【沖縄県教育庁文化財課史料編集班】 【Historiographical Institute, Okinawa Perfectual board of Education 】 Title Author(s) Citation Issue Date URL Rights 沖縄島南部域を中心とした動植物方言調査項目について 当山, 昌直 史料編集室紀要(27): 141-186 2002-03-26 http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/okinawa/7702 沖縄県教育委員会 史料編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 沖縄 島南部域 を中心 とした動植物方言調査項 目について 当山 昌直 動植物 の方言 はその地域の 自然 との関わ りを表 した もの として興味深 く、地域 に固有な 方言 が多 くみ られ る。 これ らは、先祖 か らの長い時間をかけて形成 され、引き継 がれ てき た貴重 な無形 の文化財 ともいえる。 しか しなが ら、生活 と自然 との関わ りが減少す るにつ れ て、動植物 の方言 も世代が代わる毎に消失 してい く現状 にあ り、調査保存 を急 ぐ必要が ある。 沖縄 の動植 物方言 に関す る調査 は、動物 については渡名 喜村 ( 当山, 1 983a)、阿嘉 島 ( 当山,1 983 b)、浜比嘉 島 ( 当山,1 984)、伊計島 ( 当山,1 987)、宜野座村 ( 当山 1 9 89 a )、佐敷 町 (当山 1 989b)、伊 良部町 ( 当山 ・仲 間, 1 990)、南風原 町 ( 当山ほか, 1 99 石垣 ほか ,2001 )等 の報告がある。植物方言 については、琉球列 島 ( 天野, 8)、竹富町 ( 1 979)、与那 国町 ( 与那 国町教育委員会編 , 1 995)、南風原 町 ( 当山ほか, 1 998)、竹 富町 ) によってま とめ られ てい る。一方、沖縄 の市町村 の各字単位 で動植物 ( 石垣 ほか,2001 998) のみである。 方言 を調査報告 したのは、筆者 の知 る範 囲では南風原町 ( 当山ほか, 1 いずれ にせ よ、沖縄県全域 にお ける字単位 の動植物方言調査 を急 ぐ必要が あるが、 これ までな され てきたのは沖縄県の ごく一部の地域 に しかす ぎず、調査 も十分 とはい えないO この よ うに、調査がすすんでいないのは、調査 に動植物 の専門性 を要求 され ることに も一 因が あると思われ る。 このよ うななかで、筆者 は、久米 島の字西銘 において動植物方言調 査 を行 な う機会が あった。調査対象 の植物 については、筆者 の専門外 ではあったが、お年 寄 りは比較的明確 に植物 の種類 を認識 してお り、筆者が知 らない植物 で も写真 で明確 に答 える ことができた。それで、調査マニュアル を作成すれ ば、動植物方言調査 に関心のある 一般 の人で も調査 が可能ではないか と考 えた。 そ こで、 これ までの調査で得 られた調査方法等 を整理 して、動植 物調査 のた めの項 目 ( マニ ュアル) を作成す ることに した。決 して十分な もの とはい えないが、動植物の方言 が急速 に減少 してい くなかで、地域や字 にお ける方言調査の一助 になれ ば幸いである。 Toya m aMa s a na o:No t e so nI n v e s t l g a t i o no f Ex a mpl e so fAn i ma la ndPl a n tDi le a c tName si nt h eSo u t h e m Re g i o no fOk i na wai s l a n d. -1 41- 史料編集 室紀要 第 27号 ( 2002) 本稿 をま とめるにあた り、植物方言調査のきっかけをつ くっていただいた翁長丈子、神 谷保江、国吉朝子 さん及び南風原 町史事務局に感謝 したい。 また、調査マニュアル につい て教示 をいただいた西原 町史の山里奈美 さん、また これまで筆者 の方言調査 に関わ ってい ただいた各地域 の方々に感謝す る。 1.動物方言 筆者 によるこれ までの調査では、 トカゲ類 、 トンボ類、セ ミ類等 の幼少時の遊びの中で 使 用 され た方言 が多 い。 また 、動物分類上 の 「 種」 を特定 した方 言 は少 な く、多 くは 科」 な どの大分類群 を指 してい ることがある。 また、幼少 時の方言が多い ことか 「 属 」「 ら、なかなか思い出せ ないお年寄 りが多い傾 向にある。 したがって、植物方言の調査 に比 較 して調査 は簡単にはいかない ところもあ り、やや動物の知識が必要 になって くる。 以下、調査項 目について整理 した。 なお、調査対象は陸域 の動物が主体 になってい る。 項 目単位 の内容 は、次 の要領 で記 した。 整理番号 ( 三桁の数字):動物分類順 に並べて番号 を附 した。 なお、陸水域の動物 につ いては、末尾 に入れ た。番号は、間に項 目を増やせ るよ うに附 した。 質問す る名称 ( ひ らがな):この段階では生物学的な種 ( 和名) を特定す ることができ ない場合が多いので、一般 的な呼び方 としての扱いか らひ らがなを使用 してい る。 重要度 と写真 :質問項 目としての重要度 をA BCD の順 で示 した。重要度 は、 どの集落 で も方言が得 られ る可能性 がある方言か ら人 との関わ りが少 な く方言が得 られ に く ) ( 1 い方言 まで をA BCD の 4段階 で示 した。 ( A :調査対象種 と して欠 かせ ない、 B :調査対象種 として適 当、C :調査対象種 として普通 、D :調査対象種 として必 要 に応 じて使用) 。 次 に調査時 に写真や絵 を使用す るか ど うか を記 した。 これ は、 すべて質問項 目に写真や絵 を提示す ると限 られた時間内での調査 ができな くなるの で、 これまでの調査 の経験か ら写真 を省略できるもの ( 例 :ハブな ど) とできない もの ( 例 :アオカナ- ビな ど) に分 け、省略できない場合 だけ写真 と記 した。 この 部分 は、質 問す る名称 ( ひ らがな) の次の< >内に示 した。 これ らはいずれ も便 宜的な分類 なので、調査対象地の状況 に対応 した修正が必要 であろ う。 ( 1)これ らは、筆者がこれまでに宜野座村、佐敷町、伊計島、阿嘉島、南風原町などで調査 してきた 経験に基づいて分けたもので、便宜的なものである。 -142 - 史料編集 室紀要 第2 7号 ( 2002) ( 2 ) 方言回答例 ( カタカナ):方言名 は南風原町の方言 を参考 としてあげた。 利用例等の質 問例 (*):必要 に応 じて、動物 に関す る利用例 、樫 諺、伝承等 について 質問す る場合 の事例。 回答例 :利用等 に関す る回答例 を 「 」 内に示す。 分類 :方言名 が動物分類学上の どの位置 に位置づけ られ るか検討 した結果。 ここでは南 風原町の動物方言か ら推定 した分類的位置 を記 した。 なお、家畜は対象か ら外 した。 備考 :必要 に応 じて一般的な注意事項や メモ等 について記 した。 <A> 01 0 じゃこうねずみ ビーチ ャー *鳴 き声 になにか意味があったか 「 鳴 き声 は何 か ( 良い こと :お金) を知 らせ る。 白い ビーチ ヤーがいた」 分類 :リュウキュ ウジャコウネズ ミ S unc u sr i uk i u anu s 備考 :一般的なネズ ミ類 とは異な り、食 虫類 に属す る 0 20 ねずみ <A> 分類 :クマネズ ミ属 ウェ- ンチュ ウェンチュ エ ンチャー Rat t u s 備考 :ネズ ミ類 の一般 的な呼び方。次に、畑 にい るネズ ミと家 にい るネズ ミを聞 く <B> 0 21 畑にいるねずみ ハル ウェ-ンチュ ハルエ ンチュ *食べたか ど うか 分類 :クマネズ ミ属 0 22 家にいるねずみ Rat t u s <B> ヤー ウェ-ンチュ ヤーエ ンチュ *食べたか ど うか *どこを どの よ うに食べたか *どのよ うに して捕 まえたか 「 床はあいていたので豆腐をおいて布をかぶせて、豆腐 と食べに来たところをつかまえる」 分類 :クマネズ ミ属 o 30 はつかねずみ Rat t u s <A/写真 > ア-ジャー ( 2 ) 詳細は当山ほか (1999) を参照 ー1 43- ア- ジュー ギジナ- ギジナ- 史料 編集 室紀 要 ギジマ- ギジャー グ ヮ- 第 27号 ( 2002) ギジャマ- ギジュー グ ヮ- *何 に利 用 したか *これ で タカ を捕 ま えたか 「 おとりにしてタカを捕獲する」 分類 :ハ ツカネ ズ ミ属 肋 ∫ 備考 :野や畑 にい る小 さいネ ズ ミ。 実験用 の 白いネ ズ ミとは異 なる 0 40 こうもり <A> カーブヤー 0 41 大 きい コ ウモ リは カーブヤー グ ヮ- <A> 分類 :オ リイオオ コウモ リ Pt e r o pu sd aSymal l u s 備 考 :果 実 を食 べ る。洞窟 にすんでい るの とはちが う 0 42小 さい コ ウモ リは <A> 分類 :翼手 目 備 考 :洞窟 にすむ 051 うさぎ < B> ウサ ギ 053 猿 <B> サール 05 5 犬 <B> イ ン 057 猫 <B> マヤ- 05 9 馬 <B> ンマ 061 豚 <B> ウワ- 063 猪 <B> ヤマ シシ ウサジ サールー サル 分類 :リュ ウキ ュ ウイ ノシシ S u ss c r o f ar i u k i u a n u s o65 鹿 <B> シカ -1 44- ヤマカーブヤー 第 27号 ( 2002) 史料編集 室紀 要 067 牛 <B> ウシ 070 や ぎ <B> 080 じゅごん ヒ-ジャー <A > フィージャー アカング ヮ-イユ *言い伝 えがあ るか 「 津波がくる」 go ndu go n g 分類 :ジュゴン Du 備 考 :必要 に応 じて図 090 い るか <A > ヒー トウ フィー トウ *販売 していたか *鮫 ( 肉) の ことをき く 分類 :歯鯨亜 目 備 考 :南風原 町では鮫 の方言 として次の名称 が得 られてい る。ユー ビナ ク ヮク ヮ- ユー ピンク ヮ- 1 00 あひ る <B> ンナ トウ- グ ヮ- ア ヒラー 11 5 にわ とり <B> アフィラー アフィル トウイ *品種 によって呼び方があるか 1 20 さぎ くA/写真 > サーザ- サー ジャー シージャー 分類 :サ ギ科 1 30 ぽん <A/ 写真 > ク ミラー ク ミラグ ヮ- 分類 :バ ン Gal l i nul ac hl or o pu si n di c a 1 40 たか <A > タカ *サ シバ以外 のタカ類 の方言があるか どうか *渡 らず残 ってい るタカには何 と称 してい るか 分類 :ワシタカ 目/サ シバ Bu t as t uri n di c u s 11 45- ク ミラー グ ヮ- ユー ビヌ 史料編集 室紀 要 1 50 うず ら <A/ 写真 > 第 27号 ( 2002) ウジラー xs u s c i t at or 分類 :ミフウズ ラ Tumi 備考 :野や畑で よく見 られ る。地上 を走 りまわ るが飛ぶ こともできる。質 問に用いてい るウズ ラは、沖縄 島には生息 していない。