因についても理解しており、それらに対応して最大限の成果を上げるテクニックを知っています。有能なライ オンズの講師であれば誰もが理解しておくべきこととして、特に以下が挙げられます。 • 成人学習者は、配慮を怠ると研修に悪影響を及ぼしかねない一連の特徴を持っている • 講師ではなく学習者を中心に進められる場合に、学習は最も効果的で楽しいものとなる • ライオンズの参加と学習は、和やかでストレスのない環境で高まる 成人学習者の特徴 成人を対象に研修を行う場合には、以下の特徴と提案を心に留めておくとよいでしょう。成人学習者には次の ような特徴があります。 自主的 • • 必要性を感じた時に学ぶ 学習者が情報の重要性を認める限り、動機付けは必要 とされない 現在志向 • • 学習は利益に直結したものでなければならない 将来役立つか分からない知識や技能には、ほとんど興 味を感じない 行動と参加によって学習 • • 学習には積極的に取り組みたいと願う 現実的な問題解決と助言を求める 専門性を要求 • • 講師の知識を認めた時、学習効果は大きく高まる 別の知識源にも目を向ける 自分の価値感や経験が影響 • • 自らの経験を学習環境に持ち込む 他の参加者の経験に学ぶ 学習効果は打ち解けた環境で最大に • • 学習効果は、他者と分かち合うことで高まる ストレスのない打ち解けた環境で成功する 助言を要求 • • 結果に関心を持つ 作業を改善すべき時期と方法を知りたいと願う 学習速度の相違 • 学習速度は経歴、経験、教育、年齢に左右される 自分に対する期待を認識する必要 • 自分に何が期待され、どうすれば達成できるかを知りた いと願う さまざまな学習方法 • 学習目標を達成するために、さまざまな指導方法を必要 とする 2014~2015 20 対話型の進行 講義は成人学習の重要な部分を占めており、プレゼンテーションのスキルはあらゆる講師にとって非常に重要 です。それに劣らず、学習者を積極的に学習プロセスに参加させる能力も大切です。グループ活動を行うこと は、研修の中心を講師から学習者に移す一つの方法です。役立つグループ活動の種類としては以下が挙げられ ます。 ケーススタディ 現実または架空の状況を物語風に描いた文章で、整った環境で 実習を行わせることができる パネル・ディスカッション パネルのメンバーが特定のトピックについて意見を交換し、多 様な考え方を検討する少人数のグループ活動 ブレインストーミング 検討や評価はさておき、グループで特定のトピックに関するア イディアを可能な限り多く、迅速に出し合う ロールプレイ 検討中の題材や、直面する状況に適切に対処する方法について のさまざまなシナリオを参加者に演じさせる 学習ゲーム 一連のルールが設けられたゲームを通して、意欲と関心の高ま る方法で参加者に実習と進捗状況の評価を行わせる 小グループ討論 比較的少人数のグループのメンバー同士が特定のトピックに関 する意見を率直に交換し、多人数での討論に比べて安心できる 環境で各自の知識、考え方、気持ちを表明、説明、共有する アイスブレーカーとエナジャイザー アイスブレーカーは研修などの開始時に行う活動で、参加者が互いを知り合い、くつろいだ気持ちで協力でき るようにするものです。チームワークや共有がもたらす集団の力を生み出すために役立ちます。 エナジャイザーは研修中に学習者の活力を取り戻すための活動で、特に活力が低下してくる昼食の後や午後の 遅い時間に有効です。 リーダーシップ情報センターには、利用できるさまざまなアイスブレーカーやエナジャイザーが掲載されてい ます。 2014~2015 21 講師の選択 地区 GLT の他のメンバーと協力して研修・指導力育成ニーズを調査し、研修・育成計画を策定し、研修行事 を企画して参加を呼びかけることは、地区 GLT コーディネーターの責任です。研修の企画・実施における重 要な作業の一つは、講師の選択です。 講師を見つけるための法則も、候補者のスキルを評価するための完璧なチェックリストもありません。しかし、 その発掘と選択のプロセスを多少とも容易にしてくれる提案やガイドラインは、下記のようにいくつか存在し ます。 どこを探せば? 状況はそれぞれ異なりますが、地区には講師を務めて成功を収めたライオンや、これから務めたいと考えてい る献身的なライオンが数多くいるのではないでしょうか。以下は「講師探し」を行う際の提案です。 • 現在および過去のライオンズ指導者を検討する。地区には、地区、複合地区、あるいは国際レベルで 指導者を務めた経験豊かなライオンが数多くいるのではないでしょうか。彼らは他の会員の研修につ いて豊かな知識を備えている可能性があり、多くは過去に研修に携わっていたかもしれません。 • ライオンズの研修で講師を務めたことのあるライオンを探す。過去の研修の記録や評価を確認できれ ば、あるいは最近クラブやゾーンでの研修に携わったライオンと連絡を取れば、候補者として有望な ライオンが見つかる可能性があります。 • 研修の専門家としての経歴を持つライオンを探す。講師等を本業としてきたライオンを知っていれば 連絡を取り、ライオンズの研修について学習を深めることに関心がないか確認するとよいでしょう。 • ライオンズ講師育成研究会修了者に目を向ける。地区には、講師育成研究会で本格的な研修を受けて 講師としてのスキルを磨き、それを活かす機会を切望しているライオンがいるのではないでしょうか。 何を探せば? 受け身の聴衆に知識を提供するだけでは、有能な講師とは言えません。研修の進行には、参加者を積極的に学 習に取り組ませ、討論、共有、実習の機会を与えることも含まれます。講師の候補者に求めるべき(また可能 であれば話し合うべき)特徴としては、以下が挙げられます。 • プレゼンテーションのスキル – 明確に話し、聴衆にとって興味深く適切な方法でメッセージを伝える 能力。 • 機器を使いこなすスキル – 視聴覚機材はあらゆるレベルの研修で役立つツールです。スライドや適切 で明瞭なプリントを作成し、活用できる講師を探しましょう。 • 対話型の進行 – 優れた講師は質問や意見を歓迎し、学習者を討論、活動、その他のグループ学習のテ クニックに引き込みます。 • 共感 – 優れた研修では、話すことと同程度に耳を傾けることになります。有能な講師は聴衆に耳を傾 けて理解を深め、彼らのニーズに対応します。 • 知識 – 知識に代わるものはありません。成人は専門性を求めるため、会員増強プログラム、リーダー シップ・スキル、クラブ役員報告の要件など、どんなトピックを取り上げるにしても、講師はそれを 十分に理解しているべきです。 講師育成研究会修了者を検討 講師育成研究会の参加者は全員が最後の課題として、研究会が終わってから 6 カ月以内に研修行事で実際に講 師を務めなければなりません。彼らがあなたの地区で研修の機会を得られるよう支援することにより、この課 題の完了に手を貸していただければ幸いです。 2014~2015 22 ウェビナー ウェビナーとは? ウェビナーは授業形式の研修に類似したものですが、参加者はコンピューターを介して遠く離れた場所から参 加します。通常は 60 分単位で行われ、一人か二人の講師が参加者に題材について説明します。参加者は、質 問への答えを投票し、疑問や答えを入力し、コンピューターのスピーカーとマイクを使って口頭で意見などを 伝えることで対話できます。 ウェビナーの成功は講師のみならず、裏方の人々によっても左右されます。一般に「主催者」がウェビナーの 予定を組み、講師と議題を紹介し、セッションの終りにウェビナーを締めくくります。担当のアシスタントが 技術的な問題に対処し、参加者が入力した質問に答える場合もあります。 ウェビナーを利用できる/利用すべき場合は? ウェビナーは、旅費や不便をかけることなくライオンズを集めるために効果的です。また、対象者と関係を築 き、情報を共有し、意見を交換する上でも役立ちます。全員が各自のコンピューターを使って参加するため、 地域を問わず、いつでもどこからでも行えます。地区 GLT コーディネーターは、ゾーン・チェアパーソンそ の他の地区内の指導者と情報を交換するため、GLT 関連のウェビナーに参加を求められるかもしれません。 講師はウェビナーを活用することにより、短時間で大勢を相手に必要な研修を提供できます。実際に集まって 授業形式の研修を行えない場合に利用し、または授業形式の研修の一部として役立ててもよいでしょう。ウェ ビナーは新しいトピック/資料を紹介したり、それまでの研修の復習やフォローアップを行う優れた方法です。 必要な機器 ウェビナーを主催するには、ウェビナーのベンダー/プロバイダーを使用する必要があります。こうしたプロ バイダーには、GoToWebinar や WebEx などがあります。そのソフトウェアを用いることにより、主催者は ウェビナーの日程を組んで企画・実施できます。この他に、インターネットに接続し、オーディオ機能の付い たコンピューターなど、講師と参加者の双方が特定の機器を持っている必要があります。 準備/計画 ウェビナーの目的を定めたら、次の手順は対象となる参加者の大半にとって都合のよい日時を決めることです。 ウェビナーは多くの場合、さまざまな参加者に対応できるよう 2 回以上行われます。こうした要素が決定した ら、選んだプロバイダーのソフトウェアを用いてウェビナーの日程を組むことができます。 参加の呼びかけ ウェビナーへの参加の呼びかけは、参加者を集める上で極めて重要です。E メールで行うこともできれば、口 コミや、フェイスブックなどのソーシャルネットワークサイトを通じて行ってもよいでしょう。ウェビナーの 日程が決まったら、主催者は登録用のリンクを含む E メールをウェビナーのプロバイダーから直接配信でき ます。 パワーポイント・スライドの作成 ウェビナーの日程を組むための管理業務以上に重要なのは、セッションの内容を練ることです。パワーポイン トは研修の題材を提示し、討論を促すために役立つ効果的なツールです。参加によって得られるメリットを参 加者が認識できるよう、ウェビナーの目的を伝えることが大切です。 内容は参加者に合わせることができるため、スライドの作成に当たっては対象者を知ることが有益です。研修 の題材は参加者にとって有意義であり、彼らを十分に引き込むものであるべきです。題材が及ぼし得る直接の 効果を、参加者自身が認識できなければなりません。内容に関する効果的な例や思考を促す質問を用意すれば、 参加者は内容を理解し、ウェビナーで学んだことを応用できる ようになるでしょう。 2014~2015 23 ウェビナーに備えて参加者が利用できる資料 ウェビナーのトピック、目的、参加に必要な資料があればそれを伝えることにより、参加者をウェビナーに備 えさせることが重要です。こうしたことは通常 E メールで行います。また、ウェビナーの間に参加者がメモ を取れるよう、ワークブックやプリントを用意すると役立つでしょう。これらの資料に加えて、ウェビナーへ のログイン方法も配信すべきです。 視覚上のコツ ウェビナーの講師は、自分のコンピューターの画面を参加者と共有し、内容やパワーポイント・スライドを見 せることができます。その際には、スライド上の文章は最小限に抑え、話す内容の要点を指摘し強調すること を心がけるべきです。スライドがさまざまな学習方法を持つ参加者に訴えるものとなるよう、写真などの視覚 的な要素を含めてもよいでしょう。 