STOP!転倒災害プロジェクト2015 ~あせらない 急ぐとき

別紙1
STOP!転倒災害プロジェクト2015
~あせらない 急ぐときほど落ち着いて~
転倒災害は、どのような職場でも発生する可能性があります。職場での転倒の危険性は、
働くすべての人が問題意識を持って原因を見つけ、対策をとることで減らすことができま
す。
労働局では、「転倒」という身近なテーマから職場の安全意識を高め、安心して働ける職
場環境の実現に向けて「STOP!転倒災害プロジェクト2015」を実施しています。
平成26年に発生した休業4日以上の「転倒」災害452件を、労働者死傷病報告から分
析したところ下記のとおりでした。
原因別発生件数の推移
600
550
転倒
500
450
転倒災害は、平成25
年、26年と連続して
減少しましたが、依然
として災害発生原因の
第1位です。
墜落・転落
400
350
動作の反動・無理な動作
300
はさまれ・巻き込まれ
250
200
19年
20年
21年
22年
23年
平成26年業種別発生件数
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
24年
25年
26年
業種別で見ると商業、保
健衛生業、製造業、運輸
交通業等あらゆる業種で
発生しています。
転倒災害の発生割合
転倒災害の発生割合が高
いのは小売業、飲食店、
社会福祉施設となってお
り、第三次産業の労働災
害を減少させるためには
「転倒」災害の防止がか
ぎとなっています。
30%
20%
19%
15%
9%
21%
12%
発生場所
20
23
13
11
起因物
121
通路
35
作業床、歩み板
建築物、構築物
50
48
階段、桟橋
転倒原因
その他
17%
滑り
38%
踏み外し
7%
躓き
38%
転倒災害は通路、建物内フロア、階
段の順で発生しています。
通路には道路25件、歩道6件を含
み、建物内では、厨房23件、冷蔵庫・
冷凍庫13件、倉庫11件等となっていま
す。
建物外では駐車場の車止め、縁石等
で20件発生しています。
転倒災害は、「滑り」「つまづ
き」「踏み外し」の大きく3種類に
分けられます。
「滑り」で一番多いのは「床が
濡れていること」を原因とするも
ので、調理場等、常態として濡れ
ている場合、また、水拭き清掃後
水分が十分拭き取られていなかっ
た場合等の原因が認められまし
た。
「つまづき」は段差で多く発生
していますが、駐車場での縁石・
車止め等でも多数発生していま
す。また、紐・コード等によるつ
まづきも多数報告されています。
転倒災害の発生原因
転倒原因
76
33
19
8
11
11
172
その他
24
7
171
滑り
躓き
踏み
外し
転倒災害の15%は床面
の濡れで発生!
こまめな清掃、床材の工
夫、履き物の検討等で防止
可能です。
8
9
10
7
荷物
その他
人
反動
段差
踏み外し 33
階段
荷物
つまづき
紐・コード
172件
縁石・車止め
段差
溝蓋・マンホール等
滑り
凍結・雪
171件
濡れ
20
68
0
20
40
60
年令・男女別
女性
男性
60
37
53
78
28
2
13
9
21
34
93
13
18
転倒災害は、女性が全体の
57%を占め、また、年令別で
は50歳台、60歳台が全体の
60%を占めています。
80
平成26年は1月、2月の
寒波で、凍結・雪等に
よる転倒災害が多発し
ました。
平成27年の転倒災害の発生件
数は5月末速報値で173件と昨
年同期と比較して39件
(29%)増!
月別発生件数
60
56
50
49
47
38
40
27
30
31
34
33
5
6
7
37
39
8
9
38
30
20
10
0
1
2
3
4
10
11
12
傷病性質
打撲傷
12%
転倒による休業災害の71%は「骨
折」であり、次いで、捻挫等の「関節
の障害」、「打撲傷」等が続きます。
骨折の多発部位は手首で、転倒した
ときにとっさに手をついて手首を骨折
するという発生状況が見られます。
捻挫の場合は、足首、ひざ等の下肢
となっています。
関節の障害
14%
骨折
71%
60
51
骨折
50
36
40
捻挫
25
34
20
29
30
21
12
15
23
20
10
10
5
6
5
肩
足
0
0
手首
足
ひざ
胸部
足首
足首
ひざ
休業見込み日数
当初の休業見込みで1か月
以上3か月未満が全体の
50%となっています。実
際の休業は見込日数より延
びる傾向にあり、労働者の
長期の休業は職場に大きな
影響を与えます。
半年以上 1年未満
3月以上 半年未満
1月以上 3月未満
2週以上 1月未満
1週以上 2週未満
4日以上 1週未満
0
50
100
150
200
250