ラティス、3D と点群モデルを融合した新たなハイブリッド DMU を発表 ~ 新製品「XVL Studio Hybrid」の出荷を開始 ~ 2015 年 10 月 20 日、東京(日本) - ラティス・テクノロジー株式会社(代表取締役社長 鳥谷浩志、以下、ラティス) は、点群モデルと XVL を融合して検証、かつ、データ共有を可能にするハイブリッド DMU ソリューション「XVL Studio Hybrid」(以下、新製品)をリリースします。 ラティスの軽量 3 次元データ「XVL」は、世界レベルの基本性能を持つことから、3 次元 CAD の大規模データ を扱うソリューションの基盤として、国内外の数多くの製造業で採用されています。昨今、製造業では 3D スキ ャナの普及に伴い、既存の設備や工場を計測し、その点群モデルを生産性や品質の改善に活用しようという 動きが加速しています。このため、点群モデルを 3D モデルとシームレスに融合して検証し、それを設計品質 向上や施工手順検討に役立てたいというニーズが高まっていました。 そこでラティスは、大手自動車設備、部品メーカーである大豊精機株式会社 (本社 愛知県、代表取締役社長 佐藤 理通、以下、大豊精機)と、点群モデルを XVL と融合して検証するソリューションを共同開発、これを製品化 しました。新製品では、点群モデルを XVL と同等に扱うことができるので、XVL ソリューションの提供する幅広 い機能を点群モデルにも適用することができます。自動車産業向け生産設備を開発する大豊精機では、この 新製品を設備設計や設置検討に広く活用しています。 XVL 点群 XVL ファイル保存 点群 データ ※大豊精機株式会社提供 新製品では点群データと 3D モデルを読み込み、それを計測、断面表示したり、注記を作成することができま す。また、点群データを自由に分割・結合できるので、作業単位に分割することで、3D モデルと同じように分 解・組立検討を行ったり、問題箇所をスナップショットとして保存することができます。点群モデルと 3D モデル を同じ XVL として保存できるので、無償の XVL Player で課題箇所を 3D 表示することで、関連部署との協調作 業を支援します。また、別売の Lattice3D Reporter を利用すれば、点群モデルをそのまま利用した、3D アニメ ーション付きの分解指示書を作成することも可能です。 なお、新製品に搭載した主要機能は、上位製品の「XVL InfiPoints」の中でもそのままご利用いただけます。 【利用例】 既存設備を搬出する際、設備を計測した一塊の点群モデルを分解単位にグループ化し、さらに分解手順を XVL の工程機能により定義し 3D アニメーションで再現することで、分解・搬出を詳細に検討できます。 【イベント・セミナー出展情報】 新製品は、11月6日(金)開催の「3次元計測データとXVLの統合による業務変革セミナー」(ラティス主催、開 催地 :東京)と、12月11日(金)開催「第3回プラント3次元計測フォーラム」(合同会社スパーポイントリサーチ 主催、開催地:横浜)で展示予定です。 製品情報 製品名称: XVL Studio Hybrid ※ XVL Studio 製品の新グレードとなります。 価 格: ライセンス定価: 2,500,000 円 年間保守定価: ※ 別途消費税が発生します。 販売開始日: 2015 年 10 月 20 日~ 500,000 円 〈他製品へのアップグレードについて〉 XVL Studio Basic/Standard/Pro 導入ユーザー様:差額費用*にてアップグレード可能 * 詳細はお問合せ下さい。 用語説明 XVL: 「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースと した超軽量 3D 表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVL を用いることで、3D CAD などで生成されたデータを 数百分の 1 にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な 3D データを高速表示する技術の実装 により、ネットワーク環境での 3D データ共有に最適な形式です。さらに、XVL に変換されたデータは、無償の XVL Player で閲覧が可能です( http://www.lattice.co.jp/ja/download/xvl-player/download.html ) 現在、干渉チェック機能を搭載した DMU や 3D ビジュアル作業指示書を作成するソリューションが市場で高く評価され ています。ラティスの XVL は世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。 3D データの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーショ ン、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CAD の普及に より蓄積された 3D データの有効活用を目的に、XVL 製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及 が進んでいます。 会社概要 大豊精機株式会社 : 大手自動車設備、部品メーカーである大豊精機株式会社は、愛知県豊田市に本社と生産拠 点を構え、主に自動車工場の生産設備、搬送設備、プレス金型や自動車足回り部品の試作~量産製造までを手掛ける 「モノづくり企業」です。 本社・本社工場 ホームページ 代表取締役社長 資本金 設立 :本社・本社工場/愛知県豊田市上原町折橋 1-15 :http://www.tsk.taihonet.co.jp :佐藤 理通 :8億7千880万円 :1973年5月 ラティス・テクノロジー株式会社 : ラティス・テクノロジー株式会社は、ネット上での軽量 3D ソリューションを提供す るために 1997 年 10 月、慶応義塾大学(当時)の千代倉弘明教授らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。 世界トップ水準の性能を持つ 3D 軽量化技術「XVL」をベースとした 3D データ活用ソリューションを提供しています。設計を 検証するデジタルモックアップから設計・製造情報を伝達するためのテクニカルドキュメントまで、3D データ活用のソリュー ションを幅広く提供しています。 本社 :東京都文京区後楽 2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 10 階 ホームページ :http://www.lattice.co.jp 代表取締役社長 :鳥谷 浩志 資本金 :7億円 設立 :1997年10月 当リリース記事に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。 ラティス・テクノロジー株式会社 技術コンサルティング本部 マーケティング担当 福原 E-mail : [email protected] / TEL : 03-3830-0333 / FAX : 03-5805-5253 XVLはラティス・テクノロジー株式会社の商標、または登録商標です。 その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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