聞き取 り調査 の便宜 を図るため 「うず ら」 の名称 を利用 してい る 1 60 しぎ類 <A/ 写真 > アキチ ャー グ ミラー 分類 :シギ科 備考 :渡 り鳥、 田んぼに くる 1 70 は と <A > ホ- トウ 分類 :ハ ト科 備 考 :一般 的な鳩 の方言 をきく 1 73 き じば と <B/ 写真 > ヤマボー トウ 1 75 ず あか あおば と <B/ 写真 > 備 考 :緑色 を してい る。尺八みたいな鳴 き声 をす る 1 77 か らす ぼ と <B/ 写真 > 備考 :黒 っぽい色。牛の よ うな鳴 き声 をす る 1 80 ふ くろ う <A> マヤ-ジクク マヤージ ッカー マヤージ ック *言 い伝 えが あるか 「 タカがウティダカになったらマヤ-ジククになるという言い伝えがある」 分類 :フクロウ科 備 考 :夜活動す る。 コノハズク とアオバ ズクがあるので注意 1 83 このはず く くB> u ss c o pse l e gan s 分類 :リュ ウキュウコノハ ズク Ot 備 考 :コツホ一、 コツホ- と鳴 く 1 85 あおばず く <B> 分類 : 備 考 :猫 の よ うな鳴 き方 をす る ー1 46- 史料編集 室紀要 1 90 かわせ み <A/ 写真 > 第27号 ( 2002) カー ラー ス- カー ラカ ンジ ュヤー ガ ンジューパー パ - *伝承 ・民話があるか 「 スズメとカワセ ミの民話がある」 分類 :カ ワセ ミ AI c e d oat t hi sb e n gal e n s i s 備考 :川辺 にすむ青色が鮮やかなきれいな鳥 200 あか しょうぴん <A/写真 > アカ コツコー クカル *伝承があるか 「 縁起が悪い。厄鳥」 分類 :アカシ ョウビン Ha l c y o nc or o ma n d a 備考 :全身赤っぽい。喋の大 きな鳥。 キ ョロロロロ--と鳴 く 21 0 つばめ <A> オーヌマ ッタラー、マ ッタラー マ ッテー ラー nmdor u s t i c a 分類 :ツバ メ Hi 備考 :寒 くなるころや って くるO地面すれすれ に舞 うよ うに飛ぶ 21 5 りゆ うきゆ うつ ばめ <C/写真 > 備考 :ツバ メよ り一回 り小 さく、尾 が短い。留鳥 21 8 きせ きれ い < B/ 写真 > ジ ュー ミタ ミ一 夕- ジュー ミタ ミター ター ヒ- ヒ分類 :キセキ レイ Mot ac i l l ac i n e r e a 備考 :寒 くなるころや って くる。腹 は黄色。地上 に留まる とき尾 を振 るのが特徴 220 ひ よどり <A> ス-サー ps i pe t e sa mau r ot i s 分類 ・ .ヒヨ ドリ Hy 備考 :ギヤーギヤー とな く。果実 を食べ る 230 いそひ よどり <B/ 写真 > イ シズーサー 分類 :イ ソヒヨ ドリ Mo n t i c ol as ol i t ar i u s 備考 :繁殖時期 は良 く鳴 く ー 1 47 - 第2 7号 ( 2002) 史料 編集 室 紀 要 2 40 ひ ば り <A/写真 > 分類 :セ ッカ チ ンチナ- チ ンチナ- グ ヮ」 Ci s t i c ol aj u nc i di s 備 考 :チ ョンチ ョンチ ョン と鳴 く。波 打つ よ うに して飛ぶ。 ヒバ リは、沖縄 には生息 し ていない。沖縄 で一般 的 に ヒバ リと呼ばれてい るものは ヒタキ科 に属す るセ ッカ。調 査 上の都合 に よ り聞 き取 り時 は 「 ひ ば り」 と称 して調査す る 25 0 さん こ うち ょ う <C/写真 > 分類 :サ ンコウチ ョウ Te r ps i ph oneat r oc aud at a 備 考 :目の縁 は青い。雄 の尾 が きわめて長 いのが特徴 26 0 め じろ <A> ソー ミナ- ソー ミナ- グ ヮ- bs t e r o psj a poni c a 分類 :メジ ロ 2 <A> 27 0 すず め クラー クラー グ ヮ- s e rmont anu s 分類 :スズメ Pas 2 8 0 うぐいす <A> チ ョッチ ョ- チ ョッチ ョナ- ツ ッツカー 分類 :ウグイス Ce t t i adi phone 2 90 か らす <A> ガ ラサー 分類 :ハ シブ トガ ラス ヤ ンパル ガ ラサー ユーガ ラサー Cor v usmac r or h ync h os 備 考 :この方言 に数種類 がま ざってい るこ とが ある。姿 をみていわ ゆるカ ラス とされ る もの と、鳴 き声だ けの ものが ある。後者 は、 ゴイサギや リュ ウキ ュ ウヨシゴイの可能 性 がある。 ここではいわゆるカ ラスだ けに絞 って聞 く 2 95 ごい さざ <D/写真 > ユーガ ラシ ューガ ラサー 分類 . ・ゴイサ ギ Nyc t i c or a xn yc t i c or a x 備 考 :夕方 に鳴 く。鳴 き声だ けで姿 を見ていない こ とが多い 2 9 8 りゆ うき ゆ うよ しごい <D/写真 > ユーガ ラシ 分類 :リュ ウキュ ウヨシ ゴイ I x obT yC hu sc i n namone u s 備考 :夕方 に鳴 く。鳴 き声だ けで姿 を見てない ことが多い 30 0 かめ <A/写真 > カー ミ- ヤ ンパルガ - ミ -1 4 8- ューガ ラサー 史料 編集 室紀 要 第 27 号 ( 2002) 分類 :リュ ウキュウヤマガメ Ge oe my daj a poni c a 備考 :一般的なカメ類 の呼び方 とリュウキュウヤマガメの呼び方 を聞 く。 ウミガメ も聞 く 31 0 や も り <A> ソー ジムヤー ヤー ソー ジャー ヤー ドクー ソー ゾ- ミック ヮ- チルチル- ピル ピル- ヤール- 分類 :ヤモ リ科/ ホオ グロヤモ リHe mi d ac yl t u sf r e nat u s/ ミナ ミヤモ リ Ge k k o hok oL l e nS i s 備 考 :沖縄 島のヤモ リ類は、 ミナ ミヤモ リかホオ グロヤモ リのいずれかの種類 になって い る と考 え られ るが、まだ種類 を特定す るよ うな方言 は出て こない。方言はホオグロ ヤモ リを指 してい ることが多い と思われ る 31 5 とかげ もどき <B/ 写真 > 分類 :クロイ ワ トカゲモ ドキ Go ni ur os aur usk ur oi waek uT m' wae 備考 :夜 間活動す る。岩場 に多い。洞窟や墓で見つか ることもある。沖縄 島内はクロイ ワ トカゲモ ドキ。周辺離島では別亜種のマダラ トカゲモ ドキや クメ トカゲモ ドキが分 布す る。阿嘉 島では ヒヤカイ と称 してい る。方言 は少 ない 320 きの ぼ りとか げ コ- レ- <A/ 写真 > コ- レ- グス ア タク コ- レ- グスクェ- ク ワ - トー ヤー ジ ュー ミ- クー ア タ カ- ソー ゾ- ミ- ヤー *どの よ うな遊び を したか 「 豚 と喧嘩させた。尻尾にカズラを結んで豚の前に放す遊び。蝉を食べる。鶏 と喧嘩させた。 雄同士喧嘩させた」 分類 :キ ノポ リ トカゲ J a pal ur apol y gonat apol y gonat o 備 考 :カメ レオ ンの よ うな形 を した もので木登 りが うまい トカゲ。尾 は切れない ( 次の オキナ ワ トカゲや アオカナ- ビは尾が切れ る) 。各集落 に よって方言が異 なることが 多い。動物方言 の 中で も集落の特徴が出る方言 の一つで、調査項 目として不可欠 330 お きなわ とかげ ア ンダチ ャー <A/ 写真 > ア ンダチラー ア ンダー アンダチルー ア ンダクェ- ア ンダクェ-チルー カニア ンダチルー 分類 :オキナ ワ トカゲ Eu me c e smar gi nat u smar gi nat us 備考 :背 中に 白い線 があ り、青い尾 の トカゲ、成体 になる と白線や青は消失す る。鱗 が 光 る.尾 は切れやすい.動物方言 の中で も集 落の特徴が出る方言の一つで、調査項 目 -1 49- 史料 編集 室 紀 要 第 27号 ( 2002) として不可欠 3 3 5 - りぐろひめ とかげ <D/写真 > e u c h o s aunL SPe l l o pl e ur u s 分類 : - リグロヒメ トカゲ At 備考 :落葉の下 に潜 んでい ることが多い。オキナ ワ トカゲのよ うに 白線や青い尾 は無 くて 目立たない。尾は切れやすい。 オキナ ワ トカゲ と混同 されやすいので、 調査 にはあま りつかわない 3 4 0 あおかな-び ミ-ヤー くA/写真 > ア ンダチル ー キシ リジ ョー ジューマー ジ ュ- ソージマヤ- ソージムヤー ソージャー ソー ジャー ミック ヮ- *どのよ うな遊び を したか 分類 :アオカナ- ビ T a k y dr o mu ss mar a gdi n u s 備考 :要写真/細長い体 を し、緑色 を した トカゲ。尾 が切れやすい。動物方言の中で も 集落 の特徴 が出る方言の一つで、調査項 目として不可欠 3 5 0 -び類 <C> ナガムン ハブ 分類 :有鱗 目 ( - ど類) 備考 :目の前 に- ど類 が出た場合 まず何 と呼んでい るか と聞 く くB/写真 > 3 6 0 め くらへび ヒ-バー ヒ- ミック ヮ-ハブ 分類 :メクラ- ビ Ra mph o ypJ t do psbr ami nu s 備 考 :ミミズ に似 る 37 0 が らすひ ばあ <A/写真 > ガ ラシ ヒ-バー ヒ-バー 分類 :ガ ラス ヒバア Amphi e s mapT ye r i pT ye r i 3 8 0 あお-び くA/写真 > オー ヒ-バー オー ンナジャー c l o phi o pss e mi c ar i n at u s 分類 :リュ ウキュウアオ- ビ Cy 備 考 :緑色 した- ビ。 アオダイ シ ョウと勘違い してい る人が多い 3 90 あかまた <A> アカマター 分類 :アカマ タ Di n o d o ns e mi c ar i n a t u s -1 5 0- オー ンナジュー 第 27号 ( 2002) 史料編集 室紀要 400 はぶ <A> ハブ *伝承 な どがあ るか 分類 :ハ ブ 41 0 ひ めはぶ TT i me r e s u r u s uJ l av ov i r i d i s <A/写真 > チンハブ Tr i me r e s u r u so k i nav e n s i s 分類 :ヒメハブ 420 はい クファー グ ヮ- <B/ 写真 > *伝承があるか 分類 :ハイ He mi b u n g ar u sj a po n i c u sb oe t t ge n ' 備 考 :尾 は途 中で切れたよ うになってお り、短い 430 い も り <A/ 写真 > ア一 夕ク アカ ワタ- ウワー クワ- グ ヮ- ドゥ- ユ 、 -・ ・ 分類 :シ リケンイモ リ C yn o pse ns i c au d a 備 考 :以前 は田んぼな どにいた。背 中は黒 く、腹 は赤いのが特徴。 トカゲ類 と混同 され るこ ともあるので注意 435 いぼい も り <C/写真 > 分類 :イボイモ リ T yl o t ot r i t o na n de r s o ni 備考 :沖縄 南部では一般 的ではないので調査対象か ら外 して も良い 440 -蝦 的なかえる類 <B> アタ ビー アタ ビチャー 分類 :カエル 目/ ヌマガェル Ra n al i mn oc h an ' sl i mn o c h an' S 備考 :一般 的なカエル類 の名称 を聞 く。