調査レポート Informatica PowerCenter Express 小規模プロジェクトに最適な データ統合 1 はじめに 業務部門や小規模企業、独立系開発企業などの組織は、これまで長い 間、セルフサービス方式のデータ統合ソフトウェア製品を利用できる機会 がありませんでした。 しかし、こうした小規模なデータ統合プロジェクトは、新しいビジネスイン サイトの創造や独創的なアイデアの活性化、さらには新しい市場参入の チャンスにつながることが多いことから、これを見逃すのは大きな機会 損失です。 また、IT 部門にもあまり重要視されていないことが多いです。 たとえその 存在は知られていても、リソースやスケジュールの点で、常に大型プロ ジェクトに負けてしまいます。 では、小規模なプロジェクトにどう対応すればよいのでしょうか？ 手作業でコーディングしてデータ統合要件を満たそうとするのが典型的で す。しかし、こうしたアプローチには落とし穴があることは周知の事実です。 手作業でコーディングすると、拡張性がなく、トラブルシューティングも困難 で、一貫性がなく、メンテナンスも困難で、納期までに完了することはほと んどありません。 そこで、適切なサイズのツールと機能を、適切なユーザーに提供し、小規 模データ統合プロジェクトをセルフサービスで管理できるようにすることが、 俊敏化と差別化を支える上で重要になります。 調査レポート Informatica PowerCenter Express 調査レポートは、PowerCenter Express を初めて利用したユーザーのエクスペリエンスとインサイト について考察します。 今回の調査にご協力いただいた参加者の自発的な意見が多数ありま したが、本レポートでは、そのいくつかを取り上げています。 また本レポートの末尾に、PowerCenter Express の概要と関連資料へ のリンクを記載していますのでご利用ください。 Informatica Marketplace からソフトウェア製品をダウンロードし、本調 査にご協力いただいた PowerCenter Express ユーザーに、心より感 謝の意を表します。 10 人中 9 人が PowerCenter Express を推薦 Informatica PowerCenter Express 調査は、TechValidate が実施しました。 PowerCenter Express を選ぶ理由 どんなソフトウェア製品であっても、誰かが新しい製品をダウンロードして 使っていると、まず多くの人が疑問に思うのは、「なぜダウンロードしようと 思ったのか」、そして「何のために使うつもりなのか」ということです。 他の 人がその製品をどう使っているのかを知りたいのです。 56% テスト、プロトタイプ の作成、実証目的 で使用 共通して見られるのは、新しいイニシアチブやプロジェクトをテストするた めのサンドボックス環境を別途構築したいという導入シナリオです。 PowerCenter Express で開発したものは、Informatica PowerCenter Enterprise や Informatica Cloud 環境に簡単に移行できます。 つまり、 運用環境に影響しない環境で、新しいアイデアを自由にテスト・評価し、 確証した上で日常業務オペレーションへ簡単に移行するということが 可能になります。 その他に、よく見られる導入シナリオは、業務部門や小規模組織、個人 ユーザーが、ほとんどセットアップに時間をかけずに低コストでデータ統 合できる製品を探している場合です。 PowerCenter Express の Personal Edition は、パワフルなエンター プライズ クラスのデータ統合ソフトウェア製品を、最適なサイズで無料で 使えて、わずか数分で稼働することができます。 デ ータソースのタイプ 最 も一般的なデータソースタイプは、フラットファイルやリレーショナル データベースなどです。 ほとんどの組織は従来、大量のデータをこうし たソースに保存してきたからです。 87% がフラット ファイル P owerCenter Express は、ソーシャルメディアに標準対応しており、 Facebook、Twitter、LinkedIn からの顧客データを組み合わせて、既存の データソースと統合することが可能です。 ソーシャルメディアのデータソースはあまり使用されていないという調査結 果になっていますが、今後ユーザーがデータソースを分析する方法が増え るにつれて、この割合は大幅に増加すると思われます。 たとえば、米国人の 47% が、購入の決断に最も影響を受けるサイトに Facebook を挙げています。 ソーシャルメディアが顧客の購買行動にどのように影響しているかを把握 するには、ソーシャルデータを既存のデータソースと統合することで全体像 をつかむ必要があります。これは、小規模プロジェクトでも同じことです。 データソースの数 小規模プロジェクトの場合、統合するデータソースの数が少ない傾向があ ります。しかし、取り扱っているデータは、大規模データ統合プロジェクトと 同じく重要です。 83% データソース の数が 1～5 小規模プロジェクトは、特定または個別のニーズを満たすのに非常に有効 ですが、それだけではありません。その成功が積み重なって大きくなるか らです。 今後、PowerCenter Express などの製品をより多くの機会に、より革新的 な方法で活用しようと考える企業が増えてくれば、小規模プロジェクトが 利用するデータソースの数も増えていきます。 PowerCenter Express で開発したものは、インフォマティカのデータ統合製 品とインフォマティカのプラットフォーム間で移植可能です。また本プラット フォームには、世界初で唯一の組み込み可能な仮想データマシン Vibe も 含まれています。 Vibe は、導入から開発を抽象化することができます。 導入アーキテクチャ に縛られずに、開発者は安心して統合ロジックに集中し、オンプレミス、ク ラウド、Hadoop などのさまざまな環境に実装することができます。 日 次処理されるデータレコード P owerCenter Express ユーザーに、1 日に処理するデータレコードの 平均件数について質問しました。 