仕 様 書

仕
様
書
1
件 名
不動産賃料調査業務の委託
2
評価対象
宮城県亘理郡山元町(新坂元駅周辺地区商業用大区画内)新築物件
3
契約期間
契約締結日から平成27年7月10日(金)まで。
4 委託内容
(1) 意見賃料(ビル適正賃料)の算出
算定基準日において評価対象の物件を新規に借り入れる場合の適正な賃料坪単価
(以下、「意見賃料」という。)を算出する。
(2) 意見賃料の算定基準日
平成27年6月1日とする。
(3) 評価対象の近傍のビルにおける賃貸事例の調査
評価対象の近傍のビルにおける賃貸事例(以下、「近傍事例」という。)について次
の事項を調査し、各物件についての現地調査も行なうこと。
なお、地場業者等に対して賃料相場の聴取を実施すること。
・建物名称
・所在地
・階 層
・用 途
・地上階数、地下階数
・延床面積(㎡)
・基準階面積(㎡)
・構 造
・築 年
・耐震性能(外観調査及び築年数からの推定を可とする)
・募集又は賃貸時期
・賃貸面積(㎡)及び同(坪)
・賃料月額及び同坪単価
・共益費坪単価
・保証金及び敷金の賃料に対する月数
・礼金及び更新料の賃料に対する月数
・特筆すべき契約内容
(4) 不動産調査評価シート等の作成
ア
不動産調査評価シート
別紙「不動産意見賃料調査シート」に前記(3)の調査結果及び算出した意見賃料を
記入して作成する。
なお、別紙「不動産意見賃料調査シート」については、契約締結後データで支給
する。
また、留意点は以下のとおり。
・同一建物内の複数階層または同一階別区画(部屋)がある場合は、区画ごとに
算出し、別紙を作成すること
・評価対象及び近傍事例の耐震性能(外観調査及び築年数からの推定を可とする)
を考慮し、個別的要因として加味すること
イ
評価対象及び近傍事例の位置図
作成に当たっては、適当な縮尺の地図に次の内容を記載し、近傍事例の場所が地
図のみで特定できることを条件とする。
ただし、この条件を、1枚の地図で満たすことができない場合は、評価対象の位
置関係を示す地図及び近傍事例の位置図に分けて適当な縮尺にすること。
・評価対象の位置
・近傍事例の位置
・最寄り駅の位置
・方位
※ 余白に調査結果の概要(募集又は成約賃料(共益費含む)、事情補正、時点補正、
地域要因、個別的要因、比準賃料、ウエイト、意見賃料)を記載すること。
ウ
対象施設現況写真(遠景・近景)
評価対象及び近傍事例の遠景と近景を撮影し、近傍事例の写真には適当な縮尺の
地図を添付して作成する。
エ
意見書
意見賃料の決定理由をA4判 1 枚に簡記して作成する。
なお、決定理由に記載する内容は次の項目とすること。
・調査目的等
・調査事項
・調査の前提条件
・調査範囲
・地域の状況
・最寄り駅との距離
・近傍事例の類似性及び選定理由
・評価対象及び近傍事例の市場特性
・評価対象及び近傍事例の立地特性
・評価対象及び近傍事例の建物の状態(耐震性能を含む)
・評価対象及び近傍事例の契約条件(特筆すべき契約内容を含む)
・意見賃料の算出結果及び算出理由
・その他、法令等により記載しなければならない事項
オ
算出結果一覧表
意見賃料の算出結果の一覧表(様式適宜)を作成する。
なお、余白に算定基準日を記入すること。
5
近傍事例の条件
(1) 原則として評価対象から 500m 以内で、立地条件等が評価対象と類似していること。
(2) 建物のグレードが評価対象と類似していること。
(3) 可能な限り最近の成約又は募集の事例であること。
(4) 評価対象の用途は、窓口が設置されている階を「店舗」、それ以外の階を「事務室」
とし、近傍事例については、原則、評価対象と同一用途であり、かつ、同一階又は条
件の類似している階の物件とすること。
なお、窓口が設置されている階とそれ以外の階が同一である場合には「店舗」とす
る。
(5) 上記(1)から(4)の条件に合致する近傍事例を3件以上調査すること。