一般的なカエル類 とヌマガェル を一緒 にあつか ってい る場合 が ある 4 = 50 ぬまがえる <A/ 写真 > アタ ビー ターアタビー *食べたか どうか 「 子 どもの栄養補給用。食べた」 分類 :ヌマガェル Ra n al i mn oc har i sl i mn oc h ari s 備考 :田んぼにいた。現在 ではあま り見 られな くなった -151- 史 料 編 集 室紀 要 4 6 0 ひめあまが える <A/写真 > 分類 :ヒメアマガェル 第 27号 ( 2002) ジュ リグ ヮ-アタビー テ ィンア タビー Mi c r oh yl aor nata 備考 :水溜 ま りの周辺 で鳴 く 47 0 あおが える <A/写真 > 夕- ウ-ア タク カ- ミ- ワタカ- アタク アタクー シーバー アタカ- クワ一夕 シーバーア タク ウ- ワ一 夕 ウ-ア一 マル アー タ- ミ-アタ *伝承があるか 「 小便をかけられたら目が見えなくなる」 分類 :オキナ ワアオガェル Rhac o phor u sv i r i di sv i r i di s 備考 :み ど り色 を したカエル。木 に留まってい る。集落の特徴が出る方言 の一つで、調 査項 目として不可欠 4 8 0 その他 カェル類 <C/写真 > 備考 :ニホンカジカガェルの方言があるか、また他 のカエル類 の方言があるか どうか を聞 く 4 8 5 おたま じゃ くし <B> アタビーヌク ヮグ ヮ- 500 とんぼ ( 一般的な とんぼ類) チ ンタマー <A> テ ィンタ-マー トウマヤー ア ミナ- ア-ケ- ア ミヌクヮ- ア-ケージュ一 夕-マー トウンブルー 分類 :トンボ 目 / トンボ科/ハ ラボ ソ トンボ Or t he t r u m s abi na/ シ ョウジ ョウ トンボ Cr oc ot he mi ss e nJ i l i a 備考 :一般 的な トンボ類 の方言 を聞 く。集落の特徴的な方言が出ることがある 5 0 3 とんぼ ( 小型の とんぼ) グマチ ンタマー <A/写真 > チ ンタ-マー セ ンスル ー チ ンタ-マ- グ ヮ- セ ンスルー グヮ- チ ンタマ- *どのよ うな遊び を したか 分類 :イ トトンボ科/ リュウキュウべニイ トトンボ s c hnur as e ne gal e ns i s イ トトンボ I 備考 :イ トトンボ類 -1 52- Ce r i a gr i on l at e r i c i u m / アオモ ン 第 27号 ( 2002) 史料 編集 室紀 要 <A/写真 > 大型 の とんぼ) 5 05 とんぼ ( ジュー クーヤー トウンブルー タ-マー ア-ケージュ- ソーア-ケ- ソージナ- ジュークーヤー チ ンタマー テ ィン テ ィンダーマ- ハガマ-ア-ケージュ- *どのよ うな遊び を したか 「トンボ釣 り」 分類 :ヤ ンマ科 / ギンヤ ンマ Anaxpar t he n o pe 備考 :一般的にはヤ ンマ科 の トンボ。集落の特徴が出る方言の一つで、調査項 目として 不可欠 51 0 とんぼ ( 台風前 に来 る トンボ) アーケ- <A> カジフチアーケージュ- カジフチチンタマー カジチ ンタマー カジフチダーマー カジフ- カジフチ カジフチダーマ一一グヮ- カジフチチンタ-マ- 分類 :ウスバキ トンボ pant al aJ l av e s c e n s 備考 :台風前に くる トンボ として質問をす る。方言名 がついていることが多い 51 5 とんぼ ( その他 の トンボ) ブルー アカズーア-ケ- <A> ア-ケージュアカス- アカダーマ- アカ トウン アカス- 備考 :色 ( 例 えば赤い トンボ)や形の特徴などか ら方言が付 けられている場合がある。 後で種類 を特定できることもある 5 2 0 ごきぶ り <A> トー ピー ラー トー ピラー ヒー ラー フィーラ- イシャ トウ- トータ- マ ミサ- トクー 分類 :ゴキブ リ目 53 0 かまき り <A> イサ トウ- 分類 :カマキ リ科 備考 :必要に応 じて写真 を提示 5 40 しろあ り (白蟻) <A> シライ 分類 :シロア リ目 55 0 ぼった <A> シェ- シェ-グヮ- *何かに利用 したか -1 5 3- セ- セ-グ ヮ- 第 27号 ( 2002) 史料 編集 室 紀 要 「 子 どもの名付 けに利用 した」 分類 :直麺 目 備考 ・ .一般 的なバ ッタの方言 を聞 く 5 5 1 大 きいぼった くC/写真 > 備考 :大 きいバ ッタに特定 した方言 は少 ない 5 5 5 しょ うりょ うぼった <B/写真 > ミック ヮ-ゼ- ミック ヮ- シェ- ミック ヮ-ジェi d at ur r i t a 分類 :シ ョウリョウバ ッタ Acr 5 5 7 その他 のぼった くC> ウ- ジジェ- マカタ-ゼ- マギセ- 備考 :他 に方言が付 け られたバ ッタがあるか どうか聞 く 5 60 こお ろぎ <A/ 写真 > カマ ジェ- カマゼ- カ ミゼ ェ- 分類 :コオ ロギ科 備考 :カマ ドがあった ころ、その近 くで良 く鳴いていた とい う 570 け ら <A/ 写真 > ヒ- ジャーサ シヤー アマ ガ ク ヒ- ジ ャーカマカー ヒ- ジャー クェ- フィー ジャーサシヤー *どの よ うな害があるとされ るか 「 山羊に相当なダメージを与える」 分類 :ケ ラ GT yl l ot al paf os s or 備考 :写真 では分 か り難 い。方言の事例や被害の言い伝 えをヒン トにす る 580 ななふ し <A/ 写真 > ハ- ジー シ ョー ロ- ソー ローハ-ジャー ソー ラーハ-ジー ソー ローハ ジャー ソー ロー ソー ロー ンマ ソー ロー ンマ- ソー ロー ンメ分類 :ナナ フシ 目 5 90 かめむ し <A/ 写真 > カーマー カーマ-グ ヮ- 分類 :半遡 目/ カメムシ科 -1 5 4- ソー ロー カジャームシ 史料編集 室紀要 第 27号 ( 2002) 備考 :捕 まえると臭い匂い を発す る 600 あめんぼ ヤー くA/ 写真 > カーブ- ロー カーモーヤー ア- ジャーハ- メー カーブ ロー カーヤーマー カーポー ラー カー ラーモー カーガマルー カーボー ロー カー ガ リモー カーマ- グ ヮ- カー ラブジ ョー カー ンブ ロー シー ミ- グ ヮ- ジー ジー グ ヮ- コ- ヤーマ- ミ分類 :アメンボ科 61 0 せみ ( 蝉) ( 蝉類一般) <A> シー ミ- 分類 :セ ミ科 備考 :一般 的なセ ミの方言。セ ミの方言 を種類 ごとに完全 に分 けている場合 は一般 的な 名称 が無い こともある 620 せみ ( 初 めに出 る比較的小 さいセ ミ :クロイ ワニイニイ) グ ヮ- ジー ジー <A/ 写真 >シー ミ- ジー ジーグ ヮ- 分類 :クロイ ワニイニイ Pl aりpl e ur ak ur oi wae 備考 :5月 ∼ 6月 にかけて鳴き出す。鳴 き声 を参考 にす る。松 に とまる。集落 の特徴が 出る方言 の一つ で、調査項 目として不可欠 630 せみ ( 全体的に茶色 っぽいセ ミ :リュ ウキュ ウアブラゼ ミ) サー ナ一 一ビー ナ- ビカチ- ナ- ビカチカチ- <A/ 写真 > アサ ナ- ビカ ッチ ャラー a pt o ps al t ri abi mac ul at a 分類 :リュ ウキュ ウアブ ラゼ ミ Gr 備考 :鳴 き声 を参考 にす る。集落の特徴が出る方言 の一つで、調査項 目として不可欠 640 せみ ( 真夏 に出 る大 きいセ ミ :クマゼ ミ) ヤ- クガナ- サイサイー サ ッサヤ- <A/ 写真 > サ ンサイー アササー サ ンサナ- アササ ワサ ラー ワ サ ワサー 分類 :クマゼ ミ CT y Pt Ot ympanaf ac i al i s 備考 :鳴 き声 を参考 にす る。 シャンシャンシャン と鳴 く。集落の特徴が出る方言の一つ で、調査項 目として不可欠 -1 55- 第 27号 ( 2002) 史料 編 集 室 紀 要 65 0 せみ ( 夏の終 りに出る :クロイ ワックック) ァー グ ヮミム ラー シー ワー ジー ワ- グヮ- <A/写真 > ジー ワジ- ワ- ウ- ワー マ- ミーム- ラー ジーフ マ- ムーマ- 分類 :クロイ ワックック Me i mu nak ur oi wae 備考 :鳴 き声 を参考にす る。 シー ワ シ- ワと鳴 く。集落の特徴 が出る方言の一つで、 調査項 目として不可欠 65 5 せみ ( 夏の終わ りに出る :やんぼるに多い :オオシマゼ ミ) <B/写真 > 分類 :オオシマゼ ミ Me i mun aos hi me ns i s 備 考 :鳴 き声 を参考にす る。チ ヤー ンス チ ヤー ンス と鳴 く。沖縄 島南部 には生息 して いないので南部域 にお ける調査では項 目としてあげない。 しか し、沖縄 島中北部 には 生息 してお り、集落の特徴が出る方言 の一つ とい うこともあって、中北部域では調査 項 目として不可欠。久米島字西銘 ではデーフンと呼んでい る 6 6 0 ち ょ うちょ ( 煤) <A> ハ-ベール- ハベル ハベ ラ- 分類 . ・鱗麹 目 備 考 :チ ョウチ ョのみ。蛾 は混 同す る可能性があるので ここでは保留す る。種類別 の方 言 もあるか ど うか も聞 く ( ほ とん ど無い) 67 0 が ( 蛾) <A> トウンバー ハ-ベール- ヤマカーブヤー 分類 . ・鱗麹 目 備考 :夜 に飛来す る。種類別 の方言 もあるか どうか も聞 く ( ほ とん ど無 い) 6 8 0 か ( 蚊) <A> ガジャン ヤマガジャン ハル ガジャン 分類 :カ科 備考 :種類別 の方言があるか ど うか も聞 く 6 90 はえ ( 蝿) ( 一般的な蝿類) <A> フェ- -- 分類 :双麹 目 ( カ類 を除 くハエ類) 6 93 はえ ( キンバェ といわれてい る蝿) 分類 :オ ビキンバェ < A> ChT yS O myame gaC e Ph al a -1 5 6- オーべ- 史料編集 室紀 要 700 はえ ( その他 の蝿) < B> 第 27号 ( 2002) ウシクェ-ベ- ウシべ- 分類 :サ シバエ St o mo x y sc al c i t r a n s/ St o mo x ys属 備考 :サシバェまたはサシバェ類 を指 してい ると思われ る 705 小 さい蝿 < B> シーチ ャー グ ヮ- シーベ- シーベ- グ ヮ- 分類 :双週 目 ( カ類 を除 くハエ類) 備考 :シ ョウジ ョウバェの よ うな小 さいハエ類 7 1 0 はんみ ょう <A/写真 > カー ラース- カー ラバチャー ハ-ルーマー カーガ リモーヤー 分類 :ハ ン ミョウ科/オキナ ワ- ン ミョウ Ci c i n de l ac hi n e n s i s 720 げん ごろ う ミ一 <A/写真 > 夕-マ- カーマー カー ミ- カー ミ- グ ヮ- クス ヒリガ- ミジガ- ミ- 分類 :ゲンコロウ科 / ミズスマ シ科/ガムシ科/ ほか 73 0 くわがた く A/写真 > ハサ ング ヮ- 分類 :クワガタムシ科 <A/写真 > 7 40 あお どうがね クスクェ-ブーマー ブーマー カニプープー クスプープー ギンダーマー ヒ- ヒラー クスクェ-プープー ヒ- ヒ リブーマー フィー ヒリ マーカナ- omal aal b o pi l o s a 分類 :アオ ドゥガネ An 750 はなむ ぐり < A/写真 > クス ヒリマーカナ- カニプープー カニブーマー クス ヒ リダーマー マーカニー 分類 :リュ ウキュ ウツヤ-ナムグ リ Pr ot ae t i apf ye r i/ Pr ot ae t i a属 760 ほた る ( 蛍) <A > ジーナ- ジ ンジン チ- ンチ- ャーヤー 分類 :ホタル科/オキナ ワマ ドボタル Lyc h T Wi smat u s u mu r ai -1 57- テ ン トクー ヒ-チ 史料編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 備考 :ホタルの幼 虫 ( 地上で夜光っている)の方言 も聞いてみ る 770 てん とうむ し < A /写真 > グ ヮ- ティンハ-メ- アカムサー カマー カマ- ジ ョー グ ヮ-ムシ マヤ- グ ヮ- ユーナ ナナ フシグ ヮ- カー ミ- グ ヮ- マヤ- グ ヮ- 分類 :テ ン トウムシ科 7 80 かみき りむ し < A/写真 > カラジクェ分類 :カ ミキ リムシ科 7 90 ぞ うむ し < A /写真 > ギマヤ- グヮ- クフアグー ユーナ ンギマヤ- ユーナ ンマヤ- グ ヮ- ユナ ンギマヤ- グ ヮ- *どのよ うな木 に とまっていたか *どのよ うな遊び を したか ユ ウナの葉 につ く」 「 喧嘩 させて遊んだ」「 分類 :ゾウムシ科/ ゾウムシ主科/ハスオ ピコブゾウムシ S e l e u c ai mgr e s s i c ol l i s 800 あ り ( 蟻) <A> アイ コー アヤ- アヤ コ- 分類 :ア リ科 備考 :ア リ類 の一般 的な呼び方 <C> 801あ しなが きあ り タカアヤ- タカアヤ- o pl ol e pi sl o n gi pe s 分類 :ア シナガキア リ An 備考 :写真 では判別 し難 いので質問に次の説 明を加 える。畑 にい る大きなア リ。 赤 くて足が高い 802 くろとげあ り <C> クル アヤ- サシアヤ- ハ ラヤー yr h a c hi sdi v e s 分類 :クロ トゲア リ Pol 備考 :写真 では判別 し難 いので質 問に次の説 明を加 える。畑 にい る黒 くて大 きな ア リ、足が高 くて さされた ら痛い 81 0 はち ( 蜂) <A> ハチャー 分類 :膜題 目 ( ア リ類 を除 く) 備考 :ハチ類の一般 的な呼び方 -1 5 8- 史料 編集 室 紀 要 第 27号 ( 2002) <B > 811 その他 のはち類 ( スズメバチ類) ブルー チブルバチャー チュブラ-バチ ャー 分類 :スズ メバチ科/アシナガバチ属 ウフチブルバチ ャー チュブルバチ ャー ウフチ ュ ト-バチ ャー Po l i s t e s 備考 :チ ュブル に類す る方言が特徴 を表 してい る 81 2 その他 のはち類 ( その他人 を刺す はち類) < B> ヌカバチ ャー pal i di api c t a 分類 :チ ビアシナガバチ Ro 備考 :スズメバチよ り小 さいハチ。形態や生息場所 な どを聞いてお くと、後 で種 類 を特定 できることが多い 81 3 その他 のはち類 ( 泥で巣 をつ くるハチ類) < B> ドウルバチ ヤー ン-チ ャバ チャー 分類 :ドロバチ科 820 しらみ <A> シラ ン 分類 :シラ ミ目 備考 :シラ ミの卵 に も方言が存在す る場合 もある 830 のみ ( 餐) < A > イ ンヌマ- イ ンヌ ミ 分類 :ノ ミ目 /イヌ ノ ミ Ct e n o c e ph al i d a e sc a ni s 840 げ じ < A/写真 > 分類 :オオゲジ 850 むかで トウビンカジ ヤマ ンカジ ヤマ ンカジャー T 7 i e r e u O PO d ac l u n L f e r a < A> ンカジ ャ ンパル ムシ ンカジャー 分類 :ムカデ 目 860 やす で バルー < A /写真 > トンバ ラー アマダイムサー ヤ ンバ ラ-ムシ タナバ ラ一 夕ナバ ラ- ムシ ャンパル ムサー 分類 :倍脚 綱 備考 :ムカデ とヤスデ を区別す るために写真等が必要 87 0 おかや どか り < A > 分類 :オカヤ ドカ リ属 ア-マナー ア-マ ン Coe n o b i t a -1 59- アマナー アマ ン タナ 史料 編 集 室 紀 要 第 27号 ( 2002) 備考 :海岸近 くのアダンに多い くA> 880 や しがに 分類 :ヤ シガニ アンマク Bi r gu sl at r o <A> 890 くも ( 蜘昧) クーパー クーパー グ ヮ- 分類 :真正 クモ 目 備考 :クモ類 の一般 的な呼び方 を聞 く 891 ちぶ さとげ ぐも < B/ 写真 > イシガンガラ- イ シクーパー 分類 :チブサ トゲグモ 892 おお じょろ うぐも クカ ミクーパー <C/写真 > エーキクーパー イチュ ヒチクーパー カニクーバー イチ ヒチ クーバー クガニ クーパー ヤマ クーパー 分類 :オオ ジ ョロウグモ 893 あ しだか ぐも <C/写真 > エーキクーパー ヤー クーパー 分類 :ア シダカ グモ 備考 :家屋 内にすんでい るクモ 900 かたっむ り <A> チンナ ン チ ンナ ング ヮ- チ ンナンマ- 分類 :柄 眼 目 901 おきなわ うすかわまいまい <A/写真 > チンナン ハルチンナン ハルジンナ ン′ *食べていたか 分類 :オ キナ ワウスカ ワマイマイ Ac u s t ad e s pe c t ade s pe c t a 備 考 :殻 の薄いカタツム リ 902 しゆりまいまい <C/写真 > シュ リマイマイ ハブジンナ ン ハブチ ンナ ン′ 分類 :シュ リマイマイ Sat s u ma( Co ni gl o bu s )me r c at or i ame r c at or i a/ S at u ma属 91 0 なめ くじ ムーサ- < A> ナ ン ミー ムサー アマガカー ユダイムサー ナ ミムサー ユダヤ-ムシ 分類 :柄 眼 目 ( ナ メクジ類) ー ナ ミヤ- ムシ 1 60- ナ ン ドウル 史料 編 集 室 紀 要 <A> 920 みみず ア ミジ ミミジ 第 27号 ( 2002) ミミジャー 分類 :新貧毛 目 930 川魚類 930 めだか < D > メダカ 07 yZ i a sl at i pe s 分類 :メダカ 935 ふ な <C> タ-イユ CaT l aS S i u sgi be l i ol a n gs d oT j i 分類 :ギンブナ 937 と うぎ ょ トー ピラー <C> トーイユー トーバ ー ト- ビー トー ピー ラー ンチャーイユー 分類 :タイ ワンキンギ ョ 939 こい <C> 分類 :コイ クーイユ Cy pr i n u sc ar pi o <B> 940 うなぎ ウナジ カー ンナジャー ドウル ンナジ ンナ ジ ンナジャー 分類 :ウナ ギ An gu i l l aJ ' a po ni c a/ オオ ウナギ An gu i l l amannor at a 945 た うなぎ <C> トー ンナ ジャー ドウル ンナジ ミック ヮ- トー ンナジャー 分類 :タ ウナギ Mo n o pt e r u sal bu s 950 かわ えび <C> シラセ- シラセ- グ ヮ一 分類 :ヌマエ ビ科/テナガェ ビ科 960 か に くB> 963 さわがに シジマ-ガニ タ-ガニ <C> 分類 :サ ワガニ科/ ミナ ミサ ワガニ科/イ ワガニ科 965 おかがに < D> 990 その他 991 かわにな くC> 分類 :カワニナ科 -1 61- 夕ナグー 史 料 編集 室 紀 要 992 たに し < B> 分類 :マル タニシ 第 27号 ( 2002) ター ンナ Ci pa n go pal u di n ac h i n e n s i sl ae t a 2.植物方言 筆者 によるこれ までの調査 では、生活 の中で利用 された ものや害 になるもの等の方言が 多 く、動物が幼少 時に使用 した方言が多いのに対 し、植物 はいわゆる大人の方言が多い。 また、植物分額上 の 「 種」 を特定 した方言がほ とん どで、お年寄 りは聞き取 り調査用の写 真 だ けで も種類 ( 方言名) を判別す ることが可能な場合が多い。 したがって、植物方言は、 調査者 が植物 に関す る知識 が少な くて も、動物方言調査 に比較 して調査 しやすいか もしれ ない。以上が植物 の調査項 目を整理 したきっかけとなった理 由の一つである。 なお、植物 の調査項 目の選定については、翁長丈子、神谷保江、国吉朝子民 らによって 998) に使 基本的な種類 が選び出 され、南風原町にお ける動植物の方言調査 ( 当山ほか,1 用 されたのをベースに し、 さらに筆者 による久米島字西銘 と西原町字小那覇 における動植 物 の方言調査 の経験 を加 えて新たに調査項 目を作製 した。 以下に、整理 した調査項 目について記す。調査項 目は、便宜的に木本類 と草本類 の二つ に大 き く分 けた。項 目単位 の内容 は、次の要領 で記 した。 整 理番 号 ( 三桁 の数字):植物分類 の科名 、次 に和名 を基準に五十音順 に並べた。科名 を優先 したのは、調査時に形態等の類似 のグループでま とめた方が調査の精度や効 率が高 くな ることによる。 間に項 目を増やせ るよ うに番号 を附 してい る。 質問す る名称 ( カタカナ):カタカナは和名。次 に学名 と科名 を記す。 ( 3 ) 重要度 と写真 :質問項 目としての重要度 をA BCD の順で示 した。重要度 は、 どの集 落で も方言が得 られ る可能性 がある方言か ら人 との関わ りが少 な く方言が得 られに A :調査対象種 として欠かせ ない、 くい方言 までをA BCD の 4段階で示 した。 ( B :調査対象種 として適 当、C :調査対象種 として普通 、D :調査対象種 として必 要 に応 じて使用) 。 次 に調査時に写真や絵 を使用す るか ど うか を記 した。 これ は、 すべて質問項 目に写真や絵 を提示す る と限 られた時間内での調査ができな くなるの で、 これ までの調査 の経験か ら写真 を省略できるもの ( 例 :ガジュマルな ど) とで きない もの ( 例 :アキノノゲシな ど) に分 け、省略できない場合 だけ写真 と記 した。 ( 3) 南風原町における調査と筆者による久米島字西銘、西原町字小那覇における調査経験に基づいて 分けられ らてお り、暫定的なものである。 -1 62- 史料 編 集 室 紀 要 この部分は科名 の次の< 第 27 号 ( 2002) >内に示 した。 これ らはいずれ も便宜的な分類なので、 調査対象地の状況 に対応 した修正が必要であろ う。 ( 4 ) 方言 回答例 ( カタカナ):方言名 は南風原町の方言 を参考 としてあげた。 利用等に関す る情報 :植物 の利用例がある場合は、葉 、枝 、幹、実、根 の部位 を確認す る。 また、種類 によっては ( アダン、キバナ ノ ヒメユ リ、カヤな ど)、 どこに生 え ていたかを聞いてお くことも必要であろ う。利用 に関 して民俗学的に分類 した南風 原町の事例 を参考 としてあげた。 回答例 :利用等 に関す る回答例 を 「 」内に示す。 備 考 :必要 に応 じて一般的な注意事項や メモ等について記 した。 