呼吸器外科専門医プログラム

呼吸器外科専門医プログラム
食道外科専門医プログラム
乳腺・甲状腺外科専門医プログラム
器外科、食道外科、乳腺甲状腺外科)を決めることになります。5∼6年目からは大学院生は学位取得のために大学にて研究中心の研修を行い、同
時に各自の専門領域の症例も経験し、学位取得と各種専門医取得を目指します。この期間は学会発表や論文執筆の経験を積む上で重要な時期
であり、これらの業績は専門医取得にも必須であることから、積極的な学会参加および論文執筆が望まれます。卒後7年目以降に学会発表、論文
の業績が十分であれば各種専門医の試験申請が可能になります。
専門医取得後は各自の希望により、海外留学や指導医(専門医の上の資格)を取得するまで研究、診療で様々な道が選択できるようにこのプログ
ラムは整備されています。
医学部卒後年数
教 授
南谷 佳弘
4年目
5年目
6年目
7年目
8年目
大学/関連病院
(学会認定施設)
外科専門医取得
大学院
Bコース
(専門医及び
学位取得)
卒後臨床研修
社会人大学院
3年目入学
学位取得
外科専門医取得
大学院
卒後臨床研修
社会人大学院
4年目入学
大学/関連病院
(学会認定施設)
外科専門医取得
学位取得
●各種学会認定専門医数
日本外科学会専門医:9名、
日本呼吸器外科学会専門医:3名、日本消化器外科学会専門医:2名、日本食道学会食道外科専門医:1名
日本食道学会食道科認定医:2名、
日本乳癌学会乳腺認定医:2名
●各種学会認定指導医数
日本外科学会指導医:3名、
日本胸部外科学会指導医:2名、日本消化器外科学会指導医:1名
●指導担当医師数と出身大学・出身高校
○指導担当医数…9名
○出身大学…秋田大学、
鹿児島大学
○出身高校…秋田高校、
横手高校、
大曲高校、
本荘高校、広尾高校(東京)、三鷹高校(東京)
●主な関連病院
呼吸器外科修練病院:秋田組合総合病院、
秋田赤十字病院、中通総合病院、由利組合総合病院、仙北組合総合病院、能代山本医師会病院、
八戸市立市民病院
消化器外科修練病院:由利組合総合病院、
雄勝中央病院、平鹿総合病院、北秋田市民病院、能代山本医師会病院、市立角館総合病院
乳腺・甲状腺修練病院:秋田組合総合病院、
秋田赤十字病院、中通総合病院、市立秋田総合病院、由利組合総合病院、雄勝中央病院
その他、県内外の病院で研修を行う
コースの概要・魅力
腫瘍制御医学系呼吸器・乳腺内分泌外科学講座は呼吸器外科、食道外科、乳腺・内分泌外科を担当しています。当コースでは地域社会から信
頼を得られるために最低限身につけておくべき知識および技術を確実に体得できるように若い医師の養成を行っています。具体的には日本外科学
会外科専門医を5年目で確実に取得できるプログラムを組んでいます。さらに外科専門医取得後に①呼吸器外科、②消化器外科(食道外科)、③
乳腺内分泌外科から一つを選び、呼吸器外科専門医、消化器外科専門医、乳腺専門医のいずれかを7年目以降に取得することを目指します。また、
学位取得のために大学院に入学し、研究および論文執筆を外科修練と同時に行うコースも可能です。今はいくら執刀医として手術経験を積んで
も、それだけでは何の資格(各種専門医、学位)も取れない時代です。研究、学会発表、論文執筆が必須です。これらの経験をバランスよく積んでも
らえるように大学病院と関連病院でローテートします。
専門医育成コースの特徴
当コースでは全員一定の専門医育成プログラムを提示するのではなく、各自の修練の到達度に応じて随時修練内容の修正を行い、確実に専門
医を取得できるように指導をしています。専門医取得に必要な学術的実績(学会発表、論文)を積むために、学位の取得も含めて各専門領域での
臨床研究能力の養成に重点を置いています。また修練医一人ひとりに対して、きめ細やかな指導を行うために講師以上のメンターを指定していま
す。
各メンターは学位取得と各種専門医取得まで修練医の将来の希望を考慮しながら一貫した指導を行っています。
専門医育成コースの概略(図の説明)
1∼2年目の卒後臨床研修を終えた後、3∼4年目は大学もしくは関連病院で呼吸器外科および一般外科の研修を行い、日本外科学会外科専門
医取得に必要な症例を経験します。どのコースを選択した場合でも外科専門医認定基準をクリアできるカリキュラムであり、卒後5年以降に外科専
門医取得できます。またこの時点で大学院入学を希望する場合はBまたはCコースを選択することになり、
4年目終了時には各自の専門領域(呼吸
