第 5 号 H27.9.1 http://www.kuki-city.ed.jp/taitou-j/ 太東中学校 『花・笑顔・歌声あふれる太東中』 太東学園 -9年間をつなぐ「学び」のためにー 校 長 松 崎 直 臣 陽と陰の濃厚な境界線。九月の自然はいつもそんな「端境」とともに訪れます。秋は、豊穣でしかし 幾分うら寂しさをたたえた季節。目の前の風景は、今年もやはりそんな夏に疲れた人々の心を癒し、ま た清浄な気持ちにリセットしてくれるような雰囲気を持ってただ佇んでいます。太陽が照らす「陽の当 たる部分」は未だ夏の名残の炎暑を感じさせますが、雲に隠された影の部分は、来る季節の清涼さと透 明な大気を感じさせます。 空の様相は、夏と秋の雲の混淆。地平線から立ち昇る夏のそれとは対照的に、深く高い空に散りばめ られたようなうろこ状のそれは、移行しつつある季節の違いを明確にします。 9月、長月。秋への入り口です。地域、保護者の皆様には日頃より本校の教育に対しましてご理解と ご協力をいただきありがとうございます。残暑厳しき折、体調を崩しやすい季節です。十分にご自愛く ださい。 学校は、2学期始業式を終え、充実した学期へ突入しました。事故も無く生徒全員が無事学校へ戻っ て来れましたのも、地域、保護者の見守りの賜物と、重ねて感謝申し上げます。また、夏休み後半には 除草作業等のご協力をありがとうございました。2学期は、気候的にも学習に運動により適した季節。 学校でも様々な行事などをはじめ、さらに教育活動を深化させてまいります。 さて、次年度から、太東中学校区3校が、「コミュニティ・スクール」の開校を目指し、現在「学校 運営協議会」の設立に向けての準備を、小中一貫教育の推進の研究と共に実施していることはお知らせ いたしました。今号では、その推進の過程、及び今夏休み中に実施しましたそれに関わる事業等につい てご報告いたします。 現在3校では、『コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育の推進~9年間をつなぐHOT プラン~』の研究を進めています。これは同じ中学校区、地域の3校で、研究を同時に進め地域の子供 たちを9年間見通して育てていく小中一貫教育とも併せた「コミュニティ・スクール」の実施が効果的 であるためです。 現在3校では、3校を合わせた、小中一貫校としての学校名を「太東学園」と命名し、学園教育目標 を「地域を愛し、未来を拓く、たくましい児童生徒の育成~地域とともに、9年間をつなぐ学びをとお して~」として、様々な教育活動を9年間のスパンで考えるべく検討をしています。 この研究の一環として、8月5日には、コミュニティ・スクール推進のわが国の第一人者の一人であ り、中央教育審議会・教育再生実行会議の委員としてもご活躍中の三鷹市教育委員会委員長 貝ノ瀬滋 先生の講演会を3校合同で開催しました。先生のお話をお聞きして、尐子高齢化・グローバル化・教育 格差の広がりなどの様々な教育課題がある中で、地域創生に資する「人財」を育てていくためには、こ の「コミュニティ・スクール」の仕組みを積極的に導入する必要があることを改めて感じました。 また11日には、3校の保護者や地域の皆様、教職員が一同に会してのHOTフォーラムが、ふれあ いセンターを会場に開かれました。このフォーラムでは、 「9年間を通した子どもの育みのために~今、 学校、保護者・地域にできること~」をテーマに、尐人数のグループ毎の討議をし、発表を聞きあうと いうことで、参加者が、それぞれの立場で意見を交流し合いました。 教職員約60名・保護者約30名・地域の皆様約50名の参加ということで、総勢で140名、ふれ あいセンターの会議室を全て借り切っての「HOT」な話し合いとなりました。 「地域とともにある学校づくり」を目指す「コミュニティ・スクール」にすることの最大の意義は、 「地域の子供は、学校・地域・保護者が一体となって地域で育てる」という教育文化を地域に創造して いくことにあると思います。その意味で、学校からの一方的な説明ではなく、それぞれの立場において、 考えていることを話し合い、課題を共有することができたことは大変すばらしいことであったと確信し ています。主に話題になったのは、小中一貫教育の内容や、学校と地域の双方向関係の構築の仕方など です。後ほど、「太東学園便り」等にてくわしく報告させていただく予定です。今学期もどうぞよろし くお願いいたします。 輝く太東中生 栄誉の記録 ○学校総合体育大会 陸上 共通男子 400m第2位 廣瀬 龍(3) 共通男子 3000m第3位 和田 遼(2) 〈地区大会〉 柔道 第3位 濱田 航太(2) ○埼玉県硬筆展覧会 優良賞 堀内 香菜子(2) 香田 珠那(2) 吉野 苑花(3) ○久喜市すこやかかるた大会 団体戦中学生の部 第4位 清水 朝加(2) 栗原 菜優(2) 森 遙(2) ○黒浜チャレンジゲーム バドミントン 1年生女子シングルス 第2位 伊部 真彩(1) ※前回の号で、市内硬筆展 入選の徳富 智咲子さん(3)と、大曲 歩美さん(3)が掲載に漏れ がありました。失礼致しました。 来年度からコミュニティ・スクールが始動します! 前述の記事にありますように、太中学校区の3校(太田小・久喜東小・ 前述の記事にありますように、太東中学校区の3校(太田小・久喜東小・太東中)では、久喜市教育 委員会の委嘱を受け、「コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育の推進~9年間をつなぐ HOT プラン~」という研究主題のもと、平成 27・28 年度の2年間の研究を3校合同で進めています。 コミュニティ・スクールは来年度から始動します。そこで、この夏休み中の取り組みを紹介します。 8月5日、ふれあいセンターにて3校合同教職員講演会及び研修会を行いました。講師として前三鷹 市教育長の貝ノ瀬 滋先生をお招きし、ご講演をいただいた後、教職員で「学園が目指す児童・生徒像 の現状」についてグループ討議を行いました。また、8月11日に は、 同じくふれあいセンターにて、 『HOT フォーラム』が開催されました。 これは3校の保護者・地域の皆様・教職員が「9年間を通した子ど もの育みのために」というテーマで20グループに分かれ討議を行 いました。参加者は、それぞれの立場で活発に意見を出し合い盛況 なうちに幕を閉じ、確実に新たな一歩を踏み出したと言えます。 また、今年から久喜東小学校と太田小学校のサマースクールに、 多くの太東中学校の生徒が学習ボランティアとして参加しました。 【HOT フォーラムの様子】 久喜東小学校には、7月 27・28・29 日の3日間でのべ87名の生徒が、太田小学校には8月 27・28 日の2日間でのべ59名の生徒が、先生のお手伝いやプリントのまるつけ等の仕事を頑張ってくれまし た。小学校の先生方からは、感謝の声がたくさん届いています。 ******9月の行事予定****** 1日(火)2学期始業式 21日(月)敬老の日 3日(木)埼葛中学校学力検査(3年生) 22日(火)国民の休日 7日(月)避難訓練(5校時) 23日(水)秋分の日 8日(火)生徒会朝会 25日(金)新人体育大会(陸上) 14日(月)専門委員会 15日(火)学年朝会 16日(水)久喜市特別支援学級合同遠足 17日(木)久喜市英語弁論大会 部活動終了時刻17:30 29日(火)新人体育大会1日目 1,2年生給食なし 30日(水)新人体育大会2日目 1,2年生給食なし 完全下校時刻17:45
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