タイトル プログラム作成者 小学校 教諭 山田 由紀子 親子のコミュニケーション どうして 分かってくれないの? 小学校 教諭 青木 千枝子 小学校 教諭 周藤 健司 小学校 教諭 筑井 みつ子 ねらい 思春期(反抗期)を迎える子どもたちへのかかわり方をロールプレイを通して学び合う。 時間: 60分程度 準備 ・ワークシート 校種と学年: 小学校6年生 人数: 児童110人+保護者 ・ロールプレイで使う小道具 展開 時間 活動と保護者(児童生徒)の様子 留意点等 導 10 1 ねらいと概要の説明 入 分 ・保護者の皆さんとの二者面談で、「子どもへのかかわり方」に悩み を感じているといったお話をたくさんいただきました。今日は、日 常生活によくある場面から子どもの気持ちを大切にする効果的なか かわり方について、一緒に考えていきましょう。 2 アイスブレーキング ・緊張をほぐすゲームとしてバースデーラインを行う。 教師は明るい雰囲気 で、保護者の緊張を 和らげる 3 グルーピング(4~5人) 保護者同士、児童同士でグループをつくる。 4 自己紹介 ・一人一分で自己紹介をしましょう。その時に、児童の皆さんは「親 よさにはいろいろな のよいところ」、保護者の皆さんは「子どものよいところ」を併せ よさがあることを例 てお話ください。 を示す。 展 40 5 家庭での「子どもの気持ちに寄り添えない場面」のロールプレイ 開 分 を観る 夏休み中の出来事 教師の演技によって、 両親は仕事。A 君は友達と外で遊んでいた。雨がポツポツと降 楽しい雰囲気を演出 り始めたので、あわてて家に戻り、洗濯物を取り込んだ。そのま する。 ま、まとめて玄関においた。 母親役 帰宅した母。玄関先の洗濯物の山を見て、大きな声で 「何、これは!」 A 君役 リビングにいた A 君。母親の大きな声を聞き、 「もう、うるさいなぁ。せっかくやったのにさぁ・・・」 ぷぃっと、自分の部屋にこもってしまう。(イライラ・・・) 母親役 「玄関においといて、人が来たらどうするの?」 「ねぇ、聞いてるの?」 「はずかしいじゃないのよ。まったくもう」 片付けながら 「たたんでくれればいいのに。まったく」 回覧板を持ってきた近所の人 「ごめんください」 「帰ってきたのが見えたから、回覧板持ってきたわよ。」 「そうそう。A 君、雨の中洗濯物取り込んでたわよ。」 「えらいわね。」 6 グループで話し合う ・「このロールプレイを観て、どう思いましたか?」 皆さんがこの母親だったら、どのように言いますか。子どもの気持 ちに寄り添って考えてみてください。 さぁ、グループで話し合ってみましょう。 巡回して話合いの様 子を見守る。 全体に広げたい話合 いの様子を把握し、 指名発表につなぐ。 ・いくつかのグループに発表してもらいましょう。 7 自分ならどうするか考えて、ワークシートに記述する 劇や話合いを基に、 ・保護者の皆さんは、「子どもの気持ちに応えるかかわり方」を考え 自分と向き合う。劇 てみましょう。児童の皆さんは「自分の気持ちを分かってもらうに づくりにつなげる。 はどうしたらよかったか」を考えてみましょう。 8 ロールプレイをつくる ・考えたことを基に、班で劇を作ってみましょう。 ・保護者グループ、児童グループから、代表グループに発表してもら いましょう。 終 10 9 教師の話 末 分 ・保護者の取組に対して、適切なフィードバックをする。 ・以下の内容を踏まえて、教師がまとめていく。 10 体験を振り返り、今後について考える ・今日の保護者会で学んだことや新しく気付いたこと、参加した感想 などをお書きください。 劇を作る過程で、発 表してもらいたいグ ループにあらかじめ 発表を依頼しておく。 オルゴール調の BGM を流すなど、場の工 夫をする。 子どもと親の考えを うまくつないでまと める。
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