基本計画 2014年12月 改定 日本磁器誕生・有田焼創業400年事業実行委員会 ◆ 基本的な考え方 ・・・・・・・・・・・1 ◆ 事業の基本構成 ・・・・・・・・・・・2 ◆ 実行委員会事業計画 ・・・・・・・・・3 ◆ 事業展開スケジュール ・・・・・・・・5 ◆ 記念関連事業の計画概要 <参考>・・・6 基本的な考え方 日本磁器誕生・有田焼創業400年事業は、400年間培われてきた歴史と伝統ある有田焼を中心にして、町の持続可能な発展 の契機とするために、以下の考え方に基づき各種事業を推進します。 目指すこと 有田焼を中心にして、有田が有する技術・歴史・伝統・文化・自然等の資産を磨き上げ、次代につながる人づくり と魅力的なまちづくりを図り、持続可能な地域活力の再生を目指します。 事業の方向性 歴史・伝統・文化の再認識と発信 陶磁器産業の振興と発展 日本磁器発祥の地である「有田」の歴史・伝統・文化 を再認識し、次代に継承すると共に内外に発信する。 400年に亘って営まれてきた陶磁器産業を次代に継承 するため、「有田焼」の振興と発展を図る。 事業の基本方針 1.伝統を築いてきた先人の偉業と労苦に感謝する事業に取り組みます。 2.陶磁器産業を始めとする地場産業の振興と発展に資する事業に取り組みます。 3.有田が有する豊かな陶磁器文化や歴史を継承し、内外に広く発信する事業に取り組みます。 1 事業の基本構成 【有田焼創業400年記念 祝祭事業】 【有田焼創業400年記念 関連事業(参考)】 有田焼創業400年を記念して、対外的に有田の魅力を発信する催事 有田焼創業400年を契機に、将来に向けた有田の発展を推進するための取組み 産業振興(窯業・農業) Ⅰ.主催事業 ■有田焼マイスター制度の創設 実行委員会として企画し、主催する事業。 ●国内主要都市百貨店での400年有田の魅力展 ■農産物特産品の開発 <2015年度 秋~2016年度> ■佐賀県有田焼創業400年事業(市場開拓等)との連携 ●記念式典・レセプション 文化・観光振興 <2016年10月予定> ■異人館の復元・活用 ●有田400年やきもの文化大博覧会(仮称) <2016年 秋> ■天狗谷窯跡内の再整備 ■泉山磁石場周辺の環境整備 Ⅱ.協賛事業 ■唐船城公園周辺の環境整備 実行委員会以外の事業主体が実施する事業で、有田焼創業400年に 関連付けて、実行委員会が協力・支援を行う事業。 ■有田駅構内の観光施設整備 ●既存イベント等の拡充(冠事業) 魅力あるまちづくり(住みたいまち、安心・安全なまち) <2015年4月~12月 400年プレイベント> <2016年1月~12月 400年記念イベント> ■内山地区まちづくり ◆やる気モリモリ事業(支援事業) ■有田小学校の改築 ◆誘致開催事業(後援事業) ■国道・県道・町道等の道路整備(排水対策含む) ■小学校区単位でのまちづくり Ⅲ.連携事業 ■文化体育館の改修 実行委員会以外の事業主体が実施する事業で、有田焼創業400年に 関連付けて、実行委員会が連携を図る事業。 2 実行委員会事業計画 ● 国内主要都市百貨店での400年有田の魅力展 1.趣 旨 「伝統そして未来への継承」を理念に、国内主要都市の百貨店において有田焼の魅力ある展覧会を開催し、有田焼 の存在感を改めて現代の消費者に示すことにより、有田焼の未来に向けた新しい出発点とする。 2.実施時期 2015年度秋~2016年度 3.実施場所 東京・大阪・福岡など国内主要都市の百貨店 4.実施概要 以下の企画を開催場所に合わせて実施する。 ①有田焼400年の歴史展、②ワークショップ(工房の一部再現)、③有田焼の技法別紹介、 ④柴田コレクションへの挑戦、⑤割烹・レストラン用食器の紹介、⑥伝統工芸の粋、 ⑦モダンな有田焼の紹介 ● 記念式典・レセプション 1.