木 本 類 i /0 0 5 ブ ッソウゲ mb i s c u sr o s a-s i n e n s i s アオイ科 <B> 備考 :久米 島字西銘 ではアカバナー と称 している t F J , , '01 0 オオハマボ ウ Hi bi s c u sdl i ac e u s アオイ科 ユーナ ユーナギー ユーナヌギー <A/写真 > ユーナ ンギー 皮 の利用 :縄 材 の利用 :馬 の鞍 な ど 葉 の利用 :包装用 、 トイ レ 01 5 クチナシ Gar de ni aj a s mi noi de sf .jl a v I J l o r u m アカネ科 カジマヤ- カジマヤ- ギー ヤマ ドウール 実 :黄色の染色 クチナシ クチマ <A/写真 > クチマ ンギー ヤマ ドクールーギー 餅 の染色 噂好 :香水 材 :薪 僅諺 :屋敷の前 に植 えて 口を返す ( 魔除け)、ムンヌキムン [ 魔除け] 遊び :花 は子 どもが風車 に して遊ぶ ( 4) 詳細は当山ほか ( 1 999) を参照 -163 - クールーギー 史料編集 室紀要 第2 7号 ( 2 0 0 2 ) <B/写真 > し 020 ナガ ミボチ ョウジ PS yC h ot r i ama ni l l e n s i s アカネ科 ス-サーヌチ ビヌグヤー 0 2 5 ハゼ ノキ Rhuss u c c e d an e a ウル シ科 - ジャー ギー ハ ジャー <B/写真 > ハ ジギ 住 :漆 の原料 ( 仏壇 に漆 を塗 る) 害 :かぶれ る 030 テ リ-ボク Cal o ph yl l u mi n o ph yl l u m オ トギ リソウ科 サバ グ ヮ- ギー ヤナブ ヤニブ <B/写真 > ヤラブ 材 :家具建具 ( タンス) に使用、タンスの鏡面 ( 木 目が多い) 遊び :子 どもの遊び用草履 ( 莱) 035 フクギ Gar c i n i as u be l l i pt i c a オ トギ リソウ科 フクジ <A> サバ グ ヮ-ギー 染織 :染料 ( 皮、菓) 建材 :建築材 、建築材 に使 った人がいた 生活 :防風林 、防火林 遊び :子 どもが玩具の草履 ( サバ) をつ くった 伝承 :昔偉 い人がでる と植 えた 0 4 0 クス ノハカニデ Ac e rob l on gu ms s p. i t o a nu m カエデ科 サ フンギー サ フング ヮ-ギー セ ッケンギー <A/写真 > ブルブル一 葉 :漆 喰の粘 りに利用 遊び :泡 がたっので石鹸代わ りに遊んだ 薬 :皮膚病 (しらくも) に葉 をこす って塗 る 魚毒 ( ササ):鰻 、魚 を採 った 045 リュ ウキュ クコクタン Di o s pyr o se gb e r t wal k e r i カキノキ科 クルチ 食 :実 は食 べ られ る 住 :庭木 、盆栽 、庭 に植 えた -1 64 - <A/写真 > 史料編集 室紀 要 第 27号 (2002) 民具 :三線 の柄 防災 :防災用 レ'50 0 クサ トベ ラ gc ae v ol at accad a クサ トベ ラ科 < C/写真 , 備考 :海岸近 くに生 えてい ることに注意。モ ンパ ノキ と一緒 に聞 く 0 5 5 タブ ノキ Pe r s ea t hu nbe r gi i クス ノキ科 ウ- シバカー シバ キ タブ <B/写真 > ブーマーギー 材 :建材 に使用 土木 :葉 を挟む と粘 りがあ り、道 をつ くるときイシダ- と混ぜ て接着剤代わ りに使用 生活 :防災防風林 遊び :カニブ-マ-がよ くとまるのでブ-マ-ギ- ともい う、 レ定 o ヤブニ ッケイ CinnamomumpsedoIPedunculatum u シソミキ クスノキ科 <A/写実 ' カ ラキ 建材 :麦 わ らの漆 喰に乗 をまぜて粘 りを出 させ た、 ウ-シバカー といって粘 りを出 し て墓 を作 るのに利用 燃料 :薪 、油 を含み割 りやすい、 よく燃 える その他 :臭いがす る、枯葉 は枕の中に入れて使 った ( 匂いがいい) 備考 :生育 してい る場所 を聞いてお く Lp6 < ォォムラサ キシキブ タマ グ ヮ- ギー Cal l i c af Paj a poni c ava r .l u xur i a ns クマツゾラ科 <A/写真 > マ- ミンガ- ミ- ミンガ- ミン ミンガ- 材 :棒 の材料 として良い 遊び :竹鉄砲 070 タイ ワンウオクサ ギ pr e mn ac o f ymb o s a va r .o b t u s l f o l i a クマツヅラ科 クサ ラーギ 薬 :新芽 は下痢止 めに使 う 食 :お じや にも利用 遊び :子 どもの時実 を潰 して豆腐みたいなものをつ くった その他 :甲虫 ( クワガタ類 ・ハナムグ リ類)が よく来 る -1 65- <B/写真 > 史料 編 集 室 紀 要 第 27号 ( 2002) t e xt r l f ol i a クマツゾラ科 07 5 ミツバハマ ゴウ Vi ホ-ガ- ホ-ガ-ギー ホ-ギ <A/写真 > ホ- ギー 生活 :土地 の境 に植 える、畑 の境界 に植 えた 民具 :庭 ぼ うきに枝 を束ねた使 った その他 :臭い。挿 し木 が しやすい t / 080 ア コ ウ Fi cu ss up e r ba v a r .j a pom' c a クワ科 ウシク ウシュク <A > ウスク 伝承 :キジムナ- 燃 料 :燃料 に使用 085 ガジュマル Fi c u smi c r oc aTPa クワ科 ガ ジマル <A> ガジマ ン 材 の利用 :薪 ひ げの利用 :火縄 祭配 :仏壇 に供 えた 遊び :やんむ ち及びその作 り方 備考 :火持 ちが良い ことで知 られ てい る 090 イヌ ビワ Fi c u se r e c t a クワ科 <A/ 写真 > ア ンマーチ- アンマーチ-ギー カーイチバー ハ-メ-チ- アンマーチ-グー アンマーチ-チ- ミンチヤバーギー 実 :食 べた、 ままごと 飼養 :山羊の餌 遊 び :鳥 もち作 り 備考 :識別 しやす くす るためハマイヌ ビワと一緒 に聞 く。イヌ ビワとケイヌ ビワは、見 た 目に も類似 しているので、 この方言は両者 を含んでいる可能性があるが、大方イヌ ビワを指 してい る と考 え られ る ( 横 田昌嗣氏 の教示 による) 。 したがって、 ここでは イヌ ビワとして取 り扱 う し 095 オオイ タ ビ Fi c u spu mi l a クワ科 <C/写真 > -1 66- 第2 7号 ( 2 002) 史料編集 室紀 要 / / V ' /' 1 0 0 [ <A/写真 > シマ グワ Mo r u sau s t r al i s クワ科 イチ ビンギー ンデーシ ク ヮ- ギ ナ ンデーサー ナ ンデーサーギー ナ ンデーシ ンデー シギー 食 :実は食用。新芽 は食 べた。 カ ミキ リの幼 虫を焼いて子供 に食べ させ る 産業 :葉 は蚕 の餌。畑 に植 えていた 飼養 :山羊の餌 薬 :煎 じて子 ども達 にのませ た ( 虫 くす り) 僅諺 :風 に当た る と実 をつ ける。 7回風吹 くと 7回実がなる 備考 :養蚕用 として植 えていたか ど うか を聞 く 1 05 ハマイヌ ビワ Fi c u sv i r ga t a クワ科 ウスク <B/写真 > アチネ- ク 備考 :識別 しやす くす るためケイヌ ビワ と一緒 に聞 く 1 1 0 モモ タマナ Ter mi na l i ac at a p pa シクンシ科 クファデ イーサー デ ィーサー クワデ ィーサー <A/写真 > クワ リイーサー ク ヮ-デ ィーサー クヮ ク ヮリイーサ一 食 :実 の皮 も食 べ、実 も割 って食べ た 民具 :根本で荷車 の軸 をつ くる 祭舵 :お墓 に植 えてある 樫諺 :人の泣 き声 で成長す る といわれ る。屋敷林 には不適 当。墓 に植 える 1 1 5 ゴモ ジュ Vi bumu ms u s pe n s u m スイカズラ科 クサギ クサー ギ ッ トウカサ- ギー グム リン ゴモ リン <A/写真 > タマ グヮ-ギー バ ッタラー ギー ブ ンブル ギー 民具 :天井か らもの を さげ る鈎 に使用。幹 ・枝 はハ ンマーの柄 生活 :枝 はサー タ一馬 を追 う鞭 につか う 遊び :実 は紙鉄砲 の弾。枝 で弓をつ くる 1 2 0 サ ンゴジュ Vi b u r nu mo dor at i s s i mu m スイカズラ科 ササギ- パ ッテ イカ- ギー ハ ンタマ-ギー 一1 6 7- <A/写真 > マ ンメ-ガ一 パ 史 料 編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 魚毒 ( ササ):葉 を砕 いて魚 を採 るのに使 う。葉 と実 をつか う 遊び :竹鉄砲 の弾 1 25 セ ンダン Me l i aa z e d ar ac h セ ンダン科 シンダン シンダン シンダンギー <A/写真 > シンダンギー 材 :家具 タンスの材料 民具 :茶盆 を作 った。 下駄 生活 :生活女の子が生まれた ら植 え、嫁 に行 くときに備 えた。屋敷 には落莫す るか ら 植 えない その他 :セ ミが よくとまる 1 3 0 ソテツ Cyc a sr e v ol u t a ソテ ツ科 <A> ス-テ ィーチ ヤー 食 :実は食用 に した。実 は味噌の原料 に した 民具 :ほ うきに利用 した 燃料 :薪 に した。砂糖作 りの燃料 遊び :幹 を輪切 りに して中を く り貫いて子 どもの車 を作 って遊 んだ。菜 を虫か ごに利 用。実で コマ をつ くって遊 んだ 備 考 :できた ら、食べ方 ( 処理方法) な どを聞いておきたい。 ソテツは外来 とされがち だが、生物学的 には琉球列島在来 とされ る 1 3 5 アダン Pa n da nu so d or at i s s i mu s タコノキ科 アダニ アダニメ- アダニンメ- <A> アダン アラン 民具 :縄 ( ひげを利用) 葉 の利用 :遊び。民具 備考 :どこに生 えていたか を聞 く 1 4 0 イジュ Sc h i mawal l i c 7 u l is s p. l i u k i u e ns i s ツバキ科 <C> 魚毒 ( ササ):魚毒 に利用 備考 :どこに生 えていたかを聞 く 1 45 モ ッコク Te r n s t r oe mi ag y mn a n t h e r a ツバ キ科 -1 68 - <C/写真 > 史料 編 集 室 紀 要 第 27号 ( 2002) 住 :建材 として利用 <B/写真 > 1 5 0 ヤブツバ キ Came l l i aj a poni c a ツバキ科 1 5 5 アカギ Bi s c ho j i aj av ani c a トウダイ グサ科 <A> アカギ 食 :実 を食べ る 遊び :実で遊んだ 民具 :渋 を使用 した ( 紙 に使用) 民具 :材 の利用 (トーニな ど) 燃料 :薪 として利用 <C/写真 > ∠ン 60 アカメガシワ Mal l ot usj a poni c u s トウダイ グサ科 1 6 5 オオシマ コバ ンノキ Br e y ni av i t i s i d ae a トウダイ グサ科 <B/写真 > チ ラフ ックァ- グサ 備考 :い じると腫 れ る レ' 1 7 0 オオバ ギ Mac ar an gat an ar i u s トウダイ グサ科 チ ビカタマヤ- チ ビカタマヤ-ギー <A/写真 > チ ビククヤー チ ビククヤー ギー トクージンギー 燃料 :新 薬の利用 :包装用 として 1 7 5 クス ノハガシワ Mal l ot u sphi l i ppe ns i s トウダイ グサ科 <C/写真 > チ ミサ ラサー 爪 を削 るのに使用 1 8 0 トベ ラ Pi t t os por u mt obi r a トベ ラ科 トクビナ ギー トウビラ <A/写真 > トクビラー トクビランギー 燃料 :節 一1 6 9- トウビラギー トウピラン 史料 編 集 室 紀 要 飼養 :山羊の餌 第 27号 (2002) 山羊のお産 を軽 くす る、山羊には普段 はあげない 遊び :赤い実 の中か ら黄色い物 を集 めて鳥 もちをつ くり、 トンボをな どをとった 祭配 :8月 10日の行事のシバカシに利用す る。