■（会員限定）白金、原油、豪ドルとともにリーマンショック時へ回帰 (山本) 北辰物産株式会社『波動展望の部屋』 http://www.hoxsin.co.jp/hadoutenbou/ 作成：山本毅 [email protected] ☎ 0120-253-277 図は上段がＮＹ原油週足、中段がＮＹ白金週足、下段が豪ドル米ドルである。多少の違いはあるが、大きな流れは3者相関している。リーマンショック前のバブルで上昇し、リーマンショックで崩壊的に下げ、その後は米連銀のＱＥ等超金融緩和をバネに戻したが、2011年には戻り一巡、その後は高値更新できなかったのは、金融相場の上昇が実体経済の拡大には結びつかず、世界経済成長は中国、ロシア、ブラジルの減速により低迷、資源相場は頭打ちとなり、原油、白金、そして資源通貨である豪ドルがそろって需要後退を背景に下落に転じたということだ。原油はシェールオイル問題で逆オイルショック的な下げを昨年末に見せたが、白金、豪ドルもショック的ではないにせよ、静かに後を追いかけている。そして、逆オイルショック安が一服していた原油も下げを再開、白金、豪ドルの一段安を助長している、というのが現状認識である。このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証するものではありません。各トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。このレポートの筆者も発行人も金融、あるいは商品市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。先物、あるいはオプション取引は高リスクを伴うと考えられています。 6