【参考】企業会計基準適用指針第 26 号(平成 27 年 12 月)からの改正点 平成 28 年 3 月 28 日 企業会計基準適用指針第 26 号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」 企業会計基準適用指針第 26 号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(平成 27 年 12 月 28 日)を次のように改正する(改正部分に 下線を付している。)。 改正後 改正前 備考 企業会計基準適用指針第 26 号 企業会計基準適用指針第 26 号 「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」 「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」 平成 27 年 12 月 28 日 改正平成 28 年 3 月 28 日 企業会計基準委員会 平成 27 年 12 月 28 日 企業会計基準委員会 適用指針 適用指針 適用時期等 適用時期等 49. 49. 本適用指針の適用時期等に関する取扱いは、次のとおりとす る。 (1) (略) (2) (1)ただし書きの適用にあたって、早期適用した連結会計年度 及び事業年度の翌年度に係る四半期連結財務諸表及び四半期個 別財務諸表においては、早期適用した連結会計年度及び事業年 度の四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表(以下「比較 情報」という。)について第 49 項(3)①から③に該当する定め を当該年度の期首に遡って適用する。 (3) 本適用指針の適用初年度の期首において、次の定めを適用す ることにより、これまでの会計処理と異なることとなる場合に は、会計基準等の改正に伴う会計方針の変更として取り扱う。 ①~③ (略) 本適用指針の適用時期等に関する取扱いは、次のとおりとす る。 (1) (略) (2) (1)ただし書きの適用にあたって、早期適用した連結会計年度 及び事業年度の翌年度に係る四半期連結財務諸表及び四半期個 別財務諸表においては、早期適用した連結会計年度及び事業年 度の四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表について本適 用指針を当該年度の期首に遡って適用する。 (3) 本適用指針の適用初年度の期首において、次の項目を適用す ることにより、これまでの会計処理と異なることとなる場合に は、会計基準等の改正に伴う会計方針の変更として取り扱う。 ①~③ (略) -1- 字句の 訂正 改正後 改正前 49-2. 平成 28 年に改正された本適用指針(以下「平成 28 年改正適用 指針」という。)の適用時期は、平成 27 年 12 月に公表された本 適用指針と同様とする。 (新 51. 平成 27 年 12 月に公表された本適用指針は、第 326 回企業会計 基準委員会に出席した委員 12 名全員の賛成により承認された。 51. 本適用指針は、第 326 回企業会計基準委員会に出席した委員 12 名全員の賛成により承認された。 51-2. 平成 28 年改正適用指針は、第 332 回企業会計基準委員会に出 席した委員 11 名全員の賛成により承認された。 (新 結論の背景 結論の背景 経 経 緯 設) 設) 緯 55-2. 平成 28 年改正適用指針は、本適用指針を早期適用した場合の 翌年度に係る四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表におけ る比較情報の取扱いの意図を明確にするために、所要の改正を行 ったものである。 (新 適用時期等 適用時期等 119. 119. (略) また、企業の実態をより適切に反映する目的から早期適用を認 めることとし、平成 28 年 3 月 31 日以後終了する連結会計年度及 び事業年度の年度末に係る連結財務諸表及び個別財務諸表から適 用することができるものとした(第 49 項(1)ただし書き参照)。 第 49 項(1)ただし書きを適用する場合、比較可能性を確保する観 点から、早期適用した連結会計年度及び事業年度の翌年度に係る 四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表においては、比較情 報について第 49 項(3)①から③に該当する定めを当該年度の期首 設) (略) また、企業の実態をより適切に反映する目的から早期適用を認 めることとし、平成 28 年 3 月 31 日以後終了する連結会計年度及 び事業年度の年度末に係る連結財務諸表及び個別財務諸表から適 用することができるものとした(第 49 項(1)ただし書き参照)。 