サポイン事業(戦略的基盤技術 度化 援事業)について

サポイン事業(戦略的基盤技術⾼度化⽀援事業)について
〜中⼩企業の産学連携等による研究開発プロジェクトを⽀援します〜
北海道経済産業局
平成28年2月
(問い合わせ先)
経済産業省北海道経済産業局
地域経済部 産業技術課(担当:小野、比良)
電話:011‐709‐2311(内線2587)
FAX:011‐707‐5324
E‐mail:hokkaido‐[email protected]
ものづくり⾼度化法の趣旨
※ものづくり⾼度化法:正式名称 「中⼩企業のものづくり基盤技術の⾼度化に関する法律」
川上産業(中⼩企業者が主体)
特定ものづくり基盤技術(12分野)
需要側の
ニーズ
デザイン開発技術
H27.2.9技術指針改正により追加
情報処理技術
精密加⼯技術
製造環境技術
接合・実装技術
⽴体造形技術
川下産業
表⾯処理技術
機械制御技術
複合・新機能材料技術
国際競争⼒のある最終製品を製造
材料製造プロセス技術
バイオ技術
測定計測技術
最終製品を企画・設計する川下製造業者等と連携し、特定ものづくり基盤技術を駆使・高度化することで
ものづくりの根幹を支えている。
※12分野の技術:11頁参照
機能・用途
の提供
⾃動⾞産業
環境・エネルギー産業
医療・健康産業
航空宇宙産業
“特定ものづくり基盤技術” の⾼度化に向けた
中⼩企業者の研究開発・販路開拓を政策的に⽀援
→「我が国製造業の国際競争⼒の強化」
及び「新たな産業の創出」を⽬指す
1
スキーム
【STEP1】 法認定
【STEP2】 施策活⽤(補助⾦等)
研究開発のための計画づくり
+
③認定
︶
NEDO
②外部有識者
による審査会
(必要に応じて)
・共同申請する
中⼩企業者
・協⼒者
北海道
経済産業局
委託費︵
中⼩企業者
①特定研究開発計画
の作成・申請(※)
特許料 審査請求料の軽減
︵特許庁︶
(申請者)
研究開発
販路開拓
補助⾦(サポイン事業)
(北海道経済産業局)
<対象経費>
・機器設備費
・労務費
・事業費(展⽰会出展、市場調査、広報等)
・委託費
・間接経費
(⼤学・研究機関等)
※「中⼩企業のものづくり基盤技術の⾼度化に関する法律」第4条第1項の規定に基づく
特定研究開発等計画に係る認定申請書を作成して申請する必要があります。
低利融資(⽇本政策⾦融公庫)
保証限度額の別枠化(信⽤保証協会)
中⼩企業投資育成株式会社法の特例
注)上記の施策を活⽤する場合、各施策の実施機関において審査を受ける必要があり、
【STEP1】の法認定が、直ちに施策活⽤を約束するものではない。
2
平成28年度サポイン事業ほか 予算概要
平成28年度予算案額
139.7億円(138.6億円)
事業の内容
事業イメージ
事業⽬的・概要
 地域経済を⾯的に底上げするため、中⼩企業・⼩規模事業者が産学官
連携して⾏う研究開発等や新しいサービスモデルの開発等のための事業を
⽀援します。
①中⼩ものづくり⾼度化法の計画認定を受けた事業者が⼤学・公設試
等の研究機関等と連携して⾏う、製品化につながる可能性の⾼い研究開
発、試作品開発及び販路開拓への取組等
②新促法「異分野連携新事業分野開拓計画」の認定を受けた事業者
が、「中⼩サービス事業者の⽣産性向上のためのガイドライン」に沿って⾏う
開発等
 中⼩企業等による⾰新的な商品開発や製品製造プロセスの変⾰を可能
 地域の中核的な中⼩企業
ものづくり
高度化法
〜数万社
サービス
新促法
生産性向上
〜数百万社
サービスガイドライン
数⼗〜百社
技術高度化指針
 『外貨』を稼ぐ中⼩企業
ものづくり
産学官連携
とするため、⼤学発の技術シーズの発掘・活⽤を促進します。
産学官連携で
イノベーションに
集中投資
速効性ある新商品・
サービスの開発
成功事例を元に
成果を普及
成果⽬標
 事業終了後5年以内に事業化を達成した事業が半数を超えること。ただし、
サービスモデル開発、シーズ発掘・活⽤については2年以内。
条件(対象者、対象⾏為、補助率等)
委託、補助(定額、2/3)
国
⼤学、公設試等
中⼩企業・⼩規模事業者
⺠間団体等
研究開発・サービスモデル開発等
①ものづくり(戦略的基盤技術⾼度化⽀援事業)
