平成 27~28 年度 津別町西町団地買取事業 ― 公募型プロポーザル選定審査基準 津別町 ― 第1 総則 平成 27~28 年度津別町西町団地買取事業公募型プロポーザル選定審査基準(以下「審査基準」 という。)は、平成 27~28 年度津別町西町団地買取事業(以下「本事業」という。 )の事業者の 選定にあたり、本事業に係る契約の相手方を適正に選定するための基準を示したものである。 なお、この審査基準は、平成 27~28 年度津別町西町団地買取事業実施方針(以下「実施方針」 という。)及び、平成 27~28 年度津別町西町団地買取事業募集要項(以下「募集要項」という。) その他津別町(以下「町」という。)が、本事業に関連して配布する資料及び質問に対する回答と 一体のものとして取り扱う。 第2 提案の審査 審査は、応募者から提出された技術提案書等に対して2段階に分けて実施する。 なお、第1段階審査において、必要な要件等を満たしていない場合は、失格とする。 第1段階審査は、町において審査することとし、第2段階審査は、津別町旭町団地買取事業公 募型プロポーザル選定審査委員会(以下「選定委員会」という。)において審査する。 応募者による提案書等の提出 不適格 失格 定量的事項の審査 予定買取価格超過 優先的交渉権者の選定 優先的交渉権者の決定 - 1 - 失格 〈第2段階審査〉 定性的事項の審査 〈第1段階審査〉 資格の適格審査 基本的事項の適格審査 第3 審査項目と配点 (1) 第1段階審査(町による審査) ① 適格審査 ア 応募者の構成及び資格の適格審査 要件を満たしていない場合は失格とする。 イ 基本的事項の適格審査 必須条件(別紙1)等を満たしていない場合は失格とする。 ② (適格・失格) 定量的事項等の審査 ア (適格・失格) (10.0) 10.0 買取価格等に関する評価 ただし、予定買取価格を超えている提案は、失格とする。 (2) 第2段階審査[定性的事項の審査] (選定委員審査) ① 10.0 事業計画に関する評価 ア 事業の実施方針に関する評価 イ 事業計画概要に関する評価 ② (90.0) 「木の温もりを感じる環境共生型団地づくり」に関する評価 ア 地場産材・資源の活用に関する評価 10.0 イ 地球環境への配慮、周辺環境との調和等に関する評価 10.0 ウ 省エネ、低環境負荷の設備または技術の導入に関する評価 10.0 エ 木質バイオマス燃料熱源の設備または技術の導入に関する評価 10.0 ③ 「全ての人にやさしい安全・安心な団地づくり」に関する評価 ア 少子高齢化対策に関する評価 10.0 イ 利便性の高い立地条件の活用に関する評価 10.0 ④ ア 「多様な世帯が混在し、世代間交流のある住居形成」の評価 ⑤ ア 10.0 良好なコミュニティ形成に関する評価 10.0 「事業実施の確実性」に関する評価 事業の実施体制に関する評価 - 2 - 第4 第1段階審査の審査項目と評価方法 第1段階審査では、次の審査項目について、各要件の適否を確認し、要件を満たしていない 場合は、失格とする。失格となった場合には、第2段階審査は実施しない。 なお、第1段階審査の適否についてヒアリング実施前に応募者(代表企業)へ通知する。 (1) 適格審査 ① 応募者の構成及び資格の適格審査 募集要項に示す応募者の構成及び資格要件を満たしていることを確認する。審査の結果、 不適格となった場合は失格を原則とするが、「募集要項第2 事業者の募集及び応募の手続 き等4 応募者の構成要件(6)構成員の制限の適用④」の規定により、応募者が、町の指 定する期間内に構成員の制限に抵触した構成員を除外し、かつ、除外しても応募に伴う全 ての要件を満たすための手当を行い、その内容を町が承諾した場合は、当該応募者を失格 にしないものとする。 ② (2) 基本的事項の適格審査 ア 別紙1の必須条件を満たしていることを確認する。 イ 建築基準法上の法規制について重大(致命的)な不適格箇所がないことを確認する。 定量的事項等の審査及び評価方法 (配点:10.0) 定量的事項の審査は、次式により算定する。 ただし、予定買取価格を超えている提案については、失格とする。 【配点】 ・買取価格総額 10.0 【得点算定式】 ○買取価格総額の得点(小数点第3位四捨五入) 予定価格の90~100%の金額で段階的に評価する。 予定買取価格 予定買取価格は、総額294,112,000円とする。 *注:買取価格は、予定買取価格の90~100%の範囲を想定しており、90%未満の 提案があった場合においても、評価は90%の価格とみなす。 - 3 - 第5 第2段階審査の審査項目と評価方法 第2段階審査では、定性的事項について、次の審査方法に従い、各提案の採点を行う。 (1) 定性的事項の審査及び評価方法 (配点:90.0) 定性的事項の審査については、 (2)の各項目により、10段階評価(1~10点の整数) で評価を行い、委員の平均点を各項目の得点とする。 ただし、配点は、小数点第3位を四捨五入し、小数点第2位まで求める。 特に優れている 10 9 優れている 8 7 6 5 - 4 - 優れている点なし 4 3 2 1点 (2)評価項目 項目 主な評価事項 配点 事業計画に ア 事業の実施方 ・本事業を実施するに当たって、事業コンセプトが明確か。 