数学Ⅲは役に立つのか

“υ緩
inupri.web.fc2.com)
赤阪正純 (httpン フ
数学 Ⅲ は役 に立つのか
s教 エ
教エ ソ
メロの対 メ r/
数学 Ⅲ は役 に立 つ の かな ?
′′
次 の問題 は数学 Ⅱ の問題 です.い わゆる 3次 方程式 の解 の個数 に関す る問題で,こ のタイプの問題 は定
数 を分離 してグラフで考えるのが基本なのですが,数 学 Ⅱ では分数関数のグラフは習っていなかったので
,
極大値 と極小値 の符号 を考 えるとい う非常に メン ドウな解答 をしました
さて,数 学 Ⅲ を用いれば分数関数 のグラフは簡単 に (?)書 けるので定数 を分離 して解 けそ うです
この問題 を数学 Ⅱ の手 法 と数学 Ⅲ の手法 で解 き比 べてみ ましょう
1
171題
方程式 ″3_3α ″+α
どっちに軍配 が挙 がるかな ?
=0が 異なる 3個 の実数解 をもつ とき,定 数 αの値 の範囲を求 め よ
0数
学 Ⅱ的解答
3_3α ″+α とおくと,′ (″ )=3″ 2_3α =3(″ 2_α )
/(″ )=″
(i)α ≦0の とき
/′ (″ )≧
0な ので,υ =/(“ )の グラフは単調増加である
.
よって,υ =/(″ )の グラフは″軸とただ 1回 だけ交わるから /(″ )=0の 実数解の個数は1個 である
,
(ii)α
/′ (″
)=3(″ 2_α )=3(″ 十√⊃(″ ―v7)
5+3α vτ +α =α +2α vワ
/(― v7)=― αマ
/OZ)=α v7-3α vτ tt α=α -2α vτ
よって増減表 は以下 の よ うにな る
―Vτ
″
υ
\
増減表よりこのとき/(″ )は 極値をもつので,実
数解の個数はグラフより以下のように分類される
π
0
+
極大
/
nυ
′
υ
極小
\
実数解 2個
実数解 1個
実数解 3個
エ
′
Ψ
″
″
極大値 と極小値 が同符号
極大値 と極小値 の どち らかが 0
極大値 と極小値 が異符号
ノ(― v7)ノ (v7)>0
/(― V7)ノ (V7)=0
/(― v7)/(vZ)<0
,
り,/(r)=0の 実数解の個数は
α<:の とき 1イ 固,
ヽん 前にtた
う
"t
■ けじ か,3ソ
え、
,
α=:の とき2個
り lX≦ 。nt2ヽ ,4口 ち卜aざ
「
く
oく 。
ヒし ・
z 。
+ヒ 4ふ せ
`オ
't■
,
α>:の とき 3個
日
α>
個
1-4α <O
3
⇔
α2(1_4α )<0
/(― v7)/(v7)<0
個
α=
2
1-4α =O
⇔
α2(1_4α )=0
と
/(一 √⊃/(v7)=0
0<
き
1-4α >0
と
⇔
α2(1_4α )>0
の き き
/(一 √⊃/(v7)>0
1 一
4 と
`\
バ抄 抄
2_4α 3=α 2(1_4α ) よって
プ(一 √⊃/(V7)=(α +2α v7)(α -2α v7)=α
(i)よ
︶o
嶋
(i)(ii)よ
`フ
7^フ
>0の とき
,
メク
リ
)ド
111:li「
ム
赤阪 正 純 (htt● グ nupri web fc2 com)
0数
数学 Ⅲ
Iま
役 に立 つ のか
学 Ⅲ的解答
Ⅲ
¨
ハω
■
a ll⇔ に
胤ギ い・μ々
出 堀t認イ
″3_3α ″―
卜α=0よ り,(3″ -1)α
したがって,3次 方程式 が -3α ″+α
=″ 3
″ =:の
とき, 式は成立 しないので, ″キ
=0の 解は,2つ のグラフ y=α
よって
:
,
とυ=]ザ 豊
Tの 交点の ″座標
である
_
グ=
=邸
=愕
風詰 =風 義 =喰
″3Tの
y=
7-
増減表 は以下 の通 り
0
Iミ
″
場合
史ミ32
一
2
′
υ
一
3
0
ヾキ
ク与
7:び え
孝げまつよ´?
tつ
tの
1
1
″
鳳善 =鳳 義 =∞
t,ち 3-ん
)
\
0
×
\
1 一
4
υ
×
0
\
:=α
+
/
わ
わ
ど=α
r
1個
l
。
こ^
”.
3イ 固
す簿う
お∼ グラフが宅イ
女魚_の イロ鬱文バ
ハ揚な
、
ユ
宍魚ヽ
。
① 数狐 肪ヤ
2イ 回
れ,
わ
ょ き き き
フ と と と
の
っ < 一
一 >
,
よ一
レc α α α
る
り,y=α との 交点 の個 数 を数 え
,一
か
ン
ン
は
わ
カ
タ
タ
3■
リー
1111ワ
ー
スケ…
∼
割り算を実行するとυ=:ザ 牲可 =:ノ +:″ 十井 十,7扇 卜rDな ので,こ のグラフは漸近線
十
ではなく漸近曲線 υ=:″ 2+:″ +夕 をもっています つ ま り,2次 関数 のグラフ υ=:ノ 十
蒻
:″
に近づ くのです グラフを見ると確 かにそんな感 じがしますね 直線ではなく曲線 に近づ くとは
2つ の ①
分
!
を比べてどうでしょうた 僕としては 数学 Ⅲ的解答 の方がスッキリとして明解だと
思 います .分 数関数 のグラフを書 くのがち よっ とメン ドウかもしれ ませ んが
,
算 に比 べ れ ば は るか に楽 です
さそうですね でも
,
数学 Ⅱ 的解答
の計
数 学 Ⅲ が不要 な人 も ,分 数 関数 の 書 き方 は マス タ ー してお いた 方 が 良
数学 Ⅱ 的解答
の極値 の符号 を考 えるとい う手法も重要なので,こ れは これ
で理解 しておきましょつ
例 題 2.次 の方程式 の実数解 の個数を調 べ よ
(1)″ 3_α α +2α
(2)2″
考え方
=0
フ利用 しかなす す べ が あ りませ ん
①
-1=α ο ″
(1)は 数学 Ⅱ 的解答
(2)は 完 全 に数 学 Ⅱ の範 囲 を超 え るので
(1)(″
キ 2を 確 認 した上 で )α
と
し
を
考える
,υ =デビ の
ち グラフ
でも解 け ます
が,や っば り分数関数 のグラフに持 ち込 むべ き
=
,
グラ
3
″
″ -2
(2)α =(22-1)ο ″とし,y=(2″ -1)ar
のグ ラフを考 え る
(以 下 ,略 )