亀 山 東 小 学 校 HP H.27年7月 3日 文責:校 長(佐藤) 『夏休みの宿題は終わりましたか?』 まだ、1学期も終わっていませんね。あと、2週間で1学期が終わり、子どもたちにと っては、楽しい夏休みに入ります。夏休みの課題を学校から課しますが、その中でも、最 後まで残るのが、読書感想文ではないでしょうか?うちの子が小学生だった頃のことを思 い出します。なんと、8月31日の晩になってから、読書感想文を書き出しました。そんなことがないようにし たいものです。 1学期末のこの時期、3年~6年の学級で、図書館教育担当の川口教諭が、 読書感想文を書くための選書の仕方や書き方について、ワンポイントアドバイ スの授業をしています。今日は、6年2組の授業を紹介します。6年生の子ど もたちは、本を読むことが好きな子はかなりいます。でも、ほとんどの子は、 読書感想文を書くことは嫌いと言います。たぶん、全校児童のほとんどの子が そう言うかもしれません。 私自身も、読書感想文を書くのは正直好きではありませんでした。今日、6年2組の子どもたちといっしょに、 川口教諭から本の選び方や、文章の書き出しや工夫を聞きました。 【どんな本を選べばいいの?】 心動かされる本。思いっきり楽しめたり、自分を見つめなおしたり、新しいことを教えられたり、自分の心を 突き動かしてくれたりする本を。わからない時は、担任の先生や図書館の先生、図書館司書の先生に相談してみ ましょう。 本を選ぶ時に、 「課題読書」と「自由読書」の二つがあります。前者は、毎年、読書感想分の課題図書として 指定される新しい本です。後者は、それ以外のすべての本です。私は、とちの木集会や、先生の読み聞かせの時 間に、課題図書の中の1冊『レジェンド』~葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団ものがたり~を紹介しました。 昨年、日本中を感動の渦に巻き込んだソチ五輪のスキージャンプで二つのメダルを 獲得した葛西選手です。そのメダルは傷だらけだそうです。そのわけは?競技にか ける強い思いと同様に、家族や故郷に強い愛情を注ぐ心。読んでいるうちに鳥肌が 立ちます。 「金メダルをとれば、ほんとうのレジェンドになれたのですが・・・・。」五輪が 終わった直後に、レジェンドは、四年後の韓国平昌五輪で金メダルを目指すことを 宣言。あくなき戦いを挑んだのです。 【どうやって書けばいいの?】 まずは、2~3回読みましょう。感じたこと、思ったこと、連想したことなどをメモし、本に付せんをはりま しょう。自分がどこに感動し、なぜ感動したのかがよく見えてきます。そして、自分の生き方や経験と照らせ合 わせてみると、さらに広く深く理解できると思います。「題名」や「書き出し」は、とても大事です。キーワー ドとなるべき言葉を選ぶと、その後も書きやすくなります。『傷だらけの銀メダルにこめた・・・』なんて書き 始めると、えっ?それどういうこと?興味がわきますよね。 昨年度は、読書感想文審査にて、本校が7人(12人中)も特選を受賞しました。日ごろの読書習慣のたまも のだと思います。さあ、私も子どもたちに負けないように、今年の夏休み、たくさん本を読みたいです!
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