暮らしの中のエネルギー - フォーラム・エネルギーを考える

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ー
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『フォーラム・エネルギーを考える』事務局
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
一般財団法人 経済広報センター 国内広報部内
電話:03-6741-0025
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『フォーラム・エネルギーを考える』
2016.3
目
次
■地球環境問題
1.地球温暖化の影響
●温室効果とは…………………………………… P.1
●温室効果ガスの地球温暖化への寄与度……… P.1
●CO2増加による気温上昇の実績と予測……… P.2
●日本の部門別CO2排出量の推移……………… P.2
2.地球温暖化防止への取り組み
●日本の温室効果ガス排出量(2014年度速報値)…… P.3
… ……………… P.3
●世界のCO2排出量(2013年)
■日本のエネルギー事情
1.ライフスタイルと社会構造の変化
少子高齢化時代の到来
●年齢別人口の推移と将来推計………………… P.10
●世帯数と平均世帯人数の推移………………… P.10
暮らしとエネルギー
1.増え続ける世界の人口とエネルギー消費
●主要国のエネルギー輸入依存度(2013年)… … P.7
●主要国の電源別発電電力量の
構成比(2013年)… …………………………… P.7
●ヨーロッパにおける天然ガスの
パイプライン網………………………………… P.8
●フランス・ドイツを中心とした
電力の輸出入(2012年)
… …………………… P.8
3.諸外国のエネルギー・電力事情… ……… P.9
●日本が輸入する化石燃料の
エネルギー消費量の推移……………………… P.12
組み合わせ(イメージ図)……………………… P.20
●運輸部門の輸送機関別
●電力需要に合わせた電源の
運輸部門のエネルギー消費
原単位(2014年度)… ………………………… P.14
2.主要国のエネルギー確保
●各国のエネルギーと食料の自給率…………… P.18
●電源別発電電力量の実績 …………………… P.19
●世界の一次エネルギー消費の見通し………… P.5
●世界のエネルギー資源確認埋蔵量…………… P.6
●新規制基準のイメージ……………………… P.26
●家庭部門の用途別エネルギー消費量の推移…… P.12
●自動車保有台数の推移………………………… P.14
●主要国の一次エネルギー構成(2014年)
… … P.5
●2030年度における電力需要・電源構成… … P.17
ついての具体的な目標水準…………………… P.17
●発電設備容量の実績…………………………… P.19
●世界の人口予測………………………………… P.4
●世界の人口と一次エネルギー消費量………… P.4
●福島第一原子力発電所事故の進展を踏まえた
●部門別最終エネルギー消費量の推移………… P.11
●家庭用エネルギー消費機器の普及状況……… P.13
●輸送機関別エネルギー消費
産業部門のエネルギー消費
●製造業のエネルギー消費と経済活動………… P.15
●製造業の業種別エネルギー消費……………… P.15
●製造業における鉱工業生産指数当たり
エネルギー消費原単位の推移………………… P.16
新規制基準
●S(安全性)+3E(安定供給・経済性・環境保全)に
相手国別比率(2014年度実績)… …………… P.18
●家庭部門エネルギー源別エネルギー消費量…… P.13
3.原子力発電
エネルギーミックス
●日本の一次エネルギー供給実績……………… P.11
民生(家庭・業務)部門のエネルギー消費
■世界のエネルギー事情
2.エネルギーの安定供給
●需給運用上の電源の主な特性………………… P.20
●エネルギー資源の主な特徴…………………… P.21
●各種電源のCO2排出量………………………… P.21
再生可能エネルギーとは
●再生可能エネルギーの定義…………………… P.22
●再生可能エネルギーの
固定価格買取制度の概要……………………… P.22
再生可能エネルギーの課題
●再生可能エネルギーの評価と課題…………… P.23
●太陽光・風力発電の出力変動… ……………… P.23
新規制基準の対策…………………………… P.26
原子燃料サイクルとは
●原子燃料サイクル(FBRを含む)…………… P.27
●ウラン資源埋蔵量(2013年1月現在)……… P.27
放射性廃棄物の処理・処分
●放射性廃棄物の種類と処分方法…………… P.28
●高レベル放射性廃棄物の
最終処分地選定プロセス…………………… P.28
放射線の基礎知識
●日常生活と放射線…………………………… P.29
●放射能の減り方……………………………… P.29
●自然放射線から受ける線量………………… P.30
●体内、食物中の自然放射性物質… ………… P.30
●食品基準値の国際比較……………………… P.31
●放射線と生活習慣によって
がんになる相対リスク……………………… P.31
●日本の太陽光発電導入量の推移……………… P.24
4.省エネルギー ●太陽光発電と風力発電の発電モデル………… P.25
一次エネルギー消費量(2013年)… ……… P.32
●世界の実質GDP単位当たりの
●日本の太陽光発電の発電実績………………… P.24
●1キロワット時当たりの
●世界の1人当たりの
電源別発電コストの比較……………………… P.25
一次エネルギー消費量(2013年)
… ……… P.32
●世界の1人当たりの
一次エネルギー消費量の推移……………… P.33
●主要国の1人当たりの
電力消費量(2013年)
… …………………… P.33
●主要国の国別電力消費量(2013年)
… …… P.34
地球環境問題
この100年間で地球の平均気温は約0.7℃上昇。
さらに今後の100年間で、約1.5〜4℃上昇する予測。
1.地球温暖化の影響
CO2増加による気温上昇の実績と予測
化石燃料を燃焼する際に排出するCO2が地球温暖化を引き起こし、暮らしに重大な影響をおよぼ
し、人や生態系に被害を与えることが心配されています。そこで国や電力会社は、原子力発電を
ベースにCO2の削減に取り組んできました。
温室効果ガス=大気中の二酸化炭素(CO2)、メタン、フロンガスなどの総称。
太陽光線を透過させる一方、地表から逃げる赤外線を吸収し、熱が逃げるのを妨げる。
地球
赤外線
CO2が増えると
地球から熱が逃げにくくなる。
さらに温室効果ガスが増加すると …
太陽光
温室効果ガス
温室効果ガス
*1 績
日 本
100年当たり約1.14℃の割合で上昇
*2
世 界
21世紀末の平均気温は、20世紀末に比べ約1.5℃上昇 *3
2011年度以降は火力発電の増加により、家庭、業務その他(商業・サービス・事業者)、
エネルギー転換(発電所)各部門の電力消費に伴うCO2排出量が増加。
海
陸
赤外線
日本の部門別CO2排出量の推移
12
「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」報告
オゾン層を破壊する
代替フロン類 14%
代替フロン等4ガス 2.8%
C
O 8
2
排出量
2
日本が排出する温室効果ガスの
地球温暖化への直接的寄与度(2013年単年度)
一酸化二窒素 1.6%
メタン 2.6%
総排出量13.1億t CO2
4
0.2
0.7
1.4
1.3
1.4
2.1
2.3
0.3
0.3
0.7
0.7
1.5
1.5
1.6
1.7
2.4
2.5
0.3
0.6
1.5
1.9
2.5
0.3
0.3
0.5
0.5
1.7
1.7
2.1
2.2
2.4
2.5
2.6
0.3
0.6
1.6
2.5
0.3
0.5
1.7
2.4
2.3
0.3
0.5
1.7
0.3
0.4
1.7
2.3
2.2
2.3
2.2
0.3
0.3
0.3
0.5
0.4
0.4
1.9
2.0
2.0
2.4
2.5
2.8
2.2
2.3
2.2
2013年度の
総排出量
二酸化炭素
14.1億t
93.1%
(CO2換算)
廃棄物
2.1%
工業プロセス
3.6%
家庭部門
16.0%
業務その他部門
21.4%
5.0
4.8
4.8
4.8
4.4
4.7
4.7
4.7
4.7
4.2
4.1
4.3
4.3
4.3
2
一酸化二窒素 6%
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
1.3
6
0
二酸化炭素
60%
0.2
0.6
10
温室効果ガスの地球温暖化への寄与度
4
(億t CO2)
14
地球温暖化の原因は人為起源の温室効果ガスの増加と、ほぼ断定。
オゾン層を破壊しない
代替フロン類など 0.5%以下
○経済の地域ブロック化と高い人口増加を実現する社会:4.0℃上昇*4
○すべてのエネルギー源のバランスを重視しつつ高い経済成長を実現する社会:3.2℃上昇*4
○環境保全と経済の発展が地球規模で両立する社会:2.1℃上昇*4
日 本
出典:*1・*2 気象庁ホームページ、*3 環境省「気候変動に関する政府間パネル
(IPCC)第5次評価報告書
(2013)
」
*4 文部科学省・気象庁・環境省「日本の気候変動とその影響
(2012年度版)
」など
地球
産業革命以降人為的に排出された
温室効果ガスによる地球温暖化への寄与度
2100年頃に2.0~3.0℃(北海道の一部で4.0℃ )上昇
太陽光
18世紀後半の産業革命以降、石油や石炭などの化石燃料の大量使用でCO2が排出。
メタン
20%
100年当たり約0.70℃の割合で上昇
測
1
CO2などの温室効果ガス