サポイン(補助金)
(1)⼀般型
・補助上限額:初年度4,500万円(補助率:定額・2/3)
・2年⽬は初年度の2/3、3年⽬は1/2を上限として補助
・知財マネジメントに関する取組を推進。
(ア)⼤学、公設試等による研究開発等を⽀援
(うち1,500万円を上限、補助率:定額)
(イ)中⼩企業・⼩規模事業者が⾏う研究開発等を⽀援
(補助率:2/3)
(2)プロジェクト委託型
IoT、エネルギーシステム、健康⻑寿等の政策課題に沿った研究開発を⽀援。
・委託上限額:1プロジェクトにつき、1億円(初年度)×3年間
②サービス(商業・サービス競争⼒強化連携⽀援事業)
IT利活⽤等による中⼩企業者等の⽣産性向上を始めとしたサービス開発を
⽀援
・補助上限額:初年度3,000万円(補助率:2/3)
・2年⽬は、初年度と同額を上限として補助
シーズ発掘・活⽤
⼤学等における中⼩企業・⼩規模事業者との共同・委託契約やライセンス
額を増加するための体制整備を⽀援(後年度負担分)
(ア) シーズ発掘・活⽤事業
・補助上限額: 1,000万円(補助率:定額)
(イ)シーズ活⽤研究開発
・補助上限額: 2,000万円(補助率:2/3)
サポイン事業 概要(平成27年度の例)
共同体のイメージ
サポイン事業 概要(平成27年度の例)
対象事業
対象者
事業期間
補助金額
中小ものづくり高度化法に基づく認定を受けた
「研究開発計画」を基本とする事業
○中小ものづくり高度化法の認定を受けたものづくり
中小企業・小規模事業者、その他ものづくり中小企
業・小規模事業者、大学、公設試験研究機関等、最
認定を受けた中小企業(法認定事業者)と協力者を
含む共同体
終製品を生産する川下製造業者等が共同体を構築
することで、単独では実施困難な研究開発を実施。
2年度又は3年度
○初年度
4,500万円以下
うち、大学・公設試等の初年度合計額
1,500万円以下
○2年度目
初年度の補助金交付決定額の 2/3以下
○3年度目
初年度の補助金交付決定額の 1/2以下
○事業管理機関が国との総合的な窓口となって、研究
開発計画の運営管理、共同体内の調整を行う。
○有識者等研究者、川下製造業者等がアドバイザーと
して、川下ニーズ、研究開発の実効性向上、市場適
合性向上に対して助言。
認定を受けた
中小企業者
※採択件数は、140件程度
補助率
大学、公設試等の補助対象経費 : 定額補助
それ以外の者の補助対象経費 : 2/3以内
公募期間
4月13日(月)~6月11日(木)
中小企業・
小規模事業者
共同体
大学・公設試等
川下製造業者等
注)本事業への応募に際しては、事前に「e‐Rad(府省共通研究開発管理システム)」
へ研究者等を登録する必要がある。登録には2週間程度を要する。
4
共同体の類型
代表申請型
共同体
補助対象経費
2,250 万円
【 モデルケース① 】
事業管理機関が
大学・公設試等の場合
補助対象経費
6,000 万円
補助金交付額
4,500 万円
国
補助金(2/3、定額)
補助金交付額
1,500 万円
補助金2/3
事業管理機関
( 補助事業者)
大学・公設試
等
補助対象経費
2,250 万円
補助金交付額
1,500 万円
補助金2/3
補助対象経費
1,000 万円
補助対象経費
500 万円
協力者
補助金交付額
1,000 万円
補助金定額
補助金交付額
500 万円
法認定事業者
大学・公設試
等
定額補助
1,500 万円 以内
【 モデルケース② 】
事業管理機関が
民間企業等(※)の場合
共同体
補助対象経費
2,250 万円
補助対象経費
6,750 万円
※大学・公設試等以外
補助金交付額
4,500 万円
国
補助金(2/3)
補助金2/3
事業管理機関
( 補助事業者)
民間企業等
補助対象経費
750 万円
補助金交付額
500 万円
※金額は例示です。
補助金交付額
1,500 万円
補助対象経費
補助金交付額
2,250 万円
1,500 万円
補助金2/3
補助対象経費
補助金交付額
1,500 万円
1,000 万円
補助金2/3
法認定事業者
協力者
大学・公設試
等
5
共同体の類型
連名申請型
【 モデルケース③ 】
