「学会認定専門医研修プログラムとの違い」(ppt)

学会認定専門医研修プログラムとの変更点
2015/12/18 改訂
認定審査機関の違い
学会認定 研修プログラム
機構認定 研修プログラム
• 日本麻酔科学会認定審査委員
会で審査
・麻酔科学会事務局で事前審査
<1次審査>
• 日本専門医機構 麻酔領域研
修委員会で審査
<2次審査>
• 日本専門医機構 研修施設評
価・認定部門で審査
• 承認
• 承認
構成施設名称の違い
学会認定 研修プログラム
機構認定 研修プログラム
• 研修プログラムの主となる施設
責任基幹施設
• 研修プログラムの主となる施設
専門研修基幹施設
・研修プログラムに参加する施設
基幹研修施設
関連研修施設
・研修プログラムに参加する施設
専門研修連携施設A
専門研修連携施設B
病院群の構成の違い
学会認定 研修プログラム
・単独でのプログラムの形成が可能
機構認定 研修プログラム
・病院群を構成することが必須
施設基準の違い
学会認定 研修プログラム
機構認定 研修プログラム
責任基幹施設
専門研修基幹施設
(1) 麻酔科管理症例が年間500 例以上あること
(1)麻酔科管理症例が年間1,000例以上あること
(2) 複数の外科系診療科があること
(2) 複数の外科系診療科があること
(3) 1 名のプログラム責任者(麻酔科指導医(以
下,「指導医」とい
(3) 麻酔科を標榜しており,専門研修指導医の資格を持つ部門長,診療責任者ないしそれ
に準ずるものがいること.原則として,麻酔部門長または麻酔科診療責任者が研修プログ
ラム統括責任者となる.
う.)の資格を持つ部門長,診療責任者ない
しはこれに準ずる
もの)がいること
(4) 麻酔科管理症例1,000 例に対して1 名の指
導医または麻酔
科専門医(以下,「専門医」という.)が在籍す
ること(1,000 例
(4) 麻酔科管理症例1,000 例に対して1 名の専門研修指導医が常勤医として在籍すること
(1,000 例以下の施設でも最低1 名の在籍が必要)
(5) プログラム内の専門研修連携施設A,Bと合計して,各専攻医あたり必要な研修を行う
のに十分な症例数ならびに,下記に定められた特殊な麻酔管理を必要とする症例数が確
保できていること.また施設単独でも下記条件のうち少なくとも2項目は所定の症例数を上
回ること
・小児(6歳未満)の麻酔 25症例
・帝王切開術の麻酔 10症例
以下の施設でも1 名以上は在籍すること)
・心臓血管外科の麻酔 25症例
(胸部大動脈手術を含む)
(5) 日本麻酔科学会の定める認定病院であるこ
と
・胸部外科手術の麻酔 25症例
・脳神経外科手術の麻酔 25症例
(6) 日本専門医機構の麻酔科領域研修委員会の定める認定病院であること
(7) 研修内容に関する監査・調査に対応できる体制があること
(8) 初期臨床研修の基幹型臨床研修病院の指定基準を満たすこと
施設基準の違い
学会認定 研修プログラム
機構認定 研修プログラム
基幹研修施設
専門研修連携施設A
(1) 麻酔科管理症例が年間500 例以上あること
(1) 麻酔科管理症例が年間500 例以上あること
(2) 麻酔科管理症例1,000 例に対して1 名の指導医または専門
(2) 麻酔科管理症例1,000 例に対して1 名の専門研修指導医が常勤医
医が在籍すること(1,000 例以下の施設は1 名在籍すること)
(3) 1 名の研修プログラム管理者(指導医または専門医の資格を
持つ部門長,診療責任者ないしはこれに準ずるもの)がいること
(4) 認定病院であること
として在籍すること (1,000 例以下の施設でも最低1 名の在籍が必
要)
(3) 1 名の研修実施責任者(専門研修指導医)がいること
(4) 日本専門医機構の麻酔科領域研修委員会の定める認定病院であ
ること
※専門研修連携施設Aは,複数の研修プログラムに専門研修連携施設A
またはBとして参加することがで きる.
関連研修施設
(1) 1 名の研修実施責任者がいること
(2) 認定病院であること
* 関連研修施設での研修は,原則として2 年を超えないものとする.
専門研修連携施設B
(1) 1 名の研修実施責任者(専門研修指導医)がいること
(2) 日本専門医機構の麻酔科領域研修委員会の定める認定病
院であること
※専門研修連携施設Bでの研修は,原則として2 年を超えない
ものとする.
