導入までのプロセスおよび理由 価格相場情報サービス向けに導入を決定、さらにBIツールとしても採用を検討 価格相場情報に関する分析を担当していた児島氏は、処理能力向上を図るために新たな分析ツールの選定を進めていた。そこで候補にあがった のが「QlikView」 。他社ツールとの比較検討を行い、実データ30万件の分析を評価版で試していただいたうえで導入決定に至った。また、その評価 段階で、処理能力の高さに加えてプレゼンテーション機能や表示画面の一覧性の良さを確認できたことで、全社的な営業データの分析と活用にも 有効ではないかとの評価をいただき、 B Iツールとしての段階的な導入にもつながった。 日立INSの「QlikView」 を総合的に評価したポイント Point Point Point 問い合わせへのレスポンスの早さ じっくり検討できた評価期間の長さ データの2次利用、 3次利用が可能な応用性 「QlikView」の情報を集めたうえでその導入について問い合わせたところ、他社の営業と比べ、レスポンスが 素早かった。またその後の評価期間では、日立INSの豊富なノウハウと迅速な対応で安心して評価ができた。 他社ツールは評価期間が短かったが、 「QlikView」にはそのような制約がなく、 4か月にわたって 実データの処理を行いながら処理能力や操作性を納得いくまで確認できた。 当初は、価格相場情報のためのアルゴリズムを検証する際の処理能力を重視していたが、 それに加えて分析したデー タを、経営分析や会員様分析などに幅広く活用できることを確認、全社的なBIツールとしての検討にもつながった。 導入の効果 作業時間の短縮に加えて、画面の集計内容変更時の表示速度が好評 全社的なB Iツールとしての導入を担当した粟津氏によれば、 「これまで全国8支社のデータ集計に8時間近く かかっていたのが、約30分でできています」 とのこと。感覚的には10分の1くらいの短縮化が図れたという。また、 処理スピード以外で効果を実感しているのは、集計内容の変更にその場で対応できる柔軟性とレスポンスの 速さ。これは「QlikView」の「連想技術」 という特許技術で、画面やレポートで気になる数値がある場合、事前に 準備していなくてもその場でデータを掘り下げて表示できるというもの。これによって、例えば用意していた売り 上げ動向に対して地域別に知りたい、車種別に知りたい、会員様別に知りたいといった要望を受けても、その 場で回答できるようになり、意思決定の迅速化にも貢献しているという。 全国8支社のデータ集計時間 8 約 時間 0.5 株式会社オークネット・セールスアンドサポート 約 時間 営業推進室 アシスタント・マネージャー 粟津裕行 氏 今後の展望や期待 会員様情報の“見える化”を、支社長レベルから営業全員へ 「現在は、会員様を軸に取引情報、営業の活動履歴、オークションの取引実績などを集結して、一画面で見られる ようにして支社に配信。各営業支社長に、動向を把握してもらっています」 と粟津氏。同時に、週間と月間で レポートを作成し「今までの環境では時間的に不可能だった“見える化” を図っています」 という。 また、 「将来的には、このデータを営業全員が活用できるようにしたい」 と、今後の展望を説明してくれたのは 山内氏。 「営業にはすでにタブレット端末を配っていますが、まだデータの分析結果が見える環境にはなって いません。これからは、営業が最新情報を持ち歩けるようにして、お客様がそれを楽しみに待っているような関係 をつくりたい」とのこと。その実現のために「当面の課題は、誰もが簡単に取り扱えるようにする研修体制の 確立。日立INSには、入門用マニュアルの充実をお願いしたいですね。そのうえで、 『QlikView』が全社的な データ活用の窓口になってくれたらと考えています」 と、要望とともに期待を語ってくれた。 取締役 副社長執行役員 山内良信 氏 ■ QlikView(http://www.qlikview.com/)はQlikTech International AB.の商標または登録商標です。 ■ 本カタログに記載の商品名、会社名は、それぞれの会社の登録商標または商標です。 営業本部 T e l:045-222-6370 Fax:045-222-6326
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