実験公開 ワイヤー移動式汎用橋梁点検ロボット 「ARANEUS」による目視点検支援システム 2015/10/09 橋梁維持管理ロボティクス研究会 ARANEUS:アラネウス(オニグモ) ロボティクス:ロボット工学 1 市町村の橋(紫色)が多い。 市町村には技術者が不足、 予算も不足 国土交通省のホームページ資料に追記 2 国土交通省:予防保全、鋼橋(上部構造)の損傷事例に一部追記http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/ yobohozen/yobo3_1_1.pdf 3 「橋梁維持管理ロボティクス研究会」 発足とその背景 • 橋梁の老朽化:事故の発生、通行止め、通行制限発生 • 国内に約70万橋梁:適切で持続的な管理が必要 • 点検業務+長寿命化工事が実施 • 点検業務は2014年から5年ごとの義務化(近接目視) • 市町村など小規模な橋梁管理機関で、技術者・財源不足 各種産業でロボット技術を活用 橋梁の点検支援にロボットの導入 安全安心な橋梁の提供で社会貢献 出典:米国ミネアポリス橋梁崩落事故に関 する技術調査団:同報告(平成19年10月) 「橋梁維持管理ロボティクス研究会」 発足 2015/06/30 会長 副会長 長谷川 明(八戸工業大学) 月永 洋一(八戸工業大学) 幹事長 金子 賢治(八戸工業大学) 副幹事長 藤澤 隆介(八戸工業大学) 監査 迫井 裕樹(八戸工業大学) 幹事 勝山 真規(TTES)、加藤 雅彦(長大)、橋詰 豊(八戸工業大学) 顧問 塩井 幸武(八戸工業大学) 4 ワイヤー移動式汎用橋梁点検ロボット「ARANEUS」による目視点検支援システム ~ 橋梁目視点検支援システムの現場検証 ~ [概要] 近年,橋梁の長寿命化のために点検・検査業務の効率 化・省力化・経済性向上に貢献できる点検ロボットの開発 が期待されている.橋梁の下には,河川だけではなく車道 が存在しており,第三者被害を防止するためにも,ロボット の「落下」は許されない.そこで,本研究では,ロボットに ウィンチを搭載したワイヤー移動式の橋梁点検ロボットを 提案する.本方式を適用することで大きなペイロード(積 載量)を確保し,高精度なセンサ・カメラを搭載することを 可能にしている. 既に,平成27年9月12日に青森県八戸市の新井田橋に おいて運用試験を実施し,本システムの有効性を確認し ている. 応募者:八戸工業大学 共同開発者:株式会社TTES,株式会社長大 [写真・イメージ] カメラ ウィンチ ワイヤ 点検状況 ジャイロ センサ [特徴] Ø 最低人数2名程度で検査業務の実施が可能 Ø 大ペイロードを活かし重いセンサ・カメラ(高精度)を搭 載可能 Ø 8本のワイヤで橋梁に固定しているため,電源を喪失し ても落下せず,フェイルセーフを確保 Ø ロボットアームを取り付けることによって打音・洗浄・簡 易修繕等多様な検査業務に展開可能 電源,制御PC 通信機器 ARANEUS 7m程度離れた場所からの撮影画像 問い合わせ先:八戸工業大学 土木建築工学科 金子賢治 Tel:0178-25-8066(直通) Mail: kaneko@hi-‐tech.ac.jp 上記不在の場合は,社会連携学術推進室 Tel:0178-25-8005 Mail: kohno@hi-‐tech.ac.jp 5 新井田橋予備実験 2015/09/12 床版 (車道の舗装の下) 支承 橋台(橋と陸 地の間) 高欄 橋桁 (青色) 橋脚 治具4本 橋台(橋と陸 地の間) 橋桁(青色) 支承 ひび割れ(クラック) をノートパソコン画面 で観察・撮影 橋台 ロボット 6
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