桑、ススキ、 トビラの葉 の三種 を屋敷 の四角 において、魔除けにつか う 備考 :祭配 に利 用す るか どうか確認 <B/写真 > 1 85 ハ リツルマサ キ Ma y t e nu sd i v e r s l f ol i a ニシキギ科 マ ッ コ一 食 :実 を食べ る 住 :盆栽 に利 用、戦前 は盆栽 とい うのは無かった <A/写真 > 1 90 マサキ Eu o n ymu sj a po ni c u s ニシキギ科 シュンムイ フクマ ンギ フテ ィマ ンギー ワカキ フチマ フチマ ンギー フテ ィマギー ワカギ 祭紀 :仏壇 に供 える。 1日、15日に仏壇 に供 える 備 考 :供 えるのに 日にちや、家柄 ( 祝女屋 な ど) があったか 1 95 パパイア Car i c apa pa y a パパイア科 <B/写真 > 備 考 :久米 島西銘 ではマ ンズイ とい う <D/写真 > 200 シマカナメモチ Ph ot i ni awr i g h t i a n a バ ラ科 備考 :久米 島西銘 ではシマル と称 し、薪 として利用 205 テ ンニ ンカ RI wd o myr t u st ome nt o s a フ トモモ科 <C/写真 > 備 考 :久米 島西銘 ではデーフン とい う 21 0 バ ンジロウ Ps i di u mgu a j av a フ トモモ科 <A/写真 > バ ンシノ レ- 21 5 イ タジイ Ca s t a n o ps i ss i e b ol d i i ブナ科 <C/写真 > 備考 :どこに生 えていたかを聞 く。 中部以北 に生育す る -1 70- 史料 編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 220 ホル トノキ El ae oc arpusj yl v e s i r i s ホル トノキ科 サー ジグ ヮ-ギー ラシギー タ- ラサー タ- ラサーギー <A/ 写真 > タ- ラシ ター ラシー タワーサー 染織 :染 め物 に使 う ( 葉、実) 。 タオル を染 める 食 :実は食べ られ る 住 :庭木、屋敷 の広い所 では植 えていた その他 :セ ミが よ くつ く 225 イヌマキ Po d oc ar pu smac r o ph yl l u s マキ科 <A> チ ャーギ、チ ャーギー 実 の利用 :食 建材 :建材や家具 に利用 祭元 巳・ .仏壇 に供 える 備考 :方言名 を ヒン トにす る 230 リュ ウキュ ウマ ツ Pi n u sl u c h u e n s i s マツ科 <A> マーチ 住 :屋敷 には植 えない 民具 :馬 の車の敷 き板。サー タ-屋 の馬 にひかせ る棒。サータ-屋 の馬 ぐるま 生活 :正月 に飾 る 材 :水 に強いので橋桁 な どに使用。接着剤 燃料 :薪。樹液 を利用 した。樹液 を旧盆の迎 え火 に使用 その他 :戦前 は大 きな松がた くさんあった、戦争 で陣営 をつ くるために切 られた 235 クロヨナ Po n g a mi api n n a t a マメ科 ウカフア ウカフアギ- <A/ 写真 > ウフワタ-ギー 肥料 :緑肥 240 ソウシジュ Ac ac i ac o n hl S a マ メ科 ソーシギ ソーシジ <B> ソースギ 燃料 :まきに利用 生活 :防災防風林 -1 71- シーサーギー フジ ョーギ ター 第2 7号 ( 20 02 ) 史 料 編集 室 紀 要 農耕 :緑肥 ( 大正の初 め村の農業会が奨励) 産業 :マ ッチの軸 ( 油が出る) に使 った その他 :昭和 6年 ごろ役所 の奨励 で植 えた 2 4 5 ゲ ッキツ Mur r a y apani c ul at a ミカン科 ギギジャー ケ一一ギー ギキジャー <A/写真 > ギギジャーギー ギキチャー ギキチ ャ- クチフツ コー ング ヮ- 建材 :住床 の間の飾 り柱 生活 :盆栽 、生垣、屋敷林 民具 :石槌 の柄。- ラの柄。枝 は鈎に利用。馬 の 口輪 に使用 薬 :葉 を子 どもの風 呂に入れ る ( 皮膚病)。食べ ると口が膨れ る 噂好 :花 はいい匂 いが した。香水 がわ り 催諺 :花が多い と台風 が来 る 2 5 0 ヒラ ミレモ ン Ci t r u sde pr e s s a ミカ ン科 <B> シー ク ヮ-サー 2 5 5 フクマ ンギ Cay mon ar e t us a ムラサキ科 ウクマ ン ウクマ ンギー シーサーギー ウクマ ング ヮ- シーサー グ ヮ- <A/写真 > ウクマ ンソー タンダカシー クーブ ハチマ ンギー ムムグ ヮ-ギー 食 :実は食べた、実がす っぱい 2 6 0 モ ンパ ノキ Ar gu s i aar ge nt i a ムラサ キ科 <C/写真 > 民具 :水 中めがねの枠 に使用 備 考 :海岸近 くに生 えることに注意。 クサ トベ ラと一緒 に聞 く 2 6 5 ネ ズ ミモチ Lj gus t r u mj a poni c a モ クセイ科 <A/写真 > サー タ- ギー 薬 :葉 を砕いて使用 (口内炎、舌があれた とき) 。葉 を焼いて使用 生活 :畑 の境 界に使用。畑の境界に挿 し木で植 えた ー1 7 2- マ ンギー 史料編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) <A/写真 > e n gat r e mul ava r .e n gl e r i ヤシ科 270 クロツグ Ar マ-ニ クルスルガ- 材料 :縄 に使用。縄 をつ くって茅葺 きを しめる 祭舵 :御願所 で使用 薬用 :根 <A> 275 ビロウ Li v i s t on ac hi n e n s i sva r .s u b gl o b o s a ヤシ科 クバ クバ ヌ ファー クーバヌファー 衣 :みの、クバ ガサの材料に した 食 :チカ ラ餅 の包 み ( 若葉 を使 う)、皿の代わ りに 民具 :つ るべ、 うちわ、ひ もの材料 i c ar u b r a ヤマモモ科 280 ヤマモモ Myr ムムグ ヮ- ギ ムムグ ヮ-ギー <C/写真 > ムムンギー ヤマムム ヤマムムグ ヮ- ヤ ンパル ムムグ ヮ一 食 :那覇の市場で見かけた 備考 :生 えてい る ( いた)場所 を聞いてお く 草 本 類 300 シラタマカズ ラ P5 yC h o t r i as e r pe ns アカネ科 <B/写真 > トウ- 祭舵 :神人の首飾 り、のろの祭配 に使 う首飾 り de r i as c an de n s アカネ科 305 - クソカズラ Pae <C/写真 > 31 0 ヤエムグラ Gal i u ma par i n eva r .e c hi n o s pe T mO n アカネ科 ミンナ ミンナオー フア ソロソロー ミンナ <A/写真 > スル スル ミンナ 飼養 :山羊に もあげたが多す ぎると下痢す る、山羊の餌 備考 :ヤエムグラ とル リハ コベ は一緒 に聞いた方が良い場合がある ー 1 73- 史料 編集 室 紀 要 Se t ar i av i n ' di s イネ科 31 5 エ ノコログサ ア ワグ ヮ- グサ 3 20 オ ヒシバ 第 27号 ( 2002) マヤ- ジュー ムジグ ヮ- グサ ナー グサ ムジグ ヮ- グサー <A/写真 > El e u s i n ei n d i c a イネ科 シプ クサー <B/写真 > シプグサ シプグサー ナ- グサー ヒラグサー チカ ラグサ チカ ラグサー チカ ラシバ 慣習 :赤 ちゃんの命名 の時使用 した 飼養 :馬 が よく食べ る <A/写真 > Coi xl ac J ツmaj o bi イネ科 3 25 ジュズダマ シシダマ 装飾 :首飾 り 薬 :腎臓 の薬 ( 煎 じて飲む) 。鳥 目に利 く 33 0 ススキ Mi s c an t h u ss i n e n s i s イネ科 グシチ グシチ ャー グー ン <A> トーグーン 5日のお墓。桑 の葉 とススキに牛 の血 をつ けて屋敷の角 におい 祭配 ( 魔 除 け):8月 1 た 民具 :ほ うき 燃料 :節 建材 :戦前は茅葺 きにマカヤ と一緒 に使用 備考 :ヨシスス キ と一緒 に質問 した方が よい 3 35 セイ コノヨシ phr a gmi t e sk ar k a イネ科 アシグ ヮ一、アシダキ デー ク 3 40 ダンチ ク Ar u n d odo n a x イネ科 カーー ラアシー カー ラーシー <A/写真 > カー ラアシー <B/写真 > カー ラデー ク デー ク 3 45 チガヤ I mpe r at ac yl i n dr i c ava r.ma j or イネ科 カヤ ガヤ マカヤ カーラデー ク マカヤ- 建材 :屋根葺 き -1 7 4- <A/写真 > カーラデークー 史 料 編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 飼養 :牛馬 の飼料 備考 :生 えてい る場所 ( 共同で利用 した場所) を聞いてお く 3 5 0 ツノアイアシ Rot t boe l l i ae x a l t a t a イネ科 ア ワグ ヮ- グサ セーヌクス- <D/写真 > ヤマ トウグサ ヤマ トウンチュ- グサー ンマガヤー 飼養 :牛 が よ く食べ る その他 :熟す る と麻 でけがす る 3 5 5 <B/写真 > S por o b ol u sf e r t i l i s イネ科 ネ ズ ミノオ テ ンブグ ヮ- グサ テ ンブサー グサ 遊び :しぼって足 をかけて遊んだ。先 にみみず を しぼって蟹 とりに使 った。 トンボ釣 りに使用 した 3 6 0 -イ キ ビ Pani c u mr e pe n s イネ科 タカナ- ジチュー <B/写真 > ナジチュー ナー ジチ ュ- 飼養 :牛が食 べ る 遊び :ゴムカ ンのたま 伝承 :葉 に節 が二つ あった ら風 ( 暴風) の大 きいのが来 るとい う前触れだった その他 :嫌われ者 3 6 5 ホ ウライチ ク Bambus agl a u c e s c e n s イネ科 カ ラタキ シマダキ トーダキー くB/写真 > トー ラキ ンジャダキ 建材 :屋根 を葺 く 備考 :竹類 は写真 だけでは判別が難 しいので聞き取 りは注意が必要 37 0 ホテイチ ク Ph yl l o s t ac h y sau r e a イネ科 カ ラダキ クサ ンダキ クサ ンダキー くB/写真 > ヤ ンパル ダーキ ャ ンバル ダーキー 慣習 :正月 の門に立てる 建材 :瓦屋根 の土 をのせ る 民具 :釣竿 備考 :竹類 は写真 だ けでは判別 が難 しいので聞き取 りは注意が必要 -175 I 第 27号 ( 2002) 史料編集 室紀 要 375 マ ダケ Ph yl bs t ac h ysb ambu s oi de s イネ科 <B/ 写真 > 備考 :竹類 は写真 だけでは判別 が難 しいので聞き取 りは注意が必要 3 80 ヨシススキ Sac c har umar u ndi n ac e u m イネ科 ゲ- ン < B/写真 > ト- グシチ 備 考 :ススキの後 に聞いた方が よい。