チラシPDF - 青柳いづみこ

どこまでがドビュッシー?
楽譜の向こう側(岩波 書 店) 出 版 記 念
青 柳 いづ みこ
高橋悠治
青 柳 いづ みこレクチャーコンサート
2015年
作曲家の未完の作品を別の人間が完成させる「補筆完成」がク
ラシック界においてブームです。補筆完成自体はモーツァルトの
1月 31日(土)
開演15:00 開場14:30
「レクイエム」のように昔から行われていたのですが本人もしくは
遺族の意思で弟子や協力者の手によって行われる場合はともか
く、補筆者の裁量によって元の作曲者の作風とはかけ離れたも
ドビュッシー=オーリッジ
小さなワルツ(高橋)
のになってしまう場合があります。
一方「作曲者の手によって発表された楽譜が必ずしも作曲者の
ドビュッシー
レントより遅く
(青柳)
意図をすべて反映しているか?」
というと、疑問の残る部分も出
てきます。
青柳先生の新刊「どこまでがドビュッシー?」ではいくつかの補筆
ドビュッシー
石炭の明かりに照らされた夕暮れ(高橋)
の背景や、作曲者による自作自演など、様々な角度から
「ドビュッ
シーらしさ」にアプローチしています。今回は青柳先生と著書の
中でもたびたび登場される作曲家でピアニストの高橋悠治さん
と共に演奏を交えながら、対談していただきます。若き日のドビ
ュッシーが4手連弾用に編曲したチャイコフスキー「白鳥の湖」
など珍しい曲目もあります。
ピアノはドビュッシーが愛用したと言
われるベヒシュタインのフルコンサートです。講演後にはサイン
ドビュッシー
音と香りは夕暮れの大気に漂う
沈める寺(青柳)
チャイコフキー=ドビュッシー
『白鳥の湖』
より
(4手連弾)
会も予定しておりますので、ぜひご来場ください。
青 柳いづみこ
ピアニスト・文筆家。安川加壽子、
ピエール・バルビ
ゼの各氏に師事。マルセイユ音楽院首席卒業。
東京芸術大学大学院博士課程修了。演奏と文筆を
高橋悠治
ピアニスト・作曲家。1960年草月アートセンター
1974-76年季刊誌「トランソニック」 197885年「水牛楽団」
「月刊・水牛通信」 以来は作曲
兼ね、
ドビュッシーとフランス音楽を中心に活動を
曲・演 奏・即 興 で 少 数 の 協 力 者と活 動 を 続 ける
展開している。CDは10タイトル、著書は22冊。
。http://www.suigyu.com/yuji
平 成 元 年 度 文 化 庁 芸 術 祭 賞。
『翼のはえた指』で
著書:
「高橋悠治/コレクション1970年 代」
( 平凡
吉 田 秀 和 賞、
『6 本 指 のゴ ルトベルク』で講 談 社
社)
「 音の静寂静寂の音」
( 平凡社)
「きっかけの音
エッセイ賞。
楽」
「カフカノート」
( みすず書房)
会場: 汐留ベヒシュタイン・サロン
大江戸線・ゆりかもめ 汐留駅 徒歩4分
JR新橋駅 汐留口から 徒歩7分
汐留ベヒシュタイン
サロン
日時: 2015年1月31日(土)
午後15時開演 午後14時半開場
入場料:前売:¥2,000 当日:¥2,500
お問い合わせ・お申込み
TEL:03-6432-4080
Email: [email protected]
〒105-0021 東京都港区東新橋2-18-2グラディート汐留1F