77% 平均 200,000 件以下 これは、PowerCenter Express のユースケースとしては一般的であり、 小規模プロジェクトや概念の実証 (POC) を目的とするには最適です。 また、この容量を十分に処理できる能力があります（大容量に増加する 間）。 興味深いことに、回答者の 23% が PowerCenter Express を使用して、 1 日 200,000 件を超えるデータレコードを処理しています。 これは、PowerCenter Express の 1 つのインスタンスで、年間平均 7,300 万件を超えるデータ記録を処理している計算になります。 企業のデータ取得能力が向上し、読み込みたいデータが増加するにつ れ、あらゆる組織が大容量のデータを処理し、より的確なビジネスイン サイトを得たいと考えるようになるでしょう。例えるなら、小さなドングリか ら大きな木が育つようなものです。 ビジネスでのユースケース IT 部門は、業務部門にデータ統合サービスを提供するのが仕事ですが、 小規模プロジェクトとなると、希望納期を守るのが難しいという問題があり ます。 47% 社内 IT に 使用 PowerCenter Express なら、IT 部門により多くの選択肢を提供できます。 • 開発者は、より少ないコンピューティング リソースで、データ統合 プロジェクトのテスト、検証、プロトタイプ作成を実行できます。 • PowerCenter Express は、業務部門が直接利用できるため、各部門が 主導で、小規模データ統合プロジェクトを実行できます。 • また、Informatica Vibe を活用すれば、再コーディングする必要がなく、 全社の運用環境に使われているロジックを、部門レベルの開発向けに 最適化できます。 このように選択の幅が広がることで、希望納期に間に合うように、開発期 間を短縮できます。 業務部門は、必要なことを自部門で行えるようになる ことで、データ統合ロジックの作業にフォーカスし、一方で IT 部門は拡張 性と信頼性の確保に注力できます。 これは明らかに、両部門にとって メリットになります。 プ ロジェクトの迅速化 調 査回答者に、PowerCenter Express を使用した結果、プロジェクトがどの 程度迅速化されたか質問しました。 60% がプロジェクトを 25% 以上改善 プロジェクトの 25% が改善されれば、プロジェクト期間の短縮に大いに貢献 します。 開発者は、要件対応を再利用することで作業を効率化してより良い 最終結果を出せるようになり、プロジェクト期間全体を通して改善効果を高 めることができます。 以下は、PowerCenter Express に搭載されている生産性向上のための機能 の一部です: • • • • ドラッグアンドドロップのグラフィカル インターフェイス トレーニング用ビデオを事前に用意 クイック スタート テンプレート ヒント集 データ統合要件をすばやく作成し、新規プロジェクトと開発を共有し、既存の 開発を再利用できるように開発者をサポートする機能です。 特 徴的な機能 調 査回答者に、PowerCenter Express の 5 つの機能について、類似製品 と比較して、「特徴がない」から「非常に特徴的」の間で評価をしてもらうよう に依頼しました。 常に「特徴的」以 上の評価 ダ ウンロード可能なソフトウェアは、すばやくインストールできまることが求め られます。PowerCenter Express は、10 分でダウンロードしてインストール 可能です。 PowerCenter Express は、使いやすさ、パフォーマンス、総合的な価値に加 えて、「プロファイリング機能」が搭載されているという特徴があります。 データ統合ソフトウェア製品に「プロファイリング機能」が搭載されていること は、追加でソフトウェア製品を購入する必要がなく、開発者が同じインター フェイスからデータソースをプロファイリングできるので、非常に価値があり ます。 データソースのプロファイリングは、プロジェクトの規模を問わず、あらゆる データ統合プロジェクトの出発点となります。 データの構造とコンテキストを 理解することで、開発者は初回プロジェクトから成功できるようになります。 P owerCenter Express PowerCenter Express は、小さく始めて、フットプリントも小さく稼働でき る入門レベルのデータ統合ソフトウェア製品です。また、数多くの標準 機能を用意しており、データ量の増加に合わせて拡張することができま す。 今なら、業務部門、小規模組織、SOHO 開発者が使える最適なサイズ のデータ統合ソフトウェア製品を手に入れられます。 PowerCenter Express、Personal Edition は、処理データ量の 少ない個人ユーザーや小規模プロジェクト向けに設計されています。 本エディションは、どなたでも無料で使用できます。 Personal Professional Edition Edition データ統合の設計と開発 ○ ○ データプロファイリング カラムプロファイリング カラムプロファイリング ユーザー数 1 関 連リンク 同時実行ジョブ 250K (1 日あたり) 1 1 リレーショナル、FF、XML、非 リレーショナル、FF、XML、非 構造化、ソーシャルメディア 構造化、ソーシャルメディア 中央管理と監視 ○ ○ サポート メッセージボード 価格 無料 メッセージボードおよび I nformatica Marketplace I nformatica Vibe、仮想データマシン 無制限 接続性 P owerCenter Express のダウンロード P owerCenter Express Web ページ (サーバーあたり) 共有リポジトリ 行数 PowerCenter Express、Professional Edition は、処理データ 量無制限で、同じシステムリソースを共有する最大 5 人の開発者が利 用できます。本エディションを使用するには、年間のユーザー サブスク リプション料金が必要です。 5 ユーザー Web での個別対応 ユーザーあたり年間 8,000 ドル
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