混 同に注意 3 85 リュウキュ ウチ ク Pl e i obl as t u sl i ne ar i s イネ科 <B/ 写真 > 備考 :竹類 は写真 だけでは判別 が難 しいので聞き取 りは注意が必要 3 90 カ ラムシ Boe hme n' an i v e a イ ラクサ科 ウ-ベ- <A/ 写真 > ウ-ベ- グサ 染織 :戦前は繊維 を とった 内地に送 った、紙 を作った 飼養 :山羊の餌。 ウサギの餌 395 オオバ コ Pl ant a goas i at i c a オオバ コ科 <A/ 写真 > ウメンタヌ ファー ヒラフアグサ ヒラファヌフアー ダー ンムヌファー ンメヌ ファー ンメ-ヌファー メンタヌ ファー ユ クシ 食 :食 用。食用 としてお汁に利用 薬 :傷 口にあてる薬草。吸い出 し。 はれ ものに湿布薬で使 う。おできに菜 をあぶ って つ ける。魚 の 目にも利 く。咳の薬。煎 じ薬 4 = 00 カ タバ ミ Oxal i sc or ni c ul at a カタバ ミ科 カ タバ ミ ス-ジュー グヮ- <A/ 写真 > ス-ズー グ ヮ- ミ-ハジチ ャー 薬 :糖尿 に利 く その他 :習字 の液 を濃 くす る 405 ムラサ キカ タバ ミ Ox al i sc oT ymbos a カタバ ミ科 ヤハ タ ヤ フアタ <B/写真 > ヤファタ- 伝承 :チ- ラ ビ- ラが中国か らもってきた とい う言い伝 えがある その他 :害草 -176 - ミ-ハ ジチュ- 史料編集 室紀 要 41 0 ヒメガマ 第 27号 ( 2002) <B/ 写真 > T y phadomi n ge ns i s ガマ科 アイスケー キ- ガマ カマイ- ガマイー ガマヌイー ガマヌ フ- 遊び :アイスケーキのつ も りで遊び に使 う、線香代用 4 = 1 5 オオアブラガヤ Sc i r pu st e mat anusカヤツ リグサ科 <B/ 写真 > カー ラカンスヤー 食 :実 はよく食 べた Cy pe r u sr ot u ndu s 420 ハマスゲ クーブシ、 コ- ビシ カヤツ リグサ科 コープシ <B/ 写真 > コープシー その他 :嫌 が られたカマの灰 をまいて除去 した。畑では嫌 われている 425 アキノノゲシ L L I C t uC ai n di c a キク科 イ ンデ ィー ラー ル- イ ンデ ィール ナガ リールー <A/ 写真 > ナガデ ィー ラー ナガデ ィール ナガデ ィー モー ンジャナ一 食 :食用 飼養 :ウサギの餌。 山羊の餌 430 イ ン ドヨメナ ヌジカ <B/ 写真 > Kal i me r i si ndi c a キク科 ヌジカー ヌジク 薬 :熱冷 ま し 435 ウスべニニガナ Emi l i as onc hl f ol i a キク科 <B/ 写真 > ハルハ ンダマ 食 :食べ られ る 薬 :貧血 の薬 440 オニ タビラコ Y ou n gi aj a poni c a キク科 トウイヌチ ビー トウイヌチ ビ- グサ <A/ 写真 > キンキンボンボー 食 :食用 -1 77- トウイヌ ヒサー 史料 編 集 室 紀 要 445 コセ ンダングサ Bi de nspi l os a ウムヤー グサ サー 第 27号 (2002) <B/写真 > キク科 ウムヤー グサ グ ヮ- サシクサ サシクサー サ シグサ サシグ ヤマイ ンスナ- 飼養 :山羊の好物 備考 :現在一般 的 に見 られ るのはシロノセ ンダングサで戦後帰化 した。方言は、戦前か ら存在 していた コセ ンダングサや コシロノセ ンダングサ を指 してい る と考え られ る。 1 979) は、 コセ ンダングサの方言 として取 り扱い、同時に他 のセ ンダング 天野鉄夫 ( 1 979) に したがって、同様 な取 サ類 を含む としてい る。 したがって、 ここでは天野 ( り扱 い方にす る 45 0 シマアザ ミ Ci r s i umbr e v i c aul e キク科 チバナー ンジチチ ヤー <A/写真 > ンジチバー 飼養 :豚が食べ る、山羊牛 に食べ させ る、牛の餌、 食用 :人 も食べた ( 火 にあぶ った ら妹 はな くなる) 民具 :根 を干 して縄 に使用 案 :神経痛 455 ツワブキ Fadi L gi umj a poni c u m キク科 チ-パ ッパ ー アー チー フ アップ- チ ュフアフアヌフアー <A/写真 > チー フアファ- チ ックヌ フ アー チ ョ-フアヌファー 飼養 :山羊の飼料 食 :茎 は食べた 460 ハル ノノゲシ So nc husol e r ac e u s キク科 オー フア タンチ ャー グーナ- <B/写真 > マ-オー ファー 食 :食べ られ る 飼養 :ウサギの餌、 山羊の飼料 465 ベニバナポ ロギク Cr as s oc e phal u mc r e pi di oi de s キク科 ナ ンヨーマ-オー ファー ヒ- ジャー タバ クー 伝承 :南洋か ら誰かが持 ち込んだ その他 :名前 は臭いか ら -178 - <D/ 写真 > ビーチ ヤー グサー チ フアフ 史料編集 室紀 要 第2 7号 ( 2002) 4 7 0 ホ ソバ ワダン Cr e pi di as t r u ml anc e ol at u m キク科 ンジャナ <C/写真 > ンジャナバー 食 :大 きい薬 の もの、魚汁 に入れ る、食用にな る 薬 :薬用 4 7 5 ヨモギ Ar t e mi s i apnl nc e ps キク科 フ-チバー <A/写真 > ヤーチ一 食 :食用 遊び :キノポ リ トカゲが元気 がない ときに塗 った 薬 :薬用。熱冷 ま し。下痢止 め。腹痛。餅。 フナ と共 に熱冷 ま し。 胃腸 の薬。 フ-チ ( ヤーチ ュ) に使用。お風 呂に入れ る 4 8 0 シマキツネ ノボ タン Ranunc ul u ss i e bol di i キンポ ウゲ科 シシグ ヮ- グサー ハチ ャグ ミグ ヮ- グサ <A/写真 > ムムグ ヮ- グサ ムムグ ヮ-グサー 4 8 5 リュウキュウボタンゾル Cl e mat i sgr a t ava r .T yu k yu e n s i s キンポ ウゲ科 <C/写真 > 4 9 0 ツル グ ミ El ae a gnu sgl abr a グ ミ科 <B/写真 > クー ビ クーブ 食 :食用 ( 実) 薬 :解熱 ( 幹の皮)、 さぎ ぐす り ( 幹 の皮 :腎臓)、 ヒジュイにも利用 4 9 5 オオイ タ ビ Fi c u spu mi l a クワ科 <A/写真 > チタ 遊び :実 はほおず きにす る 薬 :話 による と糖尿病 に利 くとか 5 0 0 サガ リバナ Bar r i n gt o ni ar ac e mos a サガ リバナ科 <D/写真 > 備考 :別名 サ ワフジ。 どこに生 えていたかを聞 く 5 05 ル リハ コべ Anagal l i sar v e ns i sf .c ae r ul e a サ クラソウ科 -1 7 9- <A/写真 > 第 27号 (2002) 史料 編集 室紀 要 ア ライ ミンナ ミンナ ゴーヤー グサ グ ヮ- ソー ミンナ ホ-ヤー ミンナ マ- ミンナ ミンナオー ファー 飼養 :山羊の餌 その他 :春先 に出て くる草 <A/写真 > t 〆 51 0 クワズイモ Al oc as i ao do, a サ トイモ科 ン バ シ 包装 :肉屋 が 肉の脂身 を包んでいた、肉を包む 緑肥 :薬 ・芋 は 田んぼの肥料 ( 腐 って しま うので) その他 :毒 、汁 が服 についた ら色がつ く、かゆ くなる、 <D/写真 > 51 5 シマ クワズイモ Al oc as i ac uc ul l at a サ トイモ科 5 20 リュ ウキュ ウハ ンゲ T y pl wni umdi v ar i c at u m サ トイモ科 ミンタマ- ムシグサ ユヌ ンムー ユーナ- ンムー ユ ンヌ ミ- ユ ンヌム <B/写真 > ユーヌムー ユイヌムン ユ ンヌムー ユ ンヌ ンムー ユイヌンムー 遊び :チ ョー クの代用 薬 :戦前根 を薬 に利 用 <D/写真 > 5 25 クマ タケ ラン AI pi ni af or mos ana シ ョウガ科 備 考 :久米 島西銘 では鬼餅 を包むのに利用 530 ゲ ッ トウ Al pi ni az e r umbe t シ ョウガ科 <A> サ ンニ ン 民具 :茎 で縄 をあむ 食 :葉 をムー チ一 に使用 備考 :回答 にはゲ ッ トウの葉 を さしてい ることもあるので注意 535 スベ リヒユ Por t ul c aol e r ac e a スべ リヒユ科 ス- ジュー グ ヮ- ニンプチカー <A/写真 > ニ ンブ トウカー ニンブ トウキ- ミンブ ト ウカー 食用 :あえもの。茎 の皮 を剥いで食べ る。おひた しで食べ る。 ジュー シーな どに使用 -1 80- 史料 編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) 薬 :薬 草。痔 に利 く 5 40 リュウキュウコス ミレ Vi o l ay e d oe n s i sva r .ps e u doja po ni c a ス ミレ科 イ ンキグサ グ ヮ- ス ミレ タ- ラグ ヮ一 夕- ラグ ヮ- グサ <B/写真 > ホ-ヤー グサ マー ス ン ド- レその他 :イ ンク代用 <C/写真 > 5 45 ノチ ドメ Hydr oc ot yl emar i t i ma セ リ科 カガ ング ヮ- グサ L l / 5 5 / 0 / マ ツバゼ リ Api u ml e pt o ph yl l um セ リ科 <D/写真 > メー クチ リー グサ 伝承 :メ- ウチ リー と言 うお じい さんの名 前 にちなむ 555 ヤブ ジ ラ ミ Tor i l i sJ ' a poni c a セ リ科 a }6 / 0 ギシギシ <A/写真 > Ru me xj a po ni c u s タデ科 ウシヌシバ - <C/写真 > ウシヌシバ- グサ グンボー グサー ナ ン ドウルバー ナ ン ドゥ ) レーバー 飼養 :飼料 につ か う。豚 の餌。 