最新の活動報告書(PDF) - 藝大基金

東京藝術大学基金
活動報告書
2012・2013・2014 年度
・音楽学部4号館改修へのご支援(2014年春竣工)
音楽学部では、第 6 ホールを含む 4 号館の
耐震と防音のための改修を進めていたが、
資材等の価格高騰などにより、当初の目的が
充分果 たせなくな る恐れが出 ていたところ 、
基 金 へ の 寄附 に より 、 「第 6 ホ ー ル」新 装や 、
建物の耐震性、各レッスン室の防音性能
を充実させることができた。
音楽学部 4 号館
第 6 ホール
・ジュネーブ音楽大学との交流演奏会(2013年)
2014 年の日本とスイス国交樹立 150 年
を 前 に 、 2013 年 10 月 、 ジ ュ ネ ー ヴ 音 楽
大学(スイス)と本学の選抜学生、教授
陣による公演・マスタークラス(授業)
を両国で行い、交流を深めた。
・東京藝術大学出版会の活動の充実(2013年)
東京藝術大学出版会は本学の教育・研究成果の発信のため、
芸術・学術関連図書等、教科書及び啓蒙書の刊行・頒布を
主たる事業として行っている。
基金 へのご寄附を頂いたことから、プロの編集者の参加による
著者の負担軽減等、出版業務の充実を進めることができた。
出版会の刊行物
・宗次德二特待生制度(2013年~)
宗次德二様(株式会社壱番屋(カレーハウス CoCo 壱番屋)の創業者)より、多大な
ご寄附を頂いたことから、従前から本学にあった経済的理由を主とした奨学金や授業料
免除の制度や、入学後の成績優秀者への奨学金制度の他に、新たに入試成績が優秀な学
生に対する奨学金制度を創設した。
音楽学部(器楽科ピアノ、弦楽、管打楽 各 1 名)・大学院音楽研究科(声楽専攻 1 名)
に お け る 入 試 成 績 優 秀 者に 対 し 、 在 学 中 継 続 して 奨 学 金 を 給 付 で き る 「宗 次 德 二特 待 生
奨学生」制度を創設し、2014 年度入学者から、第 1 回特待生が決定し、2015 年には宗
次ホールにて 1 年間の成果を発表した。
左・宗次德二様
第1回特待生によるガラコンサート
2015 年度入学生の中から第二回特待生
が決定。
・優秀な卒業制作・卒業論文への奨学金「平成藝術賞」の創設(2014年~)
「平成藝術賞」は、株式会社平成建設様から、藝大基金への継続的なご寄附のお申込を
頂いたことにより創設された。
次世代の美術界を担う芸術家及び研究者の人材育成を目的として、美術学部において特
に優秀な者(当該選考年度の学部卒業見込者のうち卒業制作・論文が特に優秀な者)を各
科(日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、建築、先端芸術表現、芸術学)から各1名選
考し奨学金を授与するもので、平成27年3月卒業者から、第1回の受賞者が選出された。
右・(株)平成建設
代表取締役社長
秋元久雄様
・「藝大 21 藝大アーツ・スペシャル 2013・2014」障がいとアーツ (2013年~)
「藝大アーツ・スペシャル」企画は、演奏藝術センターが開設する授業「創造の今日
と
未来 」(2014年 度 か ら「 障 がい と アー ツ 」の 名 称で 開 設) の 音楽 ・ 美術 学 部の 受 講生
ら
が、障がいを持つ方々と美術・音楽ワークショップ、演奏会などの行うイベントで、
上
記授業と通じて、障がいを持つ方々と芸術活動を通じての交流の総決算をする場でも
あ
る。2013年度及び2014年度は藝大基金を通じた支援により企画内容が充実した。
2013年コンサート
「見える音 ~オーケストラの中に入ろう!~」
2014年ワークショップ
「共に生きる~みんなで家をつくろう!~」
協力:筑波大学附属大塚特別支援学校
東京学芸大学附属竹早小学校の児童の皆様
2014年コンサート
「筑波大学附属視覚特別支援学校音楽科生徒
と藝大生との共演」
2014年コンサート
「能の心 ~障がいを超えて~」
・日中「東洋茶文化交流」事業(2013年)
日中友好40周年を経てこれからの益々の交流を促進する為に、中国・北京にある清華
大学美術学院と東京藝術大学が双方の大学を会場に、茶会、展覧会、シンポジウムなどの
事業を 2013 年 9 月から 11 月にかけて共同で開催した。
日・中「東洋茶文化交流」展覧会
東京藝術大学学長及び工芸科教員 48 名
清華大学美術学院 14 名
日・中「東洋茶文化交流」茶会
~日本のお茶をたしなむ~
裏千家淡交会社中及び東京藝術大学教員・学生有志
(東京国立博物館応挙館にて)
日・中「東洋茶文化交流」シンポジウム
~「日本・中国の茶と藝術」~
島田文雄、張夫也、鄭寧教授発表
中国のお茶をたしなむ茶会
宜興作家による急須制作実演
・楽器(三味線)・譜面台購入(2013年)
音楽学部邦楽科で藝大基金から新しい三味線と譜面台
を購入し、教育環境の充実を進めた。
・大学美術館蔵『竹内久一《神武天皇立像》』の弓再現プロジェクトへのご支援(2014年)
大 学 美 術 館 に て 所有 し て い る 竹 内 久 一 《 神武 天 皇 立 像 》 の 弓 が 、藝 大 基 金 に よ って 制 作
当時のガラス乾板などを元に、保存修復家の藤曲隆哉氏によって再制作された。本来の姿
を取り戻し、本年開催の「ボストン美術館×東京藝術大学
ダブル・インパクト
明治ニ
ッポンの美 」展に出品された。
・ポジティブオルガンの購入(2014年)
教育研究のため、古楽器のポジティブオルガンを必要としていたが、予算が足らずに困
っていたところ、藝大基金の支援をもって購入が実現した。