進行上のコツ ウェビナーの有能な講師となるためには、ソフトウェアを使いこなせる必要があります。したがって、ウェビ ナーの前に時間をかけて練習することが大切です。講師はトピックに関する専門知識を持たなければならず、 授業形式の研修と同様に準備を整えておくべきです。ウェビナーの間は周囲の静寂を確保するとともに、適度 な声の大きさで、トピックに対する熱意を込めて語らなければなりません。ウェビナーの最も有能な講師は、 物語を用いて重要なアイディアを説明し、参加者に例を挙げるよう求め、質問によって投票や討論を促すこと で参加者を積極的に参加させます。授業形式の研修と同様に、内容を伝える練習は非常に重要であり、それに よって時間を適切に配分できるようになります。 評価 あらゆる研修において欠かせない手順は、その効果を評価することです。ウェビナーの終了時に簡単なアンケ ートを行えば、セッションに対する参加者の意見や感想が得られます。これは、講師がその後のウェビナーの 内容、構成、進行を計画するために役立つはずです。 ウェビナーとその参加方法に関する詳細は、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのウェビナーのページを ご覧ください。 2014~2015 年度の最新のウェビナー日程は、ライオンズクラブ国際協会ウェビナーに掲載されています。 2014~2015 24 推奨される複合地区レベルの研修 複合地区 GLT コーディネーターは、複合地区レベルでの地区ガバナーエレクト研修を企画および進行し、研 修の評価を GLT エリアリーダーと国際本部リーダーシップ総務課に報告することを奨励されます。また、第 二副地区ガバナーと地区 GLT の研修にも責任を負います。利用できる資料としては以下が挙げられます。 • 第一副地区ガバナー/地区ガバナーエレクト(DGE)研修 – 複合地区 GLT は毎年リーダーシップ部より、 複合地区での DGE 研修に含めるべきトピックと推奨される補足的内容について助言を受けます。複合 地区指導力育成資金援助プログラムは、複合地区レベルでの第一および/または第二副地区ガバナー研修 を支援することを目的として、限られた資金を提供するものです。DGE 研修は年次 DGE セミナーで完 結し、このセミナーの目的は DGE に国際協会を強化・構築するために必要な知識、ビジョン、スキル、 意欲を持たせることです。 第二副地区ガバナー研修 – このプログラムは、第一・第二副地区ガバナーおよび地区ガバナーの職責に 関する情報を提供するものです。国際協会ウェブサイト上の関連情報へのリンクも含まれています。複 合地区指導力育成資金援助プログラムは、複合地区レベルでの第一および/または第二副地区ガバナー研 修を支援することを目的として、限られた資金を提供するものです。 • 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会 – このプログラムは、複合地区および単一地区でのリーダーシ ップ研究会を支援することを目的として、カリキュラム支援と資金援助を提供するものです。幅広いカ リキュラム教材が揃えられています。 • 地区 GLT – 複合地区 GLT コーディネーターは地区 GLT コーディネーターの研修を企画し、場合によって は進行します。企画に当たっては国際協会の研修テンプレートが参考として役立ちますが、担当地域特有 のニーズに合わせてプログラムを調整することが重要です。本ガイドと類似した GLT-地区情報ガイドも 用意されておりますので、お役立てください。 • リーダーシップ・スキル – – ライオンズ学習センターに数々のオンライン学習コースが用意されてい ます。複合地区レベルの研修用に推奨されるコースとしては、具体的に以下が挙げられます。 リーダーシップ、目標設定、例会運営、独創性、効果的なスピーチ、会員の多様性の尊重、委任、指 導、対立の解消、革新力推進、地域社会奉仕の提供、PR、意思決定、変化の管理、効果的なチーム 地区および複合地区大会、エリア・フォーラム、国際協会の対象別ウェビナー、地方ライオンズ・リーダーシ ップ研究会研究会プログラムなど、複合地区レベルで利用できる研修・育成の機会はさまざまに存在します。 また、上級ライオンズ・リーダーシップ研究会と芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会は、クラブ会長 の職務を全うした会員に指導力育成の機会を提供するものです。 複合地区レベルの研修に利用できるその他の資料は、国際協会の下記のウェブページに掲載されています。 リーダーシップ情報センター 2014~2015 25 地区 GLT オリエンテーションの日程案 地区 GLT コーディネーターはこの新たなリーダーシップ体制において重要な役割を担うため、綿密なオリエン テーションを受けることが不可欠です。以下の日程案は、複合地区 GLT コーディネーターまたは GLT エリア リーダーが地区 GLT に提供するオリエンテーションの指針として役立つでしょう。参加者を集めて行う 1 日の オリエンテーションを想定したものですが、状況に応じて変更が必要となる場合や、ウェビナー形式で行うこ とが望ましい場合もあるでしょう。 9:30 am 9:45 トピック 開会の挨拶/紹介/基本ルール GLT の概要 内容 講師の紹介、プログラム/日程表の配布、基本ルールの設定 MERL に関連して GMT と GLT のこれまで/起こりを確認する 質問/討論:以前の MERL チームは地区でどのような役割を 果たしていたか? 10:10 10:30 GMT/GLT の構造と責任 GMT との協力とコミュニケー ション 質問/討論:以前の MERL は GMT/GLT の概念を受け入れてい るか? 彼らの支援を得るためにはどうしたらよいか? 全体的な構造を確認し、各レベルとそれぞれの責任を検討活 動報告について説明 質問/討論:特にどのような分野でエリアリーダーと複合地区 からの支援/協力が必要か? 自分が複合地区とエリアリーダ ーに貢献できることは何か? 連帯責任と共通の目標を確認 10:45 指導者候補の発掘 11:10 ニーズ調査 質問/討論:どのような分野で同位の GMT メンバーと連携し なければならないか? 地区で最も有効な連絡手段と頻度 は? 討論:指導者の特徴とは? ライオンズ指導者候補を発掘す る際に目を向けるべき点は? 地区のニーズ調査用のツールを確認 指導力育成プログラムおよび 資料 質問/討論:地区ではこのツールをどのように役立てて調査を 実施できるか? オンラインと講師の双方による研究会やワークショップの資 料を確認 11:30 質問/討論:これまでに利用した/目にしたことのあるプログ ラムはどれか? 自分にとって役立つのはどれか? 必要な 場合があるのに利用できないプログラムはどれか? 12:00 昼食 2014~2015 26 時間 12:45 トピック 指導力育成計画 内容 確認:指導力育成計画用のツール 1:15 研修ワークショップの企画 質問/討論:調査結果やプログラムをどのように役立てて計 画を立案できるか? 地区ではこの計画をどのように利用で きるか? ウェビナーを含む研修行事の特徴と種類を確認 1:45 ワークショップの進行 ワークショップやウェビナーを企画する際の手順を確認 有能な講師の特徴を確認 講師の候補者を発掘・選択する方法を検討 2:15 推奨されるライオンズの研 修:クラブ、地区、複合地区 講師に準備を整えさせるためのチェックリストを確認 推奨される研修のリストを確認 現在の研修と将来的に生じ得るニーズを検討 2:45 質疑応答 2014~2015 27 推奨される地区レベルの研修 地区 GLT コーディネーターは、クラブ役員、ゾーン・チェアパーソン、その他を対象とした研修を企画およ び/または進行することを奨励されます。研修では、地域ごとのニーズに効果的に対応できるよう、国際協会 の資料を調整して用いるべきです。利用できる資料としては以下が挙げられます。 • クラブ役員オリエンテーション – 講師ガイド、研修教材、パワーポイント・スライドなど、地区でク ラブ役員の研修を企画するための資料が集められています。 • ゾーン・チェアパーソン研修 – ゾーン・チェアパーソンの責任、課題、資料などを取り上げる自習モ ジュールです。 • 公認ガイディング・ライオン – ガイディング・ライオンは、新クラブを効果的に支援できるよう、公 認ガイディング・ライオン研修コースの受講を奨励されています。このコースは各自で、または講師 の進行により受講することができます。 • ライオンズ・メンター・プログラム – コースは「ライオンズ基礎メンター・プログラム」と「ライオ ンズ上級メンター・プログラム」の二つのレベルに分かれています。いずれのレベルも、メンターと メンティー間の情報共有を支援できるよう構成されています。 • リーダーシップ・スキル – ライオンズ学習センターに数々のオンライン学習コースが用意されていま す。地区レベルの研修用に推奨されるコースとしては、具体的に以下が挙げられます。 リーダーシップ、目標設定、例会運営、独創性、スピーチ、会員の多様性の尊重、委任、指導、対立 の解消、革新力推進、地域社会奉仕の提供、PR、意思決定、変化の管理、効果的なチーム 地区および複合地区大会、エリア・フォーラム、国際協会の対象別ウェビナー、地方ライオンズ・リーダーシ ップ研究会プログラムなど、地区レベルで利用できる研修・育成の機会はさまざまに存在します。また、上級 ライオンズ・リーダーシップ研究会と芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会は、クラブ会長の職務を全 うした会員に指導力育成の機会を提供するものです。 地区レベルの研修に利用できるその他の資料は、国際協会の下記のウェブページに掲載されています。 リーダーシップ情報センター 地区情報センター E 地区ハウス 2014~2015 28 推奨されるクラブレベルの研修 地区 GLT には、効果的なクラブレベルの研修を提供する責任があります。クラブレベルの強力なリーダーシ ップは私たちの組織にとって不可欠であるため、地区 GLT コーディネーターとしてこの研修が確実に行われ るようにしてください。クラブがリーダーシップの強固な基盤を築くことができるよう、クラブ会員に以下の 資料の活用を促すことが強く奨励されます。 • 新会員オリエンテーション – コースは三つの部分(「概要」、「組織構成」、「名札と紋章」)に分 かれており、ライオンズクラブの組織に関する基本的な説明を行うために利用できます。 • クラブ役員の自習コース – クラブ会長、幹事、会計の役割と責任を確認するために利用できます。 • ボランティア指導力セミナー – リーダーシップのスタイルとボランティアの意欲喚起に焦点を当てた 3 時間のワークショップです。 • リーダーシップ・スキル – ライオンズ学習センターに数々のオンライン学習コースが用意されていま す。クラブレベルの研修用に推奨されるコースとしては、具体的に以下が挙げられます。 