山羊が よ く食べ る 薬 :根 をす って酢 につ けて水 虫治療 L565 ツル ソバ Pol yg onu mc hi ne ns e タデ科 <B/写真 > シー ボー ジ ャー 食 :実 は食べ た 飼養 :子豚 の下痢止 め i / 70 6 シマ ツエ クサ C om トーイチ グサ melinadl j PL S a ツユ クサ科 トーイチベ- ナ ン ドウルべ - < B/写真 > ナ ン ドウルべ-ナ- ナ ン ドウ ノ レベ - ラー 伝承 :語源 は昔唐旅 に旅 して永い間放置 していて も生 きていた とい うこ とか ら -181- 史料 編 集 室 紀 要 L5 7 5 シマニシキ ソウ 第 27号 ( 2002) `C/写真 > Eu ph or bi ahi r t a トウダイ グサ科 \ 5 80 トウダイ グサ Eu ph oT bi ahe l i o s c o pi a トウダイ グサ科 スープ ック ヮ- ミンナ チ ラフ ック ヮ- グサ <A/ 写真 > ヒ-ジャー クルサー ミ- フ ック ヮ- ミンナ 飼養 :山羊 にあげると死ぬ、山羊 も食 わない、毒がある その他 :これが枯れ る頃は 2月か じまや-は終わ る C /5 85 <C/写真 > ハイニシキ ソウ Eu ph or bi ac h a mae 5 yC e トウダイグサ科 5 90 ヒマ Ri c i n u sc o mmuni s トウダイ グサ科 チ ャンタカシ- チャンダカシー <D/ 写真 > チ ャンタタシー タンダカシー 産業 :ひま し油、飛行機 の燃料 薬 :下剤 ( ひま し油) 5 95 セ ンナ リホ クズキ Ph y s al i sa n gu l at a ナス科 カー ト- グ ヮビ- カー ト- ビー <A/ 写真 > トーハ ナ ビー トー フナ ビー ハナ ビ ハナ ハルイチ ビ ハ ンビー 食 :実 が食 べ られ る、甘い 遊 び :口に くわえてあそぶ 6 0 0 テ リミノイヌホ ウズキ Sol a nu mame r i c an a ナス科 ウワ- グ ヮ-カー トー クワ- グ ヮ-ガ- トー ワ- グ ヮ- トーフナ ビー ビ- クワ- グ ヮ-ハナ ビー <A/写真 > ウワ- グ ヮ- トー ンナ ビー トーハナ ビ- ク ハダカーハナ ハ ン ビーギーグ ヮ- 605 シャ リンバイ Rh a ph i ol e pi si n di c as s p.umbe l l at a バ ラ科 <C/写真 > テ イカチ 染織 :染料 61 0 ナ ワシ ロイチ ゴ Ru bu spar v l f ol i u s バ ラ科 イチ ビ イチ ビグヮ- <A/ 写真 > イチ ュ ビ タカイチバー 一1 8 2- タカイチ ビ ハ-キーチ ョ一 史 料 編 集 室紀 要 バー ハル イチバー 第 27号 ( 2002) ヤマイチ ビ 食 :実 を食べた 備考 :ノイチ ゴの仲間は一緒 に聞いた方がよい <B/写真 > 61 5 - ビイチ ゴ Du c he s n e achl TS a nt h a バ ラ科 ボージヌタニー ムムグヮ- グサー 620 ホ ウロクイチ ゴ Ru b u ss i e b ol d i i バ ラ科 タカイチバー ヤマイチパー <A/ 写真 > ムンジュル タカイチバー イチ ビ タカイチ ビ ヤマイチ ビ ヤマハ-キーチ ョ-バー 625 ノアサガオ I pomoe aa c u mi n a t a ヒルガオ科 モーカンダ ヤマカ ンダー <A/ 写真 > ヤマカンラー 遊 び :子供 の綱 引き 630 メ ド- ギ Le s pe de z ac u ne at a マ メ科 ソー ローハー シー <A/写真 > ソー ローハ- ジー ソー ローハ- ジャー ソー ローハ-チ- ソー ロー ファー ジー 祭把 :お盆の時 に供 えるお箸、お盆の時に足 を洗 うのに使 う、ほ うき <B/写真 > 635 スズメノエ ン ドウ Vi c i af u ' r s u t a マメ科 ガラサーマ- ミ マ- ミグ ヮ- グサ 640 ヤハ ズェ ン ドゥ Vi c i aa n gu s t l f ol i a マメ科 ガ ラサーマ- ミ ガ ラサーマ- ミヮ- <A/ 写真 > ガ ラサーマ- ミグ ヮ- マ- ミグ ヮ- グサー 遊び :ビー ビー をつ くる 645 モ クマオ ウ Ca s u an ' n ae q u i s e t l f ol i a モ クマオ ウ科 モ クマオー モ クモー 建材 :建築の台木 防災 :防風林 -1 83- <C> ガ ラシマ- ミグ 史料 編集 室紀 要 第 27号 ( 2002) l i u mc al l o s u mf .j l av l j i or u m ユ リ科 650 キバナ ノヒメユ リ Li モーユ リグ ヮ- ヤマユイ <B/ 写真 > ヤマユ リ 備考 :どこでみたのか聞いてお く <A> 655 テ ッポ ウユ リ Li l i u ml o n gl j 7 or u m ユ リ科 ユ リ ユイ シダ類 <C/写真 > 01 0 コシダ Di c f l an O Pt e r i sl i ne aris ウラジロ科 020 ホシダ The l y pt e r i sac u mi n at a オシダ科 アカング ヮ- グサ シー ビヌ フクー ワラ ビグ ヮ- フニー <B/ 写真 > ワラ ビグサ ワラ ビヌ ファー ワラ ビグサー ワラビグヮ- ワラビヌフ-ニー 飼養 :山羊の好物 その他 :この葉 を集 めて鰻鰻 を捕 まえる ( 滑 らない) 03 0 タマシダ Ne pl wol e pi saur i c ul at a ツル シダ科 < B/ 写真 > ハ-メー ク- ビ ハ- メー ク- ギー 備考 :根 っ この方 に玉が付 く 040 カニクサ Ly go d i u mj a po n i c u m フサ シダ科 < B/ 写真 > 050 リュウキュ ウイ ノモ トソウ Pt e r i s 7 7u 砂u e n s i s イ ノモ トソウ科 060 ホ ウライ シダ Ad i an t u mc a pi l l u s v e n e r i s ホ ウライシダ科 070 ヒカゲ- ゴ S ph ae r o pt e r i sl e pl f e r a - ゴ科 < C/写真 > <D/写真 > <C/写真 > 備考 :ヒカゲ- ゴ と- ゴの写真 を準備 し、それぞれ に方言があるか どうかを聞 く -1 84- 史料編集 室紀要 第 27号 (2002) 3。ま とめ ( 1 )調査 の方法について 調査 は、両親 とも先祖代々同一の字に住んでい るとい う被調査者 (3- 6人) を探 し出 し、公民館等 に集 まって もらって行な う。数名集 まって もらうのは、方言名 を忘れてい る ことが多いので、それ をよ り少な くす るためである。 また、勘違い等 を防ぎ、お互いに確 ( 5 ) 認 しなが ら正確 な方言 を提供 して もらうために も必要である。 調査 に必要 な道具 は、カセ ッ トテープ レコーダ ( 外部マイ クが好 ま しい) と質問に使 う 写真や絵 を準備す る。 写真や絵 は、図鑑等 を切 り抜いて使用 していたが、図が小 さい こと もあって、年 寄 りには不便であ り、調査 に時間がかか る場合 がある。それで、写真や絵 を ( 6 ) スキャナで取 り込 んで 、 A 4または B 5版 の大 き さにプ リン トア ウ トしたのをク リアー ファイル に入れて調査 をす ると、年寄 りで も見やすいので調査がスムーズに行 くことがわ ( 7 ) か った。 なお、植 物 の方言調査 に使用す る写真 は、デ ジタルカメラで撮影 しててお く方 法 もある。調査項 目に出て くる植物 は、大部分が身近 な植物なので、開花時期等 を考慮 し て年間を通 して撮影す ると多 くの写真資料が得 られ る と思われ る。 動植物 の方言調査 には、実物の標本が もっ とも有効だ と思われ るが、現実的には準備 が 大変 と思われ るので、写真 で代用 とい うことになろ う 。 ( 2) 調査項 目について 動物 の方言 は、陸域 を中心 とした こともあって、陸水や海洋域 までは十分 にカバー をす ることができていない。暫定的に陸水域 の動物 を末尾 に入れてあるが、最低限の調査 は可 能 と思 われ る。今後 、海洋域 として、潮 間帯 の動物 (甲殻類 、貝類 な ど)、海域 の動物 ( 魚類 な ど) も対象 に入れた方が よい と思われ るが、調査項 目の抽 出が課題 となろ う。 ま た、陸域 の動物か ら海洋域 までをカバーできる調査者 の確保 も必要 になって くることと、 植物 も含 める と長時間の調査 になるので被調査者 の疲労 も考慮す ると、調査 日を分 ける等 の対応 が必要 になるだ ろ う。 動物 の項 目は、調査 地によって項 目を削除 した り、または項 目を新 たに加 えた りす る必 要があろ う。 ( 5) 調査の方法等については、当山ほか ( 1 998) を参照。 ( 6) 著作権を考慮 しなければならない。 ( 7) 西原町小那覇の方言調査は、この方法で実施 した。 -1 85I 史料 編集 室紀 要 第 27号 (2002) 植 物 の調査 は、上記 の動物 に比較 して調査 の難易度 は低 い とい え よ う。被調査者 とな る お年 寄 りは、た くさんの植 物 の方言 を知 ってい るこ とが多 く、調査植物 の項 目名 は もっ と 増や さな けれ ばな らない と思われ る。 また 、調査対象地 においては、沖縄 島北部 に生育す るよ うな植 物 ( 特 に木本類 :例 えばイ ジュな ど) も分布 してい るこ とが あ り、調査 の前 に 適宜植 物項 目の選択 を検討す ることが必要 と思われ る。 この よ うな中で も、低平地や畑周 辺等 に生育す る草本類 は、広 い地域 に適用 できる と考 え られ る。 これ までにあげた調査項 目で調査 を実施す る とした ら、 3時間か ら 4時 間の時間 を要す る と思われ る。被調査者 の疲 労 を考 える と、 1日に調査で きる時間の限界 か も しれ ない。 本 資料 は、沖縄 島の 中南部 を想 定 して作成 した。沖縄 島北部や周辺離 島で も若干 の修正 を行 うと使 えるか も しれ ない。 また、宮古 ・八重 山諸 島においては、だいぶ修正 が必要だ が、動植 物 の専 門家 の助 けを借 りて調査 を実施 できるもの と考 える。いずれ 、沖縄県全域 を対象 と した資料 を作成 したい と考 えてい る。 今 回 の資料 は、完全 とはい えないが、消失 しつつ あ る方言調査 を急 ぐ必要 があることか ら敢 えて暫定的 な資料 としてま とめた。今後 、調査 を重ねなが らよ り充実 した調査項 目資 料 、お よび沖縄 全域 の資料 を作製す る必要 があるだ ろ う。 文 献 朝比奈正二郎 ( 1 96 6) 基準昆虫分類表.北隆館. 1 987) 沖縄産昆虫目録.沖縄生物学会. 東清二 ・金城政勝 ( 1 979) 琉球列島植物方言集.新星図書. 天野鉄夫 ( 1 99 4)琉球植物 目録.沖縄生物学会. 初島住彦 ・天野鉄夫 ( 2001) 西表 島、鳩 間島及び新城 島にお ける 石垣金 星 ・嵩原 建二 ・花城 良廉 ・加治 工其 市 ( 動植 物 の方 言名 について.西表 島総合調査報告書一 自然 。考古 。歴 史 ・民俗 。美術 工 ≡ 王 王 59. 云- ,pp.35日本鳥類学会編 (1 974) 日本鳥類 目録 改訂第 5版.学習研究社. 1 983) 阿嘉島の動物の方言について. 県立博物館調査報告書Ⅲ-座間味村 ( ざまみそ 当山昌直 ( ん)-,p.2329. 沖縄県立博物館, 当山昌直 ( 1 98 3) 動物. 渡名喜村史,p.35 41 . 渡名喜相. 当山昌直 ( 1 98 4) 浜比嘉の動物方言. やちむん,8:53 61 . 当山昌直 ( 1 987) 伊計島の動物方言.県立博物館総合調査報告書Ⅳ -伊計島 ( いけい じま)-, pp.35 43. 沖縄県立博物館. 1 989) 佐敷町の動物の方言.佐敷町誌 (3 自然) p. 4( ) 3 451 .佐敷町. 当山昌直 ( 当山昌直 ( 1 989) 宜野座の動物方言.宜野座村誌 ( 第 3巻) p.830860. 当山昌直 ( 200 2) 久米島字西銘の動植物の方言. ( 印刷 中) 当山昌直 ・仲間明典 ( 1 9 90) 動物方言名.いらぶの自然,pp. 264 27 9.伊良部町. 当山昌直 月中谷保江 ・国吉朝子 ・翁長丈子 ( 1 998) 南風原町の動植物の方言名。南風原町史 第二 巻 自然 ・地理資料編,pp.645 7 96.南風原町 与那国町教育委員会編 ( 1 995 ) 与那国島の植物.与那国町教育委員会. I1 86 -
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