趣 旨 日本磁器誕生・有田焼創業400年事業のシンボル事業として、有田焼の歴史を振り返り、伝統を築いてこられた 先人の偉業と労苦に感謝するとともに、次の50年、100年に向けた励みや新しいスタートとする。 国内外の関係者・要人等をお迎えし、日本磁器誕生・有田焼創業の地として国内外にアピールする。 2.実施時期 2016年10月22日(土)午後~ ※10月23日(日)皿山まつりで祝賀パレード 3.実施場所 町内施設 4.実施概要 ①式典:アトラクション、400年の歴史紹介(記念誌・映像など)、表彰、記念講演など ②レセプション:招待者・関係者等の歓迎セレモニー ※関係者・要人等に対して、泉山磁石場などの町内視察の計画も検討。 ※レセプションでは、地元の食材を活かした料理を有田焼の器で提供することも検討。 3 実行委員会事業計画 ● 有田400年やきもの文化大博覧会(仮称) 1.趣 旨 陶磁器産業の活性化及び産業観光の振興を図るため、既存イベントや関係団体等とも連携しながら、有田焼を中心 にして有田が有する歴史・伝統・文化・自然等の魅力ある地域資源を国内外の多くの方々に体感していただく。 2.実施時期 2016年 秋 3.実施場所 有田駅前周辺会場:生涯学習センター、文化体育館、大有田焼会館、その他テント設置会場など まちなか会場:町内の各施設 4.実施概要 記念式典の開催をはじめ、実行委員会以外の事業主体により開催される既存イベントや関係団体等とも連携しなが ら、また、関連事業として事前より推進される将来に向けた有田の発展のための取組みも活用しながら、期間中に 町全体を会場にして様々な魅力あふれる催事を展開する。 ● 既存イベント等の拡充【有田焼創業400年を記念し、既存イベントを拡充開催】 1.趣 旨 2016年の1年間を記念イヤーと位置付け、年間を通して多くの集客を図ると共に今後の通年観光に向けたきっかけ にするために、関係団体等と連携・協力しながら既存のイベント・催事を磨き上げ、拡大充実して開催する。 有田の未来を担う子供たちに、歴史と伝統を継承する記念の取組みも行う。 2.実施時期 2015年度~2016年末(既存のイベント・催事の開催時期) 3.実施場所 既存のイベント・催事の開催会場 4.実施概要 2015年4月~12月 2016年1月~12月 既存イベント等を400年プレイベントと位置付けて拡充開催。 機運の醸成を図るとともに、内外に対する情報発信を行う。 既存イベント等を400年記念イベントと位置付けて拡充開催。 年間を通して多くの来訪者に有田の歴史や新しい魅力を体感してもらう。 4 事業展開スケジュール 2015年(プレイベント) 4月-6月 7月-9月 2016年(記念イベント) 10月-12月 1月-3月 ■400年有田の 魅力展(東京) 4月-6月 7月-9月 400年有田の魅力展(東京・大阪・福岡など) (年明けイベント) (タイムカプセル 開封・封かん式) 主催事業 (オープニング イベント) ■有田皿山まつり ■有田碗灯 ■石場相撲大会 既存イベント等 ※例示 ■有田陶器市 ■有田ウィンドー ディスプレイ甲子園 ■先人陶工感謝祭 ・有田夏祭り ■有田陶器市 ■陶祖祭 ■九州山口陶磁展 ■有田皿山まつり ■石場相撲大会 ■有田雛の やきものまつり ■有田秋の 陶磁器まつり ■記念式典・ レセプション (10/22) ■やきもの 文化大博覧会 (仮称) 各種広報・宣伝活動 ■先人陶工感謝祭 ・有田夏祭り 10月-12月 ■有田ウィンドー ディスプレイ甲子園 ■有田秋の 陶磁器まつり ■陶祖祭 ■有田・食と 農業まつり ■九州山口陶磁展 