事業管理機関が
民間企業等と
大学・公設試等 の場合
共同体
事業管理機関
( 補助事業者)
補助対象経費
共同体
2,250 万円
補助金交付額
1,500 万円
補助金2/3
補助金(2/3)
補助対象経費
4,500 万円
国
補助金交付額
3,000 万円
民間企業等
補助対象経費
750 万円
補助金交付額
500 万円
補助対象経費
750 万円
補助金交付額
500 万円
補助金2/3
補助対象経費
750 万円
補助対象経費
1,500 万円
補助金交付額
1,500 万円
大学・公設試
等
補助対象経費
500 万円
補助金交付額
500 万円
協力者
補助金交付額
500 万円
共同研究契約
補助金(定額)
法認定事業者
補助金2/3
大学・公設試
等
補助金定額
大学・公設試
等
補助対象経費
1,000 万円
補助金交付額
1,000 万円
定額補助
1,500 万円 以内
※金額は例示です。
6
利⽤実績 応募・採択件数と競争率
予算推移・応募・採択状況
予算額
(億円)
応募
件数
採択
件数
採択
倍率
平成18年度
64.0
323
80
4.0
平成19年度
93.6
218
89
2.4
平成20年度
88.0
134
48
2.8
平成21年度
54.0
200
44
4.5
平成21年度補正
132.5
658
253
2.6
平成22年度
150.1
977
308
3.2
平成22年度予備費
95.0
564
125
4.5
平成23年度
平成23年度
(三次補正)
150.0
732
137
5.3
49.8
263
51
5.2
平成24年度
132.0
639
134
4.8
平成25年度
107.8
652
112
5.8
平成26年度
123.0
387
150
2.6
平成27年度
120.0
326
143
2.2
7
北海道管内の活⽤事例
【事例1】漁船搭載⽤シャーベット状海⽔氷製氷機の開発
【事業期間:H22-24年度】
〜⿂体を傷つけない急速冷却により漁船上から鮮度を維持し、商品価値を向上!〜
プロジェクト名:データトラッキング制御による漁獲物高鮮度保持用オンサイト型海水製氷機の開発
事業管理者: (株)ニッコー
研究実施者: (株)ニッコー、(独)産業技術総合研究所、(公財)函館地域産業振興財団
①研究開発のポイント
連続式シルクアイスシステム「海氷」
(株)ニッコー(釧路市)は、水産分野を主体とする食品加工
メーカ-。同社は、水産物の更なる高鮮度化を実現するため、
漁獲時から最適な低温管理を行う漁船設置型シャーベット状海
水氷(シルクアイス)製氷機を開発。
海水氷は、従来、温度や塩分濃度等が変化するため生成に
長時間を要していたが、同社は海水の性状変化をリアルタイム
に追従し、瞬時かつ断続的にシルクアイスを生成するデータト
ラッキング制御ソフトを組み込んだ小型・高性能の「製氷機」の
商品化に成功。漁船に氷の積載が不要となったほか、水産物
の鮮度保持期間を延ばしブランド化に貢献している。
シルクアイスの効果
②事業化・進捗状況
平成25年10月の製品化後、北海道を中心に全国の漁協等に
導入され、平成26年度の売上実績は約1.1億円、平成27年度
の売上見込みも約3億円と順調に伸ばしている。
漁船用だけでなく、陸上設置型やレストラン向けなど新たな
ユーザー開拓に努め、市場拡大を図っている。
シルクアイス
獲れたての
鮮度を維持し、
商品価値を向上
魚体を傷つけず
に急速冷却
8
北海道管内の活⽤事例
【事例2】情報家電の⼤容量化等に対応した部品製造のための⾦型製造技術の開発
〜ミクロの精度で部品⾦型の⼩型化に挑戦〜 【事業期間:H19〜H21年度】
プロジェクト名:加工条件の最適化による高機能かつ微細な多極を有する狭ピッチコネクター用成形金型の開発
事業管理者: (財)室蘭テクノセンター
研究実施者:(株)キメラ、三菱電機(株)名古屋製作所、(財)室蘭テクノセンター
①研究開発のポイント
(株)キメラ(室蘭市)は、IT活用や最新設備導入等により、製品の
低コスト・短納期を誇る金型等製造メーカ-。
PC、スマートフォンなどの情報家電の高機能化・大容量化の進展に