10点 関する評価 針の評価 ・本事業を実施するに当たって、配慮された事項が適切か。 ・個々の定性的事項では評価されない優れた内容、特徴等があるか。 ・買取公営住宅等に対する十分な理解、認識等が的確か。 イ 事業計画概要 ・緑地、空地等の配置が適切か。 に関する評価 ・住棟や付属施設、駐車場、植栽、空地の確保等ゾーニングが適切か。 ・住棟計画(動線計画と住戸構成、共用空間の利便性等)や住戸計画 (日照、採光、通風、温熱環境、プライバシーへの配慮、各室の空 間構成等)が適切か。 ・その他独自に配慮した点。 「木の温も ア 地場産材・資源 ・津別らしい景観(植栽、各施設の配置、デザイン、色彩等)に配慮 10点 りを感じる の活用に関する評 がされているか。 環境共生型 価 ・木を中心とする地場産材・地場資源の活用がなされているか(特に 団地づく 重視したい項目と考えているので、具体的な樹種や活用量の提案が り」に関す あると良い) 。 る評価 ・その他独自に配慮した点。 イ 地球環境への ・周辺地域や近隣への配慮がなされているか。 10点 配慮、周辺環境との ・周辺地域や環境への配慮(緑地や児童遊園、電波障害、風雪害、日 調和等に関する評 影等)がなされているか。 価 ・その他独自に計画、配慮した点。 ウ 省エネ・低環境 負荷の設備又は技 術の導入に関する 評価 エ 木質バイオマ ス燃料熱源の設備 または技術の導入 に関する評価 「全ての人 ア 少子高齢化対 にやさしい 策に関する評価 安全・安心 な団地づく り」に関す る評価 イ 利便性の高い 立地条件の活用に 関する評価 「多様な世 ア 良好なコミュ 帯 が 混 在 ニティ形成に関す し、世代間 る評価 交流のある 住居形成」 に関する評 価 ・ライフサイクルコスト低減への配慮がなされているか。 ・建物の長寿命化や維持管理のしやすさへの配慮がなされているか。 ・その他独自に計画、配慮した点。 10点 ・ペレットボイラー棟の位置・規模、配管ルートは適切か。 ・システム稼働時の管理の省力化、ボイラー故障の対応等が考慮され ているか。 ・その他独自に計画、配慮した点。 ・少子高齢化社会への配慮(ユニバーサルデザインへの対応等)がな されているか。 ・雁木の設置、除雪の手間の低減など、冬に対する対策がなされてい るか。 ・その他独自に計画、配慮した点。 ・買取公営住宅等の動線計画(人、車、サービスのアクセスや周辺施 設への動線)が適切か。 ・その他独自に配慮した点。 ・公営住宅と地域優良賃貸住宅の配置、デザイン、仕様等の区分、差 違への配慮がなされているか。 ・コミュニティ形成・周辺地域との交流、安全性・防犯性、入居者の 利便性に配慮がなされているか。 ・入居者間の交流を生むような、住棟配置、住戸配置がなされている か。 ・児童遊園の位置が、地域住民の利用等への配慮がなされているか。 ・その他独自に配慮した点。 事業実施 ア 事業の実施体 ・実施体制(役割に応じた構成員等)が適切か。 の確実性の 制に関する評価 ・買取公営住宅等の設計、工事監理、建設構成員の同等規模以上の長 評価 屋又は共同住宅に関する実績があるか。 ・その他独自に配慮した点。 10点 - 5 - 10点 10点 10点 10点 第6 優先的交渉権者の選定方法 定量的事項の審査と定性的事項の審査の合計により、最高得点の者を最も優れた提案を行った 応募者を優先的交渉権者として選定する。 定量的事項の審査と定性的事項の審査の合計が同点の場合は、委員長判断とする。 - 6 - (別紙1)必須条件 ① 買取公営住宅等の整備スケジュール 平成28年9月末日まで16戸(公営住宅8戸、地域優良賃貸住宅(地方公共団体 供給)8戸)の公営住宅等を完成し、町が実施する完了検査後、速やかに必要な手続 きを行った上で、平成28年11月上旬(予定)より入居開始できるように工事の完 成日を計画すること(ただし、予定であり変更の可能性がある)。 ② 買取公営住宅等建設用地の土地利用 買取公営住宅等の住戸数(住戸数:16戸)について公営住宅法及び建築基準法等 の関係法令に適合して建設できるように敷地を確保すること。 ③ 買取公営住宅等の施設計画 買取公営住宅等の住戸数、型別戸数及び住戸専用面積、附帯施設、共同施設は、表 1のとおりとすること。 表1 施 設 買取公営住宅等 概 要 1LDKタイプ(住戸専用面積55㎡程度):2戸 2LDKタイプ(住戸専用面積65㎡程度):3戸 3LDKタイプ(住戸専用面積75㎡程度):3戸 計8戸 買取地域優良賃貸住宅(地方公 1LDKタイプ(住戸専用面積55㎡程度):2戸 共団体供給) 2LDKタイプ(住戸専用面積65㎡程度):3戸 3LDKタイプ(住戸専用面積75㎡程度):3戸 計8戸 木質バイオマス燃料熱源供給 ・地下配管を通じて公営住宅等 16 戸へ熱源供給可能なも 施設(ペレットボイラー棟) の 駐車スペース 1住戸につき1台分+4台分程度 児童遊園 300 ㎡程度 物置 16 箇所(2~3㎡/戸程度、住戸組み込みも可とする) ・地域優良賃貸住宅の住戸専用面積は、同タイプの公営住宅の住戸専用面積を下回らないこと。 ・公営住宅と地域優良賃貸住宅は、同一住棟としないこと。 - 7 -
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