Carbozinc 11

カーボジンク 11
-厚膜形無機
ジンクリッチ塗料-
SELECTION DATA
塗料のタイプ:
SPECIFICATION DATA
固形分:
62±2 (容量%)
79±2 (重量%)
VOC(g/L):
529
密度(g/cm3):
2.56±0.05
無機ジンクリッチ塗料
一般特性:
優れた防錆力を有する厚膜型無機ジンクリッチ塗料。
・ 耐熱性、耐溶剤性に優れる
・ 乾燥塗膜中の亜鉛含有率 86 重量%
・ 低 VOC 塗料(重量固形分 70%以上)
推奨される塗装箇所:
各種鉄構造物、タンク外面、有機溶剤タンクの内面、化
学工場、製紙工場、海洋開発機器および海洋雰囲気下に
ある諸設備、機械、装置、器具など。
使用できない箇所:
酸、アルカリに浸液される箇所、及び上塗りなしで酸、
アルカリに暴露される箇所。
耐熱性:
連続 400℃ 断続 427℃
連続最低 -50℃
可とう性:
Fair-Good
耐摩耗性:
時間の経過と共に増加する。湿度が高い場合は硬化が
促進され、24 時間以内に強靭な塗膜を形成する。
なお、塗膜に水を噴霧すれば乾燥硬化が促進される。
耐衝撃性:
Very Good
塗装方法
スプレー
乾燥膜厚* (m/ 回)
75
理論塗付量(g/m2)
310
標準使用量** (g/m2)
700
* : 1 回の塗装で 150m(ドライ)を超えないこと。
** :標準使用量は、被塗物の形状や塗装する部位、被塗面の表
面状態、風速・気温等の環境条件、塗装作業者の技量等、種々
の条件によって変化する場合があります。ご不明な点は弊社担
当者にお問い合わせください。
WET/DRY比:
1.61 (無希釈)
タレ限界膜厚:
(DRY, m)
155
色相:
グレー
保存可能期間:
製造後 6 ヶ月
推奨される下塗り塗料:
直接鋼材に塗装
推奨される上塗り塗料:
カーボマスチック 15(カーボマスチック 15J)、カーボマス
チックカラーII、カーボライン 893、カーボライン 193LF プ
ライマー(カーボガード 193LF プライマー)
マイティマスチック(カーボマスチック マイティ)
カーボライン 133HB(カーボタン 233HB)
(条件により、発泡防止のためのミストコートが必要)
(Excellent > Very Good > Good > Fair > Poor > Not Recommended)
2015 年 1 月改訂
上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい
場合は、弊社の特約販売店あるいは直接弊社迄お問い合わせください。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能
性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足などの問題については、弊社は責任を負いかねます。
上記製品名は2015年1月から適用されます。
PDS002-005
カーボジンク 11
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塗装要領書
荷姿および安全衛生
下地処理:
荷姿および混合比:
油、グリース、汚れ等は溶剤で拭き取る。その後、各種
ブラストまたはピックリング法にて ISO Sa2 以上の処理を行
う。没水部へ適用する場合は、Sa2 1/2 以上の処理を必要
とする。ブラスト後の表面粗度: 25-75m
塗装方法:
エアレススプレー、エアースプレーが使用できる。
ベースを撹拌しながらフィラーを徐々に加え、充分に撹
拌する。フィラーの沈殿を避けるために、塗装作業中も緩
やかに撹拌を続けること。
濾過には 60-80Mesh のフィルターを使用する。
(例) エアレススプレーの場合
圧縮比
30/1
塗料圧
8-12 MPa
オリフィスサイズ
0.019-0.023″
チップフィルター
50Mesh (必要であれば)
希釈率
10%以下 (重量比)
適正粘度
30-50 秒 (IHS カップ)
使用シンナー:
カーボラインシンナー21 (強風や高温時の塗装でスプ
レーダストや発泡が生じる恐れのある場合はカーボライン
シンナー33 を使用する)
24kg セット
ベース
7.5 kg
フィラー(亜鉛末)
16.5 kg
安全衛生:
引火
点
(℃)
爆発
限界
(%)
安全
衛生
表示
ブチセロ
IPA
キシレン
メタノール
エチルベン
ゼン
有機
則
区分
危険物
分類
ベース
17
1-19
2種
4類1石
非水溶性
液体
フィラー
-
-
-
-
非危険物
シンナー
21*
12
2-12
IPA
2種
シンナー
33*
35
1-12
ブチセロ
2種
4 類アルコ
ール類水
溶性液体
4類2石
非水溶性
液体
*: シンナーはカーボラインシンナーを指す。
塗装条件:
標準
被塗面温度
気温
湿度
50℃以下
-18~54℃
50%以上
空気中の水分によって加水分解反応が進行し、硬化乾
燥するため、相対湿度が低すぎる場合には硬化不良が生
じることがある。
相対湿度 50%未満での塗装作業は行わないこと。
なお、工場内等を加湿または散水等によって相対湿度
を 50%以上に維持できる場合は、塗装してもよい。
乾燥時間・可使時間:
温度
(℃)
可使時間
(時間)
硬化時間
(時間)
最短塗り重ね
時間 (日)
5
22
24
2
10
16
20
2
20
8
18
1
30
4
12
1
上表は、乾燥膜厚 75m の場合である。厚膜・換気不
足・低温等の条件では乾燥時間が長くなり、溶剤の閉じ込
めや早期の不具合が発生する可能性がある。
ジャパンカーボライン株式会社
本社
〒135-0033 東京都江東区深川 1-1-5
TEL: 03-3643-4501
大阪支店
〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町
1-26-28
TEL: 06-6424-1850
2015 年 1 月改訂
上記記載の要領は、特定の工事の為に用意されたものではなく、適切な表面処理・調合・塗装等についての一般的なアドバイスを示しているにすぎません。
注意: 塗料の保管や使用に際しては火気厳禁です。裸火・スパークは禁物です。電気機械類は防爆型のものを使用し、アースを施して下さい。密室で塗
装する場合はエアラインマスクを着装し、非鉄工具を使用し、導電性の靴を履いて下さい。皮膚の過敏な人は手袋や保護クリームを使用して下さい。