梅雨も明け、夏本番!といった陽気になってまいりました。今回は、病棟で

担当 病棟
梅雨も明け、夏本番!といった陽気になってまいりました。今回は、病棟で行っているラウンド(巡回)につ
いてお話ししたいと思います。
当院では感染防止対策加算 2 を頂いています。
その加算をいただくには、規定があり、院内感染防止対策を行った上で更に感染制御チームを設置し、
院内感染状況の把握・抗生剤の適正使用・職員の感染防止等を行うことを評価することが求められてい
ます。
その中に、『1 週間に 1 回程度定期的に院内を巡回し、院内感染事例の把握を行うとともに院内感染事
例・院内感染の発生率に関する情報を分析、評価し効率的な感染対策に役立てる。』
『院内感染の増加が確認された場合には病棟ラウンドの所見及びサーベイランスデータ等を基に改善策
を講じる。巡回、院内感染に関する情報を記録に残す。』
という項目があり、病棟 ICT メンバーが毎月担当を決めて違う目線で巡回を行い、チェックシートに記入を
し、ICT 委員長に提出しています。
また、東部地区の感染対策を行う医療者が集まり情報交換を行う会議に出席したり、感染防止対策加算
1 の病院と連携して合同カンファレンスに参加して、情報収集や、今の当院の状況を客観的に観察し改善
につなげられるように努めております。
東部地区の会議が行われる前より開催されていた、静岡県中部感染対策ネットワークにも参加しており、
このような会に参加していて感じることは、他施設の方との『ネットワーク』があることのありがたさです。
実際に困ったときにどのように対処しているのか教えて頂いたり、他施設での困ったことを聞いて、自施
設はどのように取り組んでいたかな?と振り返ったりすることが出来ます。
また、この『ネットワーク』でのご縁で、ICN(感染認定看護師)の方にお越しいただく機会をいただき、実際
に院内を巡回していただいて、違った目線でチェックしてもらったり、ラウンドの視点を教えて頂いたりしま
した。改善すべきところを病棟科長と相談しながらチェックし、現在も少しづつではありますが改善を続け
ています。
ICN の目線からの感染対策の勉強会を開催する機会も作っていただき、職員の意識の向上にもつながり
ました。このような機会が、改めて考えることにつながり、ICT メンバーの知識や意識の向上に繋がると感
じます。
こつこつと継続していく事の難しさを時に感じますが、いろいろな視点から物事をみることの大切さを ICT
を通して学ぶことができているように感じます。これからも、患者様だけでなく職員の健康を守る為にも感
染対策を学んでいこうと思っています。