伴い、外部接続のための情報出力コネクターの小型化、高機能化が
求められており、こうした部品の技術開発が課題になっている。
そのため、熟練技術者の暗黙知の技術を形式知化し、最適化自動
加工システムを構築し、研削、切削加工技術の高精度・微細化を実
現。これまでになかった微細な0.1mmピッチコネクター用金型の開
発に成功した。
携帯電話充電器の
狭ピッチコネクター
溝と溝の間隔が
0.1mm。(髪の毛の
太さは0.2mm)
②事業化・進捗状況
本事業で培った技術が認識されるに従い、コネクター用金型の依頼
が年々増加し、売上げ累計は6億円を超えている。
事業後も継続した研究開発を重ね、現在は0.05mmピッチの加工
が可能なまでになっており、また、本事業技術の成果が他製品の高
精度化にもつながり売上に寄与するなど、同社の高度な精密金型技
術が家電、医療機器をはじめとした様々な川下産業のものづくりに活
かされている。
狭ピッチコネクター用金型
狭ピッチコネクターハウジング成形品
9
北海道管内の活⽤事例
【事例3】動く測定対象も撮影可能な低コスト3Dスキャニング技術の開発
〜⼿軽な3Dスキャニングで応⽤分野が拡⼤〜 【事業期間:H22〜H23年度】
プロジェクト名:ユーザビリティ向上、低コスト化を実現するための革新的な3Dスキャニング技術の開発
事業管理者:(株)ノア
研究実施者:(株)ノア、鹿児島大学、(地独)北海道立総合研究機構(工業試験場)
①研究開発のポイント
(株)ノアは、茨城県つくば市に本社を置く組み込みソフトウェアの設計等
を行う会社。平成22年に札幌市内に開発拠点を設け、3Dスキャナーの
技術開発を行っている。
3Dスキャナー「hapimo3D」
同社は、従来の3Dスキャナは操作が手軽でない、また、測定対象
が動くモノは撮影が困難という課題に対し、一瞬の撮影で3D情報を
取得する技術(ワンショットスキャン)を開発し、操作性の向上や利用
領域の拡大に貢献した。
②事業化・進捗状況
平成26年6月からデジカメ感覚の低価格な「ハンディ3Dデータス
キャナ」を販売。価格が30万円を切り、ワンショット撮影が可能なもの
としては、世界に先駆けた製品。3Dデータ解析により容易に物体の
表面積や体積などの計測ができるため、医療(義肢装具のデータ生
成等)・農畜産関係(動物の非接触測定等)等での販売促進を図って
いる。 また、本事業をベースに、工場現場等の事故防止・検知シス
テムの研究開発を行うなど、応用分野の拡大を進めている。
デジカメ感覚で
3Dスキャンが可能
※(株)ノアのHP(Hapimo:3Dとは?動画でご紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=_gD1x_gkG_g
10
「中⼩ものづくり⾼度化法」12分野
「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」における指定分野
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/shishin.html
1.デザインに係る技術
製品の審美性、ユーザーが求める価値、使用によって得られる新たな経験の実
現・経験の質的な向上を追求することにより、製品自体の優位性のみならず、製
品と人、製品と社会に相互作用的な関わりも含めた価値創造に繋がる総合的な
設計技術。
7.表面処理技術
バルク(単独組織の部素材)では持ち得ない高度な機能性を基材に付加するため
の機能性界面・被覆膜形成技術。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、ロボット、情報通信・エレクトロニクス、自動車等
輸送機械、産業機械、住宅・構造物・橋梁・道路・資材)
8.機械制御技術
力学的な動きを司る機構により動的特性を制御する動的機構技術。動力利用の
2.情報処理技術
効率化や位置決め精度・速度の向上、振動・騒音の抑制等を達成するために利
IT(Information Technology)(情報技術)を活用することで製品や製造プロセスの
用される。
機能や制御を実現する情報処理技術。製造プロセスにおける生産性、品質やコス
