滋 環 公 第 439 号 平成 27 年(2015 年)10 月 22 日 廃棄物処理委託契約の事業所代表 様 公益財団法人 理事長 滋賀県環境事業公社 三日月 大造 平成28年度の産業廃棄物の受入と埋立処分料金について 平素は、クリーンセンター滋賀をご利用いただきましてありがとうございます。 公社では、法令等に従った処分を行うことのほか、資源を有効活用するリデュース(reduce 廃 棄物の発生抑制)、 リユース(reuse 再使用) 、 リサイクル(recycle 再生利用・再資源化)の “3R(スリーアール) ”を推進しているところです。各排出事業者さま、特に産業廃棄物処分業 の許可を持つ排出事業者さまにおかれては、廃棄物の再資源化等に努めていただくようお願いし ているところですが、平成26年度から、経済動向や消費、流通の背景等の変化により、当処分 場への廃棄物の搬入量が増加してきているところです。 当処分場は、県内の産業活動にとって重要な施設であり、また貴重な資産であることから、開 設にあたって定められた運営計画に従って大切に使っていく必要があります。平成22年に定め た埋立処分料金は6年間変更せずにまいりましたが、諸般の情勢から平成28年4月 1 日より別 表「埋立処分料金表」のとおり改正させていただくこととしました。 事業者の皆さまには、日頃より搬入にあたり廃棄物の受入基準の適合、ならびに運搬経路や安 全運転などの安全管理事項の遵守を求めているところですが、当公社において滋賀県の廃棄物処 理計画に沿った事業運営が継続できますよう、今後ともご理解とご協力をお願いします。 記 Ⅰ 料金改正の主な変更点について 1.現行の処分料金を定めてから6年が経過し、民間を含む他府県での処分料金が変動してい ることもあり、大きく2区分で定めていた処分料金は、料金体系を見直したうえで廃棄物の 種別ごとに料金を改正しました。 なお、県内での産業廃棄物の処分事情や発生量等を考慮し、一部の種別にあっては料金を 据え置くこととしました。 2.搬入される廃棄物の性状から見て、資源化が可能な物の抜き取りや廃棄物種別ごとの分別 処理について、なお一段のお取り組みを期待したいことから、当処分場への搬入量の8割強 を占める「建設系混合廃棄物」を再定義し、併せて、他の廃棄物種別との料金に差を設けま した。このため、これまで「建設系混合廃棄物」で搬入いただいていた事業所のうち、建設 業と産業廃棄物処分業、資源回収処理業等を除いた事業所におかれては、 「建設系混合廃棄物」 以外の種別で契約することとしました。 3.これまで多量に搬入をされた事業所に対して量による割引を実施していましたが、各事業 所での処理内容等から廃棄物の性状に格差があり、埋立作業にも差異が生じていることから、 搬入量による一律の割引制度は、平成28年3月末をもって終了させていただきます。 なお、平成28年4月 1 日より、各事業所における処理状況や搬入される廃棄物種別の性 状によって、料金を割引くことが適当と認める廃棄物については、新たな優遇措置を行うこ ととしました。 Ⅱ 平成28年4月以降の契約について 1.今回の処分料金の改定および廃棄物種別の設定変更等により、平成28年4月以降の処理 委託については、変更契約を行います(廃棄物処理法施行令第六条の二第四項) 。特に、年間 を通して搬入される事業所にあっては、遅くとも3月中に契約書の交換を終えられるよう手 続きをお願いします。 なお、契約書第5条において、年間300トン以上の搬入を予定される事業所におかれて は、年間の搬入計画を2月中に報告いただくこととしております。併せて、ご留意願います。 2.廃棄物種別の「建設系混合廃棄物」については、建設業の解体現場等から排出される分別 困難な性状となった混合物と定義しました。これにより、原則として建設業からの搬入に限 り適用することとします。 3.前項の定義により、これまで産業廃棄物処分業の許可を受けた事業所や金属くず等のリサ イクルを行う事業所から搬入される分別困難な性状となった混合廃棄物を、新たな契約種別 として「管理型混合廃棄物 Ⅰ」と定義しました。 その中でも、シュレッダー機で細かく裁断されたものやふるい下と呼ばれる細かいもので、 密度が高い等により埋立てに適した性状の廃棄物については、特に「管理型混合廃棄物 Ⅱ」 として特定し、個別に契約することとします。 4.前2項のとおり業種範囲を定めたので、その業種以外の事業所については、これまで複合 素材から成る廃棄物やその種別が混ざった状態で搬入を受け入れていた「建設系混合廃棄物」 の契約種別は、平成28年4月 1 日以降は他のいずれかの廃棄物種別として契約をします。 また、複合する素材からなる廃棄物や種別が混ざった状態で搬入される廃棄物は、組成や 性状から最も高い料金をもって廃棄物種別とします。
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