=光はよく通すが赤外線(熱)を吸収し、
一部を再び地表に戻す。
陸
世 界
予
温室効果とは
海
実
3
0.9
0.9
1.0
1.0
0.9
0.9
0.9
0.9
0.9
1.1
1.1
1.1
1.0
1.0
1990
92
94
96
98
2000
02
04
06
08
10
11
12
13
(年度)
運輸部門
17.1%
産業部門
32.7%
エネルギー転換部門
7.7%
(数値は13年度)
(注)
間接排出量
(発電または熱発生に伴うCO2排出量を、電力または熱消費量に応じて最終需要部門に配分した排出量)
を示す。
出典:
(独)
国立環境研究所「2013年度
(平成25年度)
の温室効果ガス排出量
(確定値)
について」
出典:環境省「平成27年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」ほか
1
2
■地球環境問題
2.地球温暖化防止への取り組み
京都議定書はアメリカが脱退しましたが、ロシアが批准したことにより2005年に発効。2015年、
パリで開かれたCOP*21では、途上国を含む世界196カ国の国・地域が「世界の気温上昇を2℃未満
に抑えるための新たな取り組み」に合意し、2020年以降の枠組み「パリ協定」を採択しました。
*COP(気候変動枠組条約締約国会議:Conference Of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change)
日本は京都議定書で、2008〜2012年度の5カ年平均の温室効果ガスの排出量を
1990年度比で6%抑制を目標としてきた結果、
森林等吸収源や京都メカニズムクレジットを加味すると8.2%の抑制を達成。
しかし、東日本大震災後の原子力発電の停止により、火力発電のCO2排出量が
2014年度の総排出量13億6,500万t
(速報値)
と1990年比で7.5%増。
日本の温室効果ガス排出量(2014年度速報値)
排出量
(億t CO2換算)
14
13億
2,700万t
〈同 ­5.0%〉
2015年、世界の人口は73億人超。アフリカやアジアの途上国での増加が著しく、
2050年に約97.3億人、2100年には約112.1億人に達する予測。
世界の人口予測
120
〈前年度比­3.0%〉
(2005年度比­2.2%)
(1990年度比+7.5%)
14億
800万t
〈同 +0.8%〉
13億
400万t
12億
〈同 ­6.6%〉
5,000万t
〈同 ­10.5%〉
13億
7,600万t
〈2005度比­1.5%〉
世界の人口とエネルギー消費量は増加し続けると予測されています。世界で消費される一次エネ
ルギーは化石燃料だけで9割近くを占めていますが、資源には限りがあり、石油は中東地域への依存
度がさらに高まると予想されています。
5
13億6,500万t
13億
13億
9,100万t
5,400万t 〈同 ­0.4%〉
〈同 ­3.0%〉
1.増え続ける世界の人口とエネルギー消費
12
(億人)
100
80
人口
13
12億
7,000万t
14億
1,200万t
〈同 +1.1%〉
13億
9,600万t
世界のエネルギー事情
60
73.5
3.6
6.3
7.4
40
11
43.9
7
110.6 0.7112.1 0.7
105.5 108.4 0.7
5.0
0.6
4.9
101.8 0.6
4.8
7.2
4.6
97.3 0.6
7.5
7.7
4.5
7.9
6.5
91.6 0.5 4.3
6.5
7.9
6.6
85.0 0.5 4.2
6.7
7.8
6.9
7.6
77.6
4.0
7.1
0.4 7.2
7.2
0.4 3.7
6.7
7.3
48.9
50.2
51.4
7.4
52.4
52.9
52.7
51.4
49.2
46.0
20
1990
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
0
2014(年度)
〈速報値〉
出典:環境省ホームページより作成
急激な経済発展により、エネルギー需要が飛躍的に伸びている
中国・インドなどのアジア新興国においてCO2排出量が増加。
世界のCO2排出量(2013年)
11.9
13.4
16.8
20.6
2015
2020
2030
2040
24.8
2050
イタリア 1%
その他
27%
オーストラリア 1%
インドネシア 1%
カナダ 1%
6
韓国 2%
ドイツ 2%
33.2
37.2
40.8
2060
2070
2080
2090
2100 (年)
その他
47%
出典:UN「World Population Prospects, the 2015 Revision」
世界の人口
71.2億人
インド
18%
中国
22%
その他
世界の
34% 一次エネルギー
総消費量
135.5億t アメリカ
16%
(石油換算)
アメリカ 4%
ブラジル 3%
イタリア 1%
イギリス 1%
カナダ 2%
フランス 2%
韓国 2%
日本 2%
カナダ 1%
韓国 1%
イタリア 1%
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
8
世界の一次エネルギー総消費量(2013年)
ロシア 2%
日本 4%
3
アジア
アフリカ
中国
19%
ロシア インド
6%
5%
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
「その他」には国際海運と国際空運のエネルギー消費を含む。
ヨーロッパ
世界の人口と一次エネルギー消費量
アメリカ
16%
メキシコ 2%
南アメリカ
世界で人口が最も多い中国は約13.5億人、インドが約12.8億人。
世界でエネルギーを最も多く消費している国も中国で、アメリカよりも多い。
32,920百万t
CO2
ブラジル 2%
北アメリカ
29.0
(注)
四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
中国
29%
イギリス 1%
オセアニア
43.9
世界の人口(2013年)
フランス 1%
アジアや
アフリカの
人口は
今後も増加
ドイツ 1%
フランス 1%
イギリス 1%
(注)
四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
インド
6%
ロシア
5%
日本 3%
ドイツ 2%
ブラジル 2%
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES(2015Edition)」/
「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES(2015Edition)」
4
■世界のエネルギー事情
アジアを中心にエネルギー需要は急増。2040年、世界のエネルギー消費量は、
2013年に比べて約1.4倍に増加する見通し
(レファレンスケース*)
。
*現状の努力の程度で達成できるもの。
世界の一次エネルギー消費の見通し
9
(石油換算 億t)
200
189.63
172.11
152.07
150
135.55
100
87.68
19%
19%
0
北米
9%
2%
1%
3%
5%
5%
5%
18%
50
3%
1%
5%
13%
3%
7%
3%
1%
2%
18%
17%
15%
13%
1990年
(実績)
2013年
(実績)
2020年
(予測)
レファレンスケース
2030年
(予測)
レファレンスケース
2040年
(予測)
レファレンスケース
欧州OECD
日本
欧州非OECD
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
「その他」は国際海運と国際空運のエネルギー消費。
オセアニア
中東
アフリカ
中南米
11
53年
54年
110年
99年
1兆7,001億
バーレル
187兆m3
8,915億t
590万t
石油*1
天然ガス*1
石炭*1
ウラン*2
(2014年末)
(2014年末)
(2014年末)
(2013年1月)
44%
24%
アジア
(日本除く)
世界のエネルギー資源確認埋蔵量
10%
41%
39%
37%
3%
1%
11%
6%
3%
12%
6%
3%
7%
6%
8%
6%
6%
7%
7%
3%
1%
6%
6%
7%
7%
確認可採埋蔵量
(採掘可能と確認される資源量)
÷年間生産量=可採年数
可採年数は石炭が最も多く、次いでウラン、天然ガス、石油の順。
その他
(注)
可採年数=確認可採埋蔵量/年間生産量。
ウランの確認可採埋蔵量は費用130ドル/ kgU未満。
出典:*1 BP統計2015、*2 OECD・ IAEA「Uranium2014」
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
世界で消費されるエネルギーは、石油33%、天然ガス24%、石炭30%と、
化石燃料だけで9割近くを占めている。
主要国の一次エネルギー構成
(2014年)
10
一次エネルギー消費量
(石油換算 億t)
世
界
中
国
33
18
28
7
ド イ ツ
ブラジル
6
21
48
国
12
40
フランス
14
石油
40
天然ガス
石炭
26
25
7
3 3
23.0
2
原子力
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
水力
4
2
6.4
3
4.6
2
3.3
3.1
10
0
6
8
80
3.0
5
13
9 0
60
6.8
6
28
16
34
20
29.7
42
32
38
0
7
31
4
37
イタリア
2
1 5
5 1
16
32
イギリス
8
0
28
28
36
129.3
6
57
22
31
3
8
13
43
カ ナ ダ
20
54
本
7
1
30
22