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各コース責任者から一言
呼吸器外科専門医コース
当コースの指導医は各修練施設の責任者も含めて、皆仲がいいです。診療中・手術中も真剣なまなざしの中に笑顔が絶えません。実際、いっしょ
に仕事をしているととても楽しいこと、これが当コースの魅力です。しかしただ楽しいだけではありません。修練の質に関しては保障つきです。皆さ
んといっしょに秋田県の呼吸器外科を担っていきたいと思っていますので、興味のある方は是非いっしょにやりましょう。
消化器外科専門医(食道)コース
食道癌手術操作は頸・胸・腹部と広範囲にわたり、下咽頭から結腸に至る全消化管を取り扱います。また食道癌リンパ節郭清の主体が気管・気
管支周囲が中心であることから気道管理に、食道癌手術侵襲の大きさから外科総論に精通することが要求されます。当コースでは食道外科を中
心とした消化管手術に精通した専門医育成を行っています。秋田大学病院の食道外科の食道癌手術症例数は東北地方屈指であり、充実した修
練が行えると自負しています。オールラウンドで、どんな患者さんにも対応できる外科医を志す兵(つわもの)諸君、
君達を待っています。
乳腺専門医コース
乳腺専門医にはなりたいが、外科専門医取得の修練は行いたくないという声を女子医学生や女性研修医からよく聞きます。確かに現時点では
乳腺専門医を取得するには外科専門医の取得が必須です。しかし乳癌学会でもこの問題は十分認識しており、将来的には外科専門医が不要にな
る可能性が高いようです。これは女性医師の増加と乳腺疾患に対する女性医師の役割、需要の増加が見込まれるからです。現在当コースでも2名
の女性医師が専門医取得に向けがんばっております。まだまだ秋田県では乳腺専門医は少なく、専門医でない医師が治療を行っております。また
各乳腺専門施設はパンク状態です。就職先もまだまだたくさんあります。皆様、特に女性研修医・女子医学生が来られることをスタッフ一同心から
お待ちしております。
グローバル化の紹介
呼吸器外科専門医プログラム、食道外科専門医プログラム、乳腺・甲状腺外科専門医プログラム
Cコース
(専門医及び
学位取得)
大学/関連病院
(学会認定施設)
各種専門医取得
専門医、
指導医、出身地、施設認定、
関連施設
卒後臨床研修
3年目
各種専門医取得
胸部外科学講座
Aコース
(専門医取得)
2年目
各種専門医取得
研修実施責任者
●問い合わせ先
担当者/佐藤 雄亮
TEL.018-884-6132 FAX.018-836-2615
E-mail. [email protected]
HP. http:///www.med.akita-u.ac.jp/~geka2/
1年目
当科ではこれまで多数の海外留学者を輩出してきました。下記のとおりほとんどが米国留学で期間は2年間
です。留学中に、基礎研究と論文執筆を主に行いますが、それだけではなく、幅広い人脈をつくること、国際的
な感覚を養うこと、そして海外生活を満喫することができます。2年間日本語が通じないところに住む、というこ
とは短期間の旅行と違い、楽しいことだけではなくさまざまなトラブルが必ず起こります。しかし、それを乗り越
えることも含めて、日本にいては絶対に経験できない貴重な経験をすることができますし、大きな自信に繋がり
ます。留学は本人だけではなく、一緒に行った家族にとっても、その後の人生に必ず大きなプラスになります。
当科は海外から研修に来ている医学部生を積極的に受け入れています。海外からの医学部生と秋田大学医
学部生が一緒にさまざまなイベントに参加してもらうことにより、海外に人脈を広げることの楽しさ、そして英語
の大切さを感じてもらっています。
国際学会にも積極的に参加しています。国際肺癌学会、国際センチネル学会、国際食道疾患学会、国際乳癌学会など各分野で毎年、世界各地
で開催されています。これらの学会に参加し発表を行うことで経験を積み、また見聞を広めています。
留学先一覧
コロンビア大学(米国ニューヨーク州)
南カリフォルニア大学(米国カリフォルニア州)
メリーランド大学(米国メリーランド州)
ハーバード大学(米国マサチューセッツ州)
ペンシルベニア州立大学(米国ペンシルベニア州)
リオン大学(フランス)
ジョン・ウェイン癌研究所(米国カリフォルニア州)
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