No. 031 平成28年度 自治調査会の主な事業 平成28年度も、 当調査会は、 多摩・島しょ地域市町村の広域的・共通課題の調査研究、 市町村共同事業の実施・助成等を 行うとともに市民交流の推進を図り、市町村の振興に寄与する事業を次のとおり実施します。 1. 調査研究事業 ● ● ● ● ● ● 2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける多摩・島しょ地域市町村の取組方策 に関する調査研究【複数年調査】 多摩・島しょ地域におけるスポーツ振興の推進体制に関する調査研究∼スポーツコミッ ションの機能に着目して∼ 基礎自治体における子どもの貧困対策に関する調査研究 誰にも伝わる情報発信に関する調査研究∼ 「やさしい日本語」 を応用した新たな情報発信∼ 基礎自治体によるオープンデータ化と利活用の可能性に関する調査研究 かゆいところに手が届く!ー多摩・島しょ自治体お役立ち情報ー ※調査研究内容の概要は、本紙3月号(№30)をご覧ください。 2. 実 態調査事業 ● 多摩地域ごみ実態調査(毎年度実施) 多摩地域の自治体の清掃事業及びリサイクル事業に関する情報を調査し、基礎的かつ横断的な統計 データを作成します。 ● 多摩地域データブック(毎年度実施) 今後のまちづくりや政策形成の基礎資料として、 「 人口・土地」、 「 産業」、 「 都市基盤」など主要分野の 統計データ集を作成します。 ● 市町村税政参考資料・市町村財政力分析指標(毎年度実施) 多摩・島しょ地域市町村における財政力指数、経常収支比率、公債費比率等の分析指標及び市町村民税 などの調定収入状況等のデータを作成します。 3. 共 同事業 (1)39市町村共同事業 東京都市長会・東京都町村会と連携し、 「多摩・島しょ広域連携活動助成事業」、 「多摩・島しょスポーツ習慣 定着促進事業」及び「多摩・島しょわがまち活性化事業助成事業」 を実施します。 (2) オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」 都内62市区町村が、東京のみどりの保全や温室効果ガス削減への取り組みにおいて連携・共同し、市区 町村や地域の特性に応じた自然環境保護、温暖化防止対策の推進を図るため、次ページの事業を特別区 長会・東京都市長会・東京都町村会・ (公財)特別区協議会とともに実施します。 (3)協賛事業 島しょ地域の子どもたちを対象に実施される 「愛らんどリーグ(サッカー大会)」 及び島しょ地域の振興を目的に 隔年で実施される 「東京愛らんどフェア (島じまん2016) 」 に協賛します。 4. 普及啓発事業 機関紙「ぐるり39 ∼自治調査会だより∼」 やホームページ(http://www.tama-100.or.jp/) などを活用して 当調査会の活動内容を周知するとともに、多摩・島しょ地域に関する情報を発信します。 また、調査研究の成果などを広く周知するために、 シンポジウムを開催するとともに、平成27年度に実施した 調査研究について、多摩・島しょ地域の市町村に出向いて職員向けに調査研究結果のプレゼンテーションを行う 出張フォーラムを実施します。 さらに、市町村職員に向けた行政課題に関する情報提供誌「自治調査会 ニュース・レター」 を発行します。 2 ぐるり39 2016.4 No. 031 理事会・評議員会を開催しました 平成28年2月25日 (木) に、 平成27年度第7回理事会及び第4回評議員会を東京自治会館で 開催しました。今回の理事会・評議員会で決議された主な内容について紹介いたします。 なお、 4月1日現在の理事、 監事、 評議員は、 下記の方々となっています。 1. 平成28年度事業計画及び収支予算 「市町村の行財政等に関する調査研究」や「市町村共同事業の実施及び支援」、 「広域的市民活動 への支援(多摩交流センター事業)」などの事業計画及び収支予算が承認・決定されました。事業内容に ついては、本紙2∼3ページをご参照ください。 2. 理事及び評議員の選任 辞任した理事及び評議員の後任として、 新たに次の2名を選任いたしました。 【 新理事 高野律雄(府中市長) 】 【 新評議員 井澤邦夫 (国分寺市長) 】 3. 