別紙 治療した部位と治療方法 及びドクターからのアドバイス 1 診察結果 (プラレール No4) (1) 電源部 (電池は新品なのに全く動かない) (2) 手で助回転させると回転する。この時カタカタと気になる音がする。 (3) スイッチを切って、再度スイッチを入れるも回転しない。 (4) 歯車の破損と診断した。 図-1 2 治療した部位&治療の方法 (1) 図-1 のように外観を外したのち電池を抜き取る。 タイヤを軸の方向に、左右にわずかに回しながら引き抜く。 (2) 2本のネジがあるので、ネジを抜き分解する。 (3) 図-2 のような歯車がある。診断の通り上の小さい歯が1個かけているのが分かる。 上の小さい歯車と下の大き目の歯車は一体のもののように見える。 したがって、上だけ取り換えることはできない。 仮に取り替えるとしても、抜く段階で小さな方の歯車を より傷めることになるでしょう。 図-2 図-3 (4)ドクターの決心は「差し歯」の他に方法は無いと思い、図-3(黒い歯)のように仕上げた。 やり方は、欠損した台座を削って平らにし、塩ビの白い板(廃品プラレールの部品) を、幅1mm、 厚さ1mm以下、長さ3mmに切り、瞬間接着剤セメダインで張り付け、約2日間乾燥させた。 (瞬間接着だから、その必要はないかも知れないが、念には念を入れてそうした) そのあと、カッターやヤスリで歯先を仕上げ組み立てて完成した。 (5) 治療(修理)後何回か様子を見たが、回転もスムースにしているしスイッチを入れた時「すぐ回転」 もしている。 (6) この方法は、どの歯車にでも通用するものではないことは承知している。 たまたま、このプラレールは小さくて軽いからしばらくは大丈夫だと思っている。 重たくて、負荷の強くかかる歯車の場合は奨励できるものではないと思っている。 3 ドクターからのアドバイス 歯車は、電池とモーターで動かす分には、スムースに回ってくれますが、それ以外で「手で無理やり」 動かそうとしますと、歯車に無理がかかりますので、やらないようにした方が良いと思います。 引渡し日 : 平成27年10月3日 担当ドクター : 谷 春 雄
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