イ ン ド
4
66
36
ロ シ ア
韓
30
6
アメリカ
日
24
9
1
0
3
2.7
2.4
1.9
7
1.5
10
100(%)
再生可能エネルギー
出典:BP統計2015
5
6
■世界のエネルギー事情
2.主要国のエネルギー確保
主要国のエネルギー政策は、国内のエネルギー資源の有無、地理・自然条件、経済情勢などにより異
なります。
日本はエネルギー資源の約94%を輸入に頼っている。
ほかの多くの主要国と比べて、エネルギー供給構造がぜい弱。
83 97
76 76
62
▲
アイスランド
60
46
40
42
日本
-20
韓国
イタリア
ドイツ
フランス
●
52
33 34
イギリス
インド
輸入依存度(原子力除く)
14
24
14 14
アメリカ
中国
14 15
カナダ
▲
アイルランド
ロシア
ブラジル
●
▲
▲
イギリス
●●
▲
-100
●
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES(2015 Edition)」/
「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES(2015 Edition)」
ポルトガル
●
スペイン
炭田があるアメリカ・中国、天然ガスが豊富なロシア、資源が乏しいフランス…
国のエネルギー事情に応じて、発電方式の組み合わせが大きく異なる。
主要国の電源別発電電力量の構成比
(2013年)
界
中
国
41.2
4.4
40.0
ロ シ ア
15.3
0.9
0.8
27.0
32.4
カ ナ ダ
10.0 1.2
14.4
10.3
ド イ ツ
ブ ラ ジ ル 3.8 4.7
国
1.2
16.8
0
15.5
4.0
5.4
0
37.8
20
40
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
石油
18.3
60
天然ガス
1.3
原子力
水力
キプロス
▲
●
●
シリア
イラク
ヨルダン
サウジアラビア
出典:eurogas「STATISTICAL REPORT 2014」
フランス・ドイツを中心とした電力の輸出入
(2012年)15
デンマーク
64
0.8
1.1
オランダ
50
ベルギー 42
59
ドイツ
91
フランス
63
スイス
115
100(%)
その他
218
124
14.4
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES(2015 Edition)」/
「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES(2015 Edition)」
7
イラン
トルコ
チュニジア
21.6
80
アルメニア
●
5.1
25.8
19.8
グルジア
●
ギリシャ
イギリス
8.3
26.8
スロベニア
クロアチア ルーマニア
●
ボスニア
ヘルツェゴビナ
●
セルビア ブルガリア
● イタリア
モンテネグロ
コソボ
●
アルバニア
マケドニア
74
22.0
26.9
モルドバ
オーストリア
2.7
3.7
ウクライナ
スロバキア
単位:億キロワット時
6.0
12.4
0.6
石炭
5.0
0.9 7.5
68.6
37.0
イタリア
11.0
2.6
41.4
イギリス
11.9
74.7
12.1
0.3
60.1
46.8
0.4
フ ラ ン ス 4.4 3.0
6.7
17.1
38.7
15.8
3.8
6.3
1.9 5.5 2.9
チェコ
●
アルジェリア
カザフスタン
ベラルーシ
フランスは原子力発電所で発電した電力を、ヨーロッパ最大のエネルギー消費国の
ドイツや、原子力発電ゼロのイタリアなど周辺の国々へ輸出している。
5.7
16.8
16.3
72.8
本
1.8
2.1
ラトビア
リトアニア
●
●●
モロッコ
●
ヨーロッパは
国を越えて
エネルギー
確保
ロシア
エストニア
13
16.3
19.2
50.1
イ ン ド
韓
10.6
0.1
75.4
アメリカ
日
21.8
●
●
●
運転中のパイプライン
(EU出資)
建設中・計画中のパイプライン
(EU出資)
運転中のパイプライン
(EU以外出資)
建設中・計画中のパイプライン(EU以外出資)
天然ガス田
運転中のLNG基地
建設中・計画中のLNG基地
ガス液化工場
14
ドイツ
スイス
フランス
●
世
●
●
­83 ­77
●
(注)
下向きのグラフは輸出していることを表す。
▲
ベルギー
­61
­72
-80
●
ポーランド
オランダ
●
●
●
フィンランド
▲▲
▲ ノルウェー
▲
▲
●
▲
●
▲
●
●
スウェーデン
▲
●
▲
▲
●
▲
▲ ▲
▲ デンマーク
▲
-40
-60
▲
▲
▲
輸入依存度(原子力含む)
20
0
12
90
70
ヨーロッパにおける天然ガスのパイプライン網
●
主要国のエネルギー輸入依存度
(2013年)
(%)
100
94 94
80
ヨーロッパでは国を越えて電力網・ガスパイプライン網が張り巡らされ、
ヨーロッパ全体で「エネルギーミックス」を進めている。
57
ポーランド
チェコ
78
オーストリア
イタリア
19
スペイン
出典:海外電気事業統計2014年版
8
■世界のエネルギー事情
日本のエネルギー事情
3.諸外国のエネルギー・電力事情
アメリカ
フランス
国内に化石燃料資源が乏しいことから、国内総発電電力量の約80%を原子力が占
める、世界第2位の原子力発電大国となっている。将来的にも原子力は主要な電
源の一つとして位置付けられており、現在、第三世代炉の欧州加圧水型炉(EPR)
を建設中。近年はこの原子力に加えて、再生可能エネルギー(以下、再エネと略)
の導入拡大も政策的に進められている。
石炭・褐炭資源の豊富な国で発電の約50%を占める。旧ソ連のチェルノブイリ原子
力発電所の事故の影響で、2002年、脱原子力に舵を切った。その後、脱原子力の見
直しが行われたが、2011年の福島第一原子力発電所の事故で再び脱原子力に回帰。
原子力に代わる再エネの開発が推進されている。発電では固定価格買取制度(FIT)
に支えられ、再エネ電源を大量に導入。再エネが総発電量に占める比率は現在約
25%に達している。しかし、再エネ電源の大量導入は、CO2の排出低減に寄与する
一方、電気料金の上昇により消費者負担を増加させている。また、電力系統の運用
が不安定化し、供給信頼度の維持が困難になるなどの問題も顕在化してきた。
1.ライフスタイルと社会構造の変化
日本では少子高齢化、情報化社会、ライフスタイルの多様化などにより、民生(家庭・業務)部門で電
力消費量が大きく増加しています。運輸部門では自動車による石油依存度がほぼ100%。一方、産
業部門では最高水準のエネルギー利用効率を達成しています。
少子高齢化時代の到来
65歳以上の高齢者人口は3,379万人、
総人口に占める割合は26.6%で過去最高
(2015年9月)
。
年齢別人口の推移と将来推計
15,000
(万人)
12,000
9,000
中 国
韓 国
インド
化石燃料資源に乏しく、大部分を輸入に依存しており、発電では輸入燃料による
火力が65%を占める。そのため、自給率の向上を目指し、原子力開発を積極的に
進めてきており、原子力発電比率はすでに約30%に達している。また、近年は地
球温暖化対策のため、より一層、原子力開発を進めるとともに、省エネ・再エネの
開発にも取り組んでいる。
石炭資源には恵まれる一方、石油・天然ガス資源は自給できるほど豊かではなく、
一部は輸入に依存。発電では豊富な資源を利用した石炭火力が中心であるが、水
力・原子力も一定規模、開発が行われてきている。また、近年は風力などの再エ
ネ電源の開発も進められている。高い経済成長を続けてきたが、慢性的な電力不
足状態が続いている。デリーなど都市部でも停電が常態化しており、電力不足が
経済発展の阻害要因ともなっている。
9
9,708
38.8%
8,674
39.9%
}
65
3,000
1950
60
70
80
90
2000
10
15
20
30
40
50
2060(年)
(注1)
1950~1970年は沖縄を含まない。
(注2)
総数は年齢不詳を含む。
出典:総務省統計局『国勢調査報告』
、
『人口推計』
(平成27年9月)
および国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口』
(平成24年1月)
1世帯当たりの人員が減り続ける一方、世帯数は年々増えている。
世帯数が増えると電気製品や自家用車などが増え、エネルギー消費量も増加。
世帯数と平均世帯人数の推移
17
(千世帯)
60,000
(人)
世帯数
50,000
40,000
30,000
出典:電気事業連合会ホームページより作成
9,342
5.7%
1億2,806
1億2,693
1億2,688
1億2,410
1億2,361
1億1,662
1億1,706
1億728
12.0% 17.3% 23.0%
1億372 9.1%
26.6% 29.1%
7.1%
31.6%
36.1%
6,000
0
化石燃料に恵まれ、特に石炭が豊富にあることから、エネルギー供給の約70%を石
炭に依存。また、発電でも石炭火力が発電電力量の80%以上を占めている。しか
し、政府は大気汚染問題・地球温暖化問題への対応から、将来的には石炭依存を低減
していく方針で、代替電源として原子力と再エネの開発を積極的に進めている。
8,320
4.9%
16
歳以上
ドイツ
近年、非在来型天然ガスであるシェールガスの生産が本格化し、将来的にはエネ
ルギー自給も視野に入ってきた。また、シェールガスの増産でガス価格が低下
し、エネルギー・電力供給でのガスシフトが進んでいる。原子力発電はクリーン
エネルギーの一つとして維持・推進していく方針が表明されており、新規建設も
進められているが、ガス価格の低下によって計画の先送り・中止も出てきた。