ただし、条件に合致する近傍事例が3件以上ない場合及び複数の評価対象で近傍事
例が重複する場合は、日本郵便株式会社東北支社経営管理本部総務・人事部直営局担
当(以下、「主管担当」という。)(TEL:022-267-7185)に連絡し、協議の上その指示に
従うこと。
(6) 近傍事例について、やむを得ず 500m 以内の事例を 1 件も選定しない場合は、主管担
当に連絡し、協議の上その指示に従うこと。
6
調査担当責任者の選定
調査担当責任者を定め、主管担当に書面により通知すること。
なお、調査担当責任者の資格は、不動産鑑定士とし、資格者証の写しを主管担当への
通知する書面に添付すること。
7 納入等
(1) 納入場所
〒980-8797
仙台市青葉区一番町1丁目1−34
日本郵便株式会社東北支社 経営管理本部 総務・人事部
TEL:022−267−7185
メール:[email protected]
直営局担当
(2) 納入方法
ア 報告書
報告書の規格はA4判とし、上記4(4)のア、イ、ウ、エ及びオをまとめ、色紙
で仕切り、インデックスを付けるとともに、色紙の中央部分には通し番号及び評価
対象名を記入し、インデックスには通し番号を付けて、チューブファイルに綴じ込
み、上記4(4)のエをチューブファイルの先頭に綴り1冊に取りまとめ2部(正本1
部、副本1部)納入すること。
イ
その他
報告書については、事前に案を主管担当に提出し、内容等の確認を得てから納入
すること。
なお、報告内容に関する主管担当からの照会及び補正等の指示については速やか
に対応することとし、必要に応じ、受託者の責任において再度調査等を行なうこと。
(3) その他
上記(2)アに記載の成果物納入後は、作業完了月の翌月第3営業日までに「作業完了
報告書(適宜様式)」
(契約名、作業内容、完了日等を記載)及び「請求書(適宜様式)」
を主管担当あて提出すること。
8
知的財産権等
(1) 受託者は、本契約に関して日本郵便株式会社が開示した情報(公知の情報等は除く。
以下同じ。)及び契約履行過程で生じた納入成果物に関する情報を本契約の目的以外に
使用又は第三者に開示若しくは漏洩してはならないものとし、そのために必要な措置
を講じること。
なお、当該情報を本契約以外の目的に使用又は第三者に開示する必要がある場合は、
事前に主管担当に承認を得ること。
(2) 受託者は、本契約履行過程で生じた納入成果物に関し、著作権法第 27 条及び第 28
条に定める権利を含む全ての著作権を日本郵便株式会社に譲渡し、日本郵便株式会社
は独占的に使用するものとする。
なお、受託者は日本郵便株式会社に対し、一切の著作者人格権を行使しないことと
し、また、第三者をして行使させないものとする。
また、受託者が、本契約の納入成果物に係る著作権を自ら使用し又は第三者をして
使用させる場合、日本郵便株式会社と別途協議するものとする。
(3) 受託者は、日本郵便株式会社が納入成果物及び受託者名を第三者に開示することに
ついて、予め了承するものとする。
9
秘密の保持等
受託者は、契約履行過程で知り得た日本郵便株式会社の社内情報及び提供する資料並
びに個人情報を第三者に漏らしたり、複製や目的外に利用したりすることを含め、秘密
保持義務を遵守し、受託者がこれに違反することにより、日本郵便株式会社が損害を受
けた場合はその被害を補償しなければならないものとし、本契約終了後においても同様
とする。
10 その他
(1) 本件履行に伴い、必要となる交通費等一切の経費については請負金額に含めるもの
とする。
(2) 詳細については、主管担当の指示によること。
(3) 本契約の履行に従事する貴社労働者(再委託を除く。)に対し、公益通報者保護法に
係る日本郵便株式会社の通報窓口について日本郵便株式会社が指定した周知文を受
領したことを確認の上、当該周知文を用いて周知に努めること。