リーダーシップ、目標設定、会員の意欲、自分自身の使命声明文を作成、例会運営、会員の多様性の 尊重、委任、PR、対立の解消、独創性、地域社会奉仕の提供 • ライオンズ・メンター・プログラム – 二部構成のコース(基礎と上級)で、会員の相互学習、各自の 目標の達成、リーダーシップ・スキルの向上、関係の強化、地域社会奉仕の改善を可能にします。 クラブを強化するためのその他のツール: • クラブ向上プロセス – クラブの改善を目的としたプログラムです。 • クラブ強化への青写真 – 国際協会が提供するツールは、クラブがその運営・奉仕・指導力育成・会員 増強に重点を置いた青写真を作成するために役立つでしょう。 地区および複合地区大会、エリア・フォーラム、国際協会の対象別ウェビナー、地方ライオンズ・リーダーシ ップ研究会プログラムなど、クラブレベルで利用できる研修・育成の機会はさまざまに存在します。また、上 級ライオンズ・リーダーシップ研究会と芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会は、クラブ会長の職務を 全うした会員に指導力育成の機会を提供するものです。 クラブレベルの研修に利用できるその他の資料は、国際協会の下記のウェブページに掲載されています。 リーダーシップ情報センター クラブ情報センター クラブの管理 2014~2015 29 付録 2014~2015 30 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会 プログラムの概要: 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会では 4 日間の対話型セッションを通して、ライオンズがともにリーダーシッ プ・スキルを高めながら個人的に成長する機会を提供します。その主眼は、ライオンズ指導者のスキルを養い、ゾーン、 リジョン、地区レベルの指導者としての責任に備えさせることにあります。開催日程と開催地は国際協会のウェブサイト に掲載されます。 よくある質問: 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会に出席できるのは誰ですか? 候補者は、クラブ会長の職務を全うしていて、まだ第一副地区ガバナー職には就いたことのないライオンです。参加申し 込み時に何らかの役職に就いている必要はありません。現職のクラブ会長の場合は、空きがあれば候補者として考慮され ます。非常に多くの申し込みが寄せられるため、必ず参加できるという保証はありません。 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会はいつ、どこで開催されますか? 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会の具体的な開催日時や場所は、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリーダ ーシップ情報センター内「育成プログラム」のページをご覧になるか、[email protected]までお問い合わせくだ さい。 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会ではどのようなトピックが取り上げられますか? 上級ライオンズ・リーダーシップ研究会のカリキュラムは、効果的なリーダーシップを総合的に高めるさまざまなスキル と管理の概念に重点を置くものです。以下のようなトピックが取り上げられます。 • • • • • • • • • • チームワーク:関係の構築 プレゼンテーションのスキル リーダーシップの基礎 事業管理(割り当てられた事業チームとの予習が必須) ライオニズムをピーアール 委任 明日のライオンズ指導者を育成 対立の解消 国際協会プログラム及び情報資源 LCIF 上記カリキュラムを用いて対話型の形式で行われ、成功例を共有し、アイディアを交換し、共通の課題へのさまざまなア プローチを話し合う時間も十分に設けられます。参加者は全員、食事時を含め、研究会のすべての行事に出席しなければ なりません。 研究会への参加費用はどれくらいですか? 研究会実施期間中の参加者の食費と宿泊費はライオンズクラブ国際協会が負担します。しかし、研究会出席が認められた 際に、こうした経費を賄うための、返金不可の参加費 US$95.00 の支払いが求められます。また、研究会への往復交通 費その他の旅行関連経費は、参加者の自己負担となります。参加者は全員、研究会指定の宿泊施設に宿泊し、すべての研 究会セッションと全体での食事に出席しなければなりません。 国際協会の連絡先: リーダーシップ研究会及びセミナー課 電話:630-468-6924 E メール:[email protected] 2014~2015 31 講師育成研究会 プログラムの概要: 講師育成研究会は、有能なライオンズ講師の育成と増員を目指すものです。カリキュラムでは、プレゼンテーションのス キルを重点的に取り上げるほか、提供される研修の質と国際協会の指導力育成プログラムの効果を左右するスキルと概念 が網羅されています。4 日間にわたる研究会の参加者がプログラムの修了者と見なされるためには、研究会から 6 ヵ月以 内に研修行事を実施しなければなりません。講師を務めるのは、ライオンズの講師として洗練された指導スキルと豊富な 経験を有するライオンです。開催日程と開催地は、国際協会のウェブサイトに申込書とともに掲載されます。 よくある質問: 講師育成研究会に参加できるのは誰ですか?また参加者はどのようにして選ばれますか? 参加者は、研究会が開催される会則地域内の所属地区の地区ガバナー、GLT 複合地区コーディネーター、複合地区協議 会議長に申し込み、承認を受ける必要があります。 候補者は、ライオンズの研修行事で講師を務めた経験が多少あり、指導スキルの向上を主眼とするこの研究会から多くを 学ぶことができるライオンです(ライオンズの講師として豊富な経験を持つライオン、あるいは講師等を本業とするライ オンはこの研究会には向きません)。また、候補者は講師としての基本的な技能を備えていることを研修会やセミナーで すでに実証済みであると同時に、その技能を今後さらに高めていくことに強い関心を持っていなければなりません。非常 に多くの申し込みが寄せられるため、必ず参加できるという保証はありません。 講師育成研究会はいつ、どこで開催されますか? 講師育成研究会の具体的な開催日時や場所は、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報センター内 「育成プログラム」のページをご覧になるか、[email protected] までお問い合わせください。 講師育成研究会ではどんなトピックが取り上げられますか? 講師育成研究会のカリキュラムは、授業形式の研修の効果を総合的に高めるさまざまなスキルや概念に重点を置くもので す。以下のようなトピックが取り上げられます。 • • • • • • • プレゼンテーションのスキル 視聴覚機材 成人学習者の特徴 対話型学習法 授業設計 研修セッションの管理 評価 参加者は全員、食事時を含め、研究会のすべての行事に出席しなければなりません。また、研究会で学んだスキルとテク ニックのすべてを使って 20~25 分程度の研修を実演することにより、研究会の内容に対する理解度を示す機会も設けら れています。 研究会への参加費用はどれくらいですか? 研究会実施期間中の参加者の食費と宿泊費はライオンズクラブ国際協会が負担します。しかし、研究会出席が認められた 際に、こうした経費を賄うための、返金不可の参加費 US$95.00 の支払いが求められます。また、研究会への往復交通 費その他の旅行関連経費は、参加者の自己負担となります。参加者は全員、研究会指定の宿泊施設に宿泊し、すべての研 究会セッションと全体での食事に出席しなければなりません。 国際協会の連絡先: リーダーシップ研究会及びセミナー課 電話:630-468-6924 E メール:[email protected] 2014~2015 32 講師育成エクセレンスシリーズ プログラムの概要: 講師育成エクセレンスシリーズ(FDES)は、講師育成研究会修了者に再び活力を与え、その継続的な成長を支援するた めのインターネットベースのプログラムです。このプログラムは、1 ヵ月開けた 2 日間で行われる 4 回のウェビナー・セ ッションで構成されます。開催日には、それぞれ約 75 分間のオンライン・セッションが続けて 2 回行われます。講師を 務めるのは、講師育成研究会の講師として洗練された指導スキルと豊富な経験を有するライオンです。 よくある質問: 講師育成エクセレンスシリーズに参加できるのは誰ですか?また参加者はどのようにして選ばれますか? 参加者は、所属する地区の地区ガバナー、GLT 複合地区コーディネーター、複合地区協議会議長に申し込み、承認を受 ける必要があります。候補者は、国際協会主催の講師育成研究会を履修したライオンです。また、英語での参加が可能で、 4 回のオンライン・セッションが行われる 2 日間の日時を空けておく必要があります。 参加者は要件を満たすとともに、指導スキルの向上を主眼とするこのシリーズから多くを学ぶことができるライオン 25 人に限定されます。ライブで行われるインターネットベースのプログラムですので、高速インターネット回線とマイク付 き音声機能を備えたコンピューターも必要です。非常に多くの申し込みが寄せられるため、必ず参加できるという保証は ありません。 講師育成エクセレンスシリーズはいつ開催されますか? 講師育成エクセレンスシリーズの開催日は各年度当初に決定され、プログラムの申込書に記載されます。 講師育成エクセレンスシリーズではどんなトピックが取り上げられますか? FDES のカリキュラムは、授業形式の研修やオンライン研修を効果的に行うために必要なスキルと知識を高めることに重 点を置くものです。以下のようなトピックが取り上げられます。 • • • • 善、悪、醜:研修の成功、課題、資料を分かち合おう 専門的、洗練、スタイリッシュ:プレゼンテーションと進行のスキルを次のレベルへ - パート 1 専門的、洗練、スタイリッシュ:プレゼンテーションと進行のスキルを次のレベルへ - パート 2 研修をオンラインで:ウェビナーを進行するには このプログラムの修了者と見なされるためには、事前課題を終わらせ、4 回すべてのセッションに参加する必要がありま す。 このプログラムへの参加費用はどれくらいですか? この研修プログラムでは参加費用はかかりません。ただし、参加に伴い生じる得る個人的な費用(インターネット接続料 金、電話代、その他)については、国際協会では一切責任を負いません。 国際協会の連絡先: リーダーシップ研究会及びセミナー課 電話:630-468-6924 E メール:[email protected] 2014~2015 33 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会 プログラムの概要: 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会では 3 日間の対話型セッションを通して、ライオンズがともにリーダーシ ップ・スキルを高めながら個人的に成長する機会を提供します。その主眼は、ライオンズ会員のスキルを養い、クラブ会 長を含むクラブレベルの指導者に就任する機会に備えさせることにあります。