共用 LAN システム用 クライアント PC 等導入 (平成 28 年 4 月分)一式 調達仕様書 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 平成 28 年 2 月 1 調達件名 共用 LAN システム用クライアント PC 等導入(平成 28 年 4 月分)一式 2 作業の概要 (1) 目的 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下、「総合機構」という。)における情報化を 統合的に推進するための情報基盤(インフラ)として、平成 11 年度から構築した共用 LAN システム(以下「本システム」という。)を運用しており、機構情報化統括推進室が管理 している。 本システムは、ネットワークを構築し、ファイル共有、グループウェア及び機構内 Web シ ステムによる情報共有を行っている他、個別業務システムを接続しており、約 1,500 台が本 システムを利用するために必要なクライアント(コンピュータ一式)等として機構の規程に 基づき職員等へ貸与しているところ。 今般、平成 28 年度の増員対応として、クライアント(コンピュータ一式)等を 100 台導 入するもの。 (2) 調達の範囲 本調達の範囲は以下に示したとおり。詳細については「4情報システム稼動環境及び設 置作業」を参照のこと。 ① 本調達に含まれるパソコン(以下、「新規パソコン」と言う。)(100 台)の搬入、 設定(ソフトウェアのインストール作業を含む。)、設置。 ② 各種マニュアル作成。 ③ ソフトウェア及びライセンスの購入(ライセンス更新も含む)。 ④ 新規パソコンを配布した職員が使用していたパソコン(以下、「既設パソコン」と 言う。)(最大 100 台)の回収、再設定(一太郎 Pro2 のアンインストール作業及び 一太郎ビューアーのインストール作業を含む。)、設置及び既設パソコンの保管。 (3) 作業内容・納入成果物 ① 作業内容等 本調達においては、本システムのクライアント PC 等導入に関する作業を発注するもので あり、具体的な作業工程、納入成果物は表1に示したとおり。ただし、納入成果物の構 成、詳細については、受注後、総合機構と協議し取り決めること。 「4情報システム稼動環境及び設置作業」に基づき、詳細事項、その他については総合 機構と協議等し、納入成果物を作成・改訂し、総合機構の了承を得た上で、導入工程に進 むこと。 表 1 作業内容・工程と成果物 1 項番 工程 納入成果物 納入期日 1 計画 ・プロジェクト実施計画書(プロジェクトスコ ープ、体制表、作業分担、スケジュール、 WBS) 契約締結日から 2 週間以内 2 基本設計・詳 細設計 ・導入機器設定書 契約締結日から 2 週間以内 3 新規パソコン 配布・既設パ ソコンの回収 ・設定済み新規パソコン(100 台) ・バックアップおよびリストア手順書 平成 28 年 3 月 13 日 ・既設パソコン回収チェックリスト記入用紙 ・データコピー状況レポート ・製品カタログ等製造メーカーが公に提供して いるもの ・ハードウェア一覧、納入ソフトウェア一覧 ※新規パソコンの配布と既設パソコンの回収 (最大 100 台)を平成 28 年 3 月 12 日~13 日に 行う。 4 既設パソコン 配布(4 月採 用職員分) ※既設パソコンを平成 28 年 3 月 22 日から再設 定して新規職員へ配布する。 平成 28 年 3 月 31 日 5 既設パソコン 保管(4 月採 用職員分以 外) ※4 で配布しなかった既設パソコンを倉庫へ保 管する。 ・既設パソコン 平成 28 年 3 月 31 日 6 その他 ・打合せ資料 ・議事録 ・納品物一覧 平成 28 年 3 月 31 日 ・機器およびソフトウェア管理簿登録用データ A. H/W サポート期限情報 B. H/W 保守契約情報 C. S/W サポート期限情報 D. S/W ライセンス情報 ・復旧媒体 ・復旧手順書 なお、納入成果物については、以下の条件を満たすこと。 ア 文書を紙及び磁気媒体等(CD-R 又は CD-RW 等)により日本語で提供すること。 イ 紙のサイズは、日本工業規格 A 列 4 番を原則とする。図表については、必要に応 じて A 列 3 番縦書き、横書きを使用することができる。