臨床検査専門医プログラム - あきた医師総合支援センター

臨床検査専門医プログラム
研修実施責任者
総合診療・検査診断学講座
准教授
植木 重治
●問い合わせ先
担当者/植木 重治
TEL.018-884-6209 FAX.018-884-6209
E-mail. [email protected]
HP. http://www.med.akita-u.ac.jp/~kensabu/index.html
専門医、
指導医、出身地、施設認定、
関連施設
●各種学会認定専門医数
血液専門医:1名、
臨床検査専門医:1名、
腎臓専門医:1名、内科専門医:1名、呼吸器専門医:1名、消化器病専門医:1名、肝臓専門医:1名、
アレルギー指導医:1名、
Infection Control Doctor:1名、プライマリ・ケア指導医:3名
●学会施設認定
専門医育成コースの概略(図の説明)
大学院に入学する・しないで二つのコースを設定していますが、なるべく大学院で博士号の取得と専門医の取得を並行させることをお
勧めします。
Aコースは大学院に入らないコースです。後期臨床研修前半で、卒後研修だけでは不十分な内科一般やプライマリ・ケアの研修を行いま
す。その後、大学中央検査部、総合診療部、地域での関連病院で臨床研修をしつつ、各自の専門分野を決定します。臨床研修とともに学会活
動・研究を行い、7∼9年目に専門医を取得します。臨床検査専門医以外の専門医についてもご相談下さい。
Bコースでは3年目もしくは4年目に社会人大学院生として大学院に入学します。大学院生の間は基本的に大学で研修を行いますが、
大学や関連施設での勤務を通して臨床検査医学、内科学、プライマリ・ケア、感染症学などの修練を行うことができます。こちらのコース
でもおおよそ7∼9年目に専門医を取得することができます。
多彩な出身者の構成に表れているように、臨床検査はすべての道に通じています。終了後は各自の将来像により、大学での後輩の指導
と研究を行い大学での指導者を目指す者、取得した専門分野の技術を地域の病院で発揮する者、新たに他の分野の研修に取り組む者に分
かれます。
医学部卒後年数
Aコース
(専門医取得)
1年目
2年目
初期臨床研修
(大学/関連病院)
3年目
●主な関連病院
要望、必要に応じて秋田県内の以下の医療施設と連携しています。
秋田厚生医療センター、
市立横手病院、
雄勝中央病院、市立田沢湖病院、協和病院、藤原記念病院、能代山本医師会病院、
大曲厚生医療センター、
協和病院、
外旭川病院、
秋田往診クリニック
コースの概要・魅力
現代医学において検査を正しくオーダーし、正しく判断することは名医の条件の
一つです。検査医は、検査学の医学教育に携わるとともに、臨床現場では医師や
看護師と検査室をつなぎ、検査室の管理を行います。また、院内感染対策にも従
事しており、感染症管理業務の修練やインフェクションコントロールドクター等の
資格取得も可能です。
多様な検査結果に的確な対処をし得る医師の養成を目指し、研修のフィールド
は内科学を中心に診断学全般にわたっています。医療の細分化、専門化が進む中
で検査医学もより高度で有用な情報を提供することが求められています。そのよう
な期待に応えるため、新しい手法の導入や独自のマーカーの開発につとめていま
す。地域連携システムにも力を入れており、日本で初めてとなるインターネットを利
用した耐性菌の広域データベースを構築しています。研究としては検査学のほか、
感染症、免疫・炎症、アレルギー学に取り組んでおり、当科は臨床・研究の両面
において横断的アプローチができることが特徴です。特に細胞機能研究の環境は
国内外のラボに比べてもかなり充実しています。
6年目
7年目
8年目
臨床検査専門医取得※
内科専門医取得
大学院
Bコース
(専門医及び
学位取得)
大学院3年目入学
初期臨床研修
(大学/関連病院)
大学/関連病院
(学会認定施設)
学位取得
臨床検査専門医取得※
内科専門医取得
※学会加入時期により異なる
はじめの一歩も更なる一歩もね!
当科はアレルギー、呼吸器、臨床検査、感染症の各分野で活発に学会や市民公開講座などの対外活動を行っており、先進的でありながら
親しみやすい研究室として他の大学からも認知されています。
研修医の時期には全般的な知識と技術の習得のみに眼がいきがちですが、医師として深い造詣を持つには学問として医学をとらえる
時期が必要であると考えます。その学問の入り口として臨床検査医学は最適ではないでしょうか ?
私たちと一緒に仕事をしてみませんか ?
(研修医・元研修医の感想など)
・臨検にきて本当に良かった。心技体ともに充実しています。明るい未来を信じて夢を持って毎日をおくれることが何より幸せです。
おススメです(MT)
!
・入局して臨床検査の奥深さ、多様さ、選択肢の多さが分かりはじめました。これからどのようなライフスタイルにしようかと考えて
います。これから益々楽しみです。
(HK)
・講座の先生の指導も含め、研究環境が本当に素晴らしいと感じています。発見と創造を生み出せるクリエイティブな教室です。
(MI)
・専門医療だけでなく、地域医療の重要性についても発見する事ができました。
(YK)
臨床検査専門医プログラム
○臨床検査医学…1名、
血液内科…1名、
腎臓内科…1名、消化器内科…1名
○これまでの医局員の出身大学…弘前大学、
秋田大学、東北大学、京都大学、岡山大学など
○出身高校…札幌南高校
(北海道)
、
秋田高校
(秋田)、水戸一高 (茨城)、三条高校(新潟)、帯広柏葉高校(北海道)
5年目
大学/関連病院
(学会認定施設)
日本臨床検査医学会認定研修病院
●指導担当医師数と出身大学・出身高校
4年目
グローバル化の紹介
国内学会だけでなく、国際学会へも積極的に参加してもらいます。秋田県外では基本的臨床技能の習得のため、住友病院(大阪)、帝京大
学医学部附属病院(東京)などで研修を行っています。プログラム参加後は、群馬県立小児医療センター(小児科)、弘前大学(臨床検査医
学)、関西医科大学(耳鼻科)、慈恵医科大学(耳鼻科)、昭和大学(腫瘍内科)、九州大学(皮膚科)をはじめ、歯科、精神科、内科、アレルギー診
療など、多彩な進路で活躍しています。
これまでの海外留学実績は、ハーバード大学 (米国)、パスツール研究所 (フランス・リール)、インペリアルカレッジ (英国)、カリフォル
ニア大学デイビス校(米国)、シンシナティ大学小児病院(米国)があります。
専門医育成コースの特徴
日本臨床検査医学会は基本領域学会の一つであり、県内で臨床検査専門医を取得するコースを設定しているのは、現在のところ当科の
みです。臨床検査に従事する検査医の存在は、教育病院や基幹病院にとって、その病院の診療・教育・研究に貢献ができます。さらに、
検査医は診療報酬の面から病院経営にも大きく貢献することができます(検体検査管理加算料)。仕事は比較的フレキシブルな勤務体制を
取れる場合が多く、共働き家庭の方にも魅力的だと思います。
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