開催日程と開催地は国際協会のウェブサイ トに掲載されます。 よくある質問: 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会に出席できるのは誰ですか? 候補者は、グッドスタンディングの会員で、クラブの委員会で委員を務めた経験があり、クラブ会長の役職には就いたこ とのないライオンです。また、新クラブの初代クラブ会長もこの研究会に申し込むことができます。修了者はクラブレベ ルでの役職に就くことを期待されます。非常に多くの申し込みが寄せられるため、必ず参加できるという保証はありませ ん。 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会はいつ、どこで開催されますか? 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会の具体的な開催日時や場所は、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリ ーダーシップ情報センター内「育成プログラム」のページをご覧になるか、[email protected]までお問い合わせ ください。 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会ではどのようなトピックが取り上げられますか? 芽生えるライオンズ・リーダーシップ研究会のカリキュラムは、効果的なリーダーシップを総合的に高めるさまざまなス キルと管理の概念に重点を置くものです。以下のようなトピックが取り上げられます。 • • • • • • • • • • ライオンズ:過去、現在、そして未来 指導力の変化 チーム支援 コミュニケーション 効果的な会議の運営 多様性 ライオンズ・メンター・プログラム 独創的思考 LCIF クラブサクセスの実現 上記カリキュラムを用いて対話型の形式で行われ、成功例を共有し、アイディアを交換し、共通の課題へのさまざまなア プローチを話し合う時間も十分に設けられます。参加者は全員、食事時を含め、研究会のすべての行事に出席しなければ なりません。 研究会への参加費用はどれくらいですか? 研究会実施期間中の参加者の食費と宿泊費はライオンズクラブ国際協会が負担します。しかし、研究会出席が認められた 際に、こうした経費を賄うための、返金不可の参加費 US$95.00 の支払いが求められます。また、研究会への往復交通 費その他の旅行関連経費は、参加者の自己負担となります。参加者は全員、研究会指定の宿泊施設に宿泊し、すべての研 究会セッションと全体での食事に出席しなければなりません。 国際協会の連絡先: リーダーシップ研究会及びセミナー課 電話:630-468-6924 E メール:[email protected] 2014~2015 34 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会 プログラムの概要: 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会プログラムは、複合地区レベルでの指導力育成プログラムを奨励および支援する ことを目的とするものです。複合地区はこのプログラムを通じて、複合地区での研究会に対する資金援助とカリキュラム 支援を申請できます。地方ライオンズ・リーダーシップ研究会で用いられるカリキュラムの内容は、ライオンズクラブ国 際協会主催のライオンズ・リーダーシップ研究会のカリキュラムを基本とします。 よくある質問: 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会への資金援助を申請できるのは誰ですか? ライオンズクラブ国際協会に登録されている複合地区および単一地区 GLT コーディネーターは、毎年本プログラムに関 する情報を受け取ります。これらのコーディネーターに資金申請の資格があります。 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会に出席できるのは誰ですか? 参加者:参加資格があるのは、ライオン、ライオネス、成年に達しているレオです。 講師:地方ライオンズ・リーダーシップ研究会のコーディネーターおよび/または少なくとも一人の講師は、ライオンズク ラブ国際協会主催の研修行事の講師か、国際理事、もしくはグローバル指導力育成チーム(GLT)のメンバーの経験者で なければなりません。 講師は全員、講師として進行や研修を行った経験を持つべきです。 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会のカリキュラムはどのようなものですか? カリキュラムは、複合地区/単一地区のニーズに合わせて地方ライオンズ・リーダーシップ研究会計画委員会が決定します。 その内容は、ライオンズ・リーダーシップ研究会プログラムのカリキュラムを基本とするものであるべきです。要請に応 じて、リーダーシップ部よりカリキュラムが収録された CD をお送りします。 資金についてはどのような規定がありますか? 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会プログラムの予算には限りがあります。支給額に地域格差が生じることのないよ う、各会則地域に対してそれぞれ年間総予算の一部が割り当てられます。この割当額は各会則地域において、前会計年度 の 9 月 30 日の時点でグッドスタンディングであった会員の総数を基準とします。 • 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会プログラムの利用が 1 回目と 2 回目の複合地区および単一地区に対 しては、出席が決まった参加者一人当たり US$143 を基準に、US$10,000 を上限として支払われます。過去 に資金援助を受けた回数が 2 回以上の場合には、US$7,500 を上限とします。ライオンズクラブ国際協会か ら払い戻される総額は、研究会の実費総額の 50%を超えないものとします。承認された申請者はそれぞれ、 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会の実費総額の少なくとも 50%を国際協会以外の資金源から調達しな ければなりません。 • 承認された総額の 50%は一部支払金として、確認されている研究会開始日の 30 日前までに地方ライオンズ・ リーダーシップ研究会コーディネーターに送金されます。 • 経費払い戻しの対象となる講師の総数は、参加者総数の 10%までに限られます。参加者の 10%を超える講師 の経費は支払いの対象とは見なされません。 複合地区/単一地区の役割は何ですか? 複合地区/単一地区は、地方ライオンズ・リーダーシップ研究会のあらゆる側面に対して責任を負います。ライオンズクラ ブ国際協会は資金援助を行いますが、地方ライオンズ・リーダーシップ研究会に関連した複合地区の運営業務および/また は経費については一切責任を負いません。 資金はどのようにして申請するのですか? 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会の申請書が届くと、リーダーシップ部がその内容を検討します。審査の対象とな るのは必要事項が漏れなく記入された申請書のみであり、先着順に検討されますが、有資格の初回の申請者が優先されま す。 2014~2015 35 申請が承認され次第、リーダーシップ部より地方ライオンズ・リーダーシップ研究会同意書(契約書)が発行されます。 資金を確保するには、申請者はこれに必要事項を記入して署名の上、60 日以内にリーダーシップ部に返送しなければな りません。 地方ライオンズ・リーダーシップ研究会が終了したら、何をしなければなりませんか? 研究会終了後 120 日以内に、次の書類をリーダーシップ部に提出しなければなりません。 参加者による地方ライオンズ・リーダーシップ研究会の評価をまとめた最終評価報告書、各参加者の評価書の写し、参加 者全員の氏名および署名、参加者および講師の名簿(各参加者の住所氏名、電話およびファックス番号、E メールアドレ スを含む)。最終評価報告書には研究会を主催した複合地区/単一地区の協議会議長/地区ガバナーおよびそれぞれ該当の GLT コーディネーターの署名が付されていなければなりません。 経費請求要約紙、およびすべての対応する請求書と明細付き領収書の原本が提出されなければ、払い戻しを受けることは できません。支払われる残金は、上記の書類が提出され、内容が確認され次第、研究会の実費(支払いの対象となる経費 のみ)に基づいて決定されます。 払い戻しは、研究会を主催した複合地区または単一地区に対して行われます。 国際協会の連絡先: リーダーシップ総務課 電話:630-468-6797 E メール:[email protected] 2014~2015 36 複合地区指導力育成 資金援助プログラム プログラムの概要: このプログラムは、第一副地区ガバナーおよび/または第二副地区ガバナーの研修を支援することを目的として、複合地 区に限られた資金を提供するものです。 よくある質問: 複合地区指導力育成資金を申請する資格があるのは誰ですか? ライオンズクラブ国際協会に登録されている複合地区 GLT コーディネーターは全員、毎年本プログラムに関する情報を 受け取ります。これらのコーディネーターに資金申請の資格があります。 この複合地区研修プログラムのカリキュラムはどのようなものですか? カリキュラムは複合地区での研修の責任者、ほとんどの場合には複合地区 GLT コーディネーターが決定します。内容は それぞれの複合地区のニーズに基づくものであるべきです。第一および第二副地区ガバナー研修に含まれるべきトピック については、リーダーシップ部が具体的に指定します。 資金についてはどのような規定がありますか? 支払いの対象となる第一副地区ガバナー研修の経費については、出席が決まった参加者と複合地区 GLT コーディネータ ー1 人当たり US$100 を上限に、実費を超えない額が支給されます。支払いの対象となる第二副地区ガバナー研修の経費 については、出席が決まった参加者と複合地区 GLT コーディネーター1 人当たり US$75 を上限に、実費を超えない額が 支給されます。「出席が決まった参加者」に含めることができるのは、第一および第二副地区ガバナーのみとなります。 支払いの対象となる経費には、会議室使用料、資料代、視聴覚機材使用料のほか、有資格の参加者および講師の食費と宿 泊費などがあります。 資金はどのようにして申請するのですか? 複合地区が第一および/または第二副地区ガバナー研修を計画次第、複合地区指導力育成資金援助プログラム申請書(現 職の協議会議長による署名が必要)をリーダーシップ部に提出してください。その際には、詳細なプログラムの概要と、 講師の氏名、資格、取り上げるトピックのリストを添える必要があります。申請書が届き次第、その内容が検討されます。 承認された場合には、その旨の通知が複合地区 GLT コーディネーターに送られます。研修に対して事前に承認を受けて いなければ資金は一切支給されません。