アライアンスサプライヤーガイド(ASG) 1.4版改訂内容説明会 2005.11.21 日産自動車株式会社 説明内容 ごあいさつ ・Q3-3-3+の概要 ・Global SQAについて ・SSC結果/NQA実施概要 ・今後の取り組み ASG 適用状況 ASG1.4版 改訂内容 ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版 適用時期 [2] Value-UpとQuality333+の関係 Value-Up Quality 3-3-3+ ■Infiniti CH グローバル展 ■ 高級車の品質向上 開 ■LCC グローバル展開 ■ サプライヤにおける ■ジオグラフィカル EXPANSION ■小型商用車のビジネス拡大 部品品質の確保 ■ グローバル生産拠点、 販売地域での品質確保 [3] Quality 3-3-3+ Quality 3-3-3+ ■ 各セグメント; TOP3 必達 ■ 高級車; TOP2(トップレベル) ■ 大幅なワランティーの削減 [4] Q333+での重点活動 耐久信頼性(DQR) 初期品質(IQS/PQ) プ ロ ジ ェ ク ト 品 質 マ ネ ジ メ ン ト 開 発 Global Quality Team Leader(GQLT)活動 PQDによるプロジェクトマネジメント SQAによるサプライヤに対する品質保証活動の強化 出荷前走行確認(PSQC) AVES評価 製 造 市場品質 マネジメント 量産移行判断会・出荷判断会・品確会 インライン検査充実・初期流動管理強化 新感性品質(PQ)評価 信頼性比較評価プログラム(RCEP) 市場品質情報解析(FQIA) [5] Global SQA Supplier Quality Assu Global-SQA業務分担 ASEAN EUR US NML-SQA @ NTC NE-SQA NE-SQA NTCE @atNTCE S S S S GNX-SQA China S DFL SQA S S Egypt Plant S S NSEA/SNA Other, SQA GOM KD PLANT QA NNA-SQA @ NTCNA S S S S S Other, NMEX QA GOM S KD PLANT QA [6] SQAの役割 購入品の開発 品質保証活動 購入品の生産 品質保証活動 SQA サプライヤに対する品質保証強化活動 GNX Region Key Item 標準化と新規システムの確立 ANPQP,グローバルシステム サプライヤ品質目標設定 方針展開,個別目標 品質指標モニタリング,表彰 SSC,NQA サプライヤ品質評価・選定 ASES,RFQ-Qfile サプライヤ品質改善指導支援 Quality improvement (ASES,IQS…etc) ANPQP運用状況監査 ANPQP Validation [7] Supplier Score Card(SSC)による取り 組み FY04結果及び目標(日本) サプライヤ数 FY04実績 70.4pt FY07目標 73pt 04 実績 07年度到達イメージ ソーシングへの 反映を検討 日産品質賞 候補 0 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 100 SSCスコア [8] 2005 グローバルアワード [9] SSC結果による日産の取り組み 各品質指標の改善活動を推進し SSCのスコアアップを達成する 重要品質問題 市場クレーム 納入不良 対策期間 題:14日 ANPQP遵守状況 0件 個別目標値の達成 個別目標値の達成 設計問題:21日,製造問 ANPQP要求に基づく帳票提出 [10] 期限遵守等の対応 説明内容 ごあいさつ ASG 適用状況 ASG1.4版 改訂内容 ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版 適用時期 [11] 適用状況 ’01/4よりNMLで適用を開始し、適用を拡大してきた ’00 ’01 発行 Ver. 1.1Ver. 適用 ’00/7 R/N共通 要求事項 ‘ASG’発行 ’02 ’03 ’04 1.2Ver. 1.3Ver. ’05 ・・・ 1.4Ver. ’01/4 NML適用 (フェーズ3: Sロット以降、フェーズ5: 全車) 4大拠点適用開始 サプライヤ説明会 GOM拠点適用開始 [12] 適用状況 サプライヤ各位に適用遵守して頂いております。 但し、一部にASGが十分に機能していない 事例があり、更なるASGの適用徹底を お願いしたい。 [13] 事例 1 変更管理が不十分(設計変更管理) Tier1や日産へ連絡無しに 設計変更が行われた ISO/TS16949 7.3.7 『設計・開発の変更管 理』が遵守できていない。 [14] 事例 2 変更管理が不十分 (工程変更管理) 変更品のハード面の機能は確認して いたが、ソフト面の確認は行なって いなかった サプライヤー社内での工程変更の運用基準が ANPQP 5.4 工程変更を遵守できていない [15] 事例 3 変更管理が不十分 (作業者教育) 変更後の条件管理が 徹底できていない ISO/TS16949 6.2.2.3 『業務を通じた教育・ 訓練(OJT)』が遵守できていない [16] 量産承認申請書(PSW) 提出状況 100 80 提 出 60 率 ( % 提出期限 目標イメージ B30 Y50 40 ) 20 0 -25-20-15-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 [17] 提出期限からの日数(日) PSW納期遵守特別活動 (C25) 目的 ・PSW納期遵守率の向上 ・活動を通じ、納期遵守のための方策の確立 活動内容 1) サプライヤーの社内管理の仕組み整備 ・日程管理責任者の設置 ・日程管理手順・ツールの整備/改善 2) PSW提出進捗管理の仕組み強化 ・マイルストーン報告と、遅れが予想される場合の納期調整 ・帳票管理リストによる督促メールの活用 [18] PSW納期遵守特別活動 (C25) 結果 100 80 提 出 60 率 ( % 40 提出期限 目標イメージ 量産承認申請提出状況 B30 Y50 ) 結果 C25 : 68.7% 20 0 -25-20-15-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 [19] 提出期限からの日数(日) PSW納期遵守特別活動 (C25) サプライヤー内の活動効果 1) 品質 ・工程能力をイベント毎に取ることにより、工程能力改善の PDCAサイクルを回せるようになった ・ポカや欠品が減少(物納までの時間的余裕の活用) 2) スピード ・社内納期前倒しによる品質見極めのサイクルが確保 できた →不具合時に対策サイクルを回す余裕ができた 3) マネージメント ・社内の納期意識の向上 ・管理部署のPSW進捗管理の強化 [20] ASG遵守活動強化 量産時のサプライヤー監査基準の見直し ASAS-P(Alliance Supplier Audit Standard in Production phase) とは? 量産段階におけるサプライヤーのQMS・工程・製品を、 ASGに基づき監査するルノー・日産共通の基準 ASAS-P 日産; 量産段階のASG (ANPQP+ISO/TS) の 遵守状況を確認 サプライヤー; ASAS-Pに 基づいた自主監査の実施 旧 定期工程 製品監査 QMS監査 工程監査 製品監査 トレーサビリティ A S G QMS監査 工程監査 製品監査 トレーサビリティ [21] お願い 今後とも、ASGの適用徹底をお願い致します。 尚、ASG適用状況については、本年度より実施し ているASAS-Pにて継続的に確認させていただ きます。 [22] 説明内容 ごあいさつ ASG 適用状況 ASG1.4版 改訂内容 ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版 適用時期 [23] ASG 1.4版改訂の考え方 1. ルノー日産で個別要求になっている項目の 共通化 2. 現状の問題点の振り返りに基づく、 品質保証上必要な要求事項の更なる明確 化 3. 開発期間短縮に伴う要求事項の明確化 4. その他改訂事項 [24] ASG 改訂内容 - 1 (ルノー日産共通化事 項) 安全に関わる要求については、個別要求でルノー/日産それぞ れ 規定しているが、共通項目として明確にしたい。 「予測できる潜在的な安全にかかわる問題をすべて明確化し、 予防措置を取ることを要求する」と明記 (1.1 製品/工程の基本構想(設計/開発計画) はじめに) ルノー/日産は、サプライヤーがANPQPを正確に適用し、 予測できる潜在的な安全に関わる問題をすべて明確化し、 製品の使用時にそのような問題が起こらないことを保証 するための予防措置を取ることを要求する。 [25] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確化) 日本市場向け車両部品に関する要求項目の明確化 →日産特別特性(日本市場向け車両部品に対する要求)の ページを新設 (付属A: ルノー日産個別要求) [26] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確 化) モジュールの構成部品に対する要求追加 (1) ・ モジュールの構成部品を製造する二次サプライヤーを明確化する ことを要求 → 二次サプライヤーリスト帳票を工程フロー図に添付して提出 (2.12 事前工程フロー図、3.3 工程フロー図 要求レベル フォームはフリー、ガイドに必要項目記載) 2.12 事前工程フロー図、3.3 工程フロー図 要求レベル モジュール部品(CPM, FEM等)の場合、「二次サプライヤーリスト」 をこの帳票に添付すること。 ルノー/日産から要求がある場合、「二次サプライヤーリスト」には、 Tier2のみならず、構成部品を製造するサプライヤーを含めること。 [27] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確 化) モジュールの構成部品に対する要求追加 (2) ・ 特別特性を含むモジュール構成部品に対し、一次サプライヤーが 管理計画書等の特別特性の保証に関連する品質帳票を提出す る ことを要求 付属A ルノー日産個別要求; 日産インポータント部品(インポータントA、 インポータントB及びOBD要求事項) 特別特性を含むモジュール部品の場合は、Tier1によるアセンブ リ、及びTier2によりサブアセンブリされる部品の特別特性の保 証に関連する品質帳票を、Tier1サプライヤーが提供しなければ ならない。(例:管理計画書、検査報告書、工程能力検討データ、 サプライヤーテストレポート) [28] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確化) 1) 不具合の原因追求が真因まで至っていないので強化したい。 