大山田中学校だより - 伊賀市学校教育ネットワーク

大山田中学校だより
第 24 号 2015 年 3 月 13 日発行
廣岡 昭貴
第52回卒業証書授与式を行いました。
3月6日(金)に、本校第52回卒業証書授与式を行いました。
前日は曇り空で、卒業式当日は曇りのち晴れとの予報も出ていました
が朝から晴天となり、早春の柔らかな日差しが学校を包み、卒業生の巣
立ちにふさわしい日となりました。
本年度の卒業生は34名でした。一人ひとり卒業証書を手渡す時、卒
業生は緊張しつつも中学校での3年間を終えたという安堵感と、これからの進路に向かって進んでいこうとする決意が
表情や姿勢に表れていました。
卒業生には、私から「卒業証書」には「自分で進むべき道を探し、自分の力で歩いて行く
段階へと進んだということ」
「自分の夢の実現をめざして、自分の力でしっかりと自分の道を
歩き始めること」という意味があり、もう一度自分で確かめてほしいと伝えました。そして、
大山田中学校での3年間の学びを通して、自分でつかんだ「夢をもつこと」
、
「努力すること」
、
「仲間としてつながること」を心に刻んで、これからもずっと志(こころざし)の高い人と
して歩んでいってほしい。また、自分を愛すると共に、自分が育ったこの大山田地域や共に学んだ友だち、そして大山
田中学校をいつまでも誇りに思ってほしいと伝えると共に一人ひとりの中には、
「夢」を実現でき
る無限の可能性が秘められていると話しました。
来賓として出席いただいた多くの方を代表して、伊賀市教育委員中 香代子さん、PTA会長
榮井 隆さん、伊賀市議会議員福岡 正康さんからも温かい祝福の言葉をいただきました。
在校生からは、学校のリーダーとして、学校行事・生徒会行事をはじめ全校ヒューマンタイム
など様々な場面で全校生徒の先頭に立ち取り組みを進めてくれたことへの感謝とともに、その意
志と姿勢を受け継いでいく決意が語られました。
卒業生からは、様々なことで「ゆれ」
「悩み」
「苦しみ」ながらも、34名が仲間としてつ
ながってきたこと、在校生への感謝の気持ちと「大
山田中学校の伝統」を引き継いでほしいという願い、
そして、保護者の皆様や地域の皆様はじめ教職員へ
の感謝の気持ち、将来への希望や決意が語られまし
た。
最後の合唱は、在校生・卒業生ともそれぞれに心に染みる歌声が体育館に響
きました。最後の最後、「全校合唱:旅立ちの日に」では、間奏の途中担任の先生への感謝の言葉が卒業生全員から涙
ながらに突如語られ、また、在校生も泣き、本当に感動的な卒業式となりました。
「一人ひとりが輝くすばらしい卒業式」の運営ができました。
式場準備、式場の飾り付け(大きな壁画・ステンドグラス・
壁面の飾り等)、3年生教室や保護者控え室の飾り付け、来賓・
保護者の誘導、BGMなどの音響、式の進行、各所の掃除、そ
して合唱や2年生を中心にそれぞれの生徒が自分の役
割を果たし、「一人ひとりが輝く卒業式」をみんなで
創り上げてくれました。
式終了後は、充実感や満足感、成就感を在校生一人ひとり持つことが出来たと
思います。
[在校生の感想をいくつか掲載します。]
○ 3年生の人達だけじゃなく、1・2年生も感動できる卒業式になったんじゃないかと思います。自分達の歌を聞いて泣
いてくれた人もいたと聞いて、うれしかったです。取り組みでは、2年生の壁画がめっちゃ大きくて、色を塗るのが大変
だったけど、協力していいものができてよかったです。一人ひとりが自分に出来ることをがんばっていたと思います。来
年は感謝の気持ちを伝えられる卒業式にしたいです。
○ 壁画とかも上手くできて、3年生が感動するだけでなく、2年・1年も感動できる卒業式が出来たと思う。
取り組みでは、生徒会がセリフをかまないよう練習していたし、自分は歌を精一杯歌えた。来年は、今年のように見に来
た人全員が感動できるものにしたい。
○ 歌ですごく感動しました。練習してきた中でも1番上手くいったと思うし、声も出ていたし、良かったと思います。3
年生も泣いてくれていたし、在校生の人も泣いていたので、良い卒業式だったと思うし、感動しました。
前日までは、伴奏の練習と壁画作成を頑張れました。生徒会の4人は、昼休みや放課後に集まって計画を立ててくれて、
練習もしてくれて、頑張ってくれていました。実行委員も。来年は全員が感動できて、大中で良かったと思える卒業式にし
たいです。今年みたいな卒業式になったらうれしいです。歌や校歌がすごく良かったです。だから来年も歌は特に頑張りた
いです。
2年生学年集会で「次年度修学旅行」の説明を行いました。
3月11日(水)5限目に、次年度の修学旅行計画について2年生に学年集会で
伝えました。
平成27年度の修学旅行は、本年度と同様「東京・千葉方面」で計画しています。
宿泊施設や見学地を決定する関係上、前年度から計画をすることにしています。
日程は 5月13日(水)~5月15日(金)の2泊3日での実施を予定してい
ます。主な見学地は、国会議事堂・東京ディズニーランド・浅草寺・東京スカイツリーです。また、墨田区立文花
(ぶんか)中学校夜間学級を訪問し、夜間中学校で学ぶ方と一緒に授業を受け、交流も予定しています。1日目及び
2日目は、班別で都内各所の施設を訪問したり、班別での都内自由行動をしたりする計画を立てています。
[1日目に訪問する各施設:予定]
・日本ユニセフ
……… 命と健康を守るために活動する国連機関
・IMDAR:反差別国際運動 ……… 世界からあらゆる差別と人種差別の撤廃をめざす機関
・WWFジャパン
……… 世界の自然環境を守るため、様々な環境問題に取り組む機関
・スペシャルオリンピックス日本 …… 障がいのある人たちにトレーニングと競技会を提供している国際
的なスポーツ組織
・日本オリンピック委員会
……… 2020年東京オリンピック開催に向けて各種スポーツの強化対
策やアスリート養成の総合定施設
・東京大空襲戦災資料センター ……… 東京大空襲の惨状を語り継ぎ、平和の研究と学習に役立つことを
目的に設立された施設
卒業式で見せてくれた、学年としてのまとまりや仲間としてのつながりがあれば、必ず有意義な修学旅行にし
てくれるものと信じています。
1 年生「社会見学」………やまなみ工房での交流
3月10日(火)の午後から、1年生全員で「やまなみ工房」を訪問しました。障がいを持つ18歳以上の人たち
に働く場と機会を保障しようと、第2回の全校ヒューマンタイムに講師としてお招きした山下完和(やました まさ
と)さんが設立され、運営している工房です。
「やまなみ工房」で障がいを持つ人たちが働く姿にふれ、作り上げた物を見て、話をすることを通して、
「障がい」
に対する今までの間違った見方や考え方を振り返ることができたようです。