平成27年12月14日 東 北 経 済 産 業 局 東北経済産業局が選んだ「平成 27 年東北経済・産業の 10 大ニュース」 東北経済産業局では、毎年 12 月この1年間を振り返り、東北の経済・産業に関わる印象的な出来事、支 援内容等をとりまとめてお知らせしております。 このたび、局内からエントリーされた項目を全職員によって投票を行い、ニュース性の高かった下記出来 事を 10 項目選定しましたので、お知らせします。 今年は、被災地のインフラ復旧が進み、 “まち”の復興も進展、さらなる復興への期待をうかがわせる案 件が多くみられました。また、地方創生に向けて各地域でさまざまな取組が進められました。 記 1.被災地の交通インフラの復旧が進み、復興の加速に期待が高まる ~福島県では常磐自動車道が全線開 通、宮城県ではJR石巻線、仙石線が全線再開され、沿線の輸送力や利便性が向上 2.仙台市地下鉄東西線が開業 ~南北線とともに新たな交通基盤を形成し、中心部と沿線の多様な機能を 持つ拠点がつながることで交流の活性化が期待される。 3.東北の観光振興に貢献 ~弘前城では石垣修理のため天守が100年ぶりの大移動、 「橋野鉄鉱山・高炉 跡」が世界文化遺産に登録、 「仙台うみの杜水族館」がオープン 4. 「平成27年9月関東・東北豪雨」の被害大きく ~宮城県大崎市の渋井川堤防が決壊、大和町の吉田川 が氾濫し、住居、店舗、工場等が浸水被害を受け経済活動にも影響 5.新型シエンタ生産開始 ~日本自動車販売協会連合会の車種別ランキングでは、東北地域で生産されて いる「アクア」 「シエンタ」 「カローラ」が毎月上位にランクイン 6.被災地のまちづくり・産業の本格的な復興が進む ~女川町、宮古市田老地区では「まちびらき」が行 われ、陸前高田市ではかさ上げ工事のベルトコンベヤーが役目を終えた。石巻市では石巻魚市場が全面 運用を開始、水産業の本格的な復興を目指す。 7.東北のものづくりの伝統が評価される ~ものづくり日本大賞では、株式会社天童木工が内閣総理大臣賞を受 賞したほか、経済産業大臣賞が4件など過去最多の23件が受賞。また、伝統的工芸品に東北地域では10年 ぶりに仙台箪笥が指定された。 8.地域を挙げて応援します「ふるさと名物応援宣言」 ~二戸市「浄法寺漆」と大館市「きりたんぽ」が東北初 の応援宣言、むつ市「イカの加工品」、深浦町「深浦マグロステーキ丼」が続く。地域経済の好循環につなが ることを期待 9.福島の再生に向けた体制整備が進む ~役場機能等の再開、福島の小規模、中小企業者の支援体制の強 化のための「福島相双復興官民協議会」 、 「オールふくしま中小企業・小規模事業者経営支援連絡協議 会」が設立され、 「福島イノベーション・コースト構想」の一環である「楢葉遠隔技術開発センター」の 研究管理棟が開所した。 10.地方創生に向けた動きが活発化 ~創業支援事業計画の認定により創業支援体制の整備や国と地方が 一体となったUIJターンの仕組みづくりが進み、地方版総合戦略策定支援となる「地域経済分析シス テム(RESAS) 」が公開された。 【選定方法】 局内各課室や東北各県の地域サポーターから今年のニュース項目を募集し、38 項目の候補案件に絞り込 む。その後、5日間にわたって局内全職員による投票(職員1人につき 10 項目まで)を行い、職員 152 名の投票を得て集計した結果です。 (本発表資料のお問い合わせ先) 東北経済産業局広報・情報システム室長 藁谷 尊 担当者: 有路 電 話:022-221-4867(直通)
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