園長室だより 2015 年7月8日 第27号 鎮西学院幼稚園 園長 西村暢彦 家庭と幼稚園が子育てを語り合い、学びあい、手を携えていきましょう。 「愛の家族」として、どの子も、やさしく、たくましく育つことを願いながら。 『園長タイム』始めました ~コトバあそび~ 年長・そら組さんで、6月 29 日に1回目の「コトバ遊び」をしました。15 分ほどで実施します。 実は、この「コトバあそび」は“ひらがな”を書くために必要な力を身につけさせるものです。ひ らがなを書くことにどう結びついていくか、それは少しずつ説明していきます。 ○リズム遊び ♩♩♩~ ・リズムに乗せて、私が「タン、タン、タン」と言いながら手を叩きます。続けて、子どもたちも 「タン、タン、タン」と言いながら手を叩きます。 ・ 「タン、タタ、タン」や「タターンタ、タン」など、いろいろなリズムで、同じように私に続けて 叩きます。 ・これは、単語の3つの音(音節)の認識につながっていきます。 ○「ハナハナハナハナ…」 ・まず、顔の部分の名前を確認します。…目、鼻、口、耳、あご~ ・私が「ハナハナハナ…」と言いながら、指で鼻を押さえます。 子どもも同じようにします。 ・次に「ハナハナハナ…」言いながら、指を耳にあて、コトバは「口」と言います。 子どもは、私の手に惑わされずにコトバで言った「口」を押えるのがルールです。初めはつられ ますが、だんだん上手になります。間違えずに聞こうと、コトバへの注意力が高まるのです。 ○「カーカーカラス」 ・私が、「カーカーカーカー」のあと「カラス」と言ったら、全員立ちます。 ・カラスと違う「カーカーカーカー カエル(カメラ)」などと言ったら、立ってはいけません。 これは、年長さんには簡単でした。 ○名前の音さがし ・自分や友だちの名前の中に、私が言う音(音節)があるか、さがします。 ・あ…「名前の中に、この音がある人……“あ”」 ( “あ”のある子どもは立ちます) ・ 「あんじゅちゃんの…」と言うと、みんなで「あ」と言います。 (ほかに…きあら、あい、あづき、あんどう) ・た…「名前の中に、この音がある人…“た” 」 (わたる、たくみ、 いでた、たかはし、たいち、こうた、りょうた かんたろう) ○「た」の音が入っている、動物や物の名前をさがそう 出たのは…たぬき たこ たこやき タイヤ たいこ たまご ○♩♩♩のリズムで「た」のつく3音節を、リズム遊びで言おう ・私が手を叩きながら「タン、タン、タン」とリズムをとると、子どもも「タン、タン、タン」と 言います。 同じように、私が手を叩きながら「た、ぬ、き」と言うと、子どもも手でリズムを とりながら「た、ぬ、き」と言います。 ・同じように「た、ま、ご」でもします。 ここで、15分経過。今回はここまででした。 ※次回の「コトバあそび」は、7月13日(月)に、「3音節のコトバあそび」をします。
© Copyright 2024 ExpyDoc