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、ロボット、半導体・液晶製造装置、工
ト等の競争力向上にも資する。
(川下分野:全分野)
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、ロボット、自動車、農業、コンテンツビジネス)
作機械)
9.複合・新機能材料技術
3.精密加工技術
部素材の生成等に際し、新たな原材料の開発、特性の異なる複数の原材料の組
金属等の材料に対して機械加工・塑性加工等を施すことで精密な形状を生成す
合せ等により、強度、剛性、耐摩耗性、耐食性、計量等の物理特性や耐熱性、電
る精密加工技術。製品や製品を構成する部品を直接加工するほか、部品を所定
気特性、化学特性を向上する又は従来にない新しい機能を顕現する複合・新機
の形状に加工するための精密な工具や金型を製造する際にも利用される。
能材料技術。
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報通信機器、ロボット、産業機械・
農業機械)
(川下分野:医療・健康(福祉)、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、エレクトロニクス・情報家電、印
刷・情報記録)
4.製造環境技術
10.材料製造プロセス技術
製造・流通等の現場の環境(温度、湿度、圧力、清浄度等)を制御・調整するもの
目的物である化学素材、金属・セラミックス素材、線維素材及びそれらの複合素
づくり環境調整技術。
材の収量効率化や品質劣化回避による素材の品質向上、環境負荷・エネルギー
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、食品、情報家電、自動車)
消費の低減等のために、反応条件の制御、不要物の分解・除去、断熱等による熱
5.接合・実装技術
効率の向上を達成する材料製造プロセス技術。
相変化、化学変化、塑性・弾性変形等により多様な素材・部品を接合・実装する
(川下分野:医療・健康(福祉)、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報家電・エレクトロニクス)
ことで、力学特性、電気特性、工学特性、熱伝達特性、耐環境特性等の機能を 11.バイオ技術
顕現する接合・実装技術。
微生物を含む多様な生物の持つ機能を解明・高度化することにより、医薬品、エ
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車等輸送機械、住宅・建築物・構造物、
情報通信機器、ロボット・産業機械)
6.立体造形技術
デザインの自由度が高い等、任意の立体形状を造形する立体造形技術。(ただ
し、(二)精密加工技術に含まれるものを除く。)
(川下分野:医療・健康、環境・エネルギー、航空宇宙、自動車、情報家電、工作機械・ロボット、電
池、光学機器)
ネルギー、食品、化学品等の製造、それらの評価・解析等の効率化及び高性能
化を実現するバイオ技術。
(川下分野:医療・健康(医薬品・診断薬産業)、環境・エネルギー、化学品製造産業、食品製造)
12.測定計測技術
適切な測定計測や信頼性の高い検査・評価等を実現するため、ニーズに応じた
データを取得する測定計測技術。
(川下分野:医療、環境・エネルギー、インフラ産業、自動車)
11
お問合せ・申請先窓⼝等
北海道経済産業局 地域経済部 産業技術課
〒060-0808
札幌市北区北8条⻄2丁⽬ 札幌第⼀合同庁舎 5階
電話:【代表】011-709-2311 内線2587、【直通】011-709-5441
FAX:011-707-5324
★参考WEBサイト
中⼩企業のものづくり基盤技術の⾼度化⽀援
http://www.hkd.meti.go.jp/hokis/mono/sapoin.htm
本資料でご紹介している
ものづくり⾼度化法やサポイン事業に関して、
制度活⽤の流れ、事業概要・活⽤事例、
認定実績、補助⾦・委託費の概要、申請様式
などについては、
全て上記WEBサイトに掲載しています。
12