80
85
90
95
2000
05
世帯数増加=
エネルギー
消費量増加
3.0
2.5
平均世帯人数
75
3.5
10
(年)
2.0
出典:総務省統計局『国勢調査報告』および国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集(2014)』
10
■日本のエネルギー事情
日本のエネルギー消費量を増やしているのは、
電化製品や自家用車などのエネルギー消費の増加。
暮らしとエネルギー
日本は2度のオイルショックの経験から、石油に代わるエネルギーの
開発・導入を進め、エネルギー資源の多様性を確保してきた。
家庭部門の用途別エネルギー消費量の推移
日本の一次エネルギー供給実績
25,000
18
(PJ)
供給量合計
21,973PJ
第二次石油危機
20,000
(兆kcal)
600
500
原子力 80
第一次石油危機
一次エネルギー供給量
天然ガス 4,953
家電・照明ほか
400
その他 909
15,000
36.5%
台所
300
石油 10,045
10,000
20
8.9%
給湯
200
27.5%
5,000
100
石炭 5,314
0
53
60
65
70
75
80
85
90
95
2000
05
水力 672
10 13(年度)
出典:資源エネルギー庁「平成25年度(2013年度)エネルギー需給実績(確報)」ほか
この約40年、日本の産業部門のエネルギー消費は、ほぼ横ばい。
民生部門
(家庭・業務)
や運輸部門のエネルギー消費は、ほぼ倍増。
19
70
75
80
85
90
95
(注)
家電・照明ほかとは、洗濯機、衣類乾燥機、布団乾燥機、テレビ、
VTR、ステレオ、CDプレーヤー、DVDプレーヤー・レコーダー、
掃除機、パソコン、温水洗浄便座など。
05
10
1.9%
14(年度)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
運輸部門の輸送機関別エネルギー消費量の推移
21
航空
90,000
運輸部門
1.67倍
民生部門
200,000
海運
80,000
運輸部門
300,000
民生部門
1.78倍
鉄道
70,000
バス
60,000
産業部門
産業部門
100,000
0.96倍
非エネルギー
非エネルギー
80
85
90
95
(注)民生部門は家庭・業務。
2000
05
10
0.58倍
14 (年度)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
11
貨物自動車
50,000
40,000
30,000
75
2000
(1010kcal)
100,000
(1010kcal)
400,000
0
25.2%
冷房
0
(注)1PJ(=1015J)は原油約25,800kℓの熱量に相当(PJ:ペタジュール)。
部門別最終エネルギー消費量の推移
暖房
営業用乗用車
自家用乗用車
20,000
10,000
0
73
75
80
85
90
95
(注)
鉄道、海運、航空は旅客および貨物の合計。
2000
05
10
14(年度)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
12
■日本のエネルギー事情
民生(家庭・業務)
部門のエネルギー消費
運輸部門のエネルギー消費
家庭部門では、暖房用の灯油消費量は80年代以降ほぼ横ばい、
それに対して電力消費量は大きく増加。
家庭部門エネルギー源別エネルギー消費量
60,000
2014年は
1973年の
2.07倍
消費量増加
太陽熱
40,000
電力
太陽熱
1.99倍
電力
3.57倍
30,000
ガス
10,000
灯油
石炭など
73
75
ガス
80
85
90
95
2000
05
ガソリン車
保有台数は
依然多い
(千台)
自動車全体
70,000
60,000
50,000
10
1.88倍
ガソリン車
30,000
石炭など
0.04倍
20,000
灯油
1.31倍
10,000
LPG車/電気・
ハイブリットほか
軽油車
(ディーゼル車)
14(年度)
0
(注)ガスはLPG・都市ガスの合計。石炭などは、石炭・練豆炭・薪・木炭・その他の合計。
太陽熱の伸びは1975年と2013年の比較。 75
80
85
90
95
2000
05
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
カラーテレビは1家庭で複数台、洗濯機・冷蔵庫・ルームエアコン普及率は約9割。
省エネ技術は進むが、大型化・多機能化で消費電力は増加傾向へ。
家庭用エネルギー消費機器の普及状況
100
80,000
24
40,000
20,000
0
自動車保有台数の推移
22
(1010kcal)
50,000
運輸部門のエネルギー消費を抑えるため、自動車の燃費改善や、次世代自動車の
普及拡大が進められる一方、ガソリン車が多い。
23
10
14(年度)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
自家用乗用車は、人間1人が同じ距離を移動する時に
電車・バスよりも多くのエネルギーを消費。
輸送機関別エネルギー消費原単位(2014年度)
自家用
乗用車は
エネルギー
効率が悪い
(鉄道=100)
(%)
カラーテレビ 97.5
エアコン 91.2
80
鉄道
100
(47kcal /人・km)
パソコン 78.0
バス
温水器 58.9
海運
25
411
(197kcal /人・km)
60
1,002
衣類乾燥機 58.3
(471kcal /人・km)
航空
1,006
40
自家用
乗用車
20
0
(473kcal /人・km)
949
(446kcal /人・km)
営業用
乗用車
80
85
90
95
2000
05
10
14(年度)
3,291
(1,547kcal /人・km)
0
500
1,000
1,500
2,000
3,000
3,500(kcal /人・km)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
13
2,500
14
■日本のエネルギー事情
産業部門のエネルギー消費
1973年度と2014年度を比べて、経済規模は2.4倍、製造業の生産も1.6倍に
増加したが、製造業のエネルギー消費は省エネ向上で約1割減っている。
製造業のエネルギー消費と経済活動
300
製造業はエネルギー効率の向上に努めてきた結果、2014年度の
生産1単位当たりに必要なエネルギーは、1973年に比べて約45%低減。
製造業における鉱工業生産指数当たりエネルギー消費原単位の推移
26
(1973年度=100)
110
28
(原単位指数)
(1973年度=100)
524.7兆円
250
GDP 244.9%
430.1兆円
100
90
200
製造業
生産指数 161.2%
150
214.2兆円
80
窯業土石 75.0%
鉄鋼 73.0%
70
100
製造業
エネルギー
消費指数 89.0%
50
金属機械 67.0%
60
製造業全体 55.2%
50
化学 45.5%
0
65
70
73 75
80
85
90
95
2000
05
10
40
14(年度)
紙・パルプ 35.7%
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
30
73
75
80
85
90
95
産業部門のエネルギー消費の約9割を占める製造業のエネルギー消費は、
東日本大震災の影響で一旦減少したが、2013年度は増加に転じた。
製造業の業種別エネルギー消費
180,000
2000
05
10
14(年度)
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
27
(1010kcal)
■その他
■金属機械
160,000
■非鉄金属
140,000
■繊維
■食品煙草
120,000
■紙・パルプ
100,000
■窯業土石
■化学
80,000
■鉄鋼
60,000
40,000
20,000
0
73 75
80
85
90
95
2000
05
10
14(年度)
出典:EDMC/エネルギー統計要覧2016
15
16
■日本のエネルギー事情
2.エネルギーの安定供給
日本はエネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼り、エネルギー自給率は約6%しかありませ
ん。そこで、エネルギー資源の多様性を確保してバランスよく組み合わせる「エネルギーミックス」
を進めてきました。再生可能エネルギーの普及も進んでいますが、大量導入には課題があります。
日本の食料自給率は約40%。エネルギー自給率はさらに低く、わずか6%程度。
海外からのエネルギー供給が途絶えた場合でも、
原子力は高い備蓄効果があり、ただちに発電停止になる事態を避けられる。
各国のエネルギーと食料の自給率
エネルギーミックス
「S(安全性)
+3E
(安定供給・経済性・環境保全)
」の観点から、
バランスのとれたエネルギーミックスを目指す政府目標が掲げられた。
S(安全性)+3E(安定供給・経済性・環境保全)についての具体的な目標水準
150
(%)
エネルギー自給率
(下段は原子力を含む)
129
食料自給率
(カロリーベース)
120
29
90
61
安全性の確保
自給率
30
0
震災後、
電気料金は大幅に上昇
(産業用=約3割、
家庭用=約2割)
再エネ賦課金は今年度1.3兆円
(既認定分*すべてが運転開始されると2.7兆円)
目標
電力コスト
39
震災前
(約20%)
をさらに上回る
おおむね25%程度
現状よりも引き下げる
大前提
原子力発電停止・火力発電の焚き増しで
2013年度のCO2排出量**は過去最大級
30
(38)
イタリア
ドイツ