バージョンアップ時等に 差し換えが可能なようにバインダー方式とする。 ウ 磁気媒体等に保存する形式は、PDF 形式及び Microsoft Office2013 で扱える形式 とする。ただし、総合機構が別に形式を定めて提出を求めた場合は、この限りで はない。 エ 紙及び磁気媒体については二部ずつ用意すること。 オ 一般に市販されているツール、パッケージ類の使用は総合機構と協議の上、必要 であれば使用を認めることとするが、特定ベンダーに依存する(著作権、著作者 2 人格権を有する。)ツール等は極力使用しないこと。 カ マニュアル及び導入手順書等については、一般的な IT リテラシーを備えている者 (独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IT パスポート」有資格者相当)がオ ペレーションを行える記述レベルになっていること。ただし、それぞれ記載する 内容は、総合機構と協議し取り決めること。 キ 本業務を実施する上で必要となる一切の機器物品等は、受注者の責任で手配する とともに、費用を負担すること。 ク 各工程の中間成果物も含め、本調達に係る全ての資料を納品すること。 ② 納入場所 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報化統括推進室 (4) 使用期間(各種ライセンスが必要となる期間) 平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 9 月 30 日まで。 (5) 作業期間 契約締結日から平成 28 年 3 月 31 日まで。 (6) 既設パソコンを保存する期間 平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで。 (7) 前提条件 ① 稼動中システムの正常動作を保証し、通常業務に重大な影響を与えないこと。 ② 当該事業に対し、万全の体制で実施し誠実に履行すること。 ③ 同業務に関して深い知識及び経験を有する専任の担当者を置き、必要な際に直ちに 支援できる体制を確保していること。 ④ システムの運用等において、セキュリティ等の情報に関する取扱いに十分留意し、 他に漏洩等が行われないよう対応すること。 ⑤ 各システムの開発等を行う業者等と調整を行い、ソフトウェア等の構築・移行を行 うこと。また、これに伴いソフトウェア等が、システムに対して最適な動作をする ようチューニングを実施すること。 ⑥ ソフトウェアの導入及び稼動確認について責任を持って履行すること。 ⑦ 障害発生時は、ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーション、データの原状復 帰を行うと共に、これらの正常稼動を保証すること。 ⑧ 予定納入時期及び納入期限迄に成果物を納入出来ない場合、総合機構の現状業務に 影響を与えないよう、納入が完了する迄の間、受託者の責任において現状と同等の サービスを提供すると共に速やかに納入を行うこと。 3 ⑨ 導入完了後、総合機構にて設置をしなかった既設パソコンについては、保管倉庫を 準備し保管すること。台数は最大 100 台とする。また、総合機構からの要望に応じ 随時(月 1 度程度)発送できる体制を整えること。機種別の台数管理を行うこと。 総合機構と倉庫間を移動に係る費用を含むこと。 ⑩ 別紙 1「ハードウェア・ソフトウェア仕様一覧」に記載されている要件を満たせば、 納入業者は納品物をデスクトップ型、ノート型のいずれかを選択できることとす る。 (8) 検収 納入成果物については、適宜、総合機構に進捗状況の報告を行うとともに、レビューを 受けること。最終的な納入成果物については、「2(3)作業内容・納入成果物」に記載 のすべてが揃っていること及びレビュー後の改訂事項等が反映されていることを総合機構 が確認し、これらが確認され次第、検収終了とする。 なお、以下についても遵守すること。 ① 検査の結果、納入成果物の全部又は一部に不合格品を生じた場合には、受注者は直 ちに引き取り、必要な修復を行った後、総合機構の承認を得て指定した日時までに 修正が反映されたすべての納入成果物を納入すること。 ② 「納入成果物」に規定されたもの以外にも、必要に応じて提出を求める場合がある ので、作成資料等を常に管理し、最新状態に保っておくこと。 ③ 総合機構の品質管理担当者が検査を行った結果、不適切と判断した場合は、品質管 理担当者の指示に従い対応を行うこと。 (9) 所有権等 本調達の範囲内で、第三者が権利を有する著作物または知的所有権を利用する場合は、 受注者の責任において、その権利の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一 切の手続きを行うこと。 3 情報セキュリティ要件 (1) 権限要件 ハードウェア(OS を含む。)及びソフトウェアのアクセス権は、総合機構と調整の上、 設計フェーズで明確にし、アクセス権限及びロールの一覧表を作成すること。 (2) 情報セキュリティ対策 新規パソコンについては、搭載する OS の機能を用いてデータの暗号化に対応が可能とな るような設定を実施すること。 4 4 情報システム稼動環境及び設置作業 (1) ハードウェア要件 別紙 1 ハードウェア・ソフトウェア仕様一覧を参照のこと。 (2) ソフトウェア要件 別紙 1 ハードウェア・ソフトウェア仕様一覧を参照のこと。 (3) アクセシビリティ要件 新規パソコンについては、搭載 OS に多言語機能を実装すること。 (4) 機器等の設置 機器等の搬入、設定(ソフトウェアのインストール作業を含む。)、設置を実施する際 に必要となる機器等は、受注者が用意すること。 ① ハードウェアは、それぞれ必要な接続を行い、ソフトウェアを搭載した上でシステ ムの全機能が使用できること、及び各機能条件が満たされることを確認すること。 ② 受注者は、契約後直ちに総合機構担当者と打合せを行い、導入・展開方法について 承認を得た後、導入・展開に着手すること。 (5) システム環境構築/移行及びソフトウェアのインストール/設定作業 以下に挙げるシステムの環境構築及び設定、移行を行うこと。すべてにおいて、総合機 構内他システムへ不具合を発生させないこと。 ① マスターPCの作成 新規パソコンの展開用にマスターPC を作成すること。 ② 新規パソコンの設置、設定 ア 本調達における導入機器等の搬入、据付、配線接続を行うこと。なお、これらに 必要となる機器類は、受注者が用意すること。据付及び配線接続については、搬 入日以降、別途総合機構が指定する日に確実に実施すること。 イ 必要な接続を行い、総合機構が指示したソフトウェアを搭載した上でシステムの 全機能が使用できること、及び各機能要件が満たされることを確認すること。 ウ 本システムに接続可能なネットワークの設定(メール(Outlook)、SCCM サーバ、フ ァイルサーバ等への接続設定)を行うこと。 エ 本システムに接続されたプリンター等の機器について使用可能となるような設定 を行うこと。 オ 設定が完了した段階で総合機構のネットワークに接続し、SKYSEA に端末を認識さ せること。 5 カ 総合機構が発行した IT 機器管理ラベルをパソコンおよびディスプレイに貼付する こと。 キ ③ ア 総合機構が発行した IP アドレス/ホスト名ラベルをパソコンに貼付すること。 既設パソコンの回収、再設定 新規パソコンを設置した職員が使用していた既設パソコンの回収を行うこと。4 月 採用職員分のパソコンの再設定、据付、配線接続を行うこと。再設定および据付、 配線接続据付及び配線接続については、別途総合機構が指定する日に確実に実施す ること。再設定に必要なマスターPC は総合機構が作成するものとする。 イ 必要な接続を行い、ソフトウェアを搭載した上でシステムの全機能が使用できるこ と、及び各機能要件が満たされることを確認すること。 ウ 本システムに接続可能なネットワークの設定(メール(Outlook)、SCCM サーバ、フ ァイルサーバ等への接続設定)を行うこと。 エ 本システムに接続されたプリンター等の機器について使用可能となるような設定を 行うこと。 オ 設定が完了した段階で総合機構のネットワークに接続し、SKYSEA に端末を認識さ せること。 カ 既設パソコンからデータおよび設定情報のバックアップおよび新規パソコンへのリ ストアの手順書および既設パソコン回収チェックリスト記入用紙を作成すること。 キ 既設パソコンの回収時にデータコピーの状況をチェックしたレポート(データコピ ー状況レポート)を作成すること。 ク パソコンに貼付された IP アドレス/ホスト名ラベルを剥がし、総合機構が発行し た IP アドレス/ホスト名ラベルを貼付し直すこと。 ④ 手順書の作成 リカバリ手順書及びリカバリ CD 又は DVD(メーカー出荷状態へのリカバリではな く、本調達のソフトウェアがインストール・設定された状態であり、かつ本シス テムに接続するための基本設定までのリカバリ手順書及び基本設定までリカバリ 可能なマスターCD 又は DVD)を作成すること。 5 移行要件定義 (1) 移行に係る要件 ① 本調達での導入機器にて稼働しているすべてのシステムにおいて、受注者の責任の 下、正常に稼働させること。 ② 導入に伴い発生した空き箱等は受注者の負担で回収すること。 6 保守要件定義 6 (1) ソフトウェア保守要件 ソフトウェアの保守は平成 29 年 9 月 30 日までの期間とすること。保守サービスの時間 帯、内容については、以下のとおりとすること。 ① サービス時間帯は、月曜日から金曜日までの 9:00 から 17:00 までとする(祝日及 び年末年始は除くものとする。)。 ② 総合機構担当者からの仕様、利用方法、操作方法等の問い合わせについて対応する こと。 ③ 期間内にライセンス・証明書等の更新費用が発生するソフトウェアがある場合は、 その費用及び更新手続きも含めること。 (2) ハードウェア保守要件 導入するパソコンについては、検収後 1 年間に限り、訪問修理を実施するものとする。 7 作業の体制及び方法 (1) 作業体制 受注者は、業務受託後、総合機構に対して作業体制(受注者側の体制図とそれぞれの役 割の詳細)を報告し、承認を得て業務を進めること。 この際、業務に従事する者のスキル(「IT スキル標準(ITSS)」)や資格、これまでの 業務実績を明記すること。 なお、作業体制には PM(プロジェクト・マネージャー)を設置すること。PM はプロジェ クトマネジメント業務に専任し、本調達に係るその他業務に従事しないこと。ただし、本 調達業務外の業務を制限するものではない。 (2) 作業方法 作業に際しては、以下の事項を遵守し実施すること。 ① 作業・プロジェクト管理等において使用する方法論について総合機構と協議し取り 決めを行い、その取り決めに基づき総合機構の指示に従うとともに、関係機関との 連携・協力を図りつつ実施すること。 ② 作業場所、その他必要となる環境については、受注者の責任において確保するこ と。原則として既設パソコンの回収、新規・既設パソコンの配布、総合機構のネッ トワークに接続した作業は総合機構内で行い、その他の作業は受注者の責任におい て確保した場所で行うこと。 ③ その他、作業を行うにあたり、想定されるリスクやその対応策等を明示すること。 ④ 契約締結後、業務一式のプロジェクト実施計画書を提示すること。また、契約締結 以降に変更が発生した場合には、その都度速やかに変更後のプロジェクト実施計画 書を提出すること。 7 ⑤ 進捗状況や直近における予定等の報告をすること。報告のタイミングは総合機構と 協議し取り決めを行い、その取り決めに基づき行うこと。それ以外にも、総合機構 又は受注者が必要と判断した場合は、必要に応じて随時追加の報告を行うこと。 (3) 導入・展開 導入・展開作業は、以下の事項を遵守して行うこと。 ① 受注者は、総合機構が指定する日時及び設置場所で導入・展開作業を行い、本番稼 働を問題なく迎えられるようにすること。 ② 本調達で行った作業の詳細な内容及びシステム運用の変更点について、検収終了 後、速やかに当システムの保守・運用を担当する者に引継ぎを行えるようにするこ と。 ③ 導入後に重篤な障害が発生した場合、速やかに直前の環境に復元するための対策を 講じること。 (4) 瑕疵担保責任 本業務の瑕疵担保責任の範囲・期間等の瑕疵への対応については、契約に基づき規定す るものとする。 受注者は、瑕疵担保責任を果たす上で必要な情報を整理し、その一覧を総合機構に提出 すること。情報の管理及び消去に関しては、「8(7)機密保持」を参照すること。 8 特記事項 (1) 基本事項 受注者は、次に掲げる事項を遵守すること。 ① 本業務の遂行に当たり、業務の継続を第一に考え、善良な管理者の注意義務をもっ て誠実に行うこと。 ② 本業務に従事する要員は、総合機構と円滑なコミュニケーションを行う能力と意思 を有していること。 ③ 本業務の履行場所を他の目的のために使用しないこと。 ④ 本業務に従事する要員は、履行場所での所定の名札の着用等、従事に関する所定の 規則に従うこと。 ⑤ 要員の資質、規律保持、風紀及び衛生・健康に関すること等の人事管理並びに要員 の責めに起因して発生した火災・盗難等不祥事が発生した場合の一切の責任を負う こと。 ⑥ 受注者は、本業務の履行に際し、総合機構からの質問、検査及び資料の提示等の指 示に応じること。また、修正及び改善要求があった場合には、別途協議の場を設け て対応すること。 8 ⑦ 次回の本業務調達に向けた現状調査、総合機構が依頼する技術的支援に対する回 答、助言を行うこと。 ⑧ 本業務においては、業務終了後の運用等を、受注者によらずこれを行うことが可能 となるよう詳細にドキュメント類の整備を行うこと。 (2) 各業者との役割分担等 作業等を複数業者が連携(再委託を含めて)して実施する等の場合は、参画する各業者 の役割分担等を明示すること。 (3) 入札制限 情報システムの調達の公平性を確保するために、以下に示す事業者は本調達に参加でき ない。 ① 総合機構 CIO 補佐が現に属する、又は過去 2 年間に属していた事業者等 ② 各工程の調達仕様書の作成に直接関与した事業者等 ③ 設計・開発等の工程管理支援業者等 ④ ①~③の親会社及び子会社(「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規 則」(昭和 38 年大蔵省令第 59 号)第 8 条に規定する親会社及び子会社をいう。以 下同じ。) ⑤ ①~③と同一の親会社を持つ事業者 ⑥ ①~③から委託を受ける等緊密な利害関係を有する事業者 (4) 応札条件 応札希望者は、以下の条件を満たしていること。 ① ISO/IEC27001 認証(国際標準)又は JISQ27001 認証(日本工業標準)のいずれかを 取得していること。 ② 現行システムの設計書等を参照する必要がある場合は、参照方法などについて総合 機構の指示に従い、秘密保持誓約書を提出した上で、参照すること。作業場所は、 総合機構内とする。 ③ 落札時には工数、概算スケジュールを含む見積り根拠資料の即時提出が可能である よう準備しておくこと。 (5) 知的財産等 知的財産の帰属は、以下のとおり。 ① 本件に係り作成・変更・更新されるドキュメント類及びプログラムの著作権(著作 権法第 21 条から第 28 条に定めるすべての権利を含む。)は、受注者が本件のシス テム開発の従前より権利を保有していた等の明確な理由により、あらかじめ書面に て権利譲渡不可能と示されたもの以外、総合機構が所有する等現有資産を移行等し 9 て発生した権利を含めてすべて総合機構に帰属するものとする。 ② 本件に係り発生した権利については、受注者は著作者人格権(著作権法第 18 条から 第 20 条までに規定する権利をいう。)を行使しないものとする。 ③ 本件に係り発生した権利については、今後、二次的著作物が作成された場合等であ っても、受注者は原著作物の著作権者としての権利を行使しないものとする。 ④ 本件に係り作成・変更・修正されるドキュメント類及びプログラム等に第三者が権 利を有する著作物が含まれる場合、受注者は当該著作物の使用に必要な費用負担や 使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。この場合は事前に総合機構に報告 し、承認を得ること。 ⑤ 本件に係り第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生じた場合には、当該紛 争の原因が専ら総合機構の責めに帰す場合を除き、受注者の責任、負担において一 切を処理すること。この場合、総合機構は係る紛争の事実を知ったときは、受注者 に通知し、必要な範囲で訴訟上の防衛を受注者にゆだねる等の協力措置を講ずる。 なお、受注者の著作又は一般に公開されている著作について、引用する場合は出典 を明示するとともに、受注者の責任において著作者等の承認を得るものとし、総合 機構に提出する際は、その旨併せて報告するものとする。 (6) 再委託 受注者は、受注業務の全部又は主要部分を第三者に委託することはできない。受注業務 のうち契約金額の 10%を超える受注業務の一部を再委託する場合は、事前に再委託する業 務、再委託先等を総合機構に申請し、承認を受けること。