資金援助の申請書は、国際協会ウェブサイトのリーダーシップ育成のページで入 手できます。 複合地区の研修が終了したら、何をしなければなりませんか? 研修終了後 120 日以内に、次の書類をリーダーシップ部に提出しなければなりません。 必要事項を記入しすべての対応する領収書の原本を添えた経費請求書(経費払い戻しに関する規定は別途配布)と、出席 の証明として各参加者の署名が付された「有資格参加者出席証明書」 国際協会の連絡先: リーダーシップ総務課 電話:630-468-6797 E メール:[email protected] 2014~2015 37 グローバル指導力育成チーム地区資金援助プログラム プログラムの概要: このプログラムは、ゾーン内のクラブの質を高めることを目的として、ゾーン・チェアパーソン研修に限られた資金を提 供するものです。 よくある質問: グローバル指導力育成チーム地区資金援助を申請する資格があるのは誰ですか? ライオンズクラブ国際協会に登録されている地区 GLT コーディネーターは全員、毎年本プログラムに関する情報を受け 取ります。これらのコーディネーターに資金申請の資格があります。 対象となるプログラムのカリキュラムはどのようなものですか? すべての研修は、ライオンズクラブ国際協会理事会で承認された本プログラムのカリキュラムに沿ったものでなければな りません。カリキュラムは CD に収録され、国際協会からすべての地区に配布されています。 資金についてはどのような規定がありますか? 各年度地区当たり US$500 を上限に、地区の支出額に対するマッチング資金として、支払いの対象となる経費が払い戻 されます。申請は地区 GLT コーディネーターが、地区ガバナーと所属複合地区の GLT コーディネーターおよび GLT エ リアリーダーの承認を得た上で行います。資金を確保するためには、研修に先立って国際協会から資金援助に対する承認 を受けなければなりません。 支払いの対象となる経費には、会議室使用料、資料代、視聴覚機材使用料のほか、有資格の参加者および講師の食費と宿 泊費などがあります。 資金はどのようにして申請するのですか? 研修に先立ち、地区 GLT コーディネーターが必要事項を記入した申請書を国際協会に提出します。地区 GLT コーディネ ーターだけが、申請書の提出を行うことができます。資金援助の審査の対象となるためには、必要なすべての署名(地区 GLT コーディネーターおよび各地区ガバナー)を含め、必要事項がすべての申請書に漏れなく記入されていなければな りません。実施される研修ごとに、個別の申請書を作成する必要があります。 • • • 申請書には、講師の氏名、資格、プログラムの日程など、地区と研修プログラムの内容についての記入が必要で す。 記入した申請書は、リーダーシップ総務課に研修に先立って提出してください。 申請書が届き次第、その内容が検討されます。 承認された場合には、その旨の通知が地区 GLT コーディネータ ーに送られます。研修に対して事前に承認を受けていなければ資金は一切支給されません。 地区の研修が終了したら、何をしなければなりませんか? 研修終了後 120 日以内に、次の書類をリーダーシップ総務課に提出しなければなりません。 参加者出席証明書と、支払いの対象となる経費の領収書を添えた経費請求書 書類が届き、検討された後、支払いの対象となる経費の総額のうち 50%までを上限として払い戻しが行われます。各地 区に払い戻される総額は年間 US$500 を上限とします。払い戻しはすべて地区に対して行われます。 国際協会の連絡先: リーダーシップ総務課 電話:630-468-6703 E メール:[email protected] 2014~2015 38 第二副地区ガバナー研修 プログラムの概要: 第二副地区ガバナー研修プログラムは、柔軟な 2 段階のアプローチを通して第二副地区ガバナーの学習効果を最大限に 高め、同役職特有の育成・研修ニーズに対応します。第 1 段階はオンラインの自習モジュール、第 2 段階は複合地区レ ベルの GLT が実施する講師主導のワークショップで構成されます。 第二副地区ガバナー研修プログラムを実施するには、次の二つのオプションがあります。 • オプション A:プログラムの第 1 段階(オンライン)のみを完了する • オプション B:研修プログラムの第 1 段階の完了後、第 2 段階の研修ワークショップを完了する 本プログラムでは、両段階を完了するオプション B の形式が推奨されます。 複合地区 GLT コーディネーター(単一地区の場合は GLT エリアリーダー)は、プログラムの最善のオプションを決定し、 その実施を企画する責任を負います。 よくある質問: 第二副地区ガバナー・オンライン研修(第 1 段階)ではどのような内容が取り上げられますか? 第二副地区ガバナー・オンライン研修には、国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報センターからアクセスできます。 自習用パワーポイントで、特に第二副地区ガバナーの立場と、地区運営や GMT・GLT の一員として個人的に果たす役割 を焦点に、地区ガバナー・チームの責任の概要を学びます。さらに、参加者の学習を補うワークブックもダウンロードで きます。 第二副地区ガバナー研修ワークショップ(第 2 段階)ではどのようなトピックが取り上げられますか? 国際協会は、講師が 8 つの対話型のセッションを実施できるよう、指導計画、関連の参加者用資料、配布物を提供しま す。プログラムの第 2 段階の実施を決定した場合、4 つの必須セッションに加えて、地域特有の研修ニーズに応じて適切 な数の選択セッションを実施することが求められます。トピックには以下が含まれています。 • • • • 必須セッション プログラムの概要 チームワークによる成功 グローバル会員増強チームとの協力 グローバル指導力育成チームとの協力 • • • • 選択セッション 地区 LCIF コーディネーターとの協力 テクノロジーと第二副地区ガバナー 会議の運営管理 コミュニケーションのスキル ワークショップのカリキュラムと補助教材はどのようにして手に入れたらよいですか? 講師用資料と補助教材を含む全カリキュラムが収録された CD が、複合地区 GLT コーディネーターに送られています。 追加の CD が必要な場合には、複合地区 GLT コーディネーターを通じて国際本部リーダーシップ総務課までご連絡くだ さい。 このプログラムに対する資金援助はありますか? 複合地区指導力育成資金援助プログラムを通して、限られた資金援助を受けることができます。複合地区は、所定の手続 きを通してこの資金援助を申請できます。資金援助に関するご質問は、国際本部リーダーシップ総務課までお問い合わせ ください。 国際協会の連絡先: リーダーシップ総務課 電話:630-468-6797 E メール:[email protected] 2014~2015 39 ゾーン・チェアパーソン研修 プログラムの概要: ゾーン・チェアパーソン研修プログラムは、クラブと地区の成功を左右するゾーン・チェアパーソンの役職に注目し、こ の役職を務めるライオンのスキルを効果的に向上させることを狙いとしています。このプログラムを実施するには次の二 つのオプションがあり、地域の研修・育成ニーズに合わせて選択できます。 • • オプション A:ゾーン・チェアパーソン・オンライン研修のみを完了する オプション B:第 1 段階(ゾーン・チェアパーソン・オンライン研修と課題)の完了後、第 2 段階(研修ワーク ショップ)を完了する *本プログラムでは、オプション B の形式が推奨されます。 地区 GLT コーディネーターは、地区ガバナーおよび複合地区 GLT コーディネーターと相談の上、地域のニーズに合った オプションを決定し、本プログラムの実施を企画する責任を負います。 よくある質問: ゾーン・チェアパーソン・オンライン研修ではどのような内容が取り上げられますか? 国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報センターからアクセスできるゾーン・チェアパーソン・オンライン研修は、 ゾーン・チェアパーソンの責任、課題、資料などを取り上げる自習モジュールです。具体的には、次のようなトピックを 取り上げます。 • • • • 職責 コミュニケーション 目標設定 報告書/情報資料 • • • 動機 問題解決 指導 ゾーン・チェアパーソン研修ワークショップに出席できるのは誰ですか? このプログラムは、特に次期および/または現ゾーン・チェアパーソンを対象とするものです。 ゾーン・チェアパーソン研修ワークショップではどのようなトピックが取り上げられますか? 国際協会は、講師が 4 つの対話型セッションを実施できるよう、指導計画、関連の参加者用資料、配布物を提供します。 セッションでは、以下の分野を綿密に分析し、協力して取り組んでいくことになります。 • • • • ゾーン・チェアパーソンの役割 レベル間コミュニケーションの促進 クラブ指導 成功のための目標設定 ワークショップの開催場所、日時、内容は、地区 GLT コーディネーターが地区ガバナーおよび複合地区 GLT コーディネ ーターと相談の上決定します。 国際協会の連絡先: リーダーシップ総務課 電話:630-468-6797 E メール:[email protected] 2014~2015 40 ライオンズ学習センター・オンラインコース プログラムの概要: ライオンズ学習センターは、ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトからオンラインで受講可能な、自主学習のための研修プ ログラムです。各種コースは指導力育成および運営・管理に関するものに焦点を絞っており、これらのトピックをライオンズの 活動の枠組みの中で、あるいはライオンズクラブでの役職において活用する前提で取り上げています。問題と正解をマッチさ せるクイズ、選択式クイズ、課題をめぐる対話、ライオンズにおける現実的なシナリオ、受講成果を評価するためのクイズ、 コース受講中にメモを取るためのノート機能等が含まれています。各コースの所要時間は 30~40 分程度ですが、コースとは別 に取り組まなければならない課題もあります。 これらのコースの全体的な目的は、より有能なライオンズ指導者を育てることにあり、それはライオンズクラブ国際協会を組 織として発展させることにつながります。また報告によれば、今日人々がボランティア組織に加入する主な理由の一つは個人 的・職業的に成長することです。そのため国際協会では、ライオンズ学習センターを通じて可能な限り多くの指導者とその候 補者が指導力育成プログラムや資料を利用できるようにしています。 よくある質問: ライオンズ学習センターはどこにありますか? ライオンズ学習センターは、リーダーシップ情報センター(国際協会ウェブサイトのライオンズ会員センター「リーダーシッ プ育成」内)にあります。 コースにはどうやってアクセスできますか? コースへのログイン方法は改善され、ライオンズは会員番号を使ってユーザーアカウントを作成し、独自のパスワードと名前、 E メールアドレスを登録することができるようになりました。一度アカウントを作成すると、会員番号とパスワードを使って 全ての研修コースにログインできます。