フランス
欧米に 色ない削減目標
電力需要
徹底した省エネ
1,961万kWh程度
(対策前比▲17%)
省エネ
17%程度
総配電ロスなど
省エネ+再エネで
約4割
電力
9,808億
kWh程度
30
(総発電電力量)
10,650億kWh程度
再エネ
19∼20%程度
再エネ
22∼24%程度
原子力
18∼17%程度
原子力
22∼20%程度
LNG
22%程度
LNG
27%程度
2013年度
(実績)
2030年度
石炭
26%程度
石油2%程度
石油3%程度
約170日
(法定備蓄)
石 炭
約30日
原子力
約2.7年程度
アメリカ
日本は石油の約8割を、政情が不安定な中東からの輸入に依存。
石炭・天然ガスは、比較的政情の安定した国から輸入。
地熱
1.0∼1.1%程度
バイオマス
3.7∼4.6%程度
風力1.7%程度
太陽光7.0%程度
水力8.8∼
9.2%程度
原油*1
ベトナム 1.0%
インドネシア 2.6%
ロシア
8.4%
オマーン 1.0%
アメリカ 3.3%
その他
5.3%
オマーン 3.4%
総輸入量
1億9,517万
kℓ
クウェート
6.9%
カタール
アラブ首長国連邦
9.6%
24.9%
インドネシア
18.7%
総輸入量
1億8,777万t
オーストラリア
63.3%
インドネシア
5.8%
オーストラリア
20.6%
総輸入量
8,907万t
カタール
18.5%
ロシア
9.6% マレーシア
17.2%
中 東 82.7%
アラブ首長国連邦 6.4%
中東その他 1.3%
ベースロード比率
:56%程度
その他
7.8%
ブルネイ 5.0%
ロシア
8.0%
サウジアラビア
32
天然ガス*2
その他0.7%
カナダ 4.9%
32.5%
イラン 5.2%
石炭*2
中国 1.0%
イラク 1.3%
石炭
22%程度
石 油
日本が輸入する化石燃料の相手国別比率(2014年度実績)
電源構成
(総発電電力量)
12,780億kWh程度
イギリス
約14日
出典:長期エネルギー需要見通し小委員会
平成26年度食料需給表 諸外国・地域の食料自給率(カロリーベース)
**エネルギー起源のみ
2030年度における電力需要・電源構成
電力
9,666億
kWh
日本
48 72
(58)
10
(54)
LNG
(注2)
原子力発電は燃料となるウランを輸入しているため純粋な国産エネルギーではありませんが、一度燃料を
原子炉に入れると1年以上取り替えずに発電することができ、また、使用済燃料をリサイクルできるため、
準国産エネルギーと考えられます。
(注3)
日本の食料自給率は、2014年度。他の国は2011年。
出典:総合資源エネルギー調査会長期エネルギー需給見通し小委員会資料
経済成長
1.7%/年
76
(86)
(注1)
四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。エネルギー自給率の数値は2013年実績。
*平成2014年6月時点の認定量
温室効果ガス
排出量
6
(6)
24
(24)
[原子力の備蓄効果]
127
92
60
現在わずか6%
31
ナイジェリア 5.7%
(注)
四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
出典:*1 石油連盟統計資料、*2 財務省貿易統計
2030年度
出典:総合資源エネルギー調査会長期エネルギー需給見通し小委員会資料
17
18
■日本のエネルギー事情
エネルギーの安定供給を図るために、脱石油依存とともに、
エネルギーミックス
(バランスのとれた電源の多様化)
を進めている。
発電設備容量の実績 33
(万キロワット)
30,000
地熱および
新エネルギー*
25,000
発 電 設 備 容 量
20,000
15,000
10,000
5,000
0
22,913
20,134
23,887
23,802
23,890
24,147
24,387
24,538
24,676
24,694
19
19
19
19
19
19
19
19
24
25
20
21
25
25
2%
19%
13
26
26
26
27
28
LNG
29%
16
16
16
16
16
16
16
16
16%
20
19
19
19
19
18
17%
18%
26
23
20
21
20
21
21
20
20
20
20
19
18
1995
2000
2005
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
*地熱および新エネルギーは1%未満。
調整池式・
10,000
9,396
年 間 発 電 電 力 量
8,557
4,000
2,000
0
7,376
5,840
17
15
5
46
17
1980
0
12
14
0 22
22
10
10
27
石油火力
ミドル
供給力
LNG火力、
その他のガス火力
石炭火力
2014(年度)
29
27
27
1985
1990
0
10
22
1
10
26
14
18
19
11
34
34
34
9,889
1
8
24
26
11
31
10,303
10,064
1 9,915
1 9,550 9,408 9,397
1 9,565
8
3%
1 9
1
8
2
2 9,101
8
9
8
9%
9%
27
29
28
29
40
42
43%
46%
25
25
25
25
1
13
26
12
26
7
29
8
29
25
14
11
1995
2000
原子力
出典:電気事業連合会調べ
電源別発電電力量の実績
4,850
揚水式水力
石油など
(億キロワット時)
12,000
2005
2007
2008
2009
2010
2011
28
18
2012
(注)石油などにはLPG、その他ガスおよび瀝青質混合物を含む。四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
発電電力量は10電力会社の合計値(受電を含む)。グラフ内の数値は構成比(%)。
19
30%
2
15%
2013
35
貯水池式水力
東日本大震災が起きた2011年度以降は、発電電力量に占める原子力の比率は低く、
LNG・石炭・石油などの比率が高くなっている。
6,000
ピーク
供給力
水力
石炭
20
8,000
電力需要に合わせた電源の組み合わせ(イメージ図)
原子力
22
10
25,200
一定量の電力を安定供給できるベース供給力、
発電量を調整しやすいピーク供給力など、それぞれの電源の特性を生かして
バランスよく組み合わせながら、時間帯や季節に応じて発電している。
地熱および
新エネルギー 水力
LNG
石炭
石油など
原子力
31%
1 11% 0%
ベース
供給力
流れ込み式水力、
地熱
0
6
12
18
24 時
需給運用上の電源の主な特性
揚水式
水 力
調整池式・
貯水池式水力
電力供給に余裕のある夜間帯に水を汲み上げ、昼間帯にその水を利
用して発電。発電出力の調整が容易で、急激な電力需要の変化に対
する即応性に優れている。ピーク時や緊急時対応用の供給力として
活用。
河川の流量を調整池、貯水池で調整し発電。電力需要の変化に容易
に対応できる。ピーク供給力として活用。
石油火力
燃料の運搬・取り扱いが石炭・LNG と比べて容易。ピーク対応供給
力として活用。
LNG 火力、
その他ガス火力
燃料調達の安定性に比較的優れており、発電時の CO2 排出量が他の
化石燃料より少ない。電力需要の日間変化に応じた発電調整を行う
ミドル供給力として活用。
石炭火力
燃料調達の安定性、経済性に優れており、原子力とともにベース供
給力として活用。
原子力
供給安定性、環境特性、経済性に優れた電源であり、安全を最優先
してベース供給力として活用。
流れ込み式水力
河川流量をそのまま利用して発電。電力需要への変化に対応できな
いため、ベース供給力として活用。
2014(年度)
36
出典:電気事業連合会調べ
20
■日本のエネルギー事情
エネルギー資源の主な特徴
37
●再生可能な国産エネルギーでクリーン。
水 力
●今後、大規模な開発は困難。
再生可能エネルギーとは
再生可能エネルギーとは、法律*で「エネルギー源として永続的に利用することがで
きると認められるもの」として、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱その他
の自然界に存する熱、バイオマスが規定されています。
●輸送用燃料、化学製品など発電用以外にも用途が広い。
石 油
*エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律
●埋蔵量が少なく、政情不安定な中東に偏在、価格変動が激しい。
再生可能エネルギーの定義
●石油・石炭に比べクリーン。
天然ガス
●燃料の供給は安定しているが、大量に、一定量をコンスタントに
引き取らなければならない。
●価格が石油とほぼ連動している。
再生可能エネルギー
●石油に比べ埋蔵量が豊富で、世界に広く分布。価格も比較的安定。
石 炭
新エネルギー
● SOx、NOx 対策など環境保全対策が特に必要。
発電分野
●政情の安定した国を中心に広く世界に分布。価格も安定。
●運転中に CO2 を出さない。
ウラン
(原子力)
39
熱利用分野
太陽光発電
風力発電
バイオマス発電
中小規模水力発電(1,000キロワット以下)
地熱発電(バイナリー方式に限る)
バイオマス燃料製造
●原子燃料サイクルの確立によってウラン資源の利用効率が飛躍的
に向上。
●原子力事故を起こさないための徹底した安全確保、厳重な放射線
管理や、放射性廃棄物の適切な処理、処分が必要。
太陽熱利用
温度差熱利用
バイオマス熱利用
雪氷熱利用
大規模水力発電、海洋エネルギー
石炭・石油・天然ガスを燃やす火力発電は発電の過程でCO2を排出する一方、
原子力発電は発電時にCO2を排出しない。
各種電源のCO2排出量
38
