経済学説史研究・同演習

科目№
EMMIJ1629/1630
EDMIJ1729/1730
科目名
講義２単位
経済学説史研究・同演習
Course Title
History of Political Economy
担当教員氏名
演習２単位
若森みどり
分野科目
後期開講
【講義の主題と目標】
本講義では、参加者とともに「市場社会を再考する」という主題に取り組む。とりわけ、経済
思想史の観点から、市場社会の危機や自由をめぐる諸問題についての争点について検討する。
【講義の概要】
シュンペーターの資本主義観について取り上げる。テキストは二つ用いる。一つは導入として、
伊東光晴・根井雅弘『シュンペーター』岩波新書である。そしてもうひとつは、シュンペーター
の『資本主義・社会主義・民主主義』である。参加者による報告・議論形式をとり、市場社会に
ついての考察を深めたい。
【講義計画】
第 1 回はじめに
第 9 回シュンペーター第二部②
第 2 回シュンペーター導入①
第 10 回シュンペーター第二部③
第 3 回シュンペーター導入②
第 11 回シュンペーター第三部①
社会主義の本質と命運の分析
第 4 回シュンペーター導入③
第 12 回シュンペーター第三部②
社会主義の本質と命運の分析
第 5 回シュンペーター序文
第 13 回シュンペーター第四部
資本主義と民主主義の関係
第 6 回シュンペーター付録 1.2
第 14 回シュンペーター第五部①
20 世紀の資本主義の変貌
第 7 回シュンペーター第一部：
第 15 回シュンペーター第五部②
マルクスの批判的継承
第 8 回シュンペーター第二部①
資本主義の動態と命運の分析
【評価方法】
出席状況、報告、研究への取り組みの姿勢など、総合的に評価する。
【テキスト又は参考書】
テキストⅠ：伊東光晴・根井雅弘『シュンペーター』岩波書店、1993 年
テキストⅡ：シュムペーター『資本主義・社会主義・民主主義』東洋経済新報社、1995 年
【コメント】
参加者の研究状況について十分に配慮し、修士論文や学会報告準備などについて、適宜、サポー
トする。
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