申請にあたっては、「再委託に 関する承認申請書」の書面を作成の上、受注者と再委託先との委託契約書の写し及び委託 要領等の写しを総合機構に提出すること。受注者は、機密保持、知的財産権等に関して本 仕様書が定める受注者の責務を再委託先業者も負うよう、必要な処置を実施し、総合機構 に報告し、承認を受けること。 なお、第三者に再委託する場合は、その最終的な責任を受注者が負うこととする。本項 の要件は再委託先からさらに再委託する事業者及び以降の再委託業者についても適用す る。 (7) 機密保持 本業務を実施する上で必要とされる機密保持に係る条件は、以下のとおり。 ① 受注者は、受注業務の実施の過程で総合機構が開示した情報(公知の情報を除く。 以下同じ。)、他の受注者が提示した情報及び受注者が作成した情報を、本受注業 務の目的以外に使用又は第三者に開示若しくは漏洩してはならないものとし、その ために必要な措置を講じ、ISO/IEC27001 認証(国際標準)又は JISQ27001 認証(日 本工業標準)に従い、厳重に管理をすること。また、瑕疵担保責任を果たす上で必 要な情報については、瑕疵担保責任の期間が終了するまで、同様に管理すること。 10 ② 受注者は、本受注業務を実施するにあたり、総合機構から入手した資料等について は管理台帳等により適切に管理し、かつ、以下の事項に従うこと。 複製しないこと。 用務に必要がなくなり次第、速やかに総合機構に返却又は消去すること。 受注業務完了後、上記①に記載される情報(瑕疵担保責任を果たす上で必要な情 報を除く。)を返却又は消去し、受注者において該当情報を保持しないことを誓 約する旨の書類を総合機構に提出すること。 また、瑕疵担保責任の期間が終了した後は、速やかに瑕疵担保責任を果たす上で必 要な情報をデータ復元ソフトウェア等を利用してもデータが復元されないように完 全に消去すること。データ消去作業終了後、受注者は消去完了を明記した証明書を 作業ログとともに総合機構に対して提出すること。なお、データ消去作業に必要な 機器等については、受注者の負担で用意すること。 ③ 「秘密保持等に関する誓約書」を別途提出し、これを遵守しなければならない。 「秘密保持等に関する誓約書」には、受注業務に従事する者を列挙し、従事者以外 に機密情報を閲覧させてはならない。また、本受注業務実施中に従事者に変更が生 じた場合は、速やかに「秘密保持等に関する誓約書」を訂正し、提出しなければな らない。 ④ 「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報システム管理利用規程」の第 52 条に 従うこと。機密保持の期間は、当該情報が公知の情報になるまでの期間とする。 (8) 遵守事項 本業務を実施するにあたっての遵守事項は、以下のとおり。 ① 受注者は、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第 4 版)」(平 成 21 年 2 月 3 日、情報セキュリティ政策会議決定)に定めるほか、総合機構が定め る情報セキュリティの規定を遵守すること。 ② 総合機構へ提示する電子ファイルは事前にウイルスチェック等を行い、悪意のある ソフトウェア等が混入していないことを確認すること。 ③ 民法、刑法、著作権法、不正アクセス禁止法、個人情報保護法等の関連法規を遵守 することはもとより、下記の総合機構内規程を遵守すること。 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報システム管理利用規程 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 個人情報管理規程 ④ 受注者は、本業務において取り扱う情報の漏洩、改ざん、滅失等が発生することを 防止する観点から、情報の適正な保護・管理対策を実施するとともに、これらの実 施状況について、総合機構が定期又は不定期の検査を行う場合においてこれに応じ ること。万一、情報の漏洩、改ざん、滅失等が発生した場合に実施すべき事項及び 手順等を明確にするとともに、事前に総合機構に提出すること。また、そのような 11 事態が発生した場合は、総合機構に報告するとともに、当該手順等に基づき可及的 速やかに修復すること。 (9) 作業場所 受注業務の作業場所は、(再委託も含めて)総合機構内、又は日本国内で総合機構の承 認した場所で作業すること。