(g-CO2/キロワット時)
1,000
943
800
■ 設備・運用 ■ 発電燃料燃焼
※発電燃料の燃焼に加え、原料の採掘
から発電設備などの建設・燃料輸送
・精製・運用・保守などのために消費
されるすべてのエネルギーを対象と
してCO2排出量を算出。
738
599
600
474
地球温暖化
防止の観点から
原子力発電は
優れた発電方法
の一つ
再生可能エネルギーの固定価格買取制度は、みんなで日本の再生可能エネルギーを
育てる制度。再生可能エネルギーの発電電力を、電力会社が買い取る
(費用は電気の利用者が負担する)よう義務付け、普及・拡大を進める。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度の概要
供給側
再生可能エネルギー
による発電事業者
再生可能エネルギー
による電気を売電
電力会社
40
需要側
電気を供給
太陽光
400
200
79
0
出典:資源エネルギー庁ホームページ
石炭
火力
123
43
石油
火力
98
38
天然ガス 天然ガス 太陽光
(火力)
(コンバインド)
25
20
13
11
風力
原子力
地熱
水力
(注)原子力については、現在計画中の使用済燃料国内再処理・プルサーマル利用(1回リサイクルを前提)
・
高レベル放射性廃棄物処分などを含めて算出したBWR(19g-CO2/キロワット時)と
PWR(21g-CO2/キロワット時)の結果を設備容量に基づき平均。 中小水力
風力
バイオマス
地熱
出典:電力中央研究所報告書 ほか
自家発電*
自家発電
国が定める期間
固定価格で電気を
買い取り
調達価格等算定
委員会の意見を
尊重して買取価格・
買取期間を設定
(毎年度)
設備を認定
(安定的かつ効率的に発電
可能かどうかなどを国が確
認。要件を満たさなくなった
場合には設定取り消し)
買取費用
の交付
回収した
賦課金を納付
費用負担調整機関
(賦課金の回収・分配を行う機関)
国
経済産業大臣
キロワット時
当たりの
賦課金単価の
決定(毎年度)
買取価格・買取期間について意見
調達価格等算定委員会
*10キロワット未満の太陽光は余剰買取
21
電気料金と合わせて
賦課金(サーチャージ)を
回収
出典:資源エネルギー庁ホームページ ほか
22
■日本のエネルギー事情
再生可能エネルギーの課題
再生可能エネルギーは枯渇の心配がなく、CO2の発生など環境負荷は少ないが、
エネルギー密度が低く、建設コストが高く、大量導入には課題がある。
再生可能エネルギーの評価と課題
太陽光発電
メリット
デメリット
設備利用率
1,800
風力発電
廃棄物発電(バイオマス発電を含む)
○枯渇する心配がない
○発電時にCO2などを出さない
○需要地に近いため送電ロスがない
○需要の多い昼間に発電
○枯渇する心配がない
○発電時にCO2などを出さない
○エネルギー密度*1が低く、火力・原子
力と同じ電力量を得ようとすると広
大な面積が必要
○夜間は発電できず、さらに雨、曇りの
日は発電出力が低下し不安定
○設備にかかるコストが高い
○エネルギー密度*1が低く、火力・原子
力と同じ電力量を得ようとすると広
大な面積が必要
○風向き・風速に時間的・季節的変動が
あり、発電が不安定
○風車の回転時に騒音が発生
○風況の良い地点が偏在
○設備にかかるコストが高い
○発電に伴う追加的なCO2の発生がない
○新エネルギーの中では連続的に得られる
安定電源
○発電効率が低い
○ダイオキシンの排出抑制対策や焼却灰
の減量化などのさらなる環境負荷低減
が必要
約214km2
山手線の面積の約3.4倍
12%
20%
1.5
1,200
その他
20%
1,000
911
スペイン 3%
フランス 3%
800
390
45.3 70
4.3 6.0 9.1 13.3 20.9 33.0
93 120
150
222
177 198
2014年末
世界計
17,700万
キロワット
イタリア
11%
284
中国
16%
日本
13%
95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 (年)
出典:IEA「TRENDS 2015 IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS」
、資源エネルギー庁ホームページ
出典:電気事業連合会資料
1,200
アメリカ
10%
531
ドイツ
22%
(注)
四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。
日本の太陽光発電の発電実績
42
(キロワット)
44
(千キロワット時)
20,000,000
18,658,838
風力発電の出力変動
(冬季)
定格出力(1,100キロワット)
15,000,000
1,000
曇り
オーストラリア 2%
1,400
0
太陽光・風力発電の出力変動
晴れ
1,766
400
太陽光発電や風力発電は自然条件に左右され出力が大きく変動するため、
一方で大容量の安定的な電力供給が不可欠であり、現時点では補完的電源。
2
日本における累積導入量
累計
(万キロワット)
600
*1 エネルギー密度:単位面積当たりでどれくらい発電できるかを表す数値
*2 第1回低炭素電力供給システム研究会
(2008年7月)
(キロワット)
2.5
43
1,600
200
約58km2
山手線の面積とほぼ同じ
太陽光発電の出力変動
(春季)
日本の太陽光発電導入量の推移
41
100万キロワット級原子力発電所1基分を代替する場合
必要な
敷地面積*2
国や民間の研究開発や制度面の支援などにより、
太陽光発電や風力発電の普及は進んでいる。
800
600
1
400
雨
0.5
0
6
7
8
10,000,000
9,153,167
200
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19(時)
0
0
6
12
18
24(時)
容量3.2キロワット、
北緯34.4 、
東経132.4 、
方位角0(真南)
、
傾斜角30 の場合
5,000,000
風力発電は
風の強さで
発電量が変わる
太陽光発電は
時間と天気で
発電量が変わる
3,779,845
2,260,114
3
20
1,549,178
884,145
654,702
1,068,355
404,332
809,315
182,136
72,087
17,446
3,693
540,436
269,513
124,138
211 1,430
8,963
35,448
92
93
94
95
96
97
98
99 2000 01
02
出典:電気事業連合会資料、北海道電力(株)ほりかっぷ発電所
23
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13 14
(年度)
出典:電気事業連合会資料
24
■日本のエネルギー事情
再生可能エネルギーには、天候によって発電量が大幅に変動するものがあるため、
火力発電などの出力調整が可能な電源をバックアップとして準備する必要がある。
太陽光発電と風力発電の発電モデル
45
気象条件により出力が大幅に
変動するため、火力発電などの
出力調整が可能な電源が必要。
バックアップ電源
(火力発電など)
太陽光発電
太陽光発電
(発電量変動)
太陽光発電
(晴れの日) 太陽光発電
(雨の日)
風力発電
(風況の良い日)
風力発電
(風況の悪い日)
日照があるときのみ発電。
夜間の需要に対応できない。
風力発電
(発電量変動)
昼
原子力規制委員会により、福島第一原子力発電所の事故の教訓を反映した
原子力発電所の新規制基準が施行された。従来の設計基準を強化し、
設計の想定を超えるシビアアクシデント対策も盛り込まれた。
福島第一原子力発電所事故の進展を踏まえた新規制基準の対策
風力発電
昼夜関係なく
風況の良い場合のみ発電。
電力需要のピーク時(日中)に
合わせて出力拡大ができない。
ベース電力
(水力、
原子力、
地熱、
石炭など)
朝
2011年3月東京電力福島第一原子力発電所事故発生により、社会は大きな影響を受け、安全性だけ
でなく、原子力発電の利用についてさまざまな議論が行われています。原子力発電の安全性につい
ては、抜本的に規制の内容を強化した新たな規制基準が定められ、事業者が対応を進めています。
新規制基準
バックアップ電源
電力需要
3.原子力発電
夕方
地震発生
原子炉停止
夜
外部電源喪失
出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー2014」
E
1キロワット時当たりの電源別発電コストの比較
40
凡例
30
燃料費
政策経費
運転維持費
事故リスク対策費
追加的安全対策費
CO2対策費
資本費
0.04
1.3
0.3∼
0
電源
21.7
1.5
3.3
3.0
0.02
1.3
3.4
6.0
5.1
0.2
10.8
1.7
2.1
1.0
原子力
石炭
火力
LNG
火力
風力
(陸上)
地熱
一般
水力
70%
40年
70%
40年
70%
40年
20%
20年
83%
40年
45%
40年
3.1
0.6
5.8
8.5
0.4
2.6∼
7.7
2.9
7.6
9.5
4.2
3.0
5.5
60%
40年
87%
40年
1.7
2.1
70%
40年
23.9
17.9
石油
火力
30・10%
40年
1.7 1.1
ガス
太陽光
太陽光
(メガ) (住宅) コジェネ
14%
20年
12%
20年
70%
30年
[従来]
40%
30年
(注1)2011年の設備利用率は、石炭:80%、LNG:80%、石油:50%、10%
(注2)( )内の数値は政策経費を除いた発電コスト。
*地熱については、その予算関連政策経費は今後の開発拡大のための予算が大部分であり、ほかの電源との比較が難しいが、
