No.63ダウンロード - 神奈川県鉄構業協同組合

神奈川県鉄構業協同組合
月刊
平成27年6月1日発行
かながわ鉄構協ニュース NO.63
Tel 045(290)7600
Fax 045(311)7761
通常総会が開催された
5月27日(水)16時15分から第41期通常総会がかながわメルパ
ルク横浜・ボウヨウで開催された。これに先立ち宇都宮大学
准教授中野達也氏による直近まで取組んできた「鋼構造柱梁
接合部の力学性能の評価と向上に関する研究」についての講
演会があった。要旨については別掲する。組合からの情報提
供では記念誌の発行が岡部委員長から報告された。また最近
真夏日が続いていることに
鑑みて職場の熱中症対策チェックリスト表が配布された。通常総
会は司会の岡部支部長の定足数を満たしているとの報告で始まり、
理事長が議長に選出された後、第1号議案の26年度事業報告・決
算、第2号議案の27年度事業計画及び予算案、第3号から第5号議
案まで大沢総務
講演「鋼構造柱梁接合部の力学性能
委員長の説明、
の評価と向上に関する研究」要旨
青柳監事の監査
鋼構造設計において最も重要な柱梁接合部の脆
報告によって承認を求めたところ全会一致で承認 性破壊について実物大試験体を使った装置により
された。この後会場をレインボウに移して横浜港 実証実験を行い、負荷をかけて破断状況を時系列
を見下ろす夕景
的に動画で示し、その解析が説明された。ビルト
をバックに賛助
H梁端接合部SAW部の機械的性質が母材、ワイヤ、
フラックス材によって大きく違いが出てくる、
会員との交流懇
シャルピーが低いと早期に壊れる。スカラップ底
親会が開かれ、
の補強方法はウエブスチフナ補強が最も耐力応力
情報交換に花が
が良い、梁ウエブ補強は水平スチフナ補強が有効
咲いた。
役員会だより
5月27日(水)総会に先立って役員会が開催された。
・28年度県予算要望は耐震改修促進計画の最終年
度にあたるためその進捗状況と地元受注の促進に
ついての2点とすることになった。
・組合の大規模災害時での対策計画を定めること
が決まった。今後連絡情報網、取るべき行動など
指針を検討していくことになる。
性能評価事前研修会
である。狭開先ロボッット溶接では課題としては
衝撃値の確保と仕口ビードとノズルの干渉等があ
るが、ト―チ姿勢等条件設定した結果、フラット
バーとノズルの干渉は生じず、25度開先は溶接と
して非常に良い結果が出た。角形鋼管柱のブレー
ス端接合部では補強が推奨されているが、ガセッ
トプレートで補強すると通しダイヤフラムがなく
ても良い結果が出たなど見解が示された。
詳しい内容は配布資料を参照してください。
5月28日(木)15時から組合事
務所で開催された。
40周年記念誌「鉄構40年のあゆみ」刊行 今年度と来年度は
昨年夏から40周年特別委員会で編集等されて
グレード更新する
きた記念誌がこのほど完成し、総会において組
企業が多く、また
合員、賛助会員に配布され
新規にグレード取
た。岡部委員長、青柳・井
得を計画している企業も参加し、13社21名の出席と
上・福士・寺嶋各委員及び
なった。3年前に配布した「性能評価工場審査におけ
澤田担当副理事長が10数回
組合事務所に集まり編集会
る事前準備に向けて」の資料を基に工場審査の注意
議で検討してきたもので、
点の説明の後、教育技術委員会のメンバーにより工
今回は広告を掲載せず、緊
作基準等のマニュアルによる改正のポイント、また、
縮予算を考慮して初の自前
鉄骨精度指針改正に伴うポイントも説明があり、参
制作の記念誌となった。
加者との意見交換も行われた。
1/1 危険を見つけてみんなで改善 意識高めて安全職場
27年度全国安全週間の準備期間(6月中)