総合機構内での作業においては、必要な規定の手続を実施し 承認を得ること。なお、必要に応じて総合機構担当者は現地確認を実施できることとす る。 (10) 環境への配慮 環境への負荷を低減するため、以下に準拠すること。 ① 本件に係る納入成果物については、「国等による環境物品等の調達の推進等に関す る法律(グリーン購入法)」(平成 12 年 5 月 31 日法律第 100 号)に基づいた製品 を可能な限り導入すること。 ② 導入する機器等がある場合は、性能や機能の低下を招かない範囲で、消費電力節 減、発熱対策、騒音対策等の環境配慮を行うこと。 (11) その他 総合機構全体管理組織(PMO)が担当課に対して指導、助言等を行った場合には、受注者 もその方針に従うこと。 9 窓口連絡先 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 情報化統括推進室 藤田 潔 電話:03 (3506) 9485 Email:[email protected] 12 別紙1 ハードウェア・ソフトウェア仕様一覧 Ⅰ.共用LANシステムクライアント(パソコン × 100台) 1 要件 (ア) パソコン要件 ① 100/1000 Base-Tのインターフェースを有すること。 ② 1年間の製品保証を含むこと。 ③ 液晶ディスプレイから発せられるブルーライトを削減でき、必要に応じて直ちに通常の表示への切替 えが可能であること。 ④ 新品であること。 2 パソコンの機能要件等 (ア) 機能要件 ① 各サーバにアクセスし、業務稼働を行えること。 (イ) ハードウェア要件 ① CPU仕様 Passmark CPU Benchmarksのスコアが2,600同等以上の性能を有したプロセッサを1個以上搭載するこ と。 Passmarkのウェブサイト(https://www.cpubenchmark.net/cpu_list.php)に掲載されたスコアもっ て評価するものとする。 ② メモリ メインメモリは、4GB(PC3-12800 DDR3)以上搭載すること。 ③ 内蔵ハードディスク Serial ATA/300、5,400rpm、SMART機能対応以上を1個以上搭載していること。なお、容量は320GB以 上とすること。 ④ グラフィック 「⑬液晶ディスプレイ」と接続可能なミニD-sub(HD)15pinオス×1ポートを備えること ⑤ 光学ドライブ DVD-ROMドライブを内蔵していること。DVD閲覧ソフトを添付すること。 ⑥ ネットワークインターフェース [1000Base-T/100Base-TX/10Base-T]ポートを1ポート以上内蔵し、Wakeup on LANに対応しているこ と。 ⑦ キーボード/マウス 日本語109キーボードを装着すること。(デスクトップ型の場合) 光学式スクロールマウスを装着すること。 ⑧ USBインターフェース USB2.0に対応したインターフェースを2以上、USB3.0に対応したインターフェースを2以上用意するこ と。 ⑨ 拡張スロット 要件なし ⑩ 電源供給 要件なし ⑪ 外形寸法 省スペースに配慮したスリム筺体であること。(デスクトップ型の場合) ⑫ セキュリティチップ TPM(TCG v1.2準拠)を内蔵していること。 1 / 3 ページ ⑬-1 液晶ディスプレイ(デスクトップ型の場合) 22インチワイド以上、ミニD-sub(HD)15pinメス×1ポート、スピーカーが内蔵されている外付け ディスプレイを100台付属すること。 画素数1920×1080ドット以上表示可能な液晶カラーモニタを装着すること。 消費電力を抑える為、LEDバックライトパネルが採用されていること。 ノングレアであること。 スタンドの高さ調整ができること。 チルト上30°下5°、スイーベル左右170°以上であること。 総合機構内で現在使用している液晶ディスプレイと並べて使用する際に、段差を感じずにストレスな く利用できるよう、机に設置した際の画面の高さが、机から7.5cm(誤差10mm以内)であること。 ⑬-2a 液晶ディスプレイ(ノート型の場合の本体ディスプレイ) 14インチ以上のディスプレイを有すること。 画素数1920×1080ドット以上表示可能な液晶カラーモニタを有すること。 消費電力を抑える為、LEDバックライトパネルが採用されていること。 