20040 Culotte stenting for jailed common iliac artery stenosis

20040
Culotte stenting for jailed common iliac artery stenosis.
【背景】Self expandable stent(SES)は腸骨動脈領域の血管内治療にてしばしば選択されるが、Balloon expandable
stent(BES)と比較し、SES は留置の位置決めが難しい。特に、総腸骨動脈(CIA)入口部に対し SES 留置の際は大動脈へ
の突出に注意を要する。以前に我々は、大動脈に突出した SES に jail された対側の CIA 入口部病変に対し、SES のス
トラット越しに BES を留置する culotte stent 法にて血行再建に成功した一例を報告した。慢性期の開存性が懸念され
た為、この度 18 ヶ月後のフォローアップ造影を施行した。【症例】63 歳女性。2012 年 1 月に左 CIA 病変に対し、血管内
治療歴を有する。治療後、症状は改善したが、2013 年 9 月に右間欠性跛行が出現。大動脈造影にて、右 CIA 入口部の
狭窄を認めた。(ABI rt0.61 lt 0.95)同部位への治療を試みたが、以前に左 CIA に留置した SES が大動脈に突出し、
右の総腸骨動脈を完全に jail し、対側の大動脈壁に癒着していた。そこで、上記 culotte stent 法にて血行再建に成
功した。今回、18 ヶ月後のフォローアップの大動脈造影を施行したところ、良好な開存が確認された。【結語】SES に jail
された CIA 入口部病変に対し、BES による culotte stent 法による血行再建を行った。長期開存性が懸念されたが、18
ヶ月後の開存も確認され、本治療法は慢性期の開存も期待できる治療法であると考えられた。