新しいログイン方法により、履修したオンラインコースに関する各自の「ライオン ズ・プロフィール・レポート」の作成も可能となっています。同じログイン情報を使えば、コースを途中で終了しても、後日 中断した箇所からコースを続けることができます。受講中取ったメモもそのまま残っています。 ライオンズ学習センターで受講できるオンラインコースのトピックは何ですか? 現在下記のトピックによるオンラインコースが設けられています。 指導 - このコースでは、指導の意味とそれがライオンズと地域社会にもたらすメリットについて学び、 例やクイズを通し て有能な指導者に共通する特徴を理解します。また、参考になる簡単な 5 段階の指導プロセスも示されます。 対立の解消 – 対立はどこでも発生します。このコースでは、対立の原因と、対立を解消するために使えるさまざまな戦略 を見ていきます。また、対立に対処する際の自らの基本スタイルを理解し、異なったスタイルの方が適している場合に ついて学びます。最後に、協調的アプローチについて学び、最終的に当事者全員が納得できるような形で対立を解消す る 7 段階のプロセスを紹介します。 独創性 - 独創性は誰にもあります。このコースを受講することにより自らの独創力を新たにし、コースでの作業を通じて独 創性を磨いてください。他のライオンがそれぞれの独創性をどのように活かして新しい事業を企画し、新クラブを支援 し、新たなアイディアを生み、前向きなクラブ環境を作っているかを手本に学びましょう。 意思決定 - 意思決定力を磨きたいと思いませんか?このコースは、意思決定の手順、さまざまなスタイル、グループに受け 入れてもらいやすくするための方法を教えてくれます。また、パレートの法則、力場分析、意思決定樹状図、ステップ ラダー・テクニック、格子分析比較等、決定を下す際に利用できるテクニックもいくつか紹介されています。 委任 - このコースは委任の定義とメリットを明らかにしてくれます。自分がどの程度委任を行うかについて自己評価をした 後で、委任を成功させる手順と問題点を見ていきます。コースのクイズに答え、ワークシートを活用することで、より 円滑に委任を行うことができるようになるでしょう。 効果的な傾聴 - スピーカーは、自分の話に聴衆が傾聴することを期待するもの。聴衆の一人としてあなたは、スピーカーの 話に全神経を集中させているでしょうか?このコースでは聴き上手になる方法を取り上げます。面白い作業を通じてい ろいろな聴き方、効果的な傾聴がもたらす成果、日常生活で聴き上手になるために必要なスキルについて学びましょう。 効果的なチーム - このコースは、効果的なチームの特徴、チーム編成のさまざまな段階、リーダーとしてチームを支援する 方法、有効な意思決定方法の使い方を理解する上で役立ちます。自分のチームを評価するツール、チーム・リーダーの ためのヒント、チームの意欲と活力を高める興味深い活動などが見つかるでしょう。 ライオンズリーダーシップ入門 - このコースはリーダーシップを定義し、そのさまざまなスタイルと活用方法を示してくれ ます。自分のリーダーシップのスタイルを確認し、世界の模範的な指導者 5 人のスタイルを見ることにより、さまざま なリーダーシップのあり方を学びます。問題と正解をマッチさせるクイズ等を通して自分の理解度を確認し、学んだこ とをライオンズのさまざまな状況に活かせるようになるでしょう。また、各自の指導力育成計画も策定します。 変化の管理 - このコースでは、変化の担い手となる方法を学びます。クイズに答えることで、変化を実現していくプロセス における役割を認識し、変化に対する反応や取り入れ方は人さまざまであることを理解します。また、チェックリスト 2014~2015 41 を使って変化に対する抵抗を評価し、必要な変化を実現するための計画も策定します。 例会運営 - このコースはクラブ訪問を続けていくライオン・デビッドの後を追いながら、効果的な例会の運営・管理、準備の 手順、進行の 3 段階を示してくれます。出席者の振る舞いへの対策や次の例会までのフォローアップ方法を学び、実用 的なワークシートとチェックリストを役立てれば、クラブの例会を効果的に運営できるようになるでしょう。 会員の意欲 - このコースでは、カザンティス教授が人間の意欲に関する理論を紹介します。また、ライオン・マイケルが実 例を挙げて、これらの理論がクラブ会員のニーズへの対応や意欲喚起にどのように関連するかを説明してくれます。そ の上で、学んだ情報を役立てながら、会員の意欲を喚起するための自分の計画を立てていくことになります。 メンタリング – このコースでは、メンターとメンティー、効果的なメンタリング関係の特徴、メンタリングのメリットに ついて解説します。また、ライオンズ・メンター・プログラムの基礎レベルと上級レベルについて詳しく説明します。 革新力推進 - 持続的な成長と効果的な奉仕のためには、新しいアイディアと行動とが必要です。このコースでは、クラブで 独創性を刺激し、革新を促す環境を作るためのヒントを紹介します。 地域社会奉仕 - ライオンズは地域社会に対する強い献身の意を持っており、各クラブが有意義な奉仕の提供に努めています。 このコースでは、地域社会のニーズを調査し、やりがいのある事業を選び、成功する事業を企画し、地域社会にクラブ の奉仕を PR するために役立つさまざまなツールやテクニックを示していきます。 PR - このコースは PR を定義し、それがライオンズクラブにもたらすメリットを教えてくれます。行事のどのような点が 報道関係者の目を引くか、ライオンズクラブに関する重要なメッセージをどのように伝達すればよいかを学びましょう。 その上でエレベーター・スピーチを作成し、PR 計画を策定します。このコースを通して、参考になる数々の PR 用資 料を見つけてください。 効果的なスピーチ - このコースは、スピーチを準備する方法と効果的に行う方法を教えてくれます。実用的なヒントやチェ ックリスト、また実例も含まれています。リーダーシップ・スキルとして「スピーチ」を復習する場合にも、新たに学 ぶ場合にも、このコースはそれぞれの経験に応じて役立つでしょう。 目標設定 - 多くの人々が目標を達成できないのは、それが効果的に設定されていないからです。このコースでは目標設定の 方法を学びます。自分の目標を明確にし、行動計画を作成した上で、最大の成果を目指して目標を管理していくという プロセスを経ることにより、コースを終えた時には目標達成への道を歩み始めているはずです。 奉仕するリーダーシップ – 「奉仕するリーダーシップ」とは、他者に奉仕したいという熱意に基づく効果的なリーダーシ ップの概念です。奉仕するリーダーは他者のニーズに目を向け、彼らが問題を解決し、新たなスキルを身に付けられる よう支援する方法を自問します。自己発見の旅をしながら、実生活のシナリオや作業を通じて「奉仕するリーダーシッ プ」について学んでください。このコースは車で旅をするという想定で、途中高速道路から降りたり、時には休憩所で 停車して内省しながら進んでいきます。 チームの意欲 – チームのリーダーは、個々のメンバーの意欲を高めることにより、チーム全体の意欲のレベルを左右でき ます。チームの意欲喚起に利用できる「50 対 50 の法則」と 5 つの戦略を学べば、チームの成果を最大 37%高めるこ とができるはずです。意欲喚起の 5 つの戦略が示されていく中で、活動するライオンズの事業チームの姿も見えてくる でしょう。 会員の多様性の尊重 - ボランティア活動の変わりゆく様相に対応するため、このコースでは国際協会における「多様性」の概 念について考えます。また、多様性がライオンズにとっていかに有益であるかを強調し、多様な会員を勧誘して維持す る方法を模索し、多元主義の文化を支持するよう促します。 自分自身の使命声明文を作成 - 自己発見の旅に出ましょう!このコースでは自己の内面を見つめさせてくれるクイズに答え ながら、自分だけの個人的な使命声明文を作成し、それを日々の生活に組み入れる方法を学びます。また、「大事なこ とをまず優先」させ、優先度の低い作業に無駄な時間を費やさないようにするための模範も示してくれます。 国際協会の連絡先: コンピューター学習課 電話:630-468-7003 E メール:[email protected] 2014~2015 42 クラブ役員オリエンテーション・プログラム情報 プログラムの概要: クラブ役員オリエンテーションを行うことは、健全なクラブを保つ上で不可欠です。それは会員の勧誘と維持に直接影響 を及ぼす可能性があるからです。主要なクラブ役員の研修では、各役職の責任や年間の通常の活動に限らず、地区と国際 協会のプログラム、会員の参加、目標設定、PR、例会の運営・管理についても取り上げるべきです。 研修は、クラブ役員のニーズに基づいて事前に企画し参加を呼びかけるべきであり、参加者にとって都合の良い日時と場 所で経験豊かな講師によって行われる必要があります。ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報セ ンターには、地区のクラブ役員研修を企画する際に参考となる資料が掲載されています。また、これらの資料が収録され た CD を取り寄せることも可能です。 よくある質問: どのような資料がありますか? 1. トレーナーガイド。 推奨されるカリキュラムや成人学習者の特徴について説明し、カリキュラムの各トピックに 関連するライオンズクラブ用の資料が挙げられています。 2. 資料ファイル。研修、ニーズ調査、研修セッションの企画、研修の評価、登録を行うための資料です。 3. パワーポイント・スライド。時間管理、クラブ役員の任務、リーダーシップ、会員関係報告書に関するものが含 まれています。 4. 自習用パワーポイント・スライド。クラブ会長、幹事、会計それぞれの責任を焦点とするものです。 クラブ役員オリエンテーションの資料を請求できるのは誰ですか? 国際協会に報告されている地区 GLT コーディネーターに、これらの資料が用意されていることを通知する E メールが送 られます。その際に、これらの資料が国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報センターの「研修教材/資料」に掲載 されていることも併せて伝えられます。 一つの地区がクラブ役員研修の資料が収録された CD を二つ以上受け取ることはできますか? 郵送費がかかるため、CD は一つの地区に一つのみ送られます。役員研修に携わるライオンには、ファイルを自由にコピ ーして渡すことができます。 国際協会の連絡先: 研修資料学習課 電話:630-468-6762 E メール:[email protected] 2014~2015 43 会員オリエンテーション プログラムの概要: 新会員オリエンテーションの重要性はいくら強調してもしきれません。 オリエンテーションが提供する情報は、会員の礎となるものです。それは彼らがクラブの行事や自分の役割を理解すると ともに、国際協会の全体像を把握するためにも役立ちます。適切な情報を与えられた新会員は安心してクラブに溶け込む ことができ、クラブの活動にも直ちに積極的に参加するようになるでしょう。適切な指導を受けた会員ほど、長くライオ ンズクラブに留まる傾向にあります。 