やる気モリモリ 事業 (支援事業) 誘致開催 事業 (後援事業) 連携事業 5 ■有田・食と 農業まつり 記念関連事業の計画概要 <参考> 現在検討している事業 ■ 内山地区まちづくり 【概要】 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている内山地区の将来に向けたまちづくりについて、各地区 から選出された方、専門家や地域商店会、まちづくりグループの方などに参画していただき、「内山まち 6 づくり会議」を開催して、具体的な取組みの検討を行い、その取組みを実践していく。 ・全体テーマ:「観光と生活の調和」、 ・個別テーマ:「空家対策」、「交通対策」、「施設対策」 ■ 異人館の復元・活用 【概要】 県の重要文化財である異人館の復元を行い、歴史的な有田の町の情報発信、観光拠点としての活用方法 などを検討する。「修理活用検討委員会」で検討を行いながら、復元に伴う各種調査、建物の一部解体 等を行い、2016年度内の完了を目指す。 ■ 天狗谷窯跡内の再整備 【概要】 国史跡であり、陶祖李参平ゆかりの窯でもある天狗谷窯跡内に残る民地の公有化を行い、専門的な発掘 調査の実施を検討する。中長期的には窯体の復元等を視野に入れた窯跡全体の再整備を検討しながら、 地域関係者等とその周辺も含めて歴史的観光資源としての整備・活用も検討する。 ■ 泉山磁石場周辺の環境整備 【概要】 国指定史跡であり、日本磁器発祥の地である泉山磁石場を観光資源として更なる活用をしていくために、 周辺の駐車場整備を行うなど、観光環境の整備に取り組む。 6 記念関連事業の計画概要 <参考> 現在検討している事業 ■ 唐船城公園周辺の環境整備 【概要】 町史跡であり、松浦党の始祖源久の孫三郎栄が築いたと言われている城址を歴史的観光資源として活用を 検討していくために、周辺の駐車場整備を行うなど、観光環境の整備に取り組む。 ■ 農産物特産品の開発 【概要】 関係者等と協議会を設立し、検討・協議を行いながら農産物の特産品開発を推進するとともに、その食材 を活用したご当地自慢料理の開発検討も推進する。 ■ 有田小学校の改築 【概要】 有田小学校を改築し、内山地区の活性化の一助とする。2016年度に校舎及び屋内運動場の完成を目指 す。本年度は、学校用地の購入及び基本設計を行う。 ■ 国道・県道・町道等の道路整備(排水対策含む) 【概要】 主要道路である国道への県道、町道の取付けを進めることや歩道の拡幅を行うことにより、町内の円滑 な交通体系の再編、安心安全な通行の確保を図る。また大雨時の道路の排水対策も併せて取り組む。 7 記念関連事業の計画概要 <参考> 現在検討している事業 ■ 有田焼マイスター制度の創設 【概要】 400年の歴史と伝統に培われてきた有田焼職人の技術を顕彰し、次代に継承していくため、製造工程別 に匠の技を極めた職人を選定してマイスターと称する制度の創設を関係団体・関係者等と検討する。 ■ 有田駅構内の観光施設整備 【概要】 日本磁器発祥の地「有田」の玄関口である有田駅構内に有田焼で出来たエクステリア等を設置するなど、 観光環境の整備に取り組む。 ■ 小学校区単位でのまちづくり 【概要】 内山地区と同様に小学校区単位で地域の方々との検討会を開催し、将来に向けたまちづくりの具体的な 取組みの検討を行い、その取組みを実践していく。 ■ 文化体育館の改修 【概要】 地域住民の交流拠点施設として楽しく安全に文化イベントやスポーツ・レクリエーション活動に親しむ ことが出来るように、施設の改修整備を検討する。 8
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