一学期終業式挨拶 校長 勝田 毅 一学期が終わろうとしていますが

一学期終業式挨拶
校長 勝田 毅
一学期が終わろうとしていますが、皆さんにとってこの4か月は、どんな一学期だったでしょう
か。終業式に当り少し振り返ってみたいと思います。
この一学期を振り返るに当って、弓削高校のホームページを参考にしました。ちなみに、皆さん
は既に気付いているとは思いますが、弓削高のホームページは、3年前の8月13日からほぼ毎日
欠かさず更新されており、他の学校にはない状態になっています。
さて、今年度は、4月7日の入学式、始業式から始まりました。このとき、私からは、夢を持ち
続けること、気持ちのよい挨拶をすること、学ぶ力をつけてほしいことの三つをお願いしました。
そして、皆さんの頑張りの積み重ねが弓削高校の伝統を作っていくという話をしました。
皆さんは、部活動においては、東予地区予選、バドミントン部、テニス部の県総体出場、一草庵
の俳句大賞、俳句甲子園の四国地区予選などで、すばらしい活躍をしてくれました。俳句甲子園の
決勝が終わった後、ディベートの凄さに、感動の涙をしばらく流していました。そうした皆さんの
頑張りに、本当に感謝したいと思います。
校内では、
レシテーションコンテスト、
弁論大会などで皆さんの頑張りを見せていただきました。
弓削高生は本当にすごい、と思えるときでした。最近では、有志の皆さんに弓削中学校のろ漕ぎ大
会に出場していただきました。また、音楽部の皆さんには、伯方高校の野球応援の応援をしていた
だきました。これらのことは、弓削高校の大きなアピールになったのではないかと思います。
今、紹介することができなかったことのほかにも、生徒の皆さん一人一人が、それぞれの役割を
果たしてくれました。本当にありがとう。
4月に弓削高校に赴任してから今日まで皆さんの姿をみて、弓削高という学校は、手を抜かない
生徒の集団だと思えるようになりました。一人一人が自分の役割を理解し、何事にも真摯な態度で
誠実に取り組む、これが弓削高生の姿だと思います。これからも、誰かが自分のために何かをして
くれるではなく、自分が誰かのために何ができるかを考え行動し続ける、すばらしい集団であって
ください。
皆さんには、ここで今一度、自分自身を振り返っていただきたいと思います。
どうでしょうか。自分がやりたいと思ったことに満足いくまで取り組めたでしょうか。必死で頑
張れたと思っている人も多いでしょうが、むしろ、そこまではできなかったと今思っている人の方
が多いのではないかと思います。しかし、今頭の中をよぎっている、できなかったという思いこそ
が大切なのです。人間が大きな働きをしたり、成長したりするためには、エネルギーが必要です。
今、できなかったという思いがそのエネルギーになります。夏休みの間、その思いを十分に温め、
二学期は、その思いをエネルギーにして、何事にも存分に取り組んでください。
いよいよ明日から夏休みです。自分は自分が守らなければ誰も守ってくれません。特に、ネット
に関しては、想定できないことが多いだけに、君子危うきに近寄らず、です。8月24日の始業式
を、全員こうして健康な姿で迎えられることを願って、終業式の式辞とします。