よくある質問: どうすればオリエンテーションを効果的なものにできますか? 有効なオリエンテーションは、単に情報を伝えるだけでなく、会員に意欲を与え、可能な限り優れたライオンとなろうと いう気持ちを起こさせます。オリエンテーションはさまざまな方法で行うことができますが、以下のようにいくつかの欠 かせない要素があります。 • • • • • • 吸収可能な程度の情報を提供する 各セッションの長さを制限する 活気とメリハリのあるペースを保つ 質疑応答の時間を十分に設ける 新会員キットを渡す(ライオンズクラブ国際協会日本事務所から入手可能) 会員に以下を提供する o ライオン誌 1 冊 o クラブ会報の最新号 o クラブ名簿 o クラブに関するパンフレット o 地区に関するファクトシート(用意されている場合) オリエンテーションは、クラブの新会員増強計画の一環として行われますか、それとも会員維持計画の一部として行わ れますか? オリエンテーションはそのいずれにおいても重要です。新会員育成の一環としては、クラブ、地区、国際本部に関する新 会員の知識を広げます。また、会員維持の一手段として適切なオリエンテーションが行われれば、会員がライオンとして 成長していく確固たる土台を築くことができます。それはクラブの指導者に就任し、場合によっては国際レベルの役職を 目指そうという意欲を起こさせることにもつながるでしょう。 オリエンテーションは新会員だけを対象に行われるものですか? オリエンテーションはすべての会員が自由に参加できるものであるべきです。経験豊かなライオンでも新鮮な気持ちにな り、意欲を再び燃え立たせることになるでしょう。 国際協会の連絡先: 会員及び新クラブ・プログラム課 E メール:[email protected] 電話:630-203-3846 2014~2015 44 ライオンズ・メンター・プログラム プログラムの概要: 改訂されたライオンズ・メンター・プログラムは、基礎と上級の二つのレベルに分かれています。各レベルには、決めら れた時間内に到達すべき具体的な目標が定められています。いずれのレベルでも、メンティーは適切で経験豊富なメンタ ーの指導を受けながら、知識、意欲、リーダーシップ・スキルを高めていくことを要求されます。 ライオンズ・メンター・プログラム基礎レベル – 基礎レベルの目標は、責任感を養い、関係を築くことにあります。 ライオンズ・メンター・プログラム上級レベル– 上級レベルの目標は、結果を出し、学んだことを適用することにあ ります。上級メンター・プログラムを受けるには、まず基礎メンター・プログラムを修了しなければなりません。 よくある質問: メンターまたはメンティーとしてライオンズ・メンター・プログラムに参加するにはどうしたらよいですか? その方法は以下の通りです。 1. クラブ会長に連絡し、プログラムへの関心を伝えます。会長が、あなたのためにメンターかメンティーを見つけ る手助けをしてくれるはずです。スポンサーがメンターを務める場合もあります。 2. 「ライオンズ基礎メンター・ガイド」(MTR-11)、または「ライオンズ上級メンター・ガイド」(MTR-12)を 請求します。 3. 選択したレベルを完了します。 4. 修了証書を受け取ります。 ライオンズ・メンター・プログラムに関連したアワードがありますか? 基礎レベルを完了すると、各ライオンは修了証書を受け取ります。上級レベルを完了すると、各ライオンはラペルピンを 受け取ります。 参考資料: • 基礎メンター・ガイド(MTR-11) • 上級メンター・ガイド(MTR-12) 国際協会の連絡先: 会員及び新クラブ・プログラム課 E メール:[email protected] 電話:630-203-3846 2014~2015 45 クラブ向上プロセス(CEP)プロ ファシリテーター情報 CEPプロのファシリテーターには、主に三つの責任があります。 • • • CEPプロの資料・教材の内容と、対話型の進行のスキルとテクニックを熟知すること 対話型の効果的なワークショップを実施すること ワークショップを終えてからプログラムを改善するため、またクラブの取り組みを指導・監視してい くための基礎として役立つフォローアップ情報を提供すること 準備 CEPプロのファシリテーターとしての役割には、さまざまな方法で備えることができます。複合地区または地 区におけるファシリテーター研修はすでに修了したか、または受講を予定されていることでしょう。この研修 は、予定されている行事に合わせ会場で行うことも、ウェビナー形式で行うこともできます。ほとんどの場合、 研修はGLTコーディネーターによって行われ、次のような内容が取り上げられることになるでしょう。 三つの責任を概観: • 準備 • 実施 • フォローアップ 以下を含めて、ワークショップで使用する各資料の内容を確認: • 「地域社会奉仕ニーズ調査」(ステップ1)と結果の検討 • 「あなたの評価は?」アンケート(ステップ2) • 奉仕、コミュニケーション、会員増強、クラブの発展、リーダーシップ、クラブ運営等に役立つ資料 クラブがプログラムを遂行していく上での指針文書としての検討を含めて、行動計画の概念を確認 ファシリテーターに求められる評価の手順とフォローアップ作業を概観 参加者のニーズを確実に満たすことができるよう、成人学習者の特徴を検討 こうした正式な研修に加えて、ファシリテーターはこのプログラムに関する経験の有無を問わず、さまざまな 資料やツールを利用して自らの役割に備えることができます。以下の資料は、ワークショップを確実に成功さ せるために役立つでしょう。 1.CEPファシリテーターガイド – ステップ1~4:ファシリテーター・ガイドのこれらのセクションには、パワ ーポイント・スライドに沿ってワークショップの各セッションを進めていくための台本案と、すべてのスライ ドおよび活動・作業の順序が示されています。 2.CEP参加者ワークブック:ワークブックはCEPの重要な要素です。各ライオンはこれを使うことで、CEPに 積極的に参加することができます。ファシリテーターがその内容を熟知していれば、全セッションを通じて参 加者を支援することができるはずです。 3.オンライン・リーダーシップ情報センター:ライオンズクラブ国際協会ウェブサイトのリーダーシップ情報 センターには、さまざまなトピックを取り上げたオンライン・コース、スライド、ヒントが集められ、一部ウ ェビナーも用意されています。ファシリテーターのスキル向上に役立つトピックとしては、意欲喚起、指導、 例会運営、スピーチ、目標の設定と行動計画の立案、対立の解消、メンタリング、パワーポイント・スライド を作成しプレゼンテーションで利用する方法などが挙げられます。 2014~2015 46 4.研究会、セミナー:他の会員の研修に長く取り組んでいこうとお考えであれば、研修の企画と実施に関する スキルを習得できるライオンズ・リーダーシップ研究会に参加するとよいでしょう。各研究会の開催日時と開 催地は国際協会のウェブサイトでご確認ください。 実施 ファシリテーターは情報を提供するだけでなく、クラブをそのニーズの分析と検討に取り組ませ、対策と目標 を決定して行動計画を策定できるよう指導し、クラブとして向上を実現する方法を見つけられるよう支援して いくことになります。 フォローアップ ステップ4を終えてからも、ファシリテーターとしての役割は続きます。自らプログラムの評価書を記入する とともに、各参加者にも評価書を配布して回収してください。ファシリテーターにご記入いただくプログラム の評価書では、ワークショップの内容、資料の有効性、プログラムの全体的な焦点に関するご意見を伺います。 ワークショップを、感じた通りに、率直に評価していただければ幸いです。 参加者がそれぞれ記入する評価書は、ワークショップの内容とファシリテーターの双方を評価するものです。 提供されたツールや資料について、またその後のプログラムの遂行と目標の達成にどの程度自信があるかにつ いて、クラブ会員に意見を求めるセクションも設けられています。 国際協会では評価を通して、参加クラブが向上に必要なツールと方針を持てるような方法でワークショップが 企画され、提供されているかを判断できます。このように意見や感想を求めることによって、常々心がけてい る質の高いプログラムの維持と向上を図ることができるのです。 さらに、GMTメンバーもこれらの評価を役立てて、ワークショップを終えたクラブが行動計画を遂行できる よう、指導と支援を提供していくことになるでしょう。双方の評価書を入念に検討していただければ幸いです。 記入済みの目標記述用紙、行動計画、評価書はすべてご確認の上、適切なGLTメンバーにお送りください。 GLTメンバーが内容を検討した上で、同位のGMTメンバーに転送します。 国際協会の連絡先: 会員及び新クラブ開発課 E メール:[email protected] 電話:630-203-3845 2014~2015 47 クラブ向上プロセス(CEP) プログラムの概要: クラブ向上プロセス(CEP)はクラブの改善を目的としたプログラムであり、クラブの健康を評価して向上さ せ、会員の満足感を高め、地域社会への奉仕を強化するためのツールを提供します。 CEP には以下の二つのバージョンがあり、クラブはいずれかを選ぶことができます。 • CEP プロはファシリテーターが進めるワークショップで、研修を受けたファシリテーターをクラブに 招き、会員のワークショップを指導してもらうことを希望するクラブに適しています。 • CEP ライトはクラブが単独で進めるワークショップで、クラブ会員にワークショップを指導させるこ とを希望するクラブに適しています。 CEP ワークショップでは、地域社会のニーズを検討することでクラブの成功を評価し、クラブの健康を向上 させるための戦略を決定し、クラブの継続的な改善に向けて目標と行動計画を立案することになります。プロ セスの各ステップを終えるにはそれぞれ 1 時間ほど必要です。 CEP ワークショップの内容: ステップ 1 私たちはなぜここにいるのか? (45~60 分) ステップ 2 クラブを向上させるものは何か? (75~90 分) ステップ 3 どうすればクラブのニーズを見極 めることができるか? ライオンズが成し遂げたことを認識 ライオンズが変化をもたらす方法を検討 地域社会の満たされていないニーズを特定 地域社会奉仕ニーズ調査の実施を計画 優れたクラブの特徴を確認 向上を妨げる障害を特定 クラブの効果を高める方法を分析 「あなたの評価は?」アンケートを記入 「地域社会奉仕ニーズ調査」の結果を検討 「あなたの評価は?」の結果を検討 向上を実現するためのクラブと国際協会の資料を特定 (45~60 分) ステップ 4 目標を設定 行動計画を立案 次に何ができるか? (45~60 分) よくある質問: クラブはどうすればCEPに参加できますか? CEPへの参加を希望するクラブは、国際協会ウェブサイトでCEPプロまたはCEPライトのいずれかに登録で きます。クラブがCEPプロに登録すると、国際協会が地区の指導者に連絡して研修を受けたCEPファシリテ ーターをクラブに割り当ててもらいます。 2014~2015 48 クラブはどこでCEPワークショップを行えますか? CEPワークショップはクラブの例会、勉強会、その他の集会で行えます。 