ここでは、現在計画中のものを加えた合計143万キロワットで算出した発電量で関連予算を機械的に除した値を記載。
従来の安全基準
炉心損傷は
想定せず、
単一故障のみを
想定など
[新規制基準]
放射性物質の拡散抑制
意図的な航空機衝突への対応
格納容器破損防止対策
炉心損傷防止対策
(複数の機器の故障を想定)
自然現象に対する考慮
火災に対する考慮
信頼性に対する考慮
電源の信頼性
冷却設備の性能
その他の設備の性能
耐震・耐津波性能
従来の内容を強化
33.4
10.6
∼38.3 (10.6)
設計基準
22.1
30.1
∼36.1 ∼45.8
(22.1∼
36.1)
電力会社の自主保安
48
新設
17.1
(17.1)
9.5
∼9.8
出典:原子力規制委員会資料より作成
石油
コジェネ
8.9∼
9.5
10.7
(7.8∼) (9.5) (10.7)
17.4
∼32.2
放射性物質の
拡散抑制
環境への大規模な放射性物質の放出
新規制基準のイメージ
2011コスト
等検証委
19.1
∼22.0
D
原子炉建屋の水素爆発
2.3
2.2
24.0
∼27.9
(24.0
∼27.8)
10.6
19.1
(10.5) ∼22.0
格納容器破損防止
24.7∼
30.1
発電コスト
円/キロワット時
9.2∼
11.6
C
炉心損傷
格納容器破損、
原子炉建屋への漏えい
熱価値
控除
(7.7∼9.3)
10.1∼ 12.3
13.7
21.6
16.9*
27.1
29.7
12.6
30.6
24.2
29.4
13.8
11.0
23.3
(8.8∼)(12.2) (13.7) (15.6) (10.9) (10.8) (20.4) (23.6) (28.1) (12.2) ∼43.4 (21.0) (27.3) ∼15.0
(30.6
(13.8
∼15.0)
∼43.3)
9.9∼
17.3
炉心冷却機能喪失
*
「状態把握・プラント管理機能の強化」
は、
緊
急時の通信手段の確保、
監視用計器の直流
電源の強化をはじめ、
がれき除去を行う重
機や高線量下に備えた防護服の配備、
放射
線管理体制の整備のほか、
シビアアクシデ
ント時の指揮所となる緊急時対策所、
テロ
などを想定した特定重大事故等対処施設
の整備が含まれます。
シビアアクシデント
に備える訓練の継続的な実施も対象とな
ります。
熱価値
控除
(6.3∼7.0)
15.6∼
17.5
3.8∼
11.4
小水力
小水力
バイオマス
バイオマス
(80万円/kW)(100万円/kW) (専焼) (混焼)
60%
40年
0.03
1.6
3.0
21.0
2.3
5.5
12.1
12.8
14.1
3.4
3.3
B
著しい炉心損傷防止
非常用電源および
炉心冷却系の強化
多重故障および共通要因故障
非常用DG/直流電源喪失
通信・計装
機能不全など
シビアアクシデント対策
設備利用率
稼働年数
2.1
3.5
6.0
10
0.6
1.6
2.8
20
0.03
2.5
2.5
A
地震や津波に対する
耐性強化
津波発生
状態把握・プラント
管理機能の強化*
0.01
A ∼ 〉
E
〈対策 非常用ディーゼル発電機
(非常用DG)
/ 炉心冷却系起動
長時間の
電源喪失の防止
46
(円/キロワット時)
47
規制対象として
シビアアクシデントに備え、
海外の知見をもとに
テロ対策も強化
地震・津波などの自然災害や
火災対策を充実し
電源・冷却設備を強化
出典:発電コスト検証ワーキンググループ(2015年5月)
25
26
■日本のエネルギー事情
原子燃料サイクルとは
放射性廃棄物の処理・処分
原子力発電所から出る使用済燃料を再処理し、再利用できる部分を回収し、
再び発電所で利用する一連の流れを「原子燃料サイクル」という。
原子燃料サイクル(FBRを含む)
再転換
ウラン・プルトニウム
ウラン・プルトニウム
高速増殖炉燃料
再処理
ウラン系
ウランとプルトニウムを含む系
廃棄物系
低レベル
放射性廃棄物
ウラン濃縮・
燃料加工施設
MOX燃料
高速増殖炉
使用済燃料
高レベル
放射性廃棄物
管理
高レベル放射性廃棄物
発
電
所
廃
棄
物
低
レ
ベ
ル
放
射
性
廃
棄
物
原子力発電所
高レベル
放射性
廃棄物
MOX燃料成型加工
高速増殖炉
(FBR)
燃料サイクル
放射能レベルの
プルサーマル
MOX燃料
処分方法
再処理施設
放射能レベルの
比較的低い廃棄物
廃棄物
比較的低い
放射能レベルの
比較的高い廃棄物
廃棄物
比較的高い
ウラン廃棄物
超ウラン核種を含む
放射性廃棄物
(TRU 廃棄物)
MOX 燃料加工施設
高レベル
放射性廃棄物処分
トレンチ処分
極めて低い廃棄物
廃棄物
極めて低い
高レベル放射性廃棄物
高レベル放射性廃棄物
ウラン資源埋蔵量(2013年1月現在)
その他 4%
タンザニア 1%
ボツワナ 1%
ウズベキスタン 2%
ウクライナ 2%
モンゴル 2%
50
ウランは
世界各地に
分布している
ピット処分
地層処分
地下300mより
深い地層
ブラジル
5%
南アフリカ
6%
文献調査
(文献その他資料での調査)
(130ドル/kgU以下)
ナミビア
6%
ニジェール
7% カナダ
8%
カザフスタン
12%
全国の
市町村からの
応募
ロシア
9%
国の申し入れに
対する受諾
(注)四捨五入の関係で合計値が合わない場合がある。tU:金属ウランでの重量トン。
出典:OECD・IAEA「Uranium 2014」
27
100m
300m
高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定プロセス
概要調査地区
精密調査地区
最終処分施設建設地
概要調査
(ボーリングなどの概要調査)
精密調査
(地下施設での精密調査)
最終処分地の建設
オーストラリア
29%
推定埋蔵量
590万tU
50m
高レベル放射性廃棄物は「ガラス固化体」にして30〜50年間貯蔵し、冷却。
その後、300mより深い地下に地層処分する計画。
処分地選定は3段階のプロセス(①概要調査地区の選定→②精密調査地区の選定
→③最終処分施設建設地の選定)
を経て行われる。
中国 3%
アメリカ 4%
25m
出典:資源エネルギー庁ホームページ
出典:電気事業連合会資料
日本は石油の約8割を政情が不安定な中東に依存しているが、
ウランは世界各地に分布しているので、安定して入手しやすい。
0m
余裕深度処分
高レベル放射性廃棄物
採鉱
回収ウラン
劣化ウラン
天然ウラン
天然ウラン
鉱石
使用済燃料
軽水炉燃料
再処理
原子力発電所
(軽水炉)
廃棄物の種類
発電所廃棄物
製錬
再転換
使用済燃料
51
超ウラン核種を含む放射性廃棄物︵TRU廃棄物︶
天然ウラン
使用済燃料
中間貯蔵
発生源
低レベル
放射性廃棄物
埋設
ウラン廃棄物
天然ウラン
(気体)
転換
ウラン濃縮
使用済
燃料
放射性廃棄物の種類と処分方法
ウラン燃料
ウラン燃料成型加工
軽水炉燃料サイクル
濃縮ウラン
転換
濃縮ウラン
49
低レベル放射性廃棄物は、放射性物質の種類・濃度・発生場所によって分類、管理。
放射能レベルに応じた深度や障壁
(バリア)
を選び、トレンチ・ピット処分、
余裕深度処分、地層処分に分けて処分が行われる。
第1段階
第2段階
第3段階
概要調査地区の選定
精密調査地区の選定
(平成20年代中頃を目途)
最終処分施設建設地の選定
(平成40年前後を目途)
地域の意見・閣議決定
地域の意見・閣議決定
地域の意見・閣議決定
各段階の選定にあたっては、知事および市町村長の意見を聞き、
反対の場合には進めないこととしている。
52
処分施設
建設地は
3段階の
調査を経て
決まる
処分の開始
(平成40年代
後半を目途)
出典:資源エネルギー庁ホームページ ほか
※最終処分のプロセスには可逆性、回収可能性が担保される。
28
■日本のエネルギー事情
私たちは大地や宇宙、食べ物や呼吸によって放射線を受けている。
自然界から受ける放射線の量は、
1人当たり年間約2.1ミリシーベルト
(日本平均)
。
放射線の基礎知識
私たちは毎日の暮らしの中で、いろいろな放射線を受けている。
私たちの身体の中にも放射性物質がある。
日常生活と放射線
53
*1、
2,500∼6,000mGy 不妊
(生殖腺)
*1
3,000∼5,000mGy 一時脱毛
(皮ふ)
宇宙から 約0.39
大地から 約0.48
放射線を受けた量(ミリシーベルト)
1人当たりの自然放射線
(年間)
2.1
(日本平均)
東京∼ニューヨーク
航空機旅行(往復) 0.08∼0.11
空気中の
ラドン*2から
約1.26
*1
*2
*3
*4
0.01
部
2.0∼10 PET検査(1回)
線
3.0 胃のエックス線検診(1回)
1
大地から
0.33
1.0 一般公衆に対する制限(医療は除く)
(年間)
0.06 胸のエックス線集団検診(1回)
0.01 歯科撮影
(公財)原子力安全研究協会「新版生活環境放射線(平成23年)」、ICRP「Publication103」 ほか
放射能は時間とともに、だんだん減っていく。
放射能が半分になる時間を半減期という。
放射能の減り方
54
放射能の量
放射能は
時間がたつにつれ、
自然に
減っていく
1/16
トリウム232
α・β・γ
141億年
カリウム40
β・γ
α・γ
ラジウム226
α・γ
5,700年
5.3年
ヨウ素131
β・γ
セシウム134
β・γ
ラドン222
α・γ
β・γ
12.3年
2.1年
8日
3.8日
15時間
*壊変生成物(原子核が放射線を出して別の原子核になったもの)
からの
放射線も含む。
(時間)
部
大地から
0.48
量
内
部
線
量
食物から*
0.99
呼吸から
(主にラドン)
1.26
食物から*
0.29
*欧米諸国に比べ、日本人は魚介類の摂取量が多く、
ポロニウム210による実効線量が大きい。
出典:国連科学委員会
(UNSCEAR)
2008年報告書、
(公財)
原子力安全研究協会「新版生活環境放射線