諸規則の改正 給与規則の改正を含む3件を提案し、 それぞれ原案のとおり承認・決定されました。 4. 役員・評議員(平成28年4月1日現在) 【役員】 役 職 理 事 長 副理事長 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 監 事 監 事 氏 名 並 木 心 河 村 文 夫 岸 上 隆 石 森 孝 志 清 水 庄 平 高 野 律 雄 渋 谷 金太郎 髙 橋 勝 浩 橋 本 聖 二 前 田 福 夫 邑 上 守 正 坂 本 義 次 所 属 羽 村 市 長 奥 多 摩 町 長 東京都市長会事務局長 八 王 子 市 長 立 川 市 長 府 中 市 長 清 瀬 市 長 稲 城 市 長 日 の 出 町 長 利 島 村 長 武 蔵 野 市 長 檜 原 村 長 氏 名 北 川 穰 一 長 友 貴 樹 石 阪 丈 一 小 林 正 則 大 坪 冬 彦 井 澤 邦 夫 佐 藤 一 夫 高 橋 都 彦 尾 崎 保 夫 丸 山 浩 一 青 沼 邦 和 浜 川 謙 夫 山 下 奉 也 昭 調 町 小 日 国 国 狛 東 西 新 神 八 【評議員】 評 評 評 評 評 評 評 評 評 評 評 評 評 4 ぐるり39 2016.4 役 職 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 議 員 所 属 島 市 布 市 田 市 平 市 野 市 分 寺 市 立 市 江 市 大 和 市 東 京 市 島 村 津 島 村 丈 町 長 長 長 長 長 長 長 長 長 長 長 長 長 No. 031 オール東京62市区町村共同事業 みどり東京・温暖化防止プロジェクト かれん 市町村助成事業紹介 かれんとシーナは、 みどり東京・温暖化 防 止プ ロジェクト の イメー ジ キャラ クターです。 シーナ 「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」 では、 自然環境保護及び地球温暖化防止 についての普及・啓発を目的とする市区町村の自主事業に対する助成を行って います。今月も、 多摩・島しょ地域自治体の助成金活用事業を紹介します。 清瀬市 ❶清瀬市 2015 きよせの環境・川まつり Tama 清瀬市では、 環境の大切さについて、 「来て、 見て、 体験しよう」 をテーマ に市民と行政、 事業者等の協働による環境イベントを毎年7月に開催して います。 会場では、環境に関する取組などの展示、発表、報告、直売などを 実施し、 川のイベントとしてボート遊びや、 いかだコンテスト等も体験でき、 平成27年度は約6500名の方に来場していただきました。 また、 平成27年度は新たなイベントとして川柳コンテストも行い、 環境に 関する川柳を市内小学生、 来場者等に投句していただきました。 【問合せ先】清瀬市水と緑の環境課 TEL:042‒497‒2099 ❷東久留米市 東久留米市環境フェスティバル 東久留米市 Tama 東久留米市では、 毎年、 環境月間の6月に「東久留米市環境フェスティ バル」を開催しています。昨年は市内44の環境団体の皆様にもご協力 いただき、 メインイベントとして、 パネル展示や、竹けん玉・布草履・木の実 人形・ヒンメリ作り、 発電体験ができる手づくりひろばや、 市内を舞台として いる 「河童とクゥの夏休み」の上映会等も開催し、2日間で2226名の方に お越しいただきました。 今年も6月11日、12日に開催を予定しています。手づくりひろばのほか、 楽しいイベントがたくさんあります。ぜひお越しください。 【問合せ先】東久留米市環境政策課 TEL:042‒ 470‒7753 ❸御蔵島村 御蔵島小中学校校庭芝生再生事業 本島の小中学校の校庭は、 急峻で平地をほとんど有しない集落の中で Islands 御蔵島村 唯一平坦な屋外運動場であり、年間を通して学校教育施設としてだけ ではなく、村民運動会やスポーツ振興事業等に広く開放され、活用され ています。 外洋離島として自然環境等も厳しい中で、芝生の安定した管理に対 しては困難な条件も少なくありませんが、 唯一の整備された環境を有効に 活かすべく、 さらなる取組を重ねていきます。 