1回から4回のセッションに分けて行うこともできます。 CEPプロでは誰がワークショップを進行できますか? 地区GLTコーディネーターによって発掘され、研修を受けたCEPプロ・ファシリテーターが進行します。研修 を受けてCEPプロ・ファシリテーターになることに関心をお持ちの場合には、地域の地区GLTコーディネータ ーに詳細と資料をお問い合わせください。 クラブはCEPワークショップで何を行いますか? CEPワークショップに参加する各会員は地域社会奉仕ニーズ調査と「あなたの評価は?」アンケートを行いま す。これらの調査の結果を検討した上で、クラブの成功を築くために目標を設定し、行動計画を立案すること になります。 CEPワークショップを完了したクラブへのアワードがありますか? あります。CEPワークショップを完了して最終報告及びバナーパッチ申請用紙を提出したクラブには、それぞ れバナーパッチが贈られます。 GMT/GLTコーディネーターはどのような役割を果たしますか? 地区GLTコーディネーターは、各地区でCEPプロ・ファシリテーターになる会員を発掘して研修を受けさせる べきです。 地区GMTおよびGLTコーディネーターは、月例クラブ健康診断レポートを確認し、どのクラブがCPEに登録 したかを把握すべきです。 参加クラブがCEPワークショップを完了したら、地区GMTおよびGLTコーディネーターはその目標と行動計 画のコピーを入手しておくことが大切です。そうすれば、彼らは定期的にクラブに連絡し、クラブを確実にそ の目標の達成に向かわせることができるでしょう。 国際協会の連絡先: 会員及び新クラブ開発課 E メール:[email protected] 電話:630-203-3845 2014~2015 49 公認ガイディング・ライオン プログラムの概要: 公認ガイディング・ライオン・プログラムの目的は、結成から 2 年間の新クラブの成長と発展を支援すると ともに、再建と地域における力の回復を願っている弱体クラブにも手を貸すことです。 参加者がガイディン グ・ライオンの役割と責任を理解し、新クラブを支援する 2 ヵ年計画を各自で策定できるよう支援し、クラ ブ役員がクラブを運営していくために役立つツールを提供します。 コースには最近、オンライン研修、地区情報センター、新たなメンター・チームのセクションが加わりまし た。 このコースは自分のペースで学習できる通信形式とグループ形式のいずれかによって受講できますが、望ま しいのはグループによる受講です。その理由は、活発で貴重な意見交換の場となり、互いから学ぶ機会が得 られるからです。 コースのセクション: • • • • • • 成功するガイディング・ライオンのスキル - リーダーシップ・スキルを自己評価します。 最初が肝心 - このセクションでは、新クラブを支援するために利用できるプログラムや資料について 説明し、ガイディング・ライオンとしての任務に備えられるよう支援します。 クラブ役員メンター・チームを編成 - このセクションは、実際的で職務に特化したメンター・チーム を編成し、各新役員を支援するために役立ちます。 クラブ役員研修を企画 - このセクションには、地域独特のクラブ役員研修を提供するための概要が示 されています。 ガイディング・ライオン向け資料および情報源 - 成長の過程にあるクラブの健康状態を測定するため の報告書とデータです。 クラブ再建と評価 - このセクションは、既存クラブに最大限の力を発揮させるべく、ガイディン グ・ライオンが長所と改善の余地のある分野を見極める上で役立ちます。 2010 年 10 月に発効した方針変更: 2010 年 10 月の国際理事会会議において、ガイディング・ライオンに影響を及ぼす二つの方針の変更が承認 されました。 1. ガイディング・ライオンが同時に担当できるクラブの数は、どの時点においても二つまでに限られる。 2. 公認ガイディング・ライオンとしての認定を維持するためには、3 年ごとに公認ガイディング・ライオン 研修コースを再履修しなければならない。 参考資料: コースの資料を入手するには、国際協会のウェブサイト(www.lionsclubs.org の検索ボックスに「公認ガイデ ィング・ライオン」と入力してください。また、地区及びクラブ行政部まで電話(630-468-6828)もしくは E メール([email protected] で問い合わせ、コースの資料一式、講師の手引、研修用パワ ーポイント・スライドを取り寄せることもできます。 国際協会の連絡先: 地区及びクラブ行政部 E メール:[email protected] 電話:630-468-6828 2014~2015 50 クラブ健康診断レポート プログラムの概要: クラブ健康診断レポート このレポートには、クラブの現状、会員数統計、報告履歴、財務状況、クラブ会員による LCIF への献金額な どの情報がクラブ別に記載されています。会員数が著しく少ないクラブや、報告や支払いが遅延しているク ラブは、数値が赤で表示されます。また、会員数が目覚ましく増加しているクラブは、会員数が緑で表示さ れます。地区チームは、クラブ役員に連絡を取り、問題点を改善するための支援を申し出るか、成功を称え ることを奨励されます。 最近の改訂で、「会長交代」の欄が新しく設けられました。ここには、現クラブ会長が会長を務めた回数が 示されます。クラブ会長が定期的に入れ替わっていないようなら、クラブにはリーダーシップ面で問題があ ると考えられます。さらに、クラブの CEP への参加状況も示されます。 レポートの末尾には、地区の健康状態を示す要約が添えられています。 所在エリアのレポートが、有効な E メールアドレスを登録している地区チームのメンバーの手元に届きます。 また、写しが協議会議長にも送られます。 地区健康診断レポート このレポートは、毎月第 2 週に協議会議長その他のライオンズ指導者に送られます。クラブ健康診断レポー トの要約に加えて、報告されているゾーン・チェアパーソンの数と、存在する場合には地区チームの空席も 記載されています。 国際協会の連絡先: 地区及びクラブ行政部 E メール:[email protected] 電話:630-468-6828 2014~2015 51 クラブ健康診断レポートを活用した行動戦略 状況 会員増強 会員の減少 会員としての奉仕年数 に配慮してクラブの退 会者が新会員か古くか らの会員かを確認し、 それによって戦略を調 整する。 考えられる要因 可能な行動/参考資料 • • 会員維持を向上 クラブ向上プロセスに参加し、既存の会員に「あなたの評価は?」アンケートを実 施する。 • • • • クラブ例会の内容が乏しい クラブが会員にとって有意 義な活動を支援できない 適切な奉仕を提供していな い 新会員オリエンテーション が不十分 新会員の勧誘が不十分(ま たは行われていない) その他の理由 「元会員の満足度調査」を配布し、元会員が退会した理由を明らかにする。 アンケートの結果に基づき、クラブが以下のツールを役立てて会員を維持できるよ う支援する。 • 会員満足度向上アワードの活用 -- 明らかになった情報に基づき、課題に取り組 むための計画を立てる。 • 「実現させよう」を活用し、確実に会員に適したクラブ活動が行われるように する。 • 国際協会ウェブサイト、ライオンズ学習センターのコース「目標の達成」を活 用して例会を改善する。 • 国際協会ウェブサイト、「リーダーシップ育成」の「研修教材/資料」のセクシ ョンにある「クラブ役員オリエンテーション」を活用してクラブのリーダーシ ップを強化する。 • 「オリエンテーション・ガイドを活用して国際協会について、また国際協会が クラブの活動を支援する方法についてクラブ会員に十分に理解させる。 • クラブ優秀賞の受賞を目指す。 • メンター・プログラムを活用して会員同士の関係を強化し、国際協会の指導者 としての昇進を目指すよう会員に奨励する。 クラブを再建 • 公認ガイディング・ライオン – 公認ガイディング・ライオンを任命してクラブ の再建、研修の実施、クラブ役員メンター・チームの編成に当たらせる。 • 会員増強キャンペーンを企画 – クラブ会員委員長ガイド、対象を絞った会員増 強の取り組みを活用して女性、家族、学生、若手、その他に入会を呼びかけ る。 • ライオンズ世界入会デーへの参加をクラブに奨励する。 • クラブ活動の PR – PR 用資料 報告書 クラブが MMR を提出 してからの月数 クラブが WMMR を提出してい ない クラブ幹事に連絡してパスワードを持っているか、報告方法の説明が必要かを確認 する。詳細な情報の提供に MyLCI トレーニングを活用するか、経験豊富なクラブ幹 事の連絡先情報を提供する。 前回の役員名報告書 (PU 101)からの年数 クラブが 1 年以上クラブ役員を 報告していない クラブに連絡してクラブ役員を報告するよう求める。クラブ役員の報告は MyLCI を 通じて、または役員名報告書(PU101)を使用して行える。幹事が支援を必要とし ていれば報告手順を指導する。選挙が行われていない場合には、クラブと協力して 確実に適切な選挙が行われるようにする。新役員に研修と資料を提供し、ゾーン会 議への出席を奨励する。 会長交代 現在の会長が 2 年以上続けて任 に留まっている これは新たな指導者の不在を示していることがある。毎年新たな役員を選出するこ とでクラブの指導者層を拡大し、新たなアイディアを取り入れ、クラブを強化する ようクラブに奨励する。 E メールが無効 役員と E メールをやりとりでき 役員の情報交換はほとんどが E メールを通じて行われるため、E メールアドレスの ない 保有はクラブにとって不可欠である。クラブに連絡し、未入手の E メールアドレス を確保する。更新はクラブ幹事が MyLCI を通じて行うべきである。 前回のアクティビティ 報告からの月数 オンラインでアクティビティ報 告を行っていない クラブに連絡し、アクティビティ報告の提出に問題があるかを確認する。用紙によ る報告がレポートで追跡されないことを指摘し、オンライン提出を奨励する。クラ ブが報告できるアクティビティを行っていない場合には、「実現させよう」を実施 して可能な活動を見つけるよう奨励する。 クラブに 90 日以上の滞納金が ある クラブに連絡し、支払いに問題があるかを確認するとともに、クラブに確実に会費 を集めさせる。クラブに滞納による活動停止に関する情報を提供することで、グッ ドスタンディングに戻れるよう支援する。受取勘定及びクラブ口座サービス課に詳 細を問い合わせる。クラブは現在、オンライン登録してオンライン会計計算書にア クセスすることにより、オンラインで支払いを行える。 クラブまたはクラブ会員からの 献金が記載されていない クラブから献金が行われたとの報告を受け、それが報告書に記載されていない場合 には、[email protected] に連絡して受領済みか、会費として計上されていな いか、または送金者不明となっていないかを確認する。 財務 滞納金 LCIF 現会計年度の献金額 リーダーの任務は 人に偉大さを教えることではなく、 それを引き出すことにある。 なぜなら偉大さはすでに人の中にあるからだ。 ジョン・バカン 作家
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