第 49 項(1)ただし書きを適用する場合、比較可能性を確保する観 点から、早期適用した連結会計年度及び事業年度の翌年度に係る 四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表においては、早期適 用した連結会計年度及び事業年度の四半期連結財務諸表及び四半 -2- 備考 改正後 に遡って適用することとした(第 49 項(2)参照)。 改正前 備考 期個別財務諸表について本適用指針を当該年度の期首に遡って適 用することとした(第 49 項(2)参照) 。 120. 本適用指針では、適用初年度の期首において第 49 項(3)①から ③に該当する定めを適用することにより、これまでの会計処理と 異なることとなる場合には、会計基準等の改正に伴う会計方針の 変更として取り扱うことを示している。その理由は次のとおりで ある。 (1)~(3) (略) 120. 本適用指針では、適用初年度の期首において第 49 項(3)①から ③に該当する項目を適用することにより、これまでの会計処理と 異なることとなる場合には、会計基準等の改正に伴う会計方針の 変更として取り扱うことを示している。その理由は次のとおりで ある。 (1)~(3) (略) 字句の 訂正 122. 122. (略) この点、本適用指針には、(1)監査委員会報告第 66 号における 表現のみを見直したもの、(2)監査委員会報告第 66 号における考 え方を踏まえた上で取扱いをより明確に定めたもの、(3)監査委 員会報告第 66 号の定めの内容を実質的に変更しているものが含 まれていると考えられるが、示された懸念に対応するために会計 方針の変更に該当する「(3)監査委員会報告第 66 号の定めの内容 を実質的に変更しているもの」を特定することとし、第 49 項(3) ①から③に該当する項目を適用することにより、これまでの会計 処理と異なることとなる場合には、会計基準等の改正に伴う会計 方針の変更として取り扱うこととした(第 49 項(3)参照)。 字句の 訂正 124. 124. (略) この点、会計方針の変更による期首の影響額を把握する項目を 第 49 項(3)①から③に該当する項目に特定することとしたため (第 122 項参照)、当該懸念に対する実務上の負担は相対的に軽 減されているものと考えられる。なお、早期適用する年度の年度 末において第 49 項(3)①から③に該当する項目の適用を検討する 際には、当該年度の期首における当該項目の状況も合わせて整合 字句の 訂正 (略) この点、本適用指針には、(1)監査委員会報告第 66 号における 表現のみを見直したもの、(2)監査委員会報告第 66 号における考 え方を踏まえた上で取扱いをより明確に定めたもの、(3)監査委 員会報告第 66 号の定めの内容を実質的に変更しているものが含 まれていると考えられるが、示された懸念に対応するために会計 方針の変更に該当する「(3)監査委員会報告第 66 号の定めの内容 を実質的に変更しているもの」を特定することとし、第 49 項(3) ①から③に該当する定めを適用することにより、これまでの会計 処理と異なることとなる場合には、会計基準等の改正に伴う会計 方針の変更として取り扱うこととした(第 49 項(3)参照)。 (略) この点、会計方針の変更による期首の影響額を把握する項目を 第 49 項(3)①から③に該当する定めに特定することとしたため (第 122 項参照)、当該懸念に対する実務上の負担は相対的に軽 減されているものと考えられる。なお、早期適用する年度の年度 末において第 49 項(3)①から③に該当する定めの適用を検討する 際には、当該年度の期首における状況も合わせて整合性がとれる -3- 改正後 改正前 ように検討を行うこととなる。 124-2. 平成 27 年 12 月に本適用指針を公表した後、早期適用した企 業において、早期適用した連結会計年度及び事業年度の翌年度に 係る四半期連結財務諸表及び四半期個別財務諸表に対応する比較 情報について、期首に遡って適用する範囲を明確にすべきとの意 見が聞かれた。 この点、当該比較情報については、会計方針の変更として取り 扱われる第 49 項(3)①から③に該当する定めに限って、当該年度 の期首に遡って適用することを、本適用指針の公表時に当委員会 は意図していた。平成 28 年改正適用指針では、この公表時の意 図を確認するために、第 49 項(2)の表現を一部見直した。 備考 性がとれるように検討を行うこととなる。 (新 設) 以 -4- 上
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