専攻医の経験症例の違い
学会認定 研修プログラム
通常の全身麻酔・硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔・神経ブロックの
症例経験に加え,下記の所定の件数の特殊麻酔を担当医として
経験する.ただし,帝王切開手術,胸部外科手術,脳神経外科手
術に関しては,一症例の担当医は1名,小児と心臓血管手術に
ついては1症例の担当医は2名までとする.
機構認定 研修プログラム
研修期間中に600例以上の麻酔科管理症例(局所麻酔を含
む)を担当医として経験する.さらに,下記の特殊な症例に関し
て,所定の件数の麻酔を担当医として経験する.
・帝王切開術の麻酔 10 症例
帝王切開手術,胸部外科手術,脳神経外科手術に関しては,
一症例の担当医は1人,小児と心臓血管手術については一症
例の担当医は2人までとする.研修プログラムは下記の特殊な
症例に関して,各専攻医の経験必須症例の年次毎の到達目
標数を明確にすることが望ましい.
・心臓血管手術の麻酔 25 症例
・小児(6歳未満)の麻酔 25症例
(胸部大動脈手術を含む)
・帝王切開術の麻酔 10症例
・胸部外科手術の麻酔 25 症例
・心臓血管外科の麻酔 25症例
・小児(6 歳未満)の麻酔 25 症例
・脳神経外科手術の麻酔 25 症例
(胸部大動脈手術を含む)
・胸部外科手術の麻酔 25症例
・脳神経外科手術の麻酔 25症例
卒後臨床研修時の症例の扱い
学会認定 研修プログラム
卒後臨床研修修了後6ヶ月以内に研修開
始登録を行った場合には,卒後臨床研修開
始時まで遡って登録したとみなし,卒後臨床
研修中の研修期間,経験症例を加えること
ができる.この場合に認められる研修は日
本麻酔科学会が認定した研修プログラムに
おいて選択必修で麻酔科研修をした間に実
施され,プログラム責任者の承認を得た研
修に限る.
機構認定 研修プログラム
基本的には,研修プログラム外の施設での
経験症例は算定できないが,地域医療の維
持などの目的のある場合において,研修プロ
グラム外の施設であっても,研修プログラム
管理委員会が認めた認定病院において卒後
臨床研修期間の2年の間に経験した症例のう
ち,専門研修指導医が指導した症例に限って
は,専門研修の経験症例数として数えること
ができる.
受け入れ定員数の扱い
学会認定 研修プログラム
プログラムに所属する全専攻医が到達目標
で定めた経験すべき症例数を担当できるように
専攻医の上限数を定める.
機構認定 研修プログラム
プログラムに所属する全専攻医が到達目標で定めた経験すべき症例数を担
当できるよう各研修ブログラムにおいて研修可能な専攻医の上限数を定める.
この数は,プログラムを構成する専門研修基幹施設ならびに,専門研修連携施
設(A,B)の麻酔科管理症例数に基づく.複数のプログラムを兼ねている施設は,
それぞれのプログラムにどの程度症例を割り当てるかを明確にする.
現状では,麻酔科は麻酔診療の需要が逼迫し,専門医の養成のニーズが高
いことから,当面は専門研修指導医1名が指導できる専攻医の数は合計4名を
上限として育成を行う.指導医1名につき、各年度1名 合計4名とする.複数の
研修プログラムに属している施設に専門研修指導医が所属している場合は,指
導する専攻医の総数がプログラム間で重複しないように上限を計算をする.日
本全体での専攻医の各年度の定員は1,000名を上限とする.
また,学会専門医を更新されていない医師は、専門研修指導医となれません
がプログラム内の施設で,当該専門医のみで運営されている施設は,該当施設
から1名を別紙4の役割欄に「仮申請」と記載ください.審査対象とします.
また,専門研修基幹施設の申請を予定している施設で,学会専門医
を更新されていない医師を入れないと認定基準を満たすことが難しい
場合も同様に別紙4に該当医師情報を記載の上,役割欄に「仮申請」と
記載ください.審査対象となります.
専門研修指導医について
整備基準36:
専門研修指導医とは,麻酔科専門医の資格を持ち,十分な診療経験を有し,かつ専
攻医への教育指導を適切に行える能力を持つ者である.麻酔科専門医としての資格更
新を1回以上行う,またはそれと同等と考えられる実績を積んでいることが要求される.
具体的には,専門医の資格更新を行っていない者に対しては,麻酔科領域研修委員会
の指定する教育に関する講習会を受講していることが求められる.
また,専門研修指導医は麻酔科研修プログラムに所属していると認められるには、プロ
グラム内で週3日以上麻酔および麻酔科関連領域の業務に従事していることが必要と
なる.複数のプログラムに関わっている場合には,その業務量により人数が案分される.
今年度の申請では,学会専門医を1回以上更新しているもの、または学会指導医を専
門研修指導医と読み替える.