女性活躍推進法に基づく行動計画

関西電力株式会社 行動計画
当社ではこれまで、出産・育児等のライフイベントに際しても辞めずに就業継続が図れる
よう、仕事と育児の両立支援制度の整備に取組んできた。次なる課題は、そのようなライ
フイベントの期間中であっても、仕事での経験をしっかりと積ませることにより、自己成
長を促し、より一層の活躍を実現することにある。そのために、これまでの取組みを継
続・強化し、女性のみならず全従業員の働き方を改革すべく、以下のとおり計画を策定す
る。
1.計画期間
平成28年4月1日~ 平成31年3月31日 (3年間)
2.当社の課題
<文中の数値は平成26年度末時点>
▢
女性従業員比率(6.6%)が低く、女性の採用を増やす必要がある。
▢
女性役職者比率(係長級以上に占める女性比率 1.2%)がさらに低く、中長期的に
組織への貢献を期待する育成・評価・登用が十分にできていなかった。
▢
今後は、女性従業員がより意欲高く働き続けられるよう支援し、ライフイベントの
期間中であっても仕事を通じた成長を促すよう育成を強化し、その能力に応じて
評価・登用を行うことが必要である。
▢
これまでは、ライフイベントによる制約がない従業員の働き方を標準にしてきた
が、今後は以下のとおり見直しが必要である。
Ø
男女問わずライフイベントなどにより制約があっても能力が発揮できる柔軟
な働き方や、長時間労働を是としない職場環境を実現する。
Ø
全従業員が仕事と家庭生活の両立が図れる風土醸成のために、特に男性が育
児等の家庭責任を担えるよう、男性本人の働き方・意識と職場マネジメントの
有り方を変革する。
3.目標と取組み内容・実施時期
目標1 事務系採用における女性比率を 40%以上とする。
▢
女子学生向けのセミナー等を開催(毎年)
▢
女子学生向けのホームページ等情報発信の充実(毎年)
▢
理系女性向けに当社の仕事の魅力を伝えるツール等の検討と活用(平成28年4月~)
(技術系採用については、応募者の母数である理系女性が少ないために目標数値を定
めてはいないが、応募者数を増やすための技術系女性向けの採用 PR を強化する。
)
目標2 2020 年度末までに、女性役職者比率を 2013 年度の倍以上とする。
▢
女性本人のキャリア意識を高めるための社内研修や社外への研修派遣を実施(毎
年)
▢
女性部下を持つ上司向けの研修を実施(毎年)
▢
育児期の女性がより働けるように支援する制度の検討・導入(平成28年4月~)
目標3 柔軟で効率的な働き方ができる環境を実現し、長時間労働削減に取り組む。
▢
柔軟で効率的な働き方ができる勤務制度の導入 (平成28年4月~)
▢
管理職のマネジメント上の重要要素として、
「時間あたり生産性」向上へのコミットメント
を強化(平成28年4月~)
▢
「健康経営」に関する意識を高める取組みの推進(平成28年4月~)
目標4 男性の育児参画を促し、男性の育児休職取得率向上を目指す。
▢
男性社員が育児休職を取得しやすくする制度・施策を導入(平成28年4月~)
▢
育児休職を取得し家庭責任を担っている男性の事例をロールモデルとして発信(平
成28年10月~)
▢
職場の理解を深めるための意識啓発(平成28年4月~)