(平成23年)
」
私たちは食物からも放射性物質を取り込んでいる。
放射性物質は時間とともにだんだん少なくなっていく上に新陳代謝されるため、
体内でほぼ一定の割合に保たれ、それ以上増えることはない。
食物からも
放射性物質を
取り込んでいる
体内、食物中の自然放射性物質
体内の放射性物質の量
(体重60kgの日本人の場合)
食物中のカリウム40の放射性物質の量
(日本)
30年
β・γ
β
線
自然放射線による
年間線量
2.4ミリシーベルト
56
(単位:ベクレル/kg)
1,600年
コバルト60
ナトリウム24
半減期
β・γ
部
13億年
2.4万年
28.8年
トリチウム
半減期
β
外
45億年
β
ストロンチウム90
半減期
α・β・γ
プルトニウム239
セシウム137
半減期
1/8
半減期
炭素14
1/2
1/4
放出される放射線*
ウラン238
呼吸から
(主にラドン)
0.48
線
0.001未満 原子力発電所からの放出実績(年間)
放射性物質
内
宇宙から
0.39
量
出典:国連科学委員会(UNSCEAR)2008年報告書、
最初の量
自然放射線による
年間線量
2.1ミリシーベルト
(年間)
0.05 原子力発電所周辺の線量目標値
放射線障害については、
各部位が均等に吸収線量1ミリグレイのガンマ線を全身に受けた場合、
実効線量1ミリシーベルトに相当するものとして表記。
空気中に存在する天然の放射性物質。
自然界の放射線レベルと比較して十分小さく、
安全上放射性物質として扱う必要のない放射線の量。
発電所などで働く作業者に対する線量は5年間につき100ミリシーベルトかつ1年間につき50ミリシーベルトを超えない。
1
量
外
0.022 再処理工場(六ヶ所村)
の線量評価値(年間)
0.001
宇宙から
0.3
2.4∼12.9 CT
(1回)
0.1
クリアランスレベル*3 0.01
(年間)
100 緊急作業に対する制限
*4
50 発電所などで働く作業者に対する制限(年間)
10
1人当たりの自然放射線
(年間)
2.4
(世界平均)
食物から 約0.29
*1
500mGy 造血機能の低下(骨髄)
100
(住民の方の健康への影響は確認されていません。)
自然界からも
放射線を
受けている
1人当たりの年間線量
(世界平均)
*1
500∼2,000mGy 水晶白濁(目)
1,000
ラムサール
(イラン)
、
ケララ、
チェンナイ
(インド)
大地からの自然放射線 0.5∼613.2
55
1人当たりの年間線量
(日本平均)
100∼6,200mGy
心臓カテーテル
(皮ふ)
10,000
100ミリシーベルト以下
被ばくによる発がんリスクに統計的な差はない
自然放射線から受ける線量
カリウム40
4,000ベクレル
炭素14
2,500ベクレル
ルビジウム87
500ベクレル
鉛210・ポロニウム210
20ベクレル
干こんぶ 2,000
魚 100
干しいたけ 700
牛肉 100
ポテトチップ 400
牛乳 50
食パン 30
生わかめ 200
ほうれん草 200
米 30
ビール 10
出典:(公財)原子力安全研究協会「生活環境放射線データに関する研究
(1983)
」
、
「新版 生活環境放射線
(平成23年)
」
出典:
(公社)日本アイソトープ協会「アイソトープ手帳(2012年)」
29
30
■日本のエネルギー事情
4.省エネルギー
日本の食品中の放射性物質の新しい基準値
(2012年4月〜 )
は、
アメリカ・EUに比べて低く設定されている。
食品基準値の国際比較
57
(単位:ベクレル/kg)
核種
放射性セシウム
各国
日本
食品群
乳児用食品
50
牛乳
50
飲料水
10
一般食品
EU
400
1,000
1,250
100
被ばく線量が年間1ミリシーベ
ルト以内になるように設定。
一 般 食 品 は50%、飲 料 水 と 牛
乳、乳児用食品は100%が汚染
されていると仮定して算出。
世界の実質GDP単位当たりの一次エネルギー消費量(2013年)
1,000
1,200
日本は、世界の中でも省エネ先進国。
日本のエネルギー利用効率は世界最高水準。
被ばく線量が年間5ミリシーベ
ルト以内になるように設定。
食品中の30%が汚染されてい
ると仮定して算出。
500
出典:厚生労働省「食品中の放射性物質の新たな基準値について」 ほか
394
400
293
300
263
221
191
200
147
138
80.4
日本
アメリカ
カナダ
世界平均
韓国
1.80倍
ASEAN9
生活習慣によるがん要因・リスク
中東
放射線を受けた場合のがん要因・リスク
中国
放射線と生活習慣によってがんになる相対リスク
58
ロシア
0
86.5
EU
100
100ミリシーベルトを被ばくした時のがんの発症率は1.08倍に増加するが、
これは野菜不足によるがんの発症率の増加とほぼ同じ。
59
日本は
省エネが進み、
エネルギー利用
効率が高い
(石油換算t / 2010年価格百万米ドル)
439
被ばく線量が年間1ミリシーベ
ルト以内になるように設定。
食品中の10%が汚染されてい
ると仮定して算出。
一次エネルギー消費量
食品基準の考え方
アメリカ
日本ではオイルショックを契機に、産業界を中心にさまざまな省エネ努力が行われた結果、世界の
中でも省エネ先進国といわれるまでになりました。しかし、1人当たりのエネルギー消費量は依然
として多く、今後はエネルギー消費効率のさらなる改善を目標に、より一層の省エネルギーへの取
り組みが必要です。
15
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
日本の1人当たりのエネルギー消費量はヨーロッパの主要国とほぼ同程度だが、
世界平均の約1.9倍、中国の約1.6倍、インドの約6倍多い。
世界の1人当たりの一次エネルギー消費量(2013年)60
1,000∼2,000ミリシーベルトの放射線を受けた場合
1.60倍 喫煙・飲酒
1.22倍 肥満
1.15∼1.19倍 運動不足*1
1.11∼1.15倍 塩分の取り過ぎ
1.19倍
200∼500ミリシーベルトの放射線を受けた場合
1.06倍 野菜不足*2
6.9
6
5.3
5
5.1
3.9
4
3.8
3.6
3
3.0
2.6
2
2.2
1.9
1.5
1
0.6
インド
ブラジル
世界平均
中国
イタリア
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
韓国
0
アメリカ
100∼200ミリシーベルトの放射線を受けた場合
7.2
カナダ
1.00倍
7
(石油換算t /人)
日本
1.08倍
一次エネルギー消費量
1.29倍 やせ過ぎ
8
(注)放射線は、広島・長崎の原爆による瞬間的な被ばくを分析したデータ(固形がんのみ)であり、長期にわたる被ばくの影響を観察したものではない。
*1 運動不足:身体活動の量が非常に少ない。 *2 野菜不足:野菜摂取量が非常に少ない。
出典:
(独)国立がん研究センター調べ
31
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES
(2015 Edition)
/「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES
(2015 Edition)
」
32
■日本のエネルギー事情
日本の1人当たりのエネルギー消費量は増加し、主要国との差は縮まった。
中国とインドも、近年の経済発展に伴い、大きく増加してきた。
日本以外の各国の電力消費量は、着実に増加。
特に経済成長が著しい中国では、14年の間に5倍に迫る爆発的な伸び。
世界の1人当たりの一次エネルギー消費量の推移
10
主要国の国別電力消費量(2013年)
61
63
(石油換算t /人)
(億キロワット時)
9
8
カナダ
7
ロシア
6
5
1999年
アメリカ
オーストラリア
ドイツ
2013年
41,098
40,000
36,721
フランス
4
30,000
3
日本
イギリス
イタリア
2
71
73
80
90
20,000
中国
韓国
1
0
51,066
50,000
インド
2000
05
10
(注)ロシアの1971〜1980年は旧ソ連のデータ。
11
12
13(年)
10,000
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2016
0
日本は省エネ先進国だが、それでもまだ1人当たりの電力消費量は第3位で、
世界平均の約2.6倍も消費
主要国の1人当たりの電力消費量
(2013年)
15,000
10,301
9,978
5,456
5,053
カナダ
アメリカ
日本
11,443
9,384
5,765 7,359
4,865 5,320
3,468
3,108
4,305
3,512
2,891
フランス
ドイツ
ロシア
イギリス
イタリア
中国
9,788
4,176
インド
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES 2001および2015」/
「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES 2001および 2015」
62
(キロワット時)
15,520
12,987
10,000
7,836
7,382
7,022
5,000
5,409
5,124
3,755
3,024
783
世界平均
インド
中国
イタリア
イギリス
ロシア
ドイツ
フランス
日本
アメリカ
カナダ
0
6,562
出典:IEA「ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES 2015」/
「ENERGY BALANCES OF NON-OECD COUNTRIES 2015」
33
34
■日本のエネルギー事情