フレンズ協同組合 องค์กรรับผู้ฝึกงานเฟรนด์ จ.ฮิโรชิม่

( 3 月号 )
フレンズ協同組合
広島県尾道市因島中庄町 3880-1 TEL.0845-24-0038
องค์ กรรับผู้ฝึกงานเฟรนด์ จ.ฮิโรชิม่า
FAX.0845-26-2245 http://www.friendscop.jp
春陽の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
来年改正されます外国人技能実習制度に関しまして、今月 6 日、外国人技能実習制度改正案が
閣議決定されましたので、今後は現状改正案の詳細が決められ、国会審議を経て新制度施行と
なります。新制度では不正行為の監視強化など、不正行為に対する厳正化がポイントとなりま
すので、組合員の皆様におかれましては、労働関連法令を順守し適切な実習実施を継続してい
ただきますようお願い申し上げます。
※外国人技能実習制度の改正内容について
政府は今月 6 日の閣議で、外国人技能実習制度をめぐる実習生への人権侵害防止に向けて、
新たな監督機関「外国人技能実習機構」(仮称)を設置することを柱とした外国人技能実習適
正実施法案を決定しました。同法案は、実習生に対する外部連絡禁止や帰国強要などが問題化
していることから、私生活の制限禁止や罰則規定を設け、新設する監督機関に受入組合や受入
企業に立入調査できる権限を付与し、不正監視強化と実習生保護強化を図ることとなりました。
また、同時に入管法が改正されますが、在留審査をさらに厳正化するため、在留に係る虚偽申
告には三年以下の懲役などの罰則を設け、また、外国人が滞在中に本来の活動をしていない場
合は直ちに在留資格を取り消すなど、不正行為に対して厳しく対応することとなりました。
※外国人技能実習生の失踪者急増について
平成 26 年までの 10 年間で、技能実習生は約 2 万 5 千人が実習先に無断でいなくなっており
ます。一部メディアによると、外国人技能実習生の「失踪」は「過酷労働、低賃金」が原因で
あり、平成 25 年の 3,567 人の失踪者数に対して、平成 26 年は 4,851 人と大幅に増加している
ので、外国人技能実習生の受入企業の労働環境に問題があるのではないかと指摘しております。
しかし、外国人の失踪理由は、“帰国(在留期限)が迫っているが、まだまだ日本で稼ぎた
い”、
“他にもっと稼げるところがある”などの自己中心的なものが主であり、当たり前ですが
失踪先は快適で高収入ではありません。そもそも、
「失踪」が問題となる理由は、失踪後の「不
法滞在」と「不法就労」であり、それら失踪者を違法就労させる企業の存在がなければ、「不
法滞在」と「不法就労」は成り立ちませんので、失踪問題は発生しておりません。前回までに
「実習生の失踪者数の推移」は「有効求人倍率の推移」と一致しているとお知らせしてきまし
たが、平成 26 年に続き、平成 27 年も有効求人倍率が高水準予測でありますので、違法就労さ
せる企業が減少しなければ、平成 27 年も残念ながら失踪者数は増加するものと思われます。
なお、公益財団法人JITCOの調査(JITCO 把握分のみ)によると、25 年度は前年比 84.2%
増の 2,822 人が行方不明となっており、国籍別では中国人が 60.6%(約 1,710 人)を占め、
ベトナム人が 26.6%(約 751 人)と続いており、中国人とベトナム人が全失踪者数の 87.2%
を占める結果となっております。
※労使協定書の内容の再確認について
前述致しましたが、先日閣議決定された外国人技能実習制度改正案では実習生への人
権侵害防止が改正のポイントとなります。一部メディアでは、人権侵害には「過酷労働・
低賃金」など受入企業の労働問題が含まれると主張しており、それらが起因して、現在、
中国人実習生とベトナム人実習生を中心に失踪者が急増していると指摘しております。
したがって、今後は制度改正に伴い人権保護の観点から労働基準監督機関などのチェッ
ク機関による立入り調査頻度が増加するものと考えられます。
つきましては、今回、平成 24 年に全国の労働基準監督機関において立入り調査及び
監督指導を実施した内容を下表 1、2 の通りご紹介いたします。平成 24 年は全国の労働
基準監督機関が 2,776 事業場(実習実施機関)に立入り調査を実施し、約 79%に当たる
2,196 事業場で労働基準関係法令違反が認められ、そのうち、技能実習生に係る重大又
は悪質な労働基準関係法令違反により送検された事業場は 15 件あったようです。この
結果を受け、全国の労働基準監督機関では受入企業に対し、積極的に労働基準関係法令
の周知徹底を図り、指導に従わないあるいは法違反を繰り返すなどの悪質な事業場に対
しては、送検を行うなど厳正に対応していく方針となったようです。
なお、平成 24 年の労働関連法令違反は、下表 2 の通り「労働時間」と「安全衛生関係」
で約 80%占めておりますが、36 協定などの労使協定書を実態に合わせて記載し届出して
いれば、違反とならずに済んだものも含まれていると思われますので、再度、自社の労
使協定書の内容を現状の労働実態と照らし合わせてご確認していただきますよう宜しく
お願い申し上げます。
(表 1)労働基準監督機関の監督指導数と違反事業場数の推移
(表 2)平成 24 年の労働関係法令違反
※労働関係法令違反による過去の送検事例
※労働基準監督書と入国管理局との相互通報状況