ノングレアであること。 ⑬-2b 液晶ディスプレイ(ノート型の場合の外付けディスプレイ) 22インチワイド以上、ミニD-sub(HD)15pinメス×1ポート、スピーカーが内蔵されている外付け ディスプレイを38台付属すること。 画素数1920×1080ドット以上表示可能な液晶カラーモニタを装着すること。 消費電力を抑える為、LEDバックライトパネルが採用されていること。 ノングレアであること。 スタンドの高さ調整ができること。 チルト上30°下5°、スイーベル左右170°以上であること。 総合機構内で現在使用している液晶ディスプレイと並べて使用する際に、段差を感じずにストレスな く利用できるよう、机に設置した際の画面の高さが、机から7.5cm(誤差10mm以内)であること。 ⑭ その他 ワイヤーロックを付属し、付属したワイヤーロックでロックが可能な筐体であること。ワイヤーは 3m、マスターキータイプの南京錠とする。(ノート型の場合) パソコン本体、液晶ディスプレイともSKYSEAによりシリアル番号を正しく取得できること。 パソコン本体、液晶ディスプレイともに国際エネルギースタープログラムに対応していること。 2 / 3 ページ Ⅱ.ソフトウェア 1 要件 ソフトウェア要件 ① OS Windows8 Enterprise Editionが使用可能となるライセンスを準備すること。 (端末に搭載するOSはWindows7 Enterprise Editionとする。) ② Microsoft製品(Microsoft Enterprise Subscription Agreement for Government Partners) Microsoft Office Professional Plus License and Software Assuranceを購入すること。 Microsoft Windows Upgrade with Software Assuranceを購入すること。 Microsoft Remote Desktop Service Client Access Lisenceを購入すること。 Microsoft Enterprise CALを将来において提供を可能とすること。 Microsoft Office 365 Plan E1を将来において提供を可能とすること。 ③ OAソフト ジャストシステム 一太郎 Pro2を指定された新規および既設パソコンにインストールすること。 その他のパソコンにジャストシステム 一太郎ビューアーをインストールすること。 マスターPCは、一太郎ビューアーをインストールすること。調達数は100式とする。 ④ PDF出力ソフト Adobe Acrobat XI Standard(CLP5 for Government)を指定された新規および既設パソコンにインス トールすること。 その他のパソコンにSkyPDF Professional 2016を購入しインストールすること。 マスターPCは、SkyPDF Professional 2016をインストールすること。 仕様書「6 保守要件定義(1)ソフトウェア保守要件」記載の期日まで保守を行うこと。 調達数は100式とする。 ⑤ その他指定ソフト SKYSEA Client View (Government License Light Edition) を購入し、インストールすること。 仕様書「6 保守要件定義(1)ソフトウェア保守要件」記載の期日まで保守を行うこと。 Symantec Ghost Solution suiteの最新版を購入すること。 総合機構の準備するソフト及びフリーソフト等、その他必要となるソフトウェアもインストールする こと。 ⑥ ライセンス使用期間 本調達に含めるライセンスについては使用期間を平成28年4月1日から平成29年9月30日までとする。 ⑦ ライセンスの調達本数について ライセンス調達数については100式とする。 但し、ジャストシステム 一太郎 Pro2とAdobe Acrobat XI Standard(CLP5 for Government)は既 設パソコンからアンインストールしたライセンスを使用するため調達しないものとする。 3 / 3 ページ
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