2) 再発防止対策報告書に暫定対策の記述が無く、恒久対策 までの品質保証内容が確認できない 1) ナゼナゼ分析補助シート事例を追加 2) 暫定対策内容記述欄追加 (5.7 不適合品の管理、個別要求;不適合品の管理) 再発防止対策報告書 [29] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確 化) RFQで契約した製造場所を、試作時に変更したいと申請するサプ ライヤーが増えている。 →試作時点で製造場所が変更になると、立上りまでの品質確保が 難しい 契約した製造場所と同じ場所で試作を行わなければならないこと を明確化(フェーズ4 正規工程 はじめに) 重要事項 ・“正規工程”用の製造場所は、サプライヤー決定時に合意された 場所と一致していなければならない。 [30] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確化) 工程変更/製造場所移設に対するリスク分析とその対応の 検討内容を確認したい。 →これらに関わる不具合が発生しているため 工程変更申請書/製造場所移設 申請書フォームに、工程を変更 することによる懸案事項と その対策記入欄を追加 (5.4 工程/製造場所変更管理 帳票) [31] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確 化) 設計変更申請書の合意を納入可と誤解し、 量産承認を得ずに(提案図変更の場合は、手配が出る前) 変更部品納入するケースがあったため、要求を明確化したい 「変更申請合意後(提案図変更の場合は手配後)、量産承認を得る」 内容に日産判断欄を変更(NMLのみ) (’05/2/24, 25に展開済) 5.5 設計変更 申請書帳票 [32] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確化) お客様への迷惑度を最小限にするために、特別特性を持つ部品の 対象ロット検索時間目標をANPQPで規定したい 「2時間以内をターゲットに検索出来ること 」とロット検索時間を追 加 (付属A ルノー日産の個別要求; 特別特性(インポータント部品/OBD) 要求事項ⅷ) インポータントA、インポータントB及びOBD 要求事項 ⅷ インポータント及びOBD部品に関してサプライヤーは、 ロット管理/トレーサビリティーの基準を持つこと。この基準により、 迅速で正確なロット検索が可能となること(2時間以内をターゲット に検索出来ること)。またこの基準は、製造の重要性に基づくこと が望ましい。例: 製造日、シフト、組付け工程、出荷。 [33] ASG 改訂内容 - 2 (要求事項の明確 化) 帳票の提出時期・提出レベルを適切化 (主な帳票のみ記載) 管理計画書/付図 量産承認時点での承認ではサプライヤーの管理計画書の 完成度が低く、フォローに時間がかかる →承認時期を PT1に変更(以後、変更に応じて承認) 初期流動活動計画書 量産承認時に活動計画の確認を行うことを標準化している →量産承認時の提出を、 要求されたら提出→アセスメントレベルM, Hは必ず提出 に変更 [34] ASG 改訂内容 - 3 (開発期間短縮に伴う要求事項の明 確化) 開発短縮プロセスに関わる要求を追加 1) Phase1 基本構想時点で、設計目標を達成する為の特性を 明確にしたい 2) 開発短縮プロセス用のテストレポートを設定したい 3) RFQ時に日産が指定したCADソフトを使用することを強調して 要求したい 1) Phase1でQFD帳票を提出要求(日産から要求があれば提 出) 2) サプライヤーデジタルテストレポート新規設定 →Phase2で提出(日産から要求があれば提出) 3) 2.6 製品の技術仕様書/図面:要求事項に以下の文言を追 加 「CADデータ が、サプライヤー決定時にルノー/日産と [35] 合意された正しいフォーマットでルノー/日産に提出される ASG 改訂内容 - 4 (その他の改訂内容) ルノー/日産個別のPhase4帳票提出要求へのリンクボタンを 分かりやすく表示 [36] ASG 改訂内容 - 4 (その他の改訂内容) サプライヤーマスタースケジュールの記入例を、各イベント毎に 詳細に記載するように充実させた [37] ASG 改訂内容 - 4 (その他の改訂内 容) ANPQP記載の用語がわからないので詳細な説明が欲しい 用語集の充実 [38] 説明内容 ごあいさつ ASG 適用状況 ASG1.4版 改訂内容 ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版 適用時期 [39] ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版は、正式には 弊社とサプライヤー様との WEBサイト「サプライヤー ポータル」での展開となります。 本日、CD-ROMをお渡し 致しますが、あくまで仮版と なります。 正式版は「サプライヤー ポータル」にてご確認ください。 [40] 説明内容 ごあいさつ ASG 適用状況 ASG1.4版 変更内容 ASG1.4版 展開方法 ASG1.4版 適用時期 [41] ASG1.4版 適用時期 ASG1.4版は、以下の手順による適用をお願い致します。 移行期間 : ~ ’05/12 本適用 : ~ ’06/1 北米、欧州(適用 ’05/12~)については、 それぞれの責任部署より別途展開いたします。 [42]
© Copyright 2024 ExpyDoc