【問合せ先】御蔵島村総務課 TEL:04994‒8‒2121 ぐるり39 2016.4 5 No. 031 多摩交流センターだより 多摩交流センターだより インターネット 放送による 多摩発・遠隔生涯学習講座 NPO法人全国生涯学習ネットワーク・公益財団法人東京市町村自治調査会共催 後援:武蔵野市教育委員会 4・5月開催予定の講座案内 146回 日 時 平成28年4月14日(木) 14:30から約1時間 題 名 近未来社会を見つめて 自分の生涯を決める首席デザイナー 講 師 高原 北雄 氏(NPO法人全国生涯学習ネットワーク会長、 航空宇宙技術研究所(現JAXA)元部長) 内 容 未来社会は現在に比べて急速に技術進化が進み、 経済構造や社会構造を激変させ始めようとして います。そのため、未来社会と自分自身の学習を どのように進めるべきかについて、いくらかでも 伝えられればと考えています。 147回 (木) 14:30から約1時間 日 時 平成28年5月12日 題 名 「しぐさ」に見る江戸町衆の生き方・考え方 講 師 上田 誠 氏(江都町衆思草承伝会主宰) 無料(ただし資料代100円) ○受 講 料 多摩交流センター 第2会議室(申込みは必要ありません。直接会場にお越しください。) ○メイン会場 ○サテライト会場 武蔵野市かたらいの道 ○ライブ中継・VOD視聴について 多摩発・遠隔生涯学習講座のホームページ (http://zsgn.dp-21.net/tsgn/) から無料で、 当日の講座の視聴 (ライブ中継) や過去の講座を視聴(VOD視聴) することができます。 問合せ先:TEL 070-2648-3520 (高原) TEL 0422-52-0908 (菅原) D ry ona dicti Wide Variety of Subjects 特定非営利活動法人 東京雑学大学 平成28年 5月講義案内 (会員は受講料無料・会員外は5月12日を除き、 1回につき500円) 番 号 日 時 講義テーマ 第1036回 5月5日 (木・祝) 14:00から 間近です! 衣類の新洗濯表示 第1037回 5月12日 (木) 14:30から 「しぐさ」 に見る江戸町衆の 生き方・考え方 第1038回 5月19日 (木) 14:00から 顔の社会現象学∼ 顔は人生の表街道である 濱口 晴彦 氏 西東京市民会館 (早稲田大学名誉教授、文学博士) (西武新宿線田無駅北口 徒歩8分) 第1039回 5月26日 (木) 14:00から 太田道灌の史跡∼ 伝承地200ヶ所を探訪して 尾崎 孝 氏 西東京市民会館 (NPO法人太田道灌顕彰会理事) (西武新宿線田無駅北口 徒歩8分) ※ 教 授 教 場 工藤 千草 氏 田無公民館 (消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士) (西武新宿線田無駅南口 徒歩3分) 上田 誠 氏 (江都町衆思草承伝会主宰) 遠隔視聴(サテライト) 会場 武蔵野市かたらいの道 (JR三鷹駅北口 徒歩3分) ☆申込みは必要ありません。直接会場にお越しください。 ※第1037回は、第147回多摩発・遠隔生涯学習講座と共同で実施します。 メイン会場は多摩交流センターです。 [問合せ先] TEL 042-465-3741(浅田) TEL 0422-52-0908(菅原) 6 ぐるり39 2016.4 多摩交流センターだより No. 031 イ ベ ント紹 介 「第4回アンサンブルフェア」―響かせよう絆のハーモニー― (土)13:30∼17:00 日 時 平成28年4月9日 会 場 東大和市民会館ハミングホール・小ホール(西武拝島線東大和市駅 徒歩7分) 内 容 歌声で街を元気にしたい!この街にコンテスト形式の声楽イベントを立ち上げたい! という想いで始めたフェアも4回目を迎えます。参加者を集めるためにスタッフ一同 試行錯誤しながら手作りしてきました。 「競いあうのではなく、称えあいたい」の理念 を理解して参加してくださる団体が増えているのは、嬉しい限りです。来場の方たち にも 「緊張感と高揚感でワクワクする」 と好評です。 演奏終了後、 著名な審査員 (音楽研究家磯山雅司氏、 声楽家高橋薫子氏) に厳正で温かい 審査をしてもらい、 最優秀賞1、 優秀賞2、 審査員賞2、 会場の人の投票による聴衆者賞1 を発表し、 表彰式を行います。 審査中に前年度最優秀団体とゲストによる演奏があります。 入場料 1000円 主 催 アンサンブルフェア実行委員会(代表 河本順子) (河本)、TEL 090-1773-8897 (本荘) 問合せ TEL 042-564-0173 奥 多 摩セラピーウォーク 平成28年4月29日 (金・祝) JR奥多摩駅前 受付時間:9:00∼11:00 JR奥多摩駅∼奥多摩むかしみち∼奥多摩湖(約10㎞4時間のコース) 町内に5つあるセラピーロードの1つで、今も随所に昔そのままの姿が残る奥多摩 むかしみちを歩くイベントです。 コースの途中では名人・達人ガイドによる名所案内、 ゴールとなる奥多摩湖では参加者全員に、 豚汁、 奥多摩特産品、 湯めぐり割引証として 使える完歩証のプレゼントがあります。 また、 奥多摩の特産品を集めた物産展とクラフト フェアも同時開催しております。 参加費 500円 主 催 セラピーウォーク実行委員会 (奥多摩町観光産業課内) 問合せ セラピーウォーク実行委員会事務局 TEL 0428-83-2295 http://www.town.okutama.tokyo.jp/ 日 時 受付場所 コース 内 容 府中駅北第2庁舎6F (公財)東京市町村自治調査会 多摩交流センター 多摩交流 センター 〒183-0056 府中市寿町1-5-1 府中駅北第2庁舎6階 TEL042-335-0100 FAX042-335-0127 ホームページ http://www.tama-100.or.jp/ (当調査会ホームページ内にコンテンツがあります) けやき 並 木 通 り 武蔵府中 郵便局 「多摩交流センターだより」の問合せ先 信託銀行 寿町一丁目交差点 甲州街道(国道20号線) 府中グリーンプラザ ☆多摩交流センターは、広域的市民ネットワーク活動の支援、多摩地域市民交流の場の提供等 を目的として活動しています。 スカイナード 府中駅 京王線 至新宿→ ←至八王子 大國魂神社↓ 編 ご注意:駐車場はありません。 集 後 記 ○ 桜満開、春爛漫の今日、皆様の職場や地域では、新しい メンバーを迎えて、新たなスタートを切ったことと思います。 発足30周年を迎える当調査会でも、新たな職員とともに 各事業に取り組んでまいります。 ○ さて、 本紙3月号で紹介したとおり、 当調査会は東京TAMA タウン誌会と共催で、多摩地域で活動する多くの市民団体の 参加をいただき、シンポジウム・交流会「市民ネットワーク 活動のこれまでとこれから」 を開催しました。 市民団体は、 『地域の課題には地域住民が向き合い、支え る』 という理念のもと、 それぞれに地域の魅力向上を図る活動 を行っています。 ○ シンポジウムでは、大学生による地域と連携したボラン ティア活動や地域に根ざした市民活動として子育て世代の 孤立化防止にかかる活動や、 高齢者・障害者・地域住民が交流 できる場づくりなどの活動が報告されました。 また、参加団体によるワークショップでは、 活動を継続する うえでの課題(活動資金、後継者・人材育成、ネットワーク 強化等)について広範な意見交換が行われました。 ○ 意見交換を通じて印象に残った点は、多摩地域では、 これ までの趣味・教養活動にとどまらず、地域社会の課題解決に 向けて取り組む団体が増えてきていること、 また、 「これまでの 経験や知識を地域に還元していく」 という高い市民意識を 持って活動している方が多いことです。ワークショップ等を 通じて、寄せられたご意見の中には、活動を支援してきた 当調査会への期待もありました。 ○ こうした期待に応えられるよう、当調査会多摩交流セン ターは、 多摩の地域課題の解決に向けて取り組む市民団体が ネットワークを強め、広域での市民活動が推進されるように、 支援の充実に務めてまいります。 ○ 今後も当調査会の調査研究や市民活動支援等を通じて、 多摩・島しょ市町村に有益な情報を提供していきたいと思って います。 本年度もどうぞよろしくお願いします。 (M.M) ぐるり39 2016.4 7
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