港区を歩く30 六本木東部

港区を歩く㉚ 六本木東部
今回は、六本木一丁目駅から麻布十番駅にかけ
て歩きました。六本木交差点の東側のエリア(六
本木3、5、6丁目)です。
六本木3丁目東地区再開発は、日本IBM本社ビ
ルと旧六本木プリンスホテル跡地を中心とした約
2.7haの再開発プロジェクト。40階建ての事務棟
と27階建ての住宅棟からなり、2016年3月竣工予
定。
周辺は昔ながらの面影をまだ相当に残していまし
た。
A
C B
D
B 周辺
には戸建
住宅や寺
院・墓地
がかなり
残ってい
ました。
A 六
本木3
丁目東
地区の
再開発。
C 高層ビルの直下にある木造住宅。居住者はすで
に立ち退いていました。
D 丹波谷坂付近の木造住宅。
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港区を歩く㉚ 六本木東部
実際に歩くと繁華街の六本木のイメージとは、
違う顔が見えました。
坂と寺院と戸建住宅が意外に多かった。
六本木
交差点
H
E
G
港区が坂の由来を記した道標を多数設置して
いるので、それらを読みながら歩くと印象が
更に深まります。
F
六本木交差点の近くも高低差がある地形で、
いくつもの階段があることには驚きました。
F 崖の下
は六本木墓
苑。その向
こうに高層
ビルが見え
るという印
象的な景観。
E 坂の多いエリアでした。
H これ
も六本木
交差点
近くにの
階段状
の坂道。
G 六本木交差点付近にある階段。こんなに高低差
のある地形だったとは意外でした。
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港区を歩く㉚ 六本木東部
今回はいわゆる六本木のイメージとは違うところ
を選んで紹介していますが、写真I、J、K、Lは、
いずれも六本木交差点から200m以内の景観で
す。
K
写真KとLは、森ビルと住友不動産による六本木
五丁目西地区再開発の予定地です。予定では
地区面積約9.5haで六本木ヒルズを上回る規
模になるようです。
J
L
I
I 麻布警察署の裏側の住宅地。この道は行き止まり
です。
J 芋洗坂から脇道に入った景観。左手に寺院。
K 六本木交差点から東洋英和女学院にかけての立
ち退き後の住宅と広大な駐車場(L)
L このような駐車場が何箇所も連坦している。
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港区を歩く㉚ 六本木東部
今回のエリアで目に付いた再開発地区は、六
本木3丁目東地区、六本木五丁目西地区、そ
れに外苑東通りに面したBOAT RACE振興会の
自社ビル建設予定地(3500㎡)の3箇所でし
た。
この自社ビル予定地の外苑東通りを挟んで反
対側に数軒の低層商店が並んでいます。昔の
六本木を思わせるような、ちょっとヨコハマ
的な雰囲気がある絵になる一角でした。
M 外苑東通りに面したBOAT RACE振興会の自社ビ
ル建設予定地。
O M、Nと道路を挟んで向かい合う低層の商店。
O P
M
N
N 現在は広大な駐車場になっている。
P 骨董品店もあってとても絵になる一角です。
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港区を歩く㉚ 六本木東部
Q
S
東洋英和女学院から鳥居坂一帯は、大使館が
点在する高級住宅地といっていいでしょう。
それまで歩いてきた地区とは、景観や雰囲気
が一変します。
今回の六本木東部エリアは、新旧が混在し、
地形も複雑で非常に変化に富んでいました。
次第に新の部分が多くなっていくにしても、
この混在感は残って欲しいものです。
T
R
撮影日:2015年11月24日
Q 東洋英和女学院前の道路。港区麻布総合支所や
国際文化会館がある。
S Qの道路から1本奥に入る。右はフィリピン大使館。
R 木々に囲まれたシンガポール大使館。
T この「永坂」を下ると麻布十番になる。
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