クラウド対応型キャンパスネットワー ク導入における重要な決断ポイント IT 部門のリーダーであるあなたの重要な責務の 1 つは、優先順位を決定すること です。これは従来から言われていたことではありますが、現在その重要性はさら に高まっています。どの技術を導入するか、また、どのベンダーをパートナーと するかについて現在行う決断は、あなたと御社の将来にとって極めて重要なもの となります。この決断がそれほどに重要であることには、以下のような理由があ ります。 • 状況は刻一刻と変わり、しかもその変化のスピードが増す一方であること。企業が基盤とする技術は、俊敏性があり、シンプルでセキュ ア、加えてオープンでなければなりません。これは、企業が新たなチャンスに対して迅速かつ安全に対応するために必要なことです。 もし御社の技術インフラがビジネスのスピードを高めることに対応できなければ、御社のビジネス モデルはたちまち時代に取り残さ れてしまうでしょう。 • IT 部門の予算は増えないにも関わらず、サポートしなければならない戦略的な取り組みの数は増える一方であること。クラウド コン ピューティングやモビリティの拡大、ビッグ データ分析、モノのインターネット(IoT)、個人所有デバイスの持ち込み(BYOD)、ソー シャル ネットワーキング、デスクトップの仮想化など、サポートすべき取り組みは果てしなく増え続けます。これらの重要な取り組 みを可能にするインフラ技術を選択し、しかも予算内で導入する方策を考えねばなりません。 • 次世代のクラウドに対応する企業環境では、ビジネス チャンスを最大限に高めるため、すべてのものが接続されている必要があるこ と。情報やアプリケーションをサイロ化した形で所有することは、もはや現実的とは言えません。クラウド(プライベート、パブリッ ク、ハイブリッドに関わらず)に置くアプリケーションやビジネス サービスが増えてくると、時間や場所、使用デバイスを問わず、 従業員は必要なリソースにセキュアにアクセスできるようにする必要が生じます。 クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント 次世代のクラウドに対応する企業環境 では、ビジネス チャンスを 最大限に高めるため、すべての ものが接続されている必要が あること。 • れるようにしておく必要があります。したがって、現在と将来の両 すか?またはこの 3 つを組み合わせて使用しますか? • 段階的にアップグレードするか、一括で全て入れ替える • 新しいアクセサリーやベンダーを順次組み込んでいくこ • • 無線 LAN や ネットワーク アクセス コントロール(NAC) といった、サードパーティー製の最適なソリューションを 導入できるようにオープンなアーキテクチャを使用する ります。 ことは、どの程度重要であるとお考えですか? • セキュアにアクセスできなかったら…ネットワークの調整や拡張が 御社のキャンパス ネットワークでサポートする必要のあ るアプリケーションやイニシアチブの中で、最も重要な ものは以下のどれですか?ビジネス クリティカルなレガ 困難だったら…ネットワークが独自プラットフォームを使用してい シー アプリケーション、クラウド アクセス、BYOD、高 るために機能に制限があるとしたら…ネットワークの信頼性や耐障 いモビリティ、モノのインターネット(IoT)、ビッグ デー 害性が低く、パフォーマンスや俊敏性に劣り、管理方法が複雑だと タ分析、ソーシャル ネットワーキング、デスクトップの したら…社内の戦略イニシアチブはすべて失敗の危機にさらされる 仮想化のうちどれを重要視していますか?または「全部 ことになります。これは、IT 部門のリーダーであり、意志決定者で 重要」でしょうか? もあるあなたが見過ごすことのできないリスクです。 企業のキャンパス ネットワークの重要性を認識しているだけでは 一方で、新しい Wi-Fi 規格やモビリティの拡大、BYOD を すか? は多くの意味で、次世代のクラウドに対応した企業環境の基礎とな 企業のキャンパス ネットワーク における重要な決断ポイント キャンパス機器のアップグレードは遅々として進まない このようなもどかしい状態に、どのように対処していま なアプリケーションとイニシアチブのすべての間をつなぐ連結器の 想像してみてください。ネットワークを通じて従業員がクラウドに とは可能ですか?それとも、アーキテクチャに変更を加 はじめとしたキャンパス要件は刻一刻と変化しています。 ある、ということになります。キャンパス ネットワークは、重要 必要なリソースにアクセスすることができるようになります。これ か。どちらをお望みですか? えることは変化が激しすぎるとお考えですか? 方における最優先事項の 1 つは、企業のキャンパス ネットワークで ような役割を担います。これにより、従業員同士が接続しあったり、 スでしょうか ― パブリック クラウド、プライベート ク ラウド、ハイブリッド クラウドのどれを採用する予定で 優先順位決定においては、現在導入しつつあるインフラ ソリュー ションを将来、シンプルでセキュアなネットワーク構築につなげら 従業員に必要となるのは、どのタイプのクラウド アクセ • セキュリティへの脅威やイベントには、どのように対応 していますか?また、厳格なセキュリティ ポスチャー維 持とビジネス スピード向上との兼ね合いは、どのように されていますか? 十分ではありません。そのために何を実行すべきかを理解し、適切 なパートナーを選択する必要があります。最初のステップとして決 定しなければならないのは、御社に必要なものは何か、そして、予 算と企業文化の両面で御社組織がサポートすることは何か、という ことです。以下の質問について検討してみてください。 2 次世代のクラウドに対応する企業環境 では、ビジネス チャンスを 最大限に高めるため、すべての ものが接続されている必要が あること。 クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント 企業のキャンパス ネットワーク における優先順位を決定する • オープンなフレームワークをサポートする:クラウド対 応の企業環境は、コンピューティングの新しい時代を担 う一要素です。重要な差別化要素としては、リソースの 上の質問にどのようにお答えになったかは別にして、企業のキャン プーリングと共有の拡大、セルフサービスの導入モデル、 パス ネットワークを設計する際に考慮すべき重要な項目がいくつ モバイル ワーカーとデバイスに対する高度なサポート、 かあります。これらはすべて、意思決定プロセスにおいて必ず検討 ビッグ データ分析やソーシャル ネットワーキング、モノ する必要があります。その項目とは ... のインターネット(IoT)を活用するためのリアルタイム の意思決定などが挙げられます。これらすべてが、5 ∼ 10 • インフラストラクチャを簡素化すること:ビジネス チャン 年前には想像すらできなかったほどの俊敏性をビジネス 性を備え、簡素で拡張性に優れていなければなりません。 テクチャはすべて過去の遺物であり、なんとしても避け にもたらすのです。この新時代にあっては、独自アーキ スに応じて迅速に調整するためには、ネットワークは俊敏 ねばならないものです。クラウド対応の企業環境に必要 サービスやスイッチ、ノードその他を追加する際のプロセ な俊敏性を提供し、革新的で最適なソリューションを適 スは、一元化され、高度に自動化されている必要がありま 切だと思われる箇所に導入できるのは、オープンなアー す。ネットワークの設計自体を簡素化し、ネットワーク全 キテクチャ フレームワークのみです。 体が 1 つの論理スイッチであるかのようにたやすく管理で きるようになっていることが重要です。また、Software- Defined Networking(SDN)の導入に向けた明確なモデ ルと道筋を提供できるネットワークベンダーを選択するこ とも必要です。 ネットワークの設計自体を 簡素化し、ネットワーク全体が 1 つの論理スイッチであるかのように たやすく管理できるようになっているこ とが重要です。 クラウド対応の企業環境に必要 な俊敏性を提供し、革新的で最適な ソリューションを適切だと思われる箇 所に導入できるのは、オープンなアーキ テクチャ フレームワークのみです。 適切なパートナーを選ぶ 次世代の企業キャンパス ネットワークの設計、構築、配備にあたっ て最も重要な決断は、信頼できるベンダーを選定することだと言っ • ネットワークのセキュリティを確保する:あなたと御社 て良いでしょう。パートナーに必要な条件とは: の将来は、ネットワークのセキュリティにより左右され ます。特に重要なのがクラウド対応の導入モデルへ移行 • しようとしている時です。たった 1 件のセキュリティ違反 パス ネットワークのセキュリティに関する決断を下す際 には、エンドツーエンドの可視性を実現できるアーキテ クチャとベンダーを選定することが重要です。また、脅 威を排除し、その影響を緩和するための革新的で統合さ れたソリューションも必要です。 3 豊富な経験を持ち、その両方に対する総合的なエンドツー エンドのアプローチを組み込むことができること。 が大きく報道されたために、IT 部門リーダーが解雇され たケースを、私たちは何度も見てきました。企業のキャン ネットワーク構築とネットワークのセキュリティ確保で • インフラストラクチャをこれまでよりもシンプルにする • プロビジョニング、導入、拡張のタスクを簡素化し自動 ための明確なビジョンを有していること。 化するためのツールを備えた集中管理プラットフォー ムを提供できること。 クラウド対応型キャンパス ネットワーク導入における重要な決断ポイント • 革新的な設計を持つだけでなく、協調して動作すること で脅威に対する共同戦線が構築できる総合的なセキュリ ティ ソリューション パッケージを提供できること。 • ネットワーク設計全体において最適のパートナー選択が 可能となるよう、オープンな集約型フレームワークの実 現に尽力している企業であること。 このように評価と意思決定のプロセスを進めていくと、もう 1 つ考 慮すべきポイントが見えてきます。それはパートナー企業のリー ダーシップ、イノベーション、経験などを示す実績であり、お客様 の成功を願う熱意です。ジュニパーネットワークスは、企業のネッ トワークの構築とセキュリティ確保において、革新的なリーダーの 地位を長年保っています。当社は、お客様の企業キャンパス ネッ トワークのリスクを下げ、価値を最大限に高めることに関し、明確 なビジョンを有しています。このビジョンを支えているのが、イン フラストラクチャの簡素化と企業環境のセキュリティ確保を実現 し、オープンな集約型フレームワークを通じてさまざまな選択を可 能にするモデルです。 ジュニパーネットワークスは、お客様が現在と将来の両方に対して 正しい決断をされるお手伝いをいたします。 www.juniper.net/jp/jp/solutions/cloud-enabled-enterprise にアクセスしてその